コロッケ

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コロッケ(転津饌)とは、細かく刻んだ野菜等を茹でて潰したジャガイモに混ぜ込み、パン粉の衣を付けて揚げた、神事に使われる料理である。

目次

[編集] 概要

コロッケは主に台風の勢力を弱めるための祈祷を行う際、神棚に供える神饌(しんせん)として用いられる。漢字で表記する場合は転津饌と書き、「津から転ずる御饌(みけ)」、つまり「の多く集まる地域から台風を遠ざけるお膳」を意味するものである。

材料には主にジャガイモ、ニンジン、玉ネギといった根菜が多く使用され、地域によっての挽き肉やトウモロコシを混ぜて作られることもある。現在ではパン粉をつけて揚げるのが一般的だが、元々は茹でた野菜を合わせただけのものであった。詳しくは後述する。

[編集] 台風避けの由来

16世紀ごろ、日本には諸外国から様々な野菜が輸入された。ジャガイモやニンジンなど、コロッケの材料となる根菜もその中の一つである。昔から台風による農作物の被害が多かった日本にとって、ジャガイモやニンジンのように地中に実り、ある程度の風害や水害に耐えうる植物は非常に貴重な食料であった。特に山村部に暮らす人々は台風が来ると、長雨による土砂崩れや河川の氾濫により、や家畜といった食料はほぼ全滅してしまうため、かろうじて地中に残った根菜で食いつなぐことも少なくなかったとされる。

当然ながら、そのような生活では神棚に供えるお膳も満足に用意できなかった。しかし、今よりも信仰心の厚い昔の人々は、自分たちの生活が苦しいからと言ってへの供物を疎かにするようなことはしなかったのである。山村部のに残された記録によると、供えられる白飯はいつしかふかしたジャガイモになり、それすらも用意できなくなると同様にふかした少量のジャガイモに細かく刻んで炒めたニンジンや玉ネギなどの他の根菜を混ぜたものを供えていたと言われている。そしていつしか、台風の季節になるとふかしたジャガイモにニンジンや玉ネギなどを加えたものを神棚に供えるという風習に変わり、時が経つにつれて台風避けの効力を持つと言われるようになったのである。なお、これがコロッケと呼ばれるようになったのは明治時代だと言われている。

[編集] 一般家庭における使用方法

  1. 揚げたてのコロッケを2,3個用意し、神棚に供える。
  2. テレビの台風中継で地方アナウンサーが豪雨・強風でフルボッコにされている様子を正座して見ながら余ったコロッケを食べる。

[編集] 関連項目