プラセボ

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プラセボ(placebo)とは、様々な病気に対して有効性が確認されている、万能薬である。製薬業界などではプラセボのあまりに広い効能への嫉妬を込めて、「偽薬」(ニセの薬)と呼ばれることもある。

効能[編集]

症状による差や個人差はあるものの、患者が認識できるほぼすべての病気怪我に効果があるとされる[1]。痛みや下痢不眠など人間が知覚しやすい症状には特に効果が高く、プラセボも積極的に使われる。また、プラセボには基本的に副作用がないため、他の薬の副作用を強く警戒する患者にも投与されることがある。

作用機序[編集]

プラセボの作用機序はどちらかと言うと対症療法が中心とされる西洋医学より身体の自然治癒力を高める東洋医学の性質が強い。

  • プラセボを服用することにより脳が「よく効く薬を飲んだ」と認識する。
  • 脳は「よく効く薬を飲んだので病気は治るだろう」と考えその情報を体の各部位に送る。
  • 脳からの情報を受けた身体の各部分は病気を治そうと修復能力(自然治癒力)を上げる。
  • 身体の各部分から良いフィードバックを受けた脳は「薬は効いている」という情報を体の各部位に送り返す。
  • 脳からの情報を受けた身体の各部分は病気はもうすぐ治ると認識しさらに修復能力(自然治癒力)を上げる。

副作用[編集]

プラセボには基本的に副作用はない。しかしまれに体調不良や症状の悪化を引き起こすことがある。これはプラセボの光学異性体であるノセボの作用だとされるが、重篤な症状を引き起こすことはないため無視されている。ノセボの作用機序はプラセボと非常によく似ており、実はプラセボとノセボの差は脳による初期の認識の違いだけで薬理作用は殆ど変わらないのではないかという説もある。

その他の特徴[編集]

  • プラセボには特許が存在しない。非常に安価に投与できるため、とりあえずプラセボを出す医師も少なくない
  • (患者が買う価格が)高価なプラセボは安価なプラセボよりも効力が高いことが確かめられている[2]。プラセボは風邪薬に勝るとも劣らない広い適用範囲を持つ薬であり、この効果を高めた功績に対してイグノーベル賞が贈られた。
  • プラセボは医薬品であるが条件を満たせば処方箋を必要としない。これを悪用した詐欺事件も発生しているが、処方の頻度が高いプラセボの処方箋を発行するのは手間がかかるため、医学会は処方箋の義務化は行わない方針である。
  • 効果範囲の広さと適度な効果の強さ[3]から、新薬の試験(治験)の対照群としてよく使われる(後述)。

治験の対照薬として[編集]

プラセボは非常に効果範囲が広く、かつ効果がある程度限られているため、治験における対照群としてよく使われる。コストが殆どかからず、製造も簡単なプラセボより効かないとされた新薬はその時点でほぼゴミ扱いとされるほどプラセボの影響力は大きい。また、昔は重要視されていなかったプラセボの効果が治験の結果を大きく左右するということがわかってからは、医者からも患者からも新薬とプラセボがどちらか分からないようにするテスト方法が考案された。

ちなみに媚薬(惚れ薬、催淫剤)は漫画やドラマなどの作品上の存在であって、実在しない言われるが、これは不正確である、現実にはプラセボは十分に媚薬としての効果を持つ事が確かめられている。ただし、それ以上に効果のある媚薬が未だ存在しないため、上述の「プラセボより効果の無い薬はゴミ」という定義により、架空の存在扱いされているのである。

脚注[編集]

  1. ^ 初期の未発見のなど、患者が認識していない病気や怪我には効果がない。
  2. ^ aber, Rebecca L.; Shiv, Baba; Carmon, Ziv & Ariely, Dan (5 March 2008), "Commercial Features of Placebo and Therapeutic Efficacy", JAMA (American Medical Association) 299(9): 1016--7 Price of a Medication May Affect How Well It Works, Stanford Graduate School of Business, March 2008
  3. ^ プラセボだけでは病気が完全に治らないことも多い。

関連項目[編集]