ミートホープ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

ミートホープは、「うまい肉ほど当然値段が高い」という従来の業界概念に挑戦し、独自の手法によって価格破壊を行って来た社長 ・田中稔とその熱き挑戦者たちが運営して来た会社である。

1976年創業。2007年8月に惜しまれつつも廃業となった。

スペシャル番組

目次

[編集] 栄光の歴史、とある肉屋の挑戦 ‐ 奇跡の牛肉抜き牛肉風味コロッケ

今は亡き、北海道の、とある工場。


ミートホープ社長、田中稔は、苦しんでいた。メーカーから、もっと安い牛肉コロッケを作れと迫られていたのだ。


思案に暮れていたとき、田中はとんでもないことを言い放った。「牛肉を・・・抜いてみたらどうだろう」


工場長は戸惑った。牛肉コロッケから牛肉ミンチを抜いたら牛肉コロッケでなくなってしまう。社長はおかしくなってしまったのか。


「無理です。出来ません」工場長は思わず叫んだ。


「俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で作り上げるんだ!」


社長の熱い思いに、工場長は心を打たれた。肉屋の血が騒いだ。


「やらせてください!」 それから、夜を徹しての偽装ミンチ作りが始まった。

[編集] 牛肉に豚肉を混ぜる

従来この方法は、牛肉だけでは肉のパサツキ感・油性分が不足するため昔から行われていた方法である(例としてハンバーグのパテ作成等)。


牛肉の代わりに、豚でも鶏でも、肉ならなんでもミンチにして混ぜた。


これを田中と社員たちは気の遠くなるような研究を重ね、牛肉の風味を壊さぬ程度の適量の豚肉を混入することによりよりうまみを増し、更に原価をその分安価にする混入率とその方法を発見。牛肉そのものやコロッケ等にその技術を応用し、より安価でおいしい牛肉や食品を提供できるようになった。

また、そのノウハウは「挽肉の赤身と脂肪の混ざり具合を均一にする製造器」にも生かされ、文部科学大臣表彰創意工夫功労賞を受賞した。

[編集] 壁にぶち当たるミートホープ、数々の試行錯誤

賞味期限切れ肉の再利用
賞味期限とは商品を安全に食べることができる期間であり、当然期間を過ぎた商品については食の安全性を保つためにも回収・廃棄が義務付けられている。当然ミートホープでも鋭利回収・廃棄を行ってきたが田中稔社長はその肉にも注目し、ある商品に関しては醗酵が進んでうまみが増し更に安全性に関しても問題がないことを突き止めた。そして自社にてその商品を選定し安全性が確認された商品に関しては再利用することによって、更なるコストダウンに努めた。
天然水の有効利用
従来水道水によって行っていた冷凍食肉の解凍を、天然水である雨水を回収し利用する装置を発明し冷凍食肉の解凍を行った。大量の水道水を使わなくてすむことによるコストダウンは当然であるが、天然水を利用することによって豊富なミネラルを肉に含ませることに成功した。これによって食肉の栄養価も高めることができた。ただし当初危険視された雑菌等の繁殖については、
  1. 元々冷凍食肉なので腐敗しないこと
  2. 調理時加熱することにより余分な雑菌等が死滅すること
により安全性は確立された。
食肉を安定供給するための努力
鳥インフルエンザ流行における鶏肉への風評被害対策として、田中稔社長みずからが安全な輸入鶏肉の大手受け入れ先となることで海外の生産業者を救い、鶏肉の安定供給をすることによって消費者・各小売業者をも救った。
また、国家のために激務に挑む自衛隊等各公共機関にも進んで輸入鶏肉を安定供給することによって信頼を得た。また、安定供給するための方法として代替商品の研究も行いパン等の混入も実験した。


しかし・・・どうしても、本物の牛肉コロッケの味は出せなかった。


工場長は、来る日も来る日もミンチと戦った。


いっそ、自分がミンチになれば、どんなに楽だろうと思ったこともあった。


追い詰められていた。


そこへ社長が現れた。そしてこうつぶやいた。


「発想を変えるんだ。・・・牛は肉だけで出来ているんじゃない!」


そうだ。血だ!牛の血があった!


暗闇に光が射した。


[編集] 奇跡の肉の誕生

「肉質の悪い食肉は色彩も悪い」ことに注目した田中は、肉そのものが持つ血液を増量させることにより質の悪い安価な肉でも、うまみ成分を増やすことを発見したのだ。


工場長は何の肉を入れたかよくわからないミンチに牛の血を混ぜてみた。


牛肉ミンチ特有の鮮やかな赤みが蘇った。


「これだ、これが探してた俺たちのミンチなんだ!」


牛肉抜き牛肉風味コロッケの誕生だった。


社長と工場長と従業員は、工場の片隅で朝まで飲み明かした。


工場長は、充足感に包まれ、涙が止まらなかった。


「社長、この涙も混ぜていいですか」工場長は言った。


「ああ、いいとも。塩っ辛くならない程度にな」


社長は自分のジョークに、肩を揺らして笑った。


[編集] その後の展開

こうした非常なる努力によりミートホープは道内の食品加工卸業界売上第1位の栄冠をとることとなった。


が、「猛き者にもついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵に同じ。」のたとえにある通り、食肉加工業界の風潮に敢然と立ち向かう行動をとれば、当然同業他社の強い反発を生み出す。


「画期的な独自の手法」は消費者のためのコストダウン化の上で、その多くは特許出願を行わず「社外秘」とされてきた。そのため産業スパイの標的とされ、はたまた高品質を維持するための過労働により一部社員・パートの反発をくらうこととなった。多くの情報が流出し、さらに極秘裏による複数会社による策略によって自分の子供である専務までをも取り込んだ「捏造」疑惑に発展してしまった。


最後まで孤立奮闘した田中稔社長も自分の息子の「反乱」に失望し、「捏造」疑惑調査のための北海道警察と苫小牧署の捜査を受けることとなり、回復不能の会社不信を抱かれたミートホープは惜しまれつつも倒産の憂き目にあってしまう。


だがこれは偽装工作による捏造された疑惑であり、それにより多くの善良なる消費者が被害を蒙った一例であることをここに記す。


尚、内閣執務調査室による未確認情報によると、その高い技術と安全性に深く感銘した隣国政府が密かに田中稔社長を国内に呼び寄せ、危険なダンボール入り肉まん等に変わりはるかに安全で安価な食品加工品の開発するため研究させているという。

[編集] 関連項目

Wikipedia
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