ふるさと不足

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ふるさと不足(-ぶそく、Lost Hometown syndrome)とは、故郷に帰りたくても帰れない人々の禁断症状であり、魂の叫びである。

概要[編集]

木の股から生まれでもしたならいざ知らず、人間なら誰でも産んだ親が(その生死はともあれ)いるものであり、生まれた土地が(なくなっているかも知れないが)あるものである。中世以前であれば、生まれた土地で一生涯を過ごす者も少なくなかっただろうが、流通と産業が高度な発展を遂げた昨今、多くの若者は立身出世を夢見て文化の華も爛漫に咲き乱れる都心へと旅立って行くものである。そして千載一遇のチャンスをつかみ、みごと夢を叶えて栄光と称賛に包まれる者、幾多の挑戦に敗れ去り、またはみすみす好機を逸してしまったがために夢破れて山河なし、ガード下をうろつき回ってその日の糊口をしのぐ者、その結末は千変万化にわたるのである。成功者は見事その手中に収めたその栄光と称賛を胸に、意気揚揚・威風堂々と故郷へ帰ればいい。しかし「一将功成りて万骨枯る」のとおり、一握りの成功者の陰には無数の失敗者がその糧とされているのが世のならいであり、その無数の失敗者たちはさまざまな葛藤から故郷に帰りたくても帰れないのである。兄弟姉妹、そして同郷の友人たちが次々と成功をおさめ、あるいは夢を諦めて新しいパートナーとそれぞれ平和と安息に満たされた家庭を築き上げる中、あなたは親類縁者から、こんな連絡を貰うのである。

  1. 「そう言えばXXXXX君は先月結婚したってよ。ところであなた君はどうなの? ガールフレンドくらいはいるんでしょうね?」
  2. 「そう言えばXXXXXさん、もう2人目の子供を産んだんですって。あなたちゃんはどうなの? 早く孫を抱きたいわぁ……」
  3. 「そう言えばXXXXX君って、あの若さでもう課長になったんですって。まぁ、あなた君はマイペースだからねぇ……」
  4. 「そう言えばXXXXXさん、あの若さで起業したんですってね。あなたちゃんももう少し、野心を持って生きた方が……」
  5. 「もうあなた君だって、いつまでも若くはないのよ?」
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……っ!」
親類縁者のお小言 について、あなた

まったく大きなお世話以外の何者でもないのであるが、これらの「まだ~(適切な言葉を入れよ)~なのか」「まだ~(適切な言葉を入れよ)~していないのか」というアドバイスはまったく何の役にも立たないばかりか、相手の心身を蝕む効果しかないことについて、アドバイスをしている(つもりの)連中からすればそんなことはどうでもいい話であり、ただ弱い立場にいる人間を肴(ダシ)にして話を弾ませるための無意味なたわごとでしかなく、結局は自己満足でしかないのである。そして無駄に傷つけられた心を抱えながら、それを癒すための心の拠りどころとなる「故郷へ帰る」という選択肢すら徐々に敬遠してしまうようになって孤独に苛まれた挙げ句、結局は自殺という安易にして究極の解決策に走ってしまうのである。日本人の自殺率が年に約30,000人にも及ぶのは、このいかんともしがたい百年の孤独が精神的要因として大きく影響している[不要出典]と言われている。

治療[編集]

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ふるさと不足を解消するためには、大きく分けて2つの方法がある。

  1. とことんまで故郷にひたり、満喫する。
  2. とことんまで故郷を断絶し、新しい故郷を作る。

故郷を満喫する解消法[編集]

「水島、一緒に日本へ帰ろう!」
ふるさと不足 について、戦友たち
故郷に実際帰るのもいいが、それが出来ない場合においては故郷を思い出させるモノで、五感(味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚)すべてを満たすためにあらゆるアプローチを試みる必要がある。たとえば土地の名産品(食べ物飲み物嗜好品)やかつて親しんだ作品(、絵画、写真、彫刻、音楽、映画、漫画)、その他思い出の品(卒業アルバム手紙など)もろもろで身辺を埋め尽くし、時間も見栄も世間体も一切気にすることなく没頭し、骨の髄まで故郷を満喫することで禊(みそぎ)を行い、精神的に故郷を卒業することでふるさと不足を解消する。この方法は治療効果の浸透程度に個人差があり、再実施する必要が生じることも多いが、その都度行えばいい話であり、さしあたって早まった結論を先延ばしにする一定の効果が立証[不要出典]されている。

故郷を断絶する解消法[編集]

「すみませんが、私は、帰れません。」
ふるさと不足 について、水島上等兵
こちらは逆に故郷を一切断絶し、ひたすら自身の成功のために邁進する方法であり、退路を断って一縷の希望を見出すという文字通りの「背水の陣」であり、何度敗北の苦汁を飲まされようと捲土重来を期して力尽きるまで突き進む、まさに身命を擲って戦いに生きる修羅の道である。新しい土地、見知らぬ人々の中に殴りこんで一から自分の力だけで信頼と実績を勝ち取り、人生いたるところ青山あり、男一匹どこへ行こうとお天道様と米の飯はついて回らぁ、と覚悟して自らを立て直し、故郷にとらわれている自分を克服する治療法である。また、故郷を克服した後は実際に故郷に堂々と帰ることも可能であり、ある意味において理想的な治療法と言える。しかし、この方法は成功率が比較的低い[不要出典]上、一歩間違えればもう二度と立ち直れないところにまで追い込まれるリスクも高く、気力および体力が充実していることがこの治療法を行う上での前提となることは言うまでもない

関連項目[編集]

「♪こころざしを はたして いつの日にか かえらん
山は青き ふるさと 水はきよき ふるさと……♪」
ふるさと不足 について、故郷 (唱歌)