パープル・ヘイズ

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パープル・ヘイズ』 (英語: Purple Haze)は、ジミ・ヘンドリックスにより1966年に作られた楽曲である。翌年に発表されると、イギリスでは大ヒットし、アメリカのチャートにおいても好成績を収めた。今日では彼の代表作としてよく挙げられる。60年代のサイケデリックソングの代表とも言われ、その一見意味不明な歌詞はドラッグ摂取による酩酊状態の中で書かれたためだと解釈されてきた。そして制作当時、ジミ・ヘンドリックスの意図が全く別のところにあったことはほとんど知られていない。

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解説[編集]

題名の「パープル・ヘイズ(紫のもや)」は、日本の女性作家清少納言の随筆『枕草子』の一節「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる」からきている。

その昔、シアトルの雑然とした埃まみれの古本屋で、ジミ少年は“The Pillow Book of Sei Shonagon”に出会った。The Pillow Bookである。これはもちろん、アレにちがいない。少年はなけなしの小遣いをはたいて、そのしみだらけの怪しげな本を手に入れた。古本屋の主人は本を厚手の紙袋に入れて、意味深なウインクをしてみせた。ジミは帰宅して日没までをそわそわした気持で過ごし、夜中、家族が寝静まった頃を見計らって、ベッドの上でよこしまな期待に胸を躍らせつつその地味な表紙をめくり、そして気付いた。だまされたと。

1966年のその日、ロンドンのクラブの楽屋で出番待ちをしながら、ジミ・ヘンドリックスは久しぶりにそれを読んでみたのである。すると目からウロコが落ちる落ちる。酒やドラッグ以外にも、トリップする方法があったとは。しかもこれはかなり上質の旅であった。ロンドンに居ながらにして、ジミの心は時空を超えて平安時代の日本をふらふらとさまよった。異国の空は彼の心を誘い、大きな衝撃を与え、揺さぶり、困惑させ、人生観を変えてしまった。そしてかの有名な歌詞が出来上がった。

Purple haze all in my brain  脳みそに紫のもやがかかってる
Lately things just don't seem the same 近頃ものの見え方が前と違うんだ
Acting funny, but I don't know why 動作もおかしい、どうしてか分からないけど
Excuse me while I kiss the sky ちょっと待ってくれ、空にキスするから
Purple haze all around いちめんに紫のもやがかかってる
Don't know if I'm comin' up or down 俺は上がってるのか下がってるのか
Am I happy or in misery? 幸せなのか惨めなのかも分からない
Whatever it is, that girl put a spell on me とにかく彼女に魔法をかけられちまったんだ
Help me, help me 助けて、助けてくれ
Purple haze all in my eyes 目の前を紫のもやが覆ってる
Don't know if it's day or night 夜が明けているのかいないのか分からない
You've got me blowin', blowin' my mind 君のせいで俺の心はトんじゃった
Is it tomorrow or just the end of time? 明日は来ているのか?それともこれが永遠なのか?


ジミヘン・コード

ジミ・ヘンドリックスは、清少納言がたくみに描く夜明けの美しさのとりことなった。彼は紫色にかすんだあけぼのの空にキスを送り、イントロ直後に山の形を模した印象的なコードを配した。これは後年「ジミヘン・コード」と呼ばれるようになる。

興奮冷めやらぬままにジミ・ヘンドリックスはステージに上がり、体をくねらせながらギターをかきならした。ロックンロールの夜明けであった。

『パープル・ヘイズ』はジミ・ヘンドリックスの才能とドラッグ・カルチャーのたまものと見なされ、今日まで様々な方面に影響を与え続けている。

そして。

ジミ・ヘンドリックスは知らなかったが、The Pillow Bookという題名だけ見て妄想を膨らませた少年がまた一人。のちの映画監督ピーター・グリーナウェイである。