七面鳥

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七面鳥の想像図

七面鳥(しちめんちょう)とは、頭部を7つ持っていた珍しい多頭動物で鳥類の1つ。長く北米大陸にのみ生息していたが、ヨーロッパ人の入植以降乱獲によって絶滅し、現在では標本、化石共に存在が確認されていない。

概要[編集]

七面鳥は現在でこそ珍しい多頭動物の一種だが、古代においては多頭動物は一般的な存在であった。書物の残っていない地域もあるが、世界の広い範囲に様々な多頭動物が生息していたと見られる。例えば、ヨーロッパの歴史書にはケルベロスという現在のに似た多頭動物の存在が記述されているし、日本においても最古の歴史書古事記に8つの頭を持つ多頭動物ヤマタノオロチの存在が記述されている。しかし、七面鳥を除く多頭動物は気性が荒かったことから紀元前後に相次いで絶滅に追い込まれている。

七面鳥は野蛮人の住むユーラシア大陸ではなく北アメリカ大陸に生息していた。七面鳥の極端までに優しい気性のせいもあっただろうが、先住民は七面鳥に危害を加えることはなく、共生していたとされている。この地域にはヨーロッパからの入植に時間がかかり(バイキングも定住をしなかった)、大量に殺害されることも無かった。

絶滅の原因[編集]

七面鳥を絶滅に追い込んだ理由についてはヨーロッパからの移民であるというのが一般的な説であり、定説化している。1492年のコロンブスの新大陸到達後、多くのヨーロッパ人が北米大陸に入植してきた。ピルグリム・ファーザーズもその1つで、アメリカで最初の冬を厳しい状態で過ごした。そんな中で貴重な食料だったのが人間を警戒しない七面鳥だった。最初の冬を越した後彼らは七面鳥を食べ、これが後の感謝祭の風習になった。

アメリカ合衆国が成立すると、増大する人口に合わせてより多くの七面鳥が感謝祭の為に殺されるようになった。銃により簡単に殺せたため、リョコウバトのように物凄い勢いで減少していき、18世紀末から19世紀初頭のうちに絶滅した。七面鳥の絶滅により、多頭動物は全て絶滅したことになった。


絶滅後[編集]

七面鳥の絶滅後、アメリカ人は感謝祭に使う鳥肉としてトルコからターキーを輸入した(標準和名…ホロホロチョウ)。これらは七面鳥に変わる感謝祭の家禽としてアメリカで養殖が始められ、現在ではアメリカの感謝祭の定番料理に使われている。

余談[編集]

日本に初めて七面鳥の情報が伝わったのは江戸時代、オランダ船からの情報が初めてで、実物はもちろん、絵すらも見ることが出来なかった。また、頭部が7つあるという情報は無く、「メリケンでは冬の始めに七面鳥という鳥を食べる」ということしか伝わらなかった。そのため、七面鳥絶滅後にアメリカへ渡った日本人が感謝祭で供されたホロホロチョウを七面鳥と誤解し、それから現在でも日本ではホロホロチョウを七面鳥と一般的に呼称しているとされている。

関連項目[編集]

Wikipedia
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