伏線回収機構

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伏線回収機構(ふくせんかいしゅうきこう)とは、伏線の回収を業とする専門家集団である。主に漫画作品の連載が立ち行かなくなったときに、ストーリーの軟着陸を目指して暗躍する。

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経緯[編集]

近年、ドッグイヤーと呼ばれる商品需要の短命化に伴い、漫画作品などの突然の連載中止が増加して問題となっている。連載中止の際には伏線の回収を速やかに行うことが重要となるが、それは出版社側にとっても執筆者側にとっても例外的な業務であり、十分なノウハウがいまだ蓄積されていないのが実情である。そのため伏線が回収できないまま連載が終了してしまう事件が多発し、社会的にも問題視されるようになった。

そこで、伏線の回収を業とする専門家集団が、執筆者と協力して伏線を回収する仕組みが作られた。これが伏線回収機構である。

構成[編集]

大きく分けて、リサーチ部門と回収部門がある。

リサーチ部門
各誌の連載状況をモニターし、連載中止の予兆がないかを調査する。連載中止には出版社側も気付かない執筆者の精神面での変調などもあるため、伏線回収機構が連載中止の予兆を確認すれば、依頼されていなくても出版社に通達することがある。
回収部門
連載中止が発生したときに行動する部署。まず初めに、プランナー達が執筆者と共同作業で綿密なプランニングを行う。そうして立てられた計画に従って、ゴーストライターネーム(コマ割などの漫画原稿の下書き)を作成し、執筆者はテクニカルアドバイザーの助言を受けながら執筆する。執筆者が体調を崩している場合は、ゴーストライターが代わりに筆を取る。『幽遊白書』の終盤の絵が雑だったり、『闘将!!拉麺男』の最終回の描画タッチが執筆者と異なるのは、このゴーストライターが筆を取ったためである。

実績[編集]

ソードマスターヤマト』(夢野カケラ)
詳細はソードマスターヤマトの項に譲る。表向きは作者である夢野カケラの伏線回収作業とされているが、そのあまりにも素晴らしい手際の良さから、伏線回収機構が裏で関与していたのではないかとみられている。
恋愛出世絵巻 えん×むす』(瀬口たかひろ
本作品は「15個の御守りを集める」という基本ストーリーのもとで、順調に連載を進めていた。しかし、御守りを4個を集めた時点で、出版社と執筆者との間で作品の方向性をめぐる相違が発生し、両者が歩み寄れないまま「御守り11個を残してあと5話でケリを着ける」という事態となってしまった。秋田書店からの要請を受けて、速やかに伏線回収機構が出動した。
プランニング
まず問題となったのは「残り5話で御守り11個をどうするのか?」だった。3ページごとに1個取得するという案も出たが、最終的にプランナー陣が出した答えは「もう御守りは放置」だった。そして問題の焦点は伏線てんこ盛りのキャラ達をどうすべきかに移行した。以下、プランナー陣が出した答えである実際に採られた手法を解説する。
サブキャラ2人をまとめて処理
本作品においていくつもの伏線を抱えていたのは、「主人公の味方にしてライバルキャラA」と、そのキャラに奉仕している「メイドキャラB」だった。プランナー陣は、「黒幕に倒されたAを介護したBが、誤ってAを殺害してしまい、Bも後を追って拳銃自殺」という全く違和感の無い展開で2人をまとめて処理した。
ライバルキャラが黒幕キャラを倒す
本作品の軸を成すのは「成長過程の主人公」、「強力なライバル」、「裏で糸をひく黒幕」の3人である。主人公が残りの2人を倒すにはまだ充分に成長しきっていない。そこで伏線回収機構は「ライバルキャラが黒幕を8ページで片付ける」という手法を採った。あっけない黒幕の最後は「あっという間に黒幕を倒すライバルキャラのカリスマ的強さ」を強調することで見事に隠すことに成功した。
主人公は臓器提供死
何といっても最も伏線を抱えているのは主人公である。残り5話でこれらの伏線を全て回収するにはどうすればよいのか? プランナー陣が出した答えは「主人公が死すれば続きなし。ゆえに伏線もなし。」である。主人公は交通事故にあった「メイドキャラC」に臓器を提供して死ぬことで、慈善キャラとして生涯を終えた。
放置された御守り11個
上記3つ、これほどまでの立て続けの衝撃展開を受ければ、読者にとって御守り11個などもうどうでもいい。きっと忘れてる。伏線回収機構の見事なプランニングの成果である。

失敗例[編集]

シャーマンキング』 (武井宏之
シャーマンキングの打ち切り確定直後から伏線回収機構がプランニングを開始。単行本32巻にわたる長大な物語の中で積み重ねられてきた大量の伏線(詳しいことはシャーマンキングの項を参照)をいかにして回収するか、全国の読者が注目していた。しかし、作者の武井氏は伏線回収機構が提示した回収案を拒否。すべての伏線を投げ出す形でシャーマンキングの連載は終了した(その後、シャーマンキング完全版にて伏線は回収される見込み)(プリンセス・ハオ病を参照)。

関連項目[編集]

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