ナッシー
ナッシーとは、タマタマが高所に吊るし上げられて逃げ場を失った姿である。
概要[編集]
ナッシーとは、タマタマの進化系で、タマタマに棒と毛が生えたようなその姿から、歩く熱帯雨林、または歩くぴーと言われる。タマタマと言えば、6匹の個体が常に引き合って存在するポケモンとして知られるが、そんなタマタマの中でも特に結束力の硬い集団がその結束力を試すために進化した姿である。
が、進化した時点で6匹が3匹に減っており、この時点で既に脱落者が発生している。
役割論理における「ボーナスナッシー」は略すと母子家庭に対する差別用語になるため注意が必要。
タマタマへの退化[編集]
結束力が硬かったはずのタマタマ、もといナッシーの頭たちであるが、いつまでも一緒にいられるわけではないらしい。現実は非情である。
ある時期が来ると、頭のうちのひとつが地面に落ちてタマタマになる。これが自然の摂理なのか、友情崩壊による追放なのかは不明だ。いずれにせよ、ナッシーからタマタマに退化することによって能力がガタ落ちし、そこそこの耐久と高い特攻を誇るポケモンから一転してピジョンの餌に成り下がるため、仲が良かったナッシーの頭たちもこの時ばかりは激しく争う。そしてその敗者となった頭が地面に落とされてタマタマになるわけだが、落下の衝撃に耐えきれず頭がぱっかり割れてしまうことがある。タマタマの中に殻が割れて中身が見えているものがあるのは、このためである。
こう見ると競争に負けた頭が哀れに思えるが、本当に哀れなのはたまなげやタマゴばくだんでいとも容易く投げ捨てられてしまう頭たちであり、彼らは初めから淘汰されるべきものとして、その犠牲はなんら顧みられることはない。彼らは自爆攻撃を強いられており、タマタマとして生きていくことも許されない存在である。PPは意外と多いので、彼らは捨て駒としていくらでも再生産されるようだが、あまりに残酷な光景のためかこれらの技を好んで使うトレーナーは皆無である。
アローラ地方のナッシー[編集]
どういうわけか非常に背丈が高く、そのため位置エネルギーが大幅に上昇している。アローラでは、落ちてきた頭が人間を直撃して死亡させる事故が絶えない。たまなげなどの威力は変わっていないが、りゅうせいぐんとして降らせることができるようになり、そのためにより多くの頭が犠牲になっている。さすがに頭を一度に何体も失うのは辛いのか、この技を使うと自慢の特攻が大きく下がってしまう。またこの高さでは、普通に地面に落ちる頭であっても殻が破れる程度では済まず、ほぼ死亡確定のため通常ナッシー以上に熾烈な闘争が起こっている。アローラの陽気な空の下では、今日もこのように生物たちの激しい生存競争が行われているのである。