ゲーム実況

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ゲーム実況( - じっきょう)とは、映像作品の形態の一つ、もしくはその撮影等を指す言葉である。主にコンピューターゲームを遊びながらそれに合わせて喋り続け、コンピューターゲームの画面映像と出演者の喋った音声を合わせて映像作品とするもの。インターネット普及による世界的な情報社会化に伴い、インターネット回線の高速化によって容量の大きめな映像データの送受信がより容易になったことからインターネットを媒体として発達した。

概要[編集]

製作[編集]

ゲーム実況において画面と会話する虚しさは、友人と出演することによって紛らわされる。友人がいない場合は仕方ない。

製作者には専門家よりも素人が圧倒的に多い。製作には主に市販のコンピューターに内蔵された録音デバイスやビデオデバイスなどを利用するため、撮影機材の準備に費用はあまりかからない。また、撮影自体は容易だが、機材の設定が不十分であるとゲームの音声と出演者の音声との音量バランスが不安定なものとなり、場合によってはゲームの内容もしくは出演者の話していることが不明瞭となる。さらに、編集者の技術が足りない等の理由によって、最悪だとそういった音量バランスのまま公開され、視聴者を不快にさせることも多い。

撮影方法は基本的に録画ツールを作動させた状態で出演者がゲームを遊びながらマイクに向かって喋るだけである。本来は人手もさほど必要としないため、撮影者や出演者など映像の製作に関わる人間は基本的に同一である。

喋る内容は、ゲームの内容に対する反応であったり、または出演者の近況等に関する雑談であったり、あるいは政治や世界情勢に対する批評であったりと様々である。この撮影風景は傍から見る者にとって、気のふれた人間が生物の存在しないゲーム画面に向かって延々と話しかけているという常軌を逸したものとして映ることが多い。また、基本的に出演者は映像上に姿を見せることがないため、声質次第で視聴者に出演者の容姿を美形なものとして連想させることができる。一方ではワイプによってゲーム画面と同時に出演者がゲームを遊んでいる姿を映像上に取り入れることがあるが、こういった類の映像はこれはこれで出演者の姿が醜悪であるなどという理由から視聴者に毛嫌いされることがある。

公開[編集]

撮影の後、録画された映像は専用のツールでより視聴に適した形となるよう編集され、エンコードされて投稿用の映像データとして出力される。これは主に動画共有サイトと呼ばれる映像データの共有を目的とするデータスペース上に公開され、利用者の視聴によって共有される。動画共有サイトとしてはYouTubeが有名であるが、ニコニコ動画という動画共有サイトは匿名で手軽に感想を投稿したり共有できることからより人気を得るようになった。

基本的に製作者は有名ではなくむしろ無名どころかほんの一般人に過ぎないことが多い。また、彼らは著作権に関する知識皆無で、題材とするコンピューターゲームの内容をゲームの権利者側に無断で借用して使用したり、時によってはその無断で借用したゲームの内容を映像作品中で誹謗中傷したりすることすらある。また、借用に関しても題材となるゲームのソフトウェアの調達においては、正式なルートから購入して入手することは決して多くはなく、インターネットサイト上に陳列された共有用データからダウンロードによって不正に入手している場合が非常に多い。但し、公開に際して入手方法まで公開する製作者は全くといってもいいほどおらず、不正に入手しているという事実は表に出されない。

さらに、製作者側は基本的にゲームを遊んでいる映像をほぼそのまま公開することから、実況のあるなしに関わらず(ないものは「プレイ動画」というカテゴリになる)ゲームの筋書きをもほぼそのままインターネット上に公開する形態となることが多く、視聴者はゲームを購入することなくその核心に迫ることができる。場合によってはゲームを購入しなくてもその内容に満足することができる。即ち、ゲーム実況映像だけで満足できる程度のゲームであればそれだけで、そこに視聴者が集まるほど題材となるゲームの販売側は利益を得ることができなくなる。また、これによって視聴だけで核心を知ることのできるような、ストーリーに重点を置く類のゲーム作品は衰退し始め、そして一方では、ストーリー要素が薄く、実際に遊ぶことによってその真価を知ることができるような、操作や構造に重点を置くゲーム作品が勢力を持つようになった。例として、今ではテレビに出演するほどの知名度を誇るゲーム実況作家(YouTubeで活動することからYouTuberとも呼ばれる)は、操作に特徴を持つ携帯端末向けゲームを実況しその様子を投稿しているが、そうでありながらも彼が題材としたゲーム作品は爆発的な人気を誇っている。

実態[編集]

実況映像の作用によって例えゲーム販売会社の利益が著しく減少したとしても、投稿者側は撮影した映像の質次第で逆にどんどん視聴者を増やしていく。ニコニコ動画で一定数以上の支持を得た投稿者は、運営から「ユーザーチャンネル」と呼ばれる特別なコンテンツの提供手段を与えられる。ユーザーチャンネルは、分かりやすく言えば寝ているだけで収入を得ることができるシステムである。ゲーム実況映像の投稿者(主に実況者と呼ばれる)が得た固定視聴者はニコニコ動画の性質上女性子供が多く、これらは多くの場合熱狂的なファンへと化す。こういったファンは投稿者が何をせずとも彼らの製作するコンテンツを貪欲に求めるが、その対象となるコンテンツに価格を設定することで彼らから多額の利用料を徴収できるようになる。徴収された利用料は分割され、ある程度の割合で動画投稿者に支払われる一方で、残りはユーザーチャンネルの提供料としてニコニコ動画の運営者側に支払われる。投稿者の人気によって、投稿者とニコニコ動画には多額の利益がもたらされる。

さらに模倣が模倣を呼び、今ではゲーム実況がニコニコ動画の一大コンテンツと化していることから「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と同様の原理で手軽に製作が可能、かつ容易に視聴者を得ることができる巨大なコンテンツ群と化している。ニコニコ動画を運営する企業もこれをニコニコ動画特有の文化として保護し、専用のイベントを行うなど推進活動も活発である。ニコニコ内部では大きな盛り上がりを見せているが、外野からは「ダウンロードしたゲームの内容を勝手にネット上に公開して画面と喋る気違い、そしてそれを持ち上げ続ける怪しい組織」という構図として白眼視されているのは彼らにとって知る由もないことである。

しかしながらも、今やゲーム実況によって得られる人気投稿者の収入は非常に多額で、中年になるまで無職だった投稿者が起業するに至るほどの経済力をもたらす。その無視できない存在感は各メディアに取り上げられ、テレビ放送にも幾度か出演するようになっている。また、ゲームの販売を行う企業がゲーム実況における制約等をゲームの注意書きに記すことも珍しくなってきている。ゲーム企業は昨今ゲーム実況からの影響の波を受け、時にはそれによる圧迫を受けることも珍しくない。

実況者側には最弱装備で一位になる程の実力が要求される事もある模様[1]

手法[編集]

出演者の振る舞い[編集]

男性出演者[編集]

人気な男性ゲーム実況作家たちがよく辿る末路の一例。

出演者が声のみで出演し姿を見せない場合、女性(及び、ソッチ系でない男性)に魅力を感じさせる傾向の強い特徴を持つ「イケボ」と呼ばれる声質で喋ることで女性の好意を引き付ける。「イケボ」とは「イケメンボイス」の略、イケメン即ち美形を連想させる声質のことである。実のところ声と容姿にはあまり関連性がないが、現代では映画動画の発達、それに伴う俳優声優の人選の法則性などから、声質のみからその発話者の外見がかなり固定的に想起されがちである。ニコニコ動画の利用者にはアニメを嗜好するものが多いことから、アニメにおいて美形の人物を演じそうな声質で喋ることによって、その印象に欺かれた愚かな女性視聴者は自然とその声だけから美形の容姿をその出演者に関連付けるのである。

イケメンボイスが特定の声質を定義するわけではないが、古典的な具体例としては落ち着いた低い声で喋ることが挙げられる。基本的に低い音を発振する性質の声帯であれば、容姿は俗に言う「ブ男」であっても十分この声質となる条件を果たしうる。また、別の例として中性的な声質も挙げられる。これは逆に声が高ければ十分にそうなる条件を果たしうる。いずれにおいても、発声に吐息を混ぜることで「イケボ」の再現度が高くなる。

出演者が声質とは裏腹にブ男であればそこまでだが、もしそこそこの容姿を持っていればこうした自己の性的アピールは単なる欺瞞に留まるとも限らない。こういった場合、ファンとなった女性と実際に面会し、あわよくば肉体関係を持って性的欲求を満たすことができる。更には交際関係を持ったり、生涯の伴侶にしたりするようなものもいる。逆に、仮に普通の女性から交際を望まれないようなブ男であったとしても、ニコニコ動画の女性利用者層は更なるゲテモノの巣窟であるため、そこから自身より醜悪な売れ残り廃棄商品を選り抜いて交際することも可能である。しかしながら、ニコニコ動画は若年・年少者におけるゲテモノの巣窟でもあるため、場合によっては老けた見た目よりも実年齢が格段に若く、肉体関係を持ってみたら実は18歳未満であったということから性犯罪として検挙されてしまう例も少なくはない。

女性出演者[編集]

女性出演者においても、男性視聴者にとって魅力的と思える声質で喋ることが重要な手法となる。これは男性の場合と同じく、出演者が声のみで出演し姿を見せないことが重要な条件となる。ここにおける「可愛らしい女子」とは、(前述した男性とは異なり)現実的な女子と比較するとかなり歪曲した理想像を持っている。女性にとっての美形とされる声質についての項目でも記述したが、ニコニコ動画の利用者にはアニメを嗜好するものが多いことから、視聴者が理想とする女性の声質というのは現実における女子のものよりもアニメにおける女子のものであることが多く、その上にアニメにおける女子の声は現実的な女子の声とかけ離れているということがこの歪曲した理想像の根源となっているのである。

その理想とされるアニメ的な女子の声質とは、主に幼い少女の拙い発話と高い発声を特徴とする「ロリボ」(ロリータ・ボイス)と呼ばれるものである。これもイケメンボイスと同様に、吐息を混ぜることによって異性にとっての性的な魅力をより多く感じさせる。しかし、現実的な女子との差異があまりにも大きいことから魅力の感じ方にも個人差が大きく、現実の女性を好むことができる一般的な男性からは嫌悪感を抱かれることも珍しくないと考えられる。

「ロリボ」の発声は、普段の発声に大きな変化を加えることでなされるものであり、やはりこれも「イケボ」と同じくして実際の容姿と関係がない。また、現実的な発声に比較するとかなり奇妙なものであるため、奇妙な地声を持つ女性であるほど理想的な発声に近い形を成すことができる。そして、美形を想起させる声を持つ人間が美形であるという可能性は決して高くないが、悲しいことにそういった奇妙な声を持つ人間が美形であるという可能性はより低いのである。

発言内容[編集]

発言内容においては、なるだけ異性の視聴者にとって性的な魅力を感じさせるような発言を多く行うことが特に重要となっている。これは上の声質に関する技術との合わせ技とも言える。声質の影響から視聴者が理想的な容姿を想起してしまうことを利用し、更にその理想的な人物像の性的な部分を想起させるような発言をし、視聴者の性的興奮を掻き立てる。声質の形成における完成度が高ければ高いほど、この技術が比例的に効果を発揮するのは確かである。

しかしながら、考えられる場合として、あまり理想的な声を無理に作ろうとすると、視聴者に不自然な印象を与える恐れがある。故に、声質の形成にはあまり力を入れず、この技術を用いてその分の理想的な印象を稼ぐことがより効果的だとする映像作品が昨今では多い。要するに、昨今ではどれだけ自然にこの要素を盛り込めるかどうかが重要だと考えられる。

その具体的な例として、昨今の人気な出演者は自身の声質に加える変化を最低限で自然な領域に抑えている。また、ここで解説している類の発言に関しても、視聴者に性的な魅力を感じさせるべくとはいえ、あまり直接的に性的な言動を取ることは少ない。これらは同様に、視聴者に不自然な印象を与えることを考慮しているためであると考えられる。そして、逆に素朴かつ僅かに好印象を与えるようなさりげない言動を重ねていく。理由として、ニコニコ動画の利用者の多くは「非リア充」と呼ばれ、実生活があまり充実していないとされている。非リア充は主に異性との交際に恵まれず、性欲の発散を自慰行為のみでしか果たせないことから性的な面で相当の欲求不満に陥っている。こういった類の欲求不満は性的な感性を鋭く研磨し、そうされた感性は本来であれば性的なニュアンスを全く含まない発言も、細部を過大に性的なものとして歪めて解釈していく。簡潔に言うのであれば、これはほぼ妄想に近い作用である。多くのゲーム実況映像の視聴者は、この作用によって素朴な発言からも多大な性的な魅力を感じることができ、自己の中で姿の見えない視聴者に対して性的な魅力を持った理想像を構築し、好意を寄せるようになる。昨今の人気な出演者はこの作用を利用していることが非常に多いと言える。

声量による演出[編集]

現在声量演出の模範とされている大人気YouTuber

ゲーム実況映像の出演者は先に述べた通り素人がほとんどであり、彼らはプロのコメディアンでなければコメンテーターでもなく、決して十分な語彙力や話術を備えているとは言えない場合がほとんどである。

しかし、演出面で映像作品に緩急を盛り込むという目的から、そういった技術をすべて無視し、盛り上がるシーンでとにかく大声を出すという技法が功を奏すことがある。これは使いどころを選ぶが、それを誤りさえしなければ、言語を話さなくとも、それ即ち奇声を放ち続けるだけでも前述の通り映像の演出に緩急を盛り込み、視聴者を引き込むことができる。視聴者はその緩急から映像作品を感動的なスペクタクルとして認識し、支持するようになる。この技法は手段を選ばずとも、ニコニコ動画に耽溺して映画やドラマなど本来のスペクタクルを鑑賞しない類の視聴者を対象とすれば十分有効なものとなる。

他の人気の利用[編集]

熟練したゲーム実況作家

人気なゲーム実況映像の製作者は、より多くの視聴者を集めるという結果に至れるのであれば、基本的にその手段を選ぶことがない。明瞭な例としては、多大な注目を集めるゲームタイトルがあった際は、発売日より先にそれを入手してでもその実況映像を撮影したり、或いは正規の流通ルートからの購入という正当な入手方法を経ずに、インターネットの共有ツール等からのダウンロードによって無料かつ不正に入手して製作費を軽減しようともしたり、その上より多くの人気作品の実況映像を撮影しようともしたりする。

また、ここにおける「他の人気」を持つものとは、製作者が題材とするゲーム作品だけを指すわけではない。その製作者が投稿する映像作品よりもより人気な映像作品を公開している製作者がいれば、その人気な製作者に取り入り、自身を宣伝させるよう働きかける。この作用は対象となる人気な製作者の否応に関係しない。ニコニコ動画はソーシャルネットワーキングサービスと同等な構造を持っており、そこに感想として投稿できるコメントは他の視聴者にも公開される。自身の製作した実況映像を人気なものとしようとする主体の製作者は、その対象となる別の人気な製作者が投稿した動画のコメント欄上において中立的な視聴者を装い、対象となるその人気な製作者よりも自身がさらに良質な映像作品を投稿しているとして評価を作り上げる。公開されたコメントを見た視聴者のうち、少なくともいくらかは自身の映像作品に興味を持って実際に視聴しようとする。あとは製作者の技能次第でその宣伝効果が映像作品の人気に作用する。

総括するのであれば、この手法には自作自演や題材の違法な入手など、実際の映像業界であれば明らかに不正であろうことも含まれるということである。この手法によって人気を集めた作品投稿者は枚挙に暇がない。これによって特に人気のある投稿者は名を挙げるのであれば数人いるが、それを実際に記載することはこのアンサイクロペディアが彼らのファンによる壮絶な攻撃の対象となることに繋がりうるため控えることとする。彼らは知能や人格にある問題を抱えているが、こうした単純なメソッドは多用すれば多用するほど女性や小中学生を中心とする無知なニコニコ動画利用者には非常に効果的で、だからこそ反復的で単純な作業に辟易しない彼らは高い人気を集めることができたと言える。

別ジャンルへの進出[編集]

一定数のファンを獲得すると、ゲーム実況とは別のコンテンツを利用することで更なる人気を得ることができる。例えばニコニコ動画において「歌ってみた」と呼称される映像コンテンツ。このコンテンツは基本的に、楽曲を歌い上げた上で楽曲の権利云々を完全に無視してその内容を映像として編集し投稿してエンターテイメントとして共有するものである。これを利用してネームバリューを高めるための手段というのは「なるべく異性の視聴者にとって魅力的だと思えるような声で歌うこと」だけである。あとは他者への依頼によってかもしくは自分で録音内容を調整し、どれほど微妙な歌唱力でも実は歌の才能があるかのように粉飾する効果を付加することができる。これによって美しい(もしくは可愛らしい)声に魅了された異性の新規ファンや楽曲の知識に乏しい小中学生をファンとして集めることができる。人気が無視できないものになると、やがて企業からの声が掛かり、採用されてCD販売による利益を得ることができるようになる。販売されたCDは一般的な市販店舗に陳列され、これによって店舗の利用客からも同様のファンを集めることができる。

著名な作家[編集]

彼らは狂信的な支持者を非常に多数持っており、それらは宗教に似た組織を形成するばかりか、そうした一団は一宗教の過激派そのものと酷似する。彼らは支持する作家のためならば敵対する意見を持った人々に集団で攻撃を加えようとするばかりか、場合によっては破壊活動を行うこともある。ここにおける敵対する意見というのは、たとえ彼らの行為を事実のまま記載しただけのものだとしても、それが本人にとって不本意なものであるか、あるいは支持者によって不本意な結果につながる情報であると判断された場合であっても攻撃の対象に該当するものとなる。アンサイクロペディアは破壊活動に対して徹底した対策を行える構造を持っているが、大多数のファンからの攻撃を受けることはその上でも多大な負荷になり得る。そのため、ここでは著名な作家を具体的に列記することはできない。

脚注[編集]

  1. ^ "何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン". GYARI (2017年12月27日). 2018年7月2日閲覧。

関連項目[編集]

にーこにっこどーが♪
ニコニコ動画中毒患者のために、ニコニコ大百科ではニコ厨たちがお金をかけてまで「ゲーム実況」の項目を執筆してくれています。