ソロモンの鍵

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ソロモンの鍵(そろもん-かぎ)とは、テクモが発売したゲームの名称。中二病を主題としたアクションパズルゲームである。

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ソロモンの鍵」の項目を執筆しています。

ストーリー[編集]

このゲームの主人公は、目に見えるキャラクターの「ダーナ」と、ゲーム中には一切登場しない「中二病患者」の二名が存在する。ダーナはあくまで操作の主体であり、真の主人公は中二病の方である。

ここでは、真の主人公の立ち位置を著した「背景」と、その中二病患者が設定した「ストーリー」の両方を記載する。

背景[編集]

主人公はちょっぴり邪気眼に目覚めたばかりの、ビギナー中二病患者。だけど、主人公のココロの迷宮は立派に育っていて、迷宮で交わすキスが楽園へ続く扉を生成するくらいに捻くれていたのです。
ある日、いつも通り悶々と部屋で妄想を捏ね繰り回していた所、ジョジョFateをオレ設定とドリームで過分に味付けした壮大なストーリーをひらめきました。

いまどき流行らない「妖精の女王」なんてキャスティングを敢えて採用、ジョジョ要素は馬鹿みたいに原作のタームを劣化コピーするのではなく、限定された能力による頭脳戦・心理戦要素だけを抽出してみた主人公、すごい話ができそうだと大喜び。とりあえず世界を引っ繰り返して製作者である自分も超有名になれる様な、この世に未だ存在しない画期的なゲームにならないだろうかと、にやにや妄想を重ねます。

でも、主人公はまだ気付いていません。限られた条件を頼りに道を切り開くゲームのことを、世間は単純に「パズルゲーム」と呼称することを。そして、シンプルさが鍵のパズルゲームに、壮大なバックグラウンドなんて必要が無いことを。
そもそも、「封印を解いたことで悪霊が世に蔓延った」という重要なアイテムに「ソロモンの鍵」なんて名前を持ってくる辺り、本当に全部わかっててやっているのか怪しいところです。

そろそろうんざりしてきたでしょう?
でも、残念ながらこの「何の役にも立たない穀潰し」こそあなた自身なのです!!


ストーリー[編集]

注:こんな主人公が考えたストーリーですので、寝転がってポテトチップスでも食べながら読むといいと思います。

はるかなる昔、この世はさながら悪霊たちの天下と化していた。そんな時代に、古代イスラエルソロモンは、一生涯を費やして研究した魔術・・・ソロモンの鍵の力で、わがもの顔に暴れ回っていた悪霊たちを、地下にある星座宮へと封じ込めたのだった。
だが、この星座宮に足を踏み入れた道士によって、あるとき悪霊たちは解き放たれてしまった。世界は闇へと逆戻り・・・。
平和を取り戻すために、妖精の園ライラックの王・ユトラは、魔法使いダーナに世界の回復を命じる。平和のために、そして王の娘・リヒタを捜し求めて、ダーナはおそるべき魔の星座宮へと旅立ってゆく・・・。


ゲームの内容[編集]

目的[編集]

48ステージから成る魔の星座宮を攻略し、その後の「ROOM SOLOMON」で魔術書「ソロモンの鍵」の魔力を解き放つこと。ソロモンの鍵の破片である隠しアイテム「時間の書」「空間の書」、および王女リヒタを救出したかどうかにより、エンディングが異なる。

概要[編集]

1画面1ステージのパズルアクションゲームである。

アーケード版、およびアーケード版から派生した「ソロモンの鍵」は、「喚石の魔法」の使い手であるダーナが、魔術書「ソロモンの鍵」を求めて魔の星座宮を探索するゲームである。

本当はこのダーナは主人公の化身で、といううざったい諸々はここでは脇に置き、ゲームとして見えている部分のみを記載する。


1ステージ中には必ず鍵と扉があり、鍵を取得しなければ扉は開かない(鍵を取得すれば、扉に近付かなくとも勝手に扉は開く)。鍵を取得した後にダーナを開いた扉まで移動させることで、次のステージへと進むことができる。

ダーナは2/3ブロック分しゃがむ、1ブロック分ジャンプするといったアクションを取ることができるが、通常鍵や扉までの道は大穴が空いており、これらのアクションだけではクリアは望めない。そこで、喚石の魔法を使用する。これを使うことで、瞬時に黄色のブロックを作ることができる。破壊可能な黄色のブロックと破壊不可能な白いブロックの関連を上手く読み解き、敵を回避、あるいは倒しながら進んでいくことになる。

ステージ開始時から存在する黄色いブロックの陰や、不自然に空いている空間には様々なアイテムが隠されていることがある。得点アイテムやゲームを有利に進めてくれる魔法のアイテムなどに混じり、すべて集めないと真のエンディングに到達できない特殊なアイテムなどが存在する。

中二病である主人公は解けないゲームをすぐにクソゲー扱いしてしまい、ゲームのことを忘れてひとりあそびに熱中してしまう。各ステージには制限時間が設けてあり、制限時間が0になると1ミスである。スタート時より決められている時間内にステージをクリアする必要があるが、隠しアイテムの砂時計を取得することによりカウントを延ばすことができる。

魔法[編集]

魔法使いのダーナが使える魔法を以下に列挙する。

喚石の魔法[編集]

元々ダーナは主人公の化身であり、そして主人公はFate/stay nightのアーチャーの大ファンである。というわけで、喚石の魔法でできた黄色いブロックは完全なものではない。どれだけの数の石を作っても寸分違わぬブロックができるのはもちろんで、更に長時間存在を固定することができ、しかもダーナや敵がその上に乗っても壊れることは無い。だが、存在として不完全なことは変わらず、もう一度喚石の魔法を掛けると劣化して壊れてしまう。また、頭突きや敵の攻撃によっても壊されてしまう。

最初から存在する白いブロックは完全なブロックなので、破壊することはできない。しかし、後半の特殊なステージには、白く見えるのに壊せるブロックが登場するので要注意である。

こうして作った石の上にモンスターを誘導し、石を消してモンスターを落下させることで、モンスターを倒すことが可能である。球数の限られたダーナにとって、おそらく最も使用頻度の高い攻撃方法となる。 当然ながら、空を飛んでいる悪霊や、カミーラの鏡から出てくるモンスターにはこの方法は通用しない。

火球の魔法[編集]

前述の通りアーチャーをモデルにしたダーナだが、戦闘能力は異常に低く、腕力が全く期待できない。代わりに迷宮内の魔法の器具」(アーティファクトを用いて火の玉を投げることができる。回数が制限されるという面ではヒゲ配管工のそれに劣るが、投げた火の玉はいちいち地面をバウンドせず一直線に敵に向かっていくこと、ある程度は敵を追尾してくれること、敵を一体撃破しても消えない火の玉を投げることができるなど、効能の面では充分に勝る。

隠されたステージ[編集]

魔の星座宮は48ステージで構成されているが、HIDDENと呼ばれるボーナスステージ、加えて真のエンディングへ行く為に必要なアイテムが格納された特殊な部屋が存在する。以下では、それらについて記述する。

パネル[編集]

パネルには以下の二種類がある。取得できるのであれば、全部取っておいた方が無難。ただし、地獄の難易度となるので覚悟が必要だ。

  • 星座パネル
  • 黄道十二星座のシンボルが描かれたパネル。4面ごとに登場。これを取得することにより、クリア後次のステージ開始前に"HIDDEN"が発生する。HEDDENをボーナスステージと端的に表現すると、ゲームの中の中二病患者より地獄の責め苦を受ける。
  • 初期の星座パネルはステージ開始直後に目に見える場所に存在する。見つけるのに苦労は必要無いが、取る為にはひどく苦労する。ROOM 40/44/48の3ステージについては星座パネルが隠されており、そこらの空白に喚石しては消す、を繰り返さなければならない。攻略サイトに頼ると呪われる
  • ソロモンの封印
  • 六芒星の描かれたパネルで、ROOM 9を皮切りに不定期に登場。これらを取得することによって一部のHIDDENの構成が変わり、「空間の間」「時間の間」に変化する。また、すべて取得するとROOM PRINSESSに行くことができる。真のエンディングを見る為には、すべてのソロモンの封印を集める必要がある。
  • 初期の星座パネルと異なり、ソロモンの封印はすべてステージ内のどこかに隠されている。加えて登場も不定期である為、場所や登場ステージを知らないと回収は困難である。いや、場所を知っているだけでは回収は困難で、なまじ知っている所為で攻略自体を諦めたくなることしきり。

HIDDEN[編集]

星座パネルを取得すると、次のステージの前に"HIDDEN"と呼ばれるステージが挿入される。六芒星を模したステージ構成となっており、惰弱な敵と妖精が溢れる、所謂ボーナスステージである。通常のステージと同様、鍵を取得し扉から出ることでクリアとなる。

アイテムや妖精が豊富に配置されている上、難易度も低い。だからといって周囲のブロックを破壊し続けてはいけない。HIDDENの一部の外壁は、なんと魔法によって破壊することができてしまう。そこからステージ外へ出ようと試みたが最後、世界の終わりが訪れる。こうなってしまった場合、リセット以外に事態を収拾する術は無い。

また、ソロモンの封印をしっかり収集している場合は、一部のHIDDENが特殊な部屋に変化する。

特殊な部屋[編集]

一定の条件を満たすことにより、一部のHIDDENが変化する。また、すべてのソロモンの封印を取得することにより、王女リヒタの収容されたROOM PRINSESSに到達できる。真のエンディングの為には、これらの部屋に行く必要がある。

空間の部屋[編集]

ROOM 20までのソロモンの封印を4つ集めた状態で、ROOM 20の星座パネルを取る。「ROOM 20までのソロモンの封印を4つ集めた状態」と説明してみたが、要するに全部取れということである

ステージラベルは「HIDDEN」となっているが、どう見ても通常のHIDDENとは異なる部屋が出現する。ステージの上半分のみを移動できる形となり、上三角形が描かれた特殊アイテム「空間の書」が配置されている。これはソロモンの鍵の失われたページであるとされる。

本編で語られることはないが、空間の書は上向きの三角形を用いて1=2を証明した禁忌の章である。オーストリアの数学者・哲学者であるエトムント・フッサールはこの章の記述を元に直観形式に対する批判を構築、空間を「直感形式」ではなく「直感されたものの形式」として位置付けた。フッサールはさらにこの「空間の章」の完訳と自身の理論の集大成である「空間の書 Raumbuch」の執筆に取り掛かったが、不運にして完成には至らなかった。

「1=2」は世界に混乱をもたらす真理であり、迂闊に用いると世界は混乱する。事実、ダーナの前にソロモンの鍵の封印を解いた愚か者は、この空間の書の内容を真に受けて混乱、なんだかんだで世界に悪霊を溢れさせた。

時間の部屋[編集]

ROOM 20からROOM 40のソロモンの封印を4つ集めた状態で、ROOM 40の星座パネルを取る。要するに全部取れということである

今度はステージの下半分のみを移動できる形となり、下三角形が描かれた特殊アイテム「時間の書」が配置されている。

こちらも本編で語られることはないが、時間の書は宇宙におけるあらゆる「時点」の記録であり、一般的にはアカシックレコードとして知られる。下三角形は「1(ビッグバン)から始まり無限に広がる未来」を表している。

なお、時間の書の三角形の上下を逆さにすることにより物理法則が逆転、時間が進むに従って世界が1に集約されるモデルに変化してしまう。これにより新世紀エヴァンゲリオンにおけるサードインパクトが現実となる、量子論が成り立たなくなりノエインDVDが売れなくなる、といった問題が発生する。三角形の上下を逆転するだけでもたらされる不具合の数々についての詳細は、ゴッドサイダーの山揮戦に記されている。

PRINSESS[編集]

ソロモンの封印を8つすべて集めた状態でROOM 48をクリアすることで、最終ステージの前にROOM PRINSESSという隠しステージへ到達できる。ここには王女リヒタが幽閉されている。

このステージには鍵も扉も無い。王女リヒタがゴールそのものなので、万が一リヒタを焼き殺したりするとクリアは不可能となる。時間切れか自殺によってやり直すしかない。

マルチエンディング[編集]

エンディングの分岐[編集]

各ステージをクリアし、ROOM 48をクリアすれば魔術書「ソロモンの鍵」のある部屋に到達できる。しかし、ただ各ステージをクリアしただけでは真のエンディングを見ることはできない。最後の部屋にあるソロモンの鍵は「空間の書」「時間の書」という2つのページが欠落しており、これらの回収と妖精の王女リヒタの救出によって、真のエンディングを迎えることができる。 しかし、真のエンディングは「ソロモンの鍵の封印を解いたことで世界に散らばった悪霊をすべて魔の星座宮に封印、その後世界中に妖精を解放する」というもので、これが文明の高度成長に伴う妖精の増加を暗示していることは間違いない。すなわち、短期スパンにおける「敵」の排除が長期スパンの弊害を生むという皮肉を込めたエンディングとなっている。どこまでも中二病患者の考えそうなことである

登場人物[編集]

以下に登場人物を列挙する。モンスターは割愛。

  • ダーナ
  • 主人公の化身。偉大なる大魔術師であり、妖精の国との関わりも深い。
  • 体力は無い。ジャンプ力や柔軟性はあるものの、腕力や体力は根本的に足りていない。ゴブリンに殴られるただけで死ぬ程度のひ弱さ加減。
  • 大魔術師の割には石を作ったり消したりするのみが自前の能力、ドーピングをしても火の玉が投げられる程度と、悲しいことこの上ないスペックである。その上、続編で描かれる「ペーペーの新米」の頃は「妖精の女王に与えられた換氷の魔法」以外は何も使えないという、NEETプラスアルファ程度っぷりを遺憾なく発揮している。
  • そんなアレな大魔術師なのに、大異変の度に妖精の王や女王に呼ばれては無理難題を吹っかけられる。まさにご都合主義である。
  • もちろん、主人公という名の中の人魔法使いであることを示しているのは言うまでもない。
  • ユトラ
  • 妖精の園ライラックの王。ダーナに世界の回復を命じる。本編には登場しない。
  • 命じたのは「世界の回復」なんて漠然としたことなのに、ダーナはソロモンの鍵と王女リヒタを求めて魔の星座宮へ旅立つ。どうしてユトラがそんなことをダーナに命じたのか、ダーナの以心伝心っぷりはどういうことなのか、その辺りの背景は今も謎。
  • リヒタ
  • 妖精の王女。特にバックグラウンドも無く、誘拐されて魔の星座宮に監禁されたことになっている。この辺の設定は実にいい加減。
  • リヒタのことを「姫」と呼称する者が多いが、正確には「姫」ではない。リヒタが閉じ込められている部屋の名前は「PRINSESS」であり、「PRINCESS」ではない。このことからも、リヒタは「PRINSESS」と称される何かであり、少なくとも姫ではない。PRINSESSに相当する日本語訳はまだ無い為正式な呼称は判らないが、マニュアルにはしつこいくらい「王女」と書いてあるのでそれで妥協しよう。
  • 王女って姫のことじゃないのか」と寝言をいう人はこの国から去るといい。
  • ジャック
  • マイティボンジャックの主人公であるジャックがカメオ出演を果たした。あるステージに隠れており、ダーナがジャックに遭遇するとモンスターがすべて妖精に変化する。
  • ソロモンの鍵における中二病設定は、マイティボンジャック製作スタッフと大きく被るソロモンの鍵製作チームの自嘲的な演出といえる。前作のマイティボンジャックは種々の制約を無視した無謀なチャレンジが多く、予告していながらも実装に至らなかったシーンや演出が数多く存在した。スタッフはその点を深く反省しており、ファミコンのハードウェア的な制約も判っていたので、無茶な実装を予告することはなくなった。
  • ジャックの登場はこうした反省の証であり、マイティボンジャックのリリース以前に予定した機能の再実装を意図したものではない。一部のファンはジャックを見つけるや「ジャックの能力が発動する際に今度こそ変身シーンを挿入するべきだった」と意見したが、スタッフはそれらの意見について沈痛な面持ちのまま鼻で笑った。

続編[編集]

ソロモンズ倶楽部[編集]

ゲームボーイ用ソフト。ファミコン版をベースに、アイテムの追加、ステージセレクト、パスワードコンティニュー制、ショップの概念などを取り入れ、格段にプレイしやすくなっている。

ソロモンの鍵2~クールミン島救出作戦~[編集]

この作品は、「ソロモンの鍵」よりも前の時間で、ダーナが「ペーペーの新米(マニュアルにこの記述あり)」の頃を描いている。この頃はまだ喚石の術を使うことができない。また、ソロモンの鍵の頃よりも体力に問題があり、ジャンプをすることができない。代わりに自分の身長よりも高い段差から落下しても死ぬことは無いので、古の洞窟探検家とどちらが性能が高いかは意見が分かれる。そもそもピザなので、体力は期待できない。

この作品におけるダーナは本当にただの穀潰しだが、ペーペーのダーナが妖精の女王から授かった「喚氷の術」で乗り切っていける。また、中の人も忍耐強くなり、制限時間の概念がなくなった。

なお、この作品がテクモの最後のファミコン用ゲームとなった。

関連項目[編集]