ナメコ
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ナメコ(滑子、なめこ)は、日本の妖怪。山を荒らす人間を襲い、自然を守ろうとする妖怪であり、一部地域では山に宿る神の化身と言われることもある。
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[編集] 特徴
ナメコについての伝承は主に東北・北関東に多く残されている。体格は小柄な老人のようで、傘の広い茸(きのこ)のような頭を持つ。肌の色は薄茶色であり、斑点模様がついている亜種も存在する。全身が無色透明で粘着性のあるぬめぬめとした体液で覆われており、ナメコが通った後の道は光を反射してテカテカと光ると言われている。普段は山の奥深くに生息し、自ら人前に出る事を好まない穏やかな性格である。その反面、縄張り意識が強く、茸や山菜を取りに来た人間を見つけると鬼のような形相となって襲いかかる。ナメコは他の妖怪と異なり群れて行動することが多いため、逃げ切ることは非常に難しいと言われている。しかしナメコに襲われて怪我をしたといった話はほとんどなく、被害のほとんどは「ヌメヌメした大きな舌で顔を舐められた」程度である。ナメコという呼称もこの行動からついたとされている。
[編集] 起源
ナメコは長い年月を経て大きく育った茸に魂が宿って生まれたと考えられており、これは長く生きた猫や狐が通力を得るのと同じであるとされる。また、上記の要領で通力を得たのは始祖だけであり、その他のナメコは始祖が放った胞子によって命を吹き込まれたものであるとする説もある。ナメコの全身を覆っているぬめぬめとした体液については、常に一定の水を纏っていることで自身の周囲の霊的な地力を向上しているのではないかという指摘がなされている。古くから水は生命力の象徴とされ、それ故、霊を呼び込むことが多いと言われており、多くの民俗学者がこの説に興味を示している。
[編集] 各地の伝承
日本各地でナメコを見たという人々の記録が残されている。
- 秋頃にブナやナラの枯れ木に群がっているのを見た。
- 登山中に休憩しようとして切り株に腰掛けたらナメコにお尻を舐められた。
- 林間学校で飯盒炊爨をしていたらナメコが火にあたりに来ていた。いい匂いがした。
- 台湾旅行に行った際、日本の妖怪として博物館に展示されていた。
- 雨の日に山に入ったら足元がヌルヌルして、数メートル先に大きい茸のような影が見えた。
- ビンに手紙を入れたタイムカプセルを山に埋めて10年後に掘り出したらビンの中にナメコがいた。
- 妻が毎日ナメコに霧吹きで水を与えていた。
- おろし蕎麦を注文したら出てきた蕎麦の中にナメコがいた。
- 味噌汁の中に大量に浮かんでいた。