さしあたって
さしあたって(副詞。英:for the present)、その記事に貼りつけられてしまったピンクでキッチュなバカでかシールをどうにかしなくてはなるまい。さて、どうしたらいいだろうか……
概要[編集]
さしあたってあまり興味の湧かないネタかも知れないが、さしあたって雨に濡れながら震えているかわいそうな仔猫たちを、このままハフィング処分にしてしまうのもさしあたって気が引ける。「さしあたって救わなければなるまい」……どうしたことだろう、いつもだったらさしあたって早々に見捨ててしまうであろうこの私だが、今回に限ってはなぜかそうはできなかった……仕方ない、乗りかかった船だ。さしあたってこの仔猫を引き取ろう。さぁおいで、もう大丈夫だからね。さしあたって何にも怖い事はないからね……
手引書[編集]
いざ飼うことに決めて、晴れて今日から我が家の家族となった仔猫ちゃんであるが、実際に拾ってきた仔猫というものは何かと過敏になっており、その保護と飼育には少しばかり要領を心得ておく必要がある。そこで初心者でも簡単に仔猫を育て上げられるように、ある偽善団体の出版した書籍を紹介する。
- 『バカバカしい仔猫の飼育法』(著)ヴィクトール・ロメオ・ネコスキー(訳)にくきぅ 巍然社(2006/7/13) ISBN-141421356800
- 『かわいい仔猫の成長過程』(著)ヴィクトール・ロメオ・ネコスキー(訳)にくきぅ 巍然社(2006/7/22) ISBN-141521356801
- 『すくすく仔猫の育て方』(著)ヴィクトール・ロメオ・ネコスキー(訳)にくきぅ 巍然社(2006/7/15) ISBN-141621356802
- 『仔猫もいろいろ考える』(著)ヴィクトール・ロメオ・ネコスキー(訳)にくきぅ 巍然社(2006/12/31) ISBN-142421356803
- 『愛嬌たっぷり! 満喫ねこライフ』(著)ロマノフ・タィラント・ネトリスキー(訳)にくきぅ 巍然社(2008/10/25) ISBN-161421356804
〜 さしあたって について、荘子
〜 さしあたって について、孔子
記事を読み返す[編集]
さて、この子を引き取った以上、キャット・ザ・クオリティとは言わなくても、最低限の面倒は見なくてはなるまい。そのためにはまず、この子がどんな状態なのか、についてよく知っておく必要がある。もしかしたらユーモアや風刺が欠けてはいないか、悪意や害意のカタマリとなってはいないか、内輪ネタばかりで盛り上がってはいないか、人サマが読むことをまったく意識していない状態ではないか、面白くない事柄についてグダグダと並べ立ててばかりではないか、あるいはそもそも別の何か(たとえばイヌ)と勘違いしてはいないか。……もしそれらのクセ(他にも色々なクセがあるが、ここでは割愛する)を見つけたら、やさしくお風呂に入れてから丁寧にブラッシングし、心温まる言葉をかけてあげよう。そしてすっかりキレイになった仔猫を見直すと、きっとミルクと愛情をたっぷり与えて育て上げるに値するネタが、一つくらいは心のどこかにひっかかる筈である。が、しかしもし、そこまでしても何をどうしても何一つとして引っかからず、引っ掻かれず、どうしても可愛がってあげることができない、どうしようもないというそんな時はどうするか……? 救いようのない命は、再び寒空の下に放り出すよりも、いっそトドメを刺してやる、というのも一つの選択肢であり、真実の愛と言えるのではないだろうか。
ネタを膨らます[編集]
ともあれ、面倒を見てやることに決めたなら、まずはじっくり観察した仔猫からどこか一点(それは一点でいいし、一点で十分であり、二点以上では多すぎる)、とっかかりになりそうなチャーミングポイントを見つける。たとえばそうだ、この記事をそのまんまの定義ではなく、かの悪魔の辞典よろしく穿った見方、ひねり方をしてみる。誰も見向きもしない、どこにでもあるような日用雑貨を、古代魔法の呪具に仕立て上げてみたり、男の子なら誰でもあこがれた歴史的な英雄を、過激な芸風のコメディアンに仕立て上げてみたり、女の子なら誰でもあこがれたおとぎ話のヒロイン達を、悪役プロレスラーに仕立て上げてみたり、あるいは聖人君子を希代の詐欺師にしてみたり、横暴な独裁者を慈悲あふれる救世主にしてみるのも一興である……が、やり過ぎは禁物であり、伏線を広げ過ぎると回収できなくなるのでネタは一つに絞るのが無難であり、他に思いついた素晴らしいネタは、別の記事として(もしそれが短すぎるなら、あの辞書にでも)執筆し、育ててあげるといいかも知れない。
辻褄を合わせる[編集]
いくら愉快なネタが見つかり、十分な発酵時間をおいたからと言って、思いついたネタをすべて注ぎ込んでしまったら、その気持ちも分からなくはないが、それは仔猫ではなくもはやキメラ(合成獣)であり、記事はゲシュタルト崩壊を起こしてしまうかも知れない。起こさないかも知れないが、99%の確率でまず間違いなく「支離滅裂」という評価は免れないだろう。そこで、記事の毛並みを全体的に見直し、ひとつの物語としての流れを作るのがセオリーというか安全策である。いくら面白くても記事に必要ない贅肉は削り落し、足りない部分の肉はキャットフードを与えて補う。そして物語舞台の背景を作り上げ、その世界観に前提を与え、詳しくかつくどくない程度の設定を加えることでストーリーは生き生きと動き出すかも知れない。動き出さなかったら、ひょっとしてあなたの与えたキャットフードが仔猫の口に合わないのか、あるいはキャットフードの与えすぎによって肥満になってしまったせいかも知れないが、いずれにせよ自己責任である。
また読み返す[編集]
さて、ここまで丹念に面倒を見れば、普通であれば猫-トースト装置の動力源として最低限のクオリティは満たせるようになると思うが、ここでご近所さまに「この子がウチのねこちゃんです」と紹介する前に、キチンと躾ができているかどうか、念入りにチェックする方がいいかも知れない。粗相するようなことはないか、張ったままの伏線が未回収になってはいないか、読んでいて頭と尻尾がねじれてきたりはしないか、もう一度、むしろ何度でも納得が行くまで読み返し、粗が見つかったなら当然のごとくそれらを修正するべきである。自分では最高の仕上がりのつもりでも、他人の眼というのは往々にして視点も角度も異なり、そして(必要以上に)鋭いものであり、用心に関して「し過ぎ」という言葉はないのである。ちなみに、この節は156回ほど読み返すことを推奨するが、1度読めば十分(1=2=156)でもある。
お披露目[編集]
かくして推敲には推敲を、加筆には加筆を重ねた挙句、仔猫の顔を見るのも嫌になるくらいに見直して、もう自分ではこれ以上不具合を発見できないと確信したら、いよいよご近所さまがたへのお披露目である。そしてその反応には色々なものが想定されるが、1)無視する者、2)ボロクソに貶す者、3)その無駄な努力だけはねぎらってくれる者、4)そっとシールを剥がしてくれる者、5)あろうことか仔猫に更なるチョメチョメをし、一生残る傷痕を通り越して別の生き物に改造してしまう者……などがある。しかし、この過酷な世界で生きていく以上、仔猫だっていつまでもかわいい仔猫のままでいられる筈もなく、純情可憐な少女は乙女からビッチへと華麗に変貌するように、あらゆる変化を受け容れ、それらを自分の血肉すなわち経験とした上でそれを楽しんでみせるくらいの図々しさこそ、世界で一番可愛いうちのねこちゃんに授けるべき真の「生きる力」なのである。
〜 さしあたって について、編集画面
しかし、[編集]
さしあたってとはあくまでもさしあたってであって、即ち応急処置またはその場しのぎでしかなく、さしあたってのやっつけ仕事で問題が根本的に解決する事はまれであり、さしあたって仔猫を一時的にハフィング処分から救済することはできたとしても、その本格的な自立を支援する事は非常に困難を伴いまったく面倒なことなのである。単なる同情や憐憫で仔猫に救いの手を差し伸べる偽善者ごっこも結構だが、一度その手を差し出した以上は最後(あるいは最期)までその行方を見届けなければならないのが、さしあたって救済者に求められる覚悟なのである……が、もしかしたらさしあたって延命している内に、ひょっとしたら他の誰かが救ってくれるかも知れないので、その辺りはあまり深刻に考えなくてもさしあたっては大丈夫かも知れない。さしあたってのアドバイスとしては「さしあたってあまり気にしなくていいのではないか」というのがさしあたって無難なところではあるが、所詮はさしあたっての気休めである。
〜 さしあたって について、ドリス・デイ
それでもダメな場合[編集]
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この節を作成した奴は中身を書く気が無い。なんてことだ! どなたかユーモアとお時間のある方精一杯頑張ってください。 m(_ _)m ごめんなさい(Portal:スタブ) |
……って、それは禁則事項であるとともに根本的な解決にならないのは前述の通りであり、この場合の選択肢は以下の2つに限られてしまう。
- 諦める。 → もうこの仔猫はどうにも育て切れない。もはや神の手にその命をゆだねる外になすべきことはない。
- 悪あがきする。 → まだ手はある。信じる限り希望は絶えず、求める限り救いは残されている。これからその手段を追究しなくてはならない。
ユーモアというユーモアを最後の一滴までも絞りつくし、注げる限りの愛を注ぎ込んで、もはや刀は折れて矢も尽きてしまった……そんな時に有効な、イタチの最後っp切り札となるお守りがある。
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人は一人で生きていけるほど強くはなく、一人の知恵というのはいくらひねり出そうとしたところで限度がある。そこで三人寄れば文殊の知恵、この広い世界で活躍している先人たちや君の友達、場合によっては強敵と書いて「とも」と読む連中なんかにも広く意見を求める、その意志表明がこの{{意見募集}}なのである。
- が、使用に際して注意すべき点がないとも言えない。
- お守りはあくまでお守りでしかなく、華麗にスルーされてしまう可能性があること。
- あふれんばかりに注ぎ込んだあなたの愛を「助長(本来の意味において)=ネタ殺しでしかない」など、バッサリ切り捨てられてしまう可能性があること。
- あくまでも求めるのは意見であって加筆ではなく(もちろん大歓迎だろうが強制はできない)、仔猫の救済を他人任せにできる免罪符ではないこと。協力・協調は大切だが、最後の決め手は自分の意思なのである。
- ここまでやっても結局消されてしまった場合、恨むなら神様か自分にとどめること。
で、[編集]
さしあたって、お宅のねこちゃんは預かった。返してほしくbうわなにをするやめr……