カール大帝
カール1世は、ニサン帝国カロリング朝の第15代ニサン皇帝。スペイン語では、カルロス・ゴーン(CARLOS GHOSN)。
概略[編集]
カール1世は、ニサン帝国において、初めて日系人以外から選ばれた皇帝である。
先代皇帝の時代、執政がうまくいかなかったため、ニサン帝国は存亡の危機に陥った。その際、執政の実力を見込まれ、ブラジルから迎え入れられた皇帝がカール1世である。カール1世は非常に有能な帝であり、見事にニサン帝国を再建したが、多くの馘りを行ったため「馘首帝」と恐れられた。
名君の資質である質素さをPRするために、自分の報酬を少なくみせかけ、工場の臣民どもに自分を範として勤勉に働くよう命じていたが、それでも庶民の目からは莫大な財産で豪奢な生活を送っていたことはいうまでもない。臣民もまた同様のPRを植民地のシタウケ蛮人に向かって行っているのだろう。詳しくは後述する。
経歴[編集]
1954年にレバノン系ブラジル人の父とフランス人の母で間に生まれ、1978年にフランスのミシュラン王国で政界入りを果たす。その後ミシュラン王に即位し、エドゥアール・ミシュラン宰相と共に勢力を伸ばす。1996年にエドゥアールに王位を譲り、ルノー帝国の首相に就任する。1999年3月にニサン帝国と同盟を結び、帝国の勢力を拡大させる事に成功。2001年6月に財政難に陥ったニサン帝国の皇帝に即位し、2016年には同じく経営危機に陥ったミツビシ帝国とも同盟関係を結ぶ。
失脚へ[編集]
2017年、ニサン帝国の皇帝の座を同国将軍で日系人のヒロト・アルベルト・サイカワに譲り渡し、自らは三国同盟の首長を努めるべく太上皇として即位するが、これは彼の“ゆくゆくは三国を統合し、列強諸国を打ち負かすほどの強大な帝国を築き上げる”という野望の一端に過ぎなかったのである。しかし、2018年に入った頃から国内でも次第に三国統合の噂が立つようになり、カールを除いた帝国首脳陣にもこのことが耳に入りつつあった。危機感を抱いた将軍サイカワは、「時は今 雨がしたしる 五月かな」とどこかの武将のごとく神社で祈願した後、同年11月に軍部を総動員してクーデターを起こし、“自らの報酬を実際の半額にして報告した”などとでっち上げ、カールの逮捕に成功した。これで野望は打ち砕かれた…かと思われたのも束の間、3日後にはカールの母国であるフランスから抗議文が届き、「不当な理由でカールを拘束した貴国の罪はきわめて重い。直ちにカールを釈放せよ。さもなくば武力行使も辞さない。」と半ば脅迫めいた文章をよこしたのである。この件に関して2019年現在も帝国軍部は沈黙を貫いており、今後の推移に懸念が高まっている。
…が、同年12月31日に帝国の監視を掻い潜り、なんと楽器箱に隠れて関西空港からプライベートジェットでレバノンへ脱出していたことが判明。「いま私はようやく親衛隊と自由にコミュニケーションできるようになりました。来週から再征服を始めるのを楽しみにしています。」と語り、野望をあきらめていない姿勢を見せた。国際メディアから勇者モーゼの如きエクソダスと絶賛されたカールの動向に今後も目を離せない。
馬好き[編集]
カール1世は乗馬が趣味であり「乗馬王」の異名も持つ。ドイツ産の馬(ポルシェ号)を所有している。ニサン帝国の主な産業は馬の生産であるが、カール1世の馬好きは、大いにその産業の振興に役立っているという。ニサン帝国産の馬では「スカイライン」「フェアレディ」という品種を気に入っている。「フェアレディ」で首都高で狂おしく身をよじるように走っているところをよく目撃されていたらしい。
家族[編集]
カール1世の妻であるリタ王妃は、無類の料理好きとして有名である。王妃はレバノン料理の店を経営している。
関連項目[編集]