クリーン車
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
クリーン車(Clean Car)とは、鉄道において現行のグリーン車の上のランクの車両であり、特別な設備が施されている車両を指すものである。
[編集] 概要
もともと旧・国鉄(現・JR)時代の車両のランク分けは、一等車/二等車/三等車と3ランクであった。ちなみに当時の一等車は軍の幹部や政財界の要人など、特権階級の乗るクラスであった。その後一等車が廃止となり、従来の二等車が一等車、三等車が二等車とそれぞれ称されていた時期があった。
現在では一等車はグリーン車、二等車は普通車となっており、昔の一等車に相当するランクは事実上、なくなっていた。
しかしながら近年、禁煙車両化の進行やアレルギー、さらにはSARSや鳥インフルエンザの新興伝染病の脅威により、特殊な設備を持つ車両の需要が高まった。そのような世論の後押しを受けてJRでは、東海道新幹線に昔の一等車に相当する"クリーン車"を導入するに至ったのである。
[編集] 設備
タバコの煙はもちろんのこと、外界のちりやウィルスやその他アレルゲンを一切寄せ付けないように設計されている。空気は滅菌フィルターつきの特殊空気清浄機で浄化され、乗客には防護服の着用が義務付けられる。乗車時には防護服着用の上でエア・シャワーを浴び、さらに二重扉を通って乗車する。トイレは汚物由来の雑菌の浸入を防ぐため禁止、その代わりに防護服に減圧装置つきのタンクが設けられ、汚物はそこに入れられる。なおタンクには消毒・消臭剤があらかじめ入れられているため、乗客が自らの汚物によって汚染されることはない。車内販売も特別で、売り子にも同様の防護服の着用が義務付けられるほか、販売されるのは宇宙食と同様にチューブから摂取する方式を取っている。
なお、座席は全てクリーンベンチである。
[編集] 問題点
きわめて優れた発想に基づいて稼動を開始したクリーン車であるが、下記の問題が指摘されている。
- 乗客があらかじめ防護服を用意しなければならない
- クリーン車を必要とするような乗客が、そもそも駅までどのように到着するか(ただしクリーンタクシーの配備がこの問題を解決する可能性がある)
- 乗車に時間がかかるため、ダイヤに影響する