セイラ・マス
セイラ・マス(Sayla Mass)は、機動戦士ガンダムに登場する美形キャラである。
概要[編集]
繰り返すが、セイラ・マスは機動戦士ガンダムに登場する美形キャラである。
わざわざ「美形」と書いたのは、当初のガンダムシリーズでは、美形キャラを大量に出演させることは控えられていたからである。アムロがイカ臭い慕情を抱くマチルダ・アジャンでさえ、テレビシリーズ中は「坊主頭萌え~」の人たち以外にとっては美形キャラではなかった。
今思うとよく、ウッディとマチルダの、「この戦争が終わったら…」というセリフ後の、お約束の人間爆弾攻撃や、ミライ、ブライト、カムランとの四角関係よろめきドラマの後のスレッガーの、やはり人間爆弾攻撃に股間を熱くさせていたものである。
セイラ、シャア、ガルマ、イセリナ、ハモン、ララァ、ゼナの7人だけで、禿と安彦は美形キャラを大量投入したつもりだった。映画版、ゲームなどの二次創作では、大人の事情からジョブ・ジョン、マチルダなどが美化され、セシリア・アイリーンなどという童顔巨乳キャラがねつ造された。まったく、あの頃は~♪ ハッ! である。
ともかく、もともとは唯一のレギュラー美形キャラで、フラウ・ボゥを岡ひろみ、ミライを乙羽さんとするならば、セイラはお蝶夫人だったのである。テレビシリーズではフラウ・ボゥが乳首、ミライがブラジャーを披露したのに対し、セイラはロングショットでの入浴シーンとアップの乳首なしバストショットに留まったが、『月刊OUT』のエロピンナップ『悩ましのアルテイシア』に劣情を刺激された監督の要望により、映画版ではより高画質・拡大サイズでの風呂上りシーンが披露された。
設定[編集]
サイド7は辺境コロニーという設定で、アムロは引きこもり、ハヤトはスポーツバカ、カイはドキュソ、フラウはおてんば娘(死後)で、ミライやセイラのようなまともな人間はめったにいないと描写されていた。そのため、ブリッジ要員やパイロットのアホどもはともかく、新米士官のブライトはセイラの白々しいカマトト振りを不審に思っていた。
実は元ジオン共和国首相、ジオン・ズム・ダイクンの娘で、シャア・アズナブルの妹だった。どんな時でも仮面かヘルメットを被っているキャラが、実は主人公の家族であることは、覆面レーサーXが三船剛の兄、レッドインパルスが大鷲のケンの父、キャプテン・ダンが一文字タクマの父であることと同じ、アニメ・マンガのお約束であり、必ずしもスター・ウォーズのパクリではない。
クライマックスで、ニュータイプは万能だと思っているシャアに、セイラが、「玉座ですって? ここはお墓よ、あなたと私の。国が滅びたのに王だけが生きてるなんて滑稽だわ…」と言い、以下延々と説教をたれるシーンは、禿がもともと用意していたプロットだった。
このように、機動戦士ガンダムのオリジナルキャラはそれぞれ少しは清潔な存在だったのだが、番組打ち切りの腹いせに禿が稚拙な小説を書いたせいで、みな汚れた大人にどんどんなっていくのであった。