レーゼドラマ

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レーゼドラマ (Lesedrama) とは、自分の書いた戯曲が上演されなかった劇作家が、演劇界への腹いせに上演不能に書いた戯曲のこと。

ト書きに、あり得ないことを書きまくる。例えば、「主人公の腕がビヨーンと伸びて、観客の頭を撫で撫でする」「五秒に一度の速さで暗転する」など。台詞は、不穏当な表現に満ちている(例:『ロミオ、貴方の××××はどうして○○○○なの?』)

英語ではクローゼット・ドラマと呼ばれる。"closet"という語感から、我らがオスカー・ワイルド様も、クローゼット・ドラマの書き手と誤解されることもある。しかし、ワイルド様の四大喜劇はすべて上演され好評を博しており、クローゼットではない。悲劇『サロメ』は、上演禁止の憂き目にあったこともあり、半分だけクローゼットと言えなくもない。また、ユダヤ王エロドが、預言者ヨカナーンを井戸に隔離しながらも妙に気にかけていることから、両者にはそっちの意味におけるクローゼットな関係があると解釈する者もいる。

レーゼドラマと技術の進歩[編集]

実現不可能なことを狙って書かれているので、技術屋たちとの競争になりやすい。「ここで、ピーターパン、空を飛ぶ」という類のト書きに技術屋が対抗して、ピアノ線で俳優を吊る技術(のちのワイヤーアクション)を開発したのだといわれる。(同様に、ライト兄弟が飛行機を発明したのもレーゼドラマのせいらしい)

場面転換が多すぎて舞台化不可能なレーゼドラマのせいで、映画が発明されたという説もある。映画発明者のリュミエール兄弟と、レーゼドラマで有名なアルフレッド・ド・ミュッセが、同じフランス人であることから、このような仮説が提唱された。

シェイクスピアの喜劇『十二夜』もレーゼドラマとして書かれたという説もある。双子の兄と妹が登場するのだが、双子の俳優などそう多くいるはずもなく、ペスト流行のせいで思うように演劇活動が出来なかったシェイクスピアが、腹いせにこのような設定で書いたとする説である。この戯曲のおかげで、遺伝子操作の研究が進んだと言われる。

また、ある劇作家は、「主役が悪魔に魂を売って不老不死の肉体を手に入れる」などというト書きを含んだレーゼドラマを書いた。このおかげで医療が発展し、平均寿命が延びたのだとも言われる。我らがワイルド様と同郷で同年代の劇作家バーナード・ショーはこの恩恵にあずかり、ワイルド様の二倍近い寿命(90代)をまっとうすることができた。

レーゼドラマによって発達したその他のテクノロジー・技能[編集]

作品例[編集]

  • 戯れに恋はすまじ』(ミュッセ・著)……上演されなかった腹いせというより、当時の恋人ジョルジュ・サンドにふられた腹いせという面が強いレーゼドラマ。
  • マンフレッド』(バイロン・著)……そういえば、この戯曲でも、主人公が死にたがってるのに、意地悪な精霊たちが永遠の生命を与えてしまうくだりがあったな。医学の進歩とバーナード・ショーの長寿に貢献したのかもしれない。
  • サロメ』(ワイルド様・著)……インフォシーク楽天のカタカナ語辞典[1]では、レーゼドラマの例に挙げられている。

関連項目[編集]