ゆめが丘駅
ゆめが丘駅(ゆめがおかえき)は、神奈川県藤沢市ゆめが丘にある、相模鉄道と横浜市営地下鉄の駅である。
1999年の開業当時は、横浜市営地下鉄の駅は「下飯田駅(しもいいだえき)」と称しており、相模鉄道の駅とは別の駅として扱われていたが、2005年4月のショッピングモール「Dream (ドリーム)」の完成と同時に駅名が改められ、以降は同一の駅として扱われている。(詳細は#歴史の項を参照してほしい。)
利用可能な鉄道路線[編集]
駅構造[編集]
相模鉄道・横浜市営地下鉄とも、「Dream」内に駅舎とホームが設けられている。改札口は両社とも地上1階にあり、相模鉄道のホームは地上2階、横浜市営地下鉄のホームは地下1階である。また、両社とも有人駅であり、始発から終電まで駅員が常駐しているほか、両社とも定期券の販売などを行っている。
改札どうしは200mほど離れており、かつては乗り換えの際には、1階の連絡通路をひたすら歩かなければならなかったが、2006年に「動く歩道」が設置され、乗客の負担は大幅に軽減された。また、それぞれの駅の改札内にも、エレベータとエスカレータが設けられており、階段を使わずとも乗降や乗換えが可能である。
相模鉄道[編集]
島式ホーム1面2線をもつ。駅付近では線路が高架になっているため、ホームは「Dream」の2階に設けられている。
「Dream」の建物を外から見ると、高架の線路がそのまま建物の中を貫通しているように見えるが、実際その通りである。1999年の開業当時は、駅全体をガラス製のドームで覆うという奇抜な構造が話題となり、「関東の駅百選」にも認定されたが、「Dream」の建設に際して取り壊されてしまい、現在はその姿を見ることはできない。
1 | ■いずみ野線 | 湘南台方面 |
2 | ■いずみ野線 | いずみ野・二俣川・横浜方面 |
横浜市営地下鉄[編集]
こちらも島式ホーム1面2線をもつ。
1 | ■1号線(ブルーライン) | 湘南台方面 |
2 | ■1号線(ブルーライン) | 戸塚・上大岡・関内・横浜・新横浜・あざみ野・新百合ヶ丘方面 |
歴史[編集]
横浜県から藤沢市へ[編集]
1999年、ゆめが丘地域がまだ横浜県横浜市泉区であった頃のこと、この地に相次いで2つの駅が開業した。相模鉄道いずみ野線の「ゆめが丘」駅と、横浜市営地下鉄1号線の「下飯田」駅である。両路線とも、1つ西隣の湘南台駅への延伸・乗り入れと同時に開業したものであるが、当時はまだこの地域は下飯田町(しもいいだちょう)と呼ばれており、環状4号線が至近を通っている他は周囲には田畑と僅かな住宅しか無い、はっきりいって“田舎”であった。
相次いで、2路線もの駅が開業したことにより、下飯田町の住民の間では駅周辺の経済的発展への期待が高まった。しかし、期待が高まっただけで誰も何もせず、また、当時はまだ環状4号線も全通していなかったためか、周囲の田畑を潰して工場や商業施設にしようという企業も全く現れなかった。このため、2001年頃までは下飯田町は何も変わらなかった。横浜県のなかでは最も神奈川県に近い、言わば僻地であり、県政府がこの地域をさして重要視していなかったことも、原因のひとつであると言えるだろう。
しかし、そんな下飯田町にも転機は訪れる。2002年4月、横浜県知事に中田宏が当選すると、彼は、県の財政の健全化と、“より横浜らしい横浜県”の実現を求めて、横浜県のうち横浜らしくない田舎臭い地域の売却を始めたのである。その第1号となったのが下飯田町で、理由は「駅が2つもできて、環状4号にも面しているのに、まだ田舎のまま」という、至極もっともなものであった。また、前述のように神奈川県との県境であり、県政府の役人にとっては関心が薄かったことも、この地域の売却を後押しした。
勿論、「売却」というからには買い手が現れなければ取引が成立しないが、これに手を挙げたのが藤沢市である。藤沢市は、茅ヶ崎市を北方向から侵攻する準備段階として、長年に渡り北西方向への領土拡大を進めてきており、2002年時点においても獺郷(おそごう)付近において寒川町が気付かないうちに少しずつ西方向へと侵攻し、占領を進めていた。その一方で、横浜県の軍備の情況が不明であったため、境川の東岸へは手が出せない状態であったのだ。そこへ、境川東岸の土地を横浜県が売ってくれるという。まさに「渡りに船」である。
かくして2002年10月1日、藤沢市の市制記念日に合わせて、下飯田町は横浜県から藤沢市へと売却された。(売却の際の取引金額は明らかにされていないが、横浜県ではこの資金を横浜高速鉄道みなとみらい21線の建設費の足しにしたと言われている。) 但し、この際に、横浜市営地下鉄の下飯田町部分の運営については、湘南台駅付近と同様に横浜市交通局が引き続き行うこととされた。
綾瀬市には、負けない[編集]
2004年春、神奈川県や横浜県において、「綾瀬市に郊外型の大型ショッピングセンターができるらしい」との噂が広まった。これは、現在の「綾瀬タウンヒルズ」のことであり、綾瀬市役所の跡地をそのまま再利用するものであったが、これに藤沢市北部の商業者たちは大きな懸念を抱いた。当時の藤沢市北部には、核となる大きな商業施設はイトーヨーカドー湘南台店くらいしか無かったのである。このまま手をこまねいていたら客が綾瀬市に奪われてしまう。何とかして綾瀬市に対抗しなくてはならない。
そして、商業者たちはすぐに気が付いた。綾瀬市には駅が無い。しかし藤沢市には駅がある。それも、
- 2路線が利用可能
- 駅の傍を幹線道路が通っている
- しかも、駅周辺の土地はまだ殆ど田畑のままで、自由に開発できる
――という、3拍子揃った駅があるじゃないか!
商業者たちは市議会に、下飯田町地域への郊外型大型ショッピングモールの誘致や、そのための予算支出などを要求した。それ以前から市政府は、境川東岸地区の橋頭堡として下飯田町地域への軍事施設の新設を検討しており、また、綾瀬市を商業的に優位な立場に立たせることはできないという判断から、地下への軍事施設の建設と同時に行うという条件で、これらの要求はほぼ受け入れられた。かくして、下飯田町は、駅の開業から5年余りを経て、ようやく発展への道を歩み始めたのである。
綾瀬市や他の自治体に感づかれることの無いよう、土地収用や建設工事などは秘密裏に、しかし急ピッチで進められた。(なお、ゆめが丘駅から道路1本隔てると、そこはもう横浜県横浜市泉区和泉町なのだが、横浜県側はこの地域について特に何も監視を行っておらず、工事については全く気付かなかったらしい。) そして、僅か1年後の2005年4月、綾瀬タウンヒルズより1ヶ月遅れて、藤沢市北部では最大となる敷地面積約6万平方メートルの郊外型大型ショッピングモール「Dream」が完成した。また、これと同時に、地名もそれまでの「下飯田町」から現在の「ゆめが丘」に改められたほか、横浜市営地下鉄の「下飯田駅」も「ゆめが丘駅」となり、ゆめが丘は名実ともに“ゆめのある街”となった。
Dream[編集]
〜 Dream について、ムスカ
「Dream」は、その名の通り、ゆめが丘駅の「ゆめ」に因んで名付けられたものだが、しかしそれだけではない。隣接する横浜市戸塚区には2002年頃まで「横浜ドリームランド」という遊園地が存在しており、現在もその傍らには「ドリームハイツ」という団地が現存していることから、「Dream」という言葉は誰もがその意味を知っており、更にある種の郷愁をさえ抱かせるものであったのである。
「Dream」には、藤沢市北部は勿論のこと、隣接する横浜市泉区や戸塚区、あるいは環状4号を通って瀬谷区や大和市南部などからも多くの客が訪れている。
公式には「地上10階建て」と発表されているが、実際には「地上10階+地下5階建て」である。各階の構成を、建物の上方から順に記す。
- 屋上 - ミニ遊園地。
- ミニ遊園地とは言うものの、設備は充実している。特に、観覧車は、かつて横浜ドリームランドに存在した「ゆれるゴンドラ」を再現したものとなっており、これ自体がひとつの目玉となっている。
- 地上6~10階 - 住居(分譲マンション)
- 駅から徒歩0分という好立地により、入居率はきわめて高い。
- 地上1~5階 - 商業施設と駐車場
- 地下1階~地下5階
- 地下1階の一部が横浜市営地下鉄のホームや駅施設などになっている以外は、その存在は一般には公開されていない。
- 大半は軍事施設であり、来るべき横浜県侵攻に備えるためのものとなっている。但し、現時点では横浜県側はこの地域への関心が薄く、また藤沢市側も軍事的な重点は茅ヶ崎市側においているので、実際に活用されることになる可能性は低い(2021年3月現在)。主な格納兵器は、検閲により削除などである。
バス路線[編集]
「Dream」1階の一部がバスターミナルになっており、神奈川中央交通バスが多数発着している。主な行先は以下の通り。
- いずみ中央駅
- 立場駅・立場ターミナル(いずみ中央駅経由)
- 戸塚バスセンター(下和泉・原宿経由)
- 横浜駅西口(原宿・戸塚バスセンター・国道平戸・保土ヶ谷駅東口・洪福寺経由)
- 大船駅西口(下和泉・小雀経由)
- 上飯田車庫(いずみ中央駅経由)
- 湘南台駅(中和田経由)
- ドリームランド・ドリームハイツ(下和泉経由)
- 瀬谷駅(日向山・下瀬谷経由)
- 青葉台駅(瀬谷駅・十日市場駅経由)
- 急行 本厚木駅(用田・門沢橋経由)
- 急行 茅ヶ崎駅(藤沢バイパス経由)
- 急行 綾瀬車庫
- 急行 新横浜駅(横浜新道経由)
- 羽田空港(湘南台駅始発/いずみ中央駅・立場ターミナル・戸塚バスセンターに停車/羽田空港以外では降車不可)
隣の駅[編集]
- 相模鉄道
- ■いずみ野線
- ■特急
- SO-34いずみ野駅 - SO-36 ゆめが丘駅 - SO-37湘南台駅
- ■快速・■各停
- SO-35いずみ中央駅 - SO-36 ゆめが丘駅 - SO-37湘南台駅
- また、臨時列車としてそうにゃん幕を掲げ「そうにゃんライナー」と名乗りやって来る事がある。
- その場合、停車駅は、
- また、臨時列車としてそうにゃん幕を掲げ「そうにゃんライナー」と名乗りやって来る事がある。
- SO-01横浜駅orSO-10二俣川駅 - SO-36 ゆめが丘駅 - SO-37湘南台駅
- と、なっている。
- SO-35いずみ中央駅 - SO-36 ゆめが丘駅 - SO-37湘南台駅
- ■特急
- 横浜市営地下鉄
- ■横浜市営地下鉄1号線(ブルーライン)
- B01 湘南台駅 - B02 ゆめが丘駅 - B03 立場駅
めざめ・残された文字[編集]
「ちょっと唯!唯ってば!!」
「え?あ、あれ、千絵どうしてここに?零さんは!?なんで私たちこんな畑の中にいるの!?」
「なにいってんのよ、下飯田なんだから当たり前でしょ。
いったい何考えてんのよ、あんた夢でも見てたんじゃない?ほら、もうすぐ、ゆめが丘の駅が見えてくるわよ」
「え!?」
そ、それじゃ、零さんたちは… 「Dream」の建物や観覧車は…
あれは、みんなわたしの空想だったの…?
人に合わせて、器用に生きる人たちがいる。
自分をいつわらず、無器用に生きる人たちがいる。
どちらが幸せなのか、今のわたしにはわからない。
だけど…
できるものなら、たった一度でいいから、この「下飯田」という町を、ゆめいっぱいの街にしたいと思う。
「Dream」は、ただの空想だったのかも知れない。
でもわたしは信じたい、きっといつか、下飯田が輝く日が来ると。
ほら!今にも、あの角を曲がったら、賑やかな街並みが私たちを迎えてくれる気がするでしょ?
ほら!今にも!
「19‥‥年‥‥月 10日
ゆめが‥‥とよば‥‥た しもいい‥‥に かがや‥‥ひが ふた‥‥び ‥‥ると すれば ゆめいっ‥‥で やさし‥‥まちで あ‥‥ことを
‥‥こに その ね‥‥を ‥‥るし この ‥‥を あとに‥‥る
‥‥川県‥‥‥‥市」
この物語はフィクションですが、今でも2023年下期の駅前郊外型大型ショッピングモール開業にむけて、ゆめが丘駅と下飯田駅周辺を含む「泉ゆめが丘地区」の大開発が確実に進められています(2021年3月現在)。ここに登場する団体名などは実際のものとは関係ありません。
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この記事「ゆめが丘駅」は残念ながらゆめオチとなっているけどいつの日かゆめが現実になることを、ゆめ見ているじゃん。そのためにこの記事をもっとゆめいっぱいの記事にして下さる方を求めているべ。っていうかじゃん一発ネタだけで固めるの読みにくいだけだからやめて。 (Portal:スタブ) |
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この記事、「ゆめが丘駅」は、残念ながら地球温暖化によって、ゆめオチとしてすべてなくなりました。 あなたたちの1つ1つの努力で、このゆめいっぱいの記事を実現しましょう! (Portal:スタブ) |