リレー小説・第二部

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

[編集] ひとつ

休日だけど仕事をしているぼくの背中で、なにか、いい感触がしている。むにむに、むにむに。これがつまり、俗に言う、「あててんのよ」状態なのだろうかと、なけなしの漫画の知識で思う。
「ねえ、ねえ、さとる君、なんかおもしろいこと、ないの、ねえ」
ぼくは、その問いを無視して、仕事をつづけるつもりで。
「ねえー、きいてんの」 むにむに、むにむに。頑張って集中して……。
「ちょっとお」むにむに、むにむに。
やめた、無理だった。
「わあかったよ、ったく」
こんなときでも、ただ懇願に負けた、という風に装うのが、おとなのプライドってやつだろうか。
「やったあ、ありがとう、さとる君」
後ろでまだ「あててんのよ」状態をつづけている瑞紀のほうに振向きながら、
「そうだなあ……、じゃあツイスターゲームd」
……そう言いかけて、ことばがとまった。

瑞紀の顔が、体はそのままに、癋見になっていた。

--Mobnoboka 2007年4月5日 (金) 15:43 (JST)

[編集] ふたつ

一部咲き。まだ、花は開かない。まだまだ、まだまだ、まだまだ。

三部咲き。花見にはまだ早い。もう少し、待って、待って。

五部咲き。きっともうすぐ。結んで、開いて。

八部咲き。お花がもう見える見える見える見える見える見える。

まんかいまんかいまんかいまんかいまんかい。

―――散華。――――――――、―――・――・――……

--くぎりヽ/ 2007年5月31日 (木) 02:33 (JST)

[編集] 関連項目