人は見た目が9割

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ウィキペディア専門家気取りたちも「人は見た目が9割」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

人は見た目が9割とは2007年に新潮新書から発売された本。字のごとく、人は外見で己の9割を判断されると竹内一郎が主張する本である。

と思わせといて、ろくな内容が書かれていないのに百万部以上売り上げたベストセラー本になり、「本はタイトルが9割」であることを見事証明した良著である。

概要[編集]

本は最初から最後まで読まなければならない。立ち読みすることでその本の雰囲気を味わう事が出来る。小説の場合、タイトルだけで面白いかどうかは判断できなし、娯楽本の場合、結末よりその過程が重要であるから立ち読みで本の雰囲気で大体面白いかどうか判断できる。ただ、オチがトンデモかどうかは判断できない難点がある。

エッセイの場合立ち読みは全然参考にならない。なぜなら、立ち読みで読むのはせいぜいイントロ部分であり、エッセイで一番重要な部分は結論、つまり一番最後である。

なお、結論を読めばいいじゃないかとなるが、第一それがどこか分らんし、まず読む楽しみを奪ってしまう。結論を知りながら読むのは苦痛でしかない。もし、立ち読みだけでエッセイが良書だと見分けられる人が居たとしたら、君はすばらしい評論家になれるだろう(もちろん、私が言っているのはテレビに出ている評論家ではなく、文学に従事する評論家をさしている)

本を買うかどうか判断する材料はタイトルおよび下馬評にどうしても頼らざる負えない。だが、新書は「新しい書物」つまり出版されて間もない本である。だから、下馬評はもともとないに等しい。新書を買う際の判断材料はタイトルおよび表紙の裏に書かれているさわりを参考にするしかない。もちろん、さわりは本の内容がいとも面白いと宣伝するための文章だから「さわり」の文章は面白いに決まっている。むしろ、重要なのは読者を書店で手にとって「この本は面白そうだ」と思って裏を見させることである。そして、読者が「この本は面白そうだ」と思わせるには本が表を向いている部分が「おもしろい」と思わせなければならない。

要は新書でベストセラーを生むには読者の心を掴むタイトルが必要である事が分る。

さらに、帯にキャッチーな宣伝文句をつければなおさら良い。「人が見た目は9割」の場合「コミュニケーションの本質を暴いた本」とか宣伝文句をつけておく。「ノンバーバルコミュニケーション」という難しそうな横文字もつければなおさら良い。読者の大部分はこの言葉を全く知らないから、それを知るために本を買ってくれるだろう。

さらなる落とし穴[編集]

そして、タイトルに騙された人たちは新書の売り上げに貢献する。書店も「人は見た目が9割」の売れ行きが伸びている事に気づく。書店は本を売る店である以上売れる本を置かなければ経営は立ち行かなくなる。つまり、書店で平積みされるのは「面白い」本ではなく「売れる」本である。もちろん、売れる本のなかで確かに面白い本はあるが、中には「人は見た目が9割」のように内容が薄っぺらいのにタイトルに騙されて「売れる」本となったものもある。

だが、書店員が面白くないだとわかっていても「売れている」本を平積みしないわけない。とりあえず、「今週のベストセラー第○位」の場所に平積みする。もちろん、「今週のベストセラー」は書店の入り口近くと言う大変目立つ場所に平積みされる。書店に入ってまず目につくのは大量に平積みされた「人は見た目が9割」とタイトルが付いた本、そしてその横には「今週のベストセラー」と書かれている。インパクト絶大なタイトル、おまけにベストセラーだとしたら面白くないわけないだろうと考えた脳足りんな読者のハートをガッシリ掴まないわけがない。

こうして、「人は見た目が9割」は見事タイトルだけで読者の心を掴み百万部を売り上げるベストセラーになった。めでたし、めでたし。

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「AIDAモデル」の項目を執筆しています。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「単純接触効果」の項目を執筆しています。

ちなみに、こうしたメカニズムは心理学者には御見通しであり、AIDAモデル単純接触効果という烙印を心理学者たちはこの現象に新たに名づけ、押し付けている。

気になる事[編集]

ところで本当に「人は見た目が9割」なのか?

この本はこの記事のようにそれについて明確な結論を述べないまま終わってしまう。そんな事知りたくもないが。

本はタイトルが9割であることを証明した本たち[編集]

  • 人は見た目が9割
  • 嫌韓流 タイトルに関係なく、韓国を叩けばタイトルはなんでもよかったとされている。
  • 品格本
    • 女性の品格 愚痴をこぼしただけでベストセラーになった希有な本。
    • 国家の品格 「~の品格」にあやかって書かれた本。
  • ホームレス中学生 なお、この本は「本は作者が9割」ではないかと主張されている(父親が「家族を解散する」などと斜め上向いて宣言したそうだが、保護責任者遺棄罪と養育放棄で処罰されてもおかしくない。出来事当時作者は中学生だったという)。
  • What Every Man Thinks About Apart from Sex(邦訳:男がセックス以外に考えていること) タイトルが9割というよりもはや10割。

関連項目[編集]