エクストリーム・ドライビング
エクストリーム・ドライビング(Extreme Driving)とは、車の運転におけるエクストリームスポーツである。
ルール[編集]
このスポーツでは、制限時間内に車の運転でどれだけの点数を獲得できるかを競う。点数となる主なパフォーマンスを以下に示す。
- 高速走行
- とにかく速いスピードで車を走らせ、審査員にアピールする。コースにもよるが、一般道で110km、高速道路で150kmを超すと高得点である。
- かつては新東名、首都高湾岸線、第三京浜等がメッカだったが、21世紀に入り東京湾アクアラインがメインである。ちなみにエキスパートになると340kmを超える。
- 無停止走行
- 見通しの悪い交差点、踏み切り、デッドセクションなどの特定のポイントで、車を止めないようにうまく通過する事で得点が獲得できる。
- 逆車線走行
- 本来、この競技は進行方向によってコースが決められているが、決められたコースと逆の進行方向のコースを走行する事で得点を獲得できる。車の交通量の多い場所ほど高得点。エキスパートになると自動車専用道路や高速道路を逆走する。
- 非車線走行
- 本来コースではない歩道や公園などを走る。障害物が多い場所ほど高得点。走行時間によって得点が加算される。
- ポージング
- 静止のパフォーマンスによっても得点を獲得できる事がある。
- 近年では、都市部における指定地域でのポージングを特に重点的にチェックする審査員が常時配置され、人気の得点獲得スポットとなっている。
- 障害物の破壊
- 走行中には様々な障害物が道路上に現れ、競技者の妨害をする。この障害物をよけたりせずに破壊したり、倒したりすると点数を獲得できる。その後も走行を続けるとさらにボーナス点が獲得できる。
- チューンナップ
- 上に挙げたものはいずれも技術点であるが、エクストリーム・ドライビングには芸術点も存在する。例えば、車の前方と後方にへばりついている数字の書かれたカッコ悪い金属板を取り外すだけで芸術点が加算される。他にも大きな音を出して審査員にアピールしたり、車高をギリギリまで下げるなど様々な方法があり、エクストリーム・ドライビングの競技者は日夜愛車のチューンナップを怠らない。
裏技[編集]
なお、運転する前に精神を高揚させるある種の液体を飲むと一気に獲得できる点数が数倍になる。一種のドーピングであるが、特に禁止はされていない。尚、この場合のみ、エクストリーム・飲酒運転にも出場できる。
競技者のその後[編集]
エクストリーム・ドライビングの競技者は、1度でも高得点を獲得できるようになると引退してしまうことが多い。主な理由として、精神的負担が大きいということが挙げられる。また、金銭的負担から引退を余儀なくされるケースも見られる。
ポイント基準[編集]
- 障害物の破壊で障害物によって100点、200点、500点、1000点、2000点、10000点である
- 車のメンテナンスでは試合前の審査で5000点満点で採点される
- 最大瞬間速度をM[Km]、平均速度をA[Km]とした時100M+10A点が加算される
- 片輪走行4000点(一回まで)
- アルコール運転2000点
- オナラを燃料に走行5000点
- 砂漠を走る7000点
- 水辺を走る3000点
- 豆腐輸送車を振り切る250000点(店主が運転する青い車だと9999999点)
競技ライセンス[編集]
得点レベルにより競技ライセンス証書の配色や有効期限、ライセンス発行手数料は異なり、一定期間の競技の得点結果などにより競技ライセンスのランクが決定する。以下にその主な例を挙げる。
- 上級ライセンス(青色/有効期限:3年)高得点、または2回以上の得点を獲得できた優秀な競技者
- 一般ライセンス(青色/有効期限:5年)3点以下の得点を辛うじて1回獲得できた競技者
- 級外ライセンス(ウンコ色/有効期限:5年)全く得点を獲得できなかった最も成績が下位の競技者
- なめ猫ライセンス(有効期限:なめられるまで有効)猫専用競技ライセンス、猫ひろしも可
- その他(初心競技者ライセンス、高齢競技者ライセンス、など)
特筆すべき点として、競技に参加するにあたってこの競技ライセンスは必ずしも必要不可欠ではなく、むしろライセンスの無い事自体が高得点を加算されるという点がある。 また、競技ライセンスが無い場合でも得点は公式記録として認められる。
関連項目[編集]
- ドライバーズポイント - 本競技参加者のうち、特にライセンス所持者のみに対し、本競技のポイント基準とは別に発行されるポイント。獲得ポイント数に応じて様々なサービスを受けることができる。
- 名古屋走り - 名古屋で発明された、短い時間で移動できる便利で危険な運転法。
- サンデードライバー - 特に休日の場合、本競技参加者が遭遇する可能性の極めて高い、非常に危険なトラップ(障害物)。