ヴィジュアル系
ヴィジュアル系( - けい、微呪蛙髏系)とは歌う美形のピエロによるチンドン屋であり、病的に白い肌をしたイケメンが(通常は演歌以外の曲を)歌うことによって女たちの注目を集めるという現代に生きる歌舞伎者である。
概要[編集]
基本的には、黄色人種で構成されている事が多い。どの国の出身であろうとも黒人のヴィジュアル系は存在しないため、オタク(怖い白人)と呼ばれる人種との類縁関係を指摘する学者もいるが、そのことを言うとファンと称するバンギャ(そのほとんどは厨二病患者)たちの怒りを買うため、詳しい調査は出来ずにいる。
ファンであるバンギャたちはかなり過激であり、凶暴なものも多いが、某黒夢のヴォーカル曰く、「J-POPを聞く子たちよりも傷つきやすい子が多い」ので、接するときは注意が必要だ!気をつけろ!
東アジアの島国である日本国がその起源であると言われているが近年は特定アジアやヨーロッパの国々にもヴィジュアル系が波及してきており、朝鮮王朝に至っては宮廷楽団にヴィジュアル系のルーツを求めるウリナラ起源説が登場している。
ゴシックロックにおける自称ヴィジュアル系でないバンドからはヴィジュアル系と一緒にされてしまうことに少なからぬ懸念が持たれており、ヴォーカルが身長156cmのバンドはヴィジュアル系呼ばわりしたらベース投げて収録現場から帰っちゃう。 また、中にはカラオケでは自身の楽曲を歌ってほしくないお方もいらっしゃる。
楽曲の特徴[編集]
16ビート以上156ビート未満の曲が約9割、残りの楽曲はバラードで構成される。また歌詞は宗教的・耽美的要素を多大に含み、「死」や「破壊」を美化した歌詞は、多くの中二病患者の心を掴んでいる。 単語として薔薇、十字架、堕天使などを用いる事が多く、決して、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対などの歌詞は使用してはならない。(しかし、某エゴレンジャーと某下ネタパラダイスは例外である。)
ビジュアル系になるために[編集]
真っ先にやらなければならないのは、化粧が上手くなる事である。
但し女性と違い、デパートの化粧品売場で教わったり、美容学校に通うのも少々キツいものがある。そこで彼女に教えてもらおうと多くの人が考えるのだが、残念な事にビジュアル系に惚れるタイプの女はビジュアル系にしか興味が無いということである。つまりビジュアル系になる前の君なんかには見向きもしないのだ。仕方なく見よう見まねで化粧をするはめになる。多くのビジュアル系見習いの化粧がイタいのはこのためである。最も現実的な方法は姉か妹、最悪の場合お母さんに教わるべし。
メンバー集めが次の作業となる。ここで大切なのは言うまでもなく見た目だが、別にイケメンである必要は無い。髪を伸ばし化粧をすれば何とかなるからだ。このことは過去のビジュアル系が実証済みである。最も重視すべき点は痩せている事だろう。考えてみてほしいビジュアル系にかつてデブ(LUNA SEAの真矢は除く)がいただろうか?いやいない。そう言う事である。出来る限りcali≠gari・・・ではなく、ガリガリなヤツを探す。楽器の上手い下手は全く意味がない。むしろ下手な方がいい。バンギャに理解できない演奏技術はまったく必要がない。ぶっちゃけエアバンドでもいい。ゴールデンボンバーのように。上手過ぎるとヘビメタと勘違いされる。
バンド名も重要だ。BOOWYはかつて暴威と名乗っていたが、BOOWYに変えてブレイクしたし、その後輩であるBUCK-TICKも非難GOGOであったのを改名し、今の地位を手に入れた。そして海砂利水魚がくりーむしちゅーに改名した後のブレイクは記憶に新しい。基本的に英語表記が望ましく、かつ一発では意味がわからない物にしたい。また、らりるれろ、つまり「ら行」で始まるバンド名にすると、よりそれっぽくなる。
さてメンバーも揃い、見た目も何とかなった。次に必要なのは告知である。
当然メンバーの中にPC操作に長けた者がいるはずなので、直ちにHPを作らなければならない。それも限りなくビジュアル的に優れた物が必須だ。そこでは写真のクオリティの高低でライバル達に差をつける事が出来る。しかし心配は無用、顔は気にしないでよい。画像加工ソフトでチョチョッと直せばOKだ。だがしかし、この場合、ライブ会場で、本来の姿がバレてしまい、その姿にバンギャがドン引きしてしまう可能性もある。その時は魔法の言葉・「クソバカシネ」を唱えれば良い。
大事なのは小道具である。赤い薔薇の花・手錠・鎖・十字架・包帯を用意して適当に配置する。するとどうだろう立派なHPが出来たではないか。
しかし最近は、技術志向の信者様方もいらっしゃるので注意すること。
ここまでは比較的簡単だが、歌詞作りは大変である。
先ず辞書を用意しよう。国語辞典はもちろんのこと、英和・和英・仏和・和仏は最低でも揃えたい。そこでの作業だが、いきなり辞典でかっこいい言葉を探すのは無茶である。その前段階として他のビジュアル系バンドの歌詞を調べよう。意味のわからない単語が目に付くはずで、それこそが必要な単語である。さあ意味を調べて早速作詞。注意点はかっこいい単語は使いすぎない事、全ワードの3割以下にとどめるべきである。そうしないと全編で何を言ってるのかわからなくなってしまうからだ。
意味と使い方さえマスターしたら、十字架に刻まれた血の雫がどうしただの、氷のように冷たい鎖に繋がれた貴女を護る堕天使がどうしただの。ね!簡単にできたでしょ。後はソフトで適当に作ったメロディと合わせれば完成である。
注意点[編集]
- 頑張ってビジュアル系になっても、思ったほどモテないケースがございます。予めご了承ください。
- 親戚の葬儀に出席しようとしても、全力で止められる恐れがあります。予めご了承ください。
- 警察による職務質問を頻繁に受けたり、不審者として通報される恐れがあります。予めご了承ください。
- ごく稀に、ビジュアル系に必要不可欠な中性的な見た目を手に入れるために本来の目的を忘れて性別を転換させてしまうことになる場合があります、予めご了承ください。
関連項目[編集]
- MALICE MIZER
- Mana
- X JAPAN
- LUNA SEA
- 河村隆一
- ALI PROJECT
- SHAZNA
- PIERROT
- 黒夢(名古屋系)
- SADS(渋谷パンク系)
- GLAY
- Janne Da Arc
- Versailles
- ロナルド・マクドナルド
- L'Arc~en~Ciel(ヴィジュアル系であることを否定し続ける頑固な集団)
- hyde
- VAMPS(吸血鬼ユニット)
- ANAL B'z(元祖下ネタ系コミックバンド)
- B'z(初期とLOVE PHANTOM)
- マソソソマソソソ
- Black Veil Brides
- TOKIO HOTEL
- My Chemical Romance
- ビジュアルロック