佐々木小次郎
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
佐々木小次郎(ささきこじろう)とは安土桃山時代から江戸時代に実在したんじゃないかな?と思われている剣豪である。
生没年不明(生没年不詳)であり、講談では巌流島の決闘で敗北し落命したことが有名であるがそもそも宮本武蔵の生涯そのものが講談の影響もあって捏造色が強く、バガボンドで再び有名となった吉岡一門と武蔵の決闘(武蔵の一方的な勝利)すら武蔵サイドの捏造であり武蔵とはまったく関係がない理由で吉岡道場は閉鎖している。
そのような理由で佐々木小次郎の実在すら怪しいのが現実である。
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[編集] 一般的な講談、小説での佐々木小次郎
中条流の遣い手であり若年ながら天才的な腕前の剣士であり、自らの流派を「巌流」と命名した美青年である。空を高速で飛ぶ燕を三尺の刀身の大太刀(長刀)で斬り落とす業を得意として「燕返し」と命名。江戸時代に細川家立会いの元、後の大剣豪宮本武蔵と天下一の座を賭けた決闘を舟島で行う。
ところが武蔵さんは時間にルーズであり約束の時刻になっても現れない。ずーっと待って待ってイライラしてしまった為に平常心を無くした小次郎さんは、武蔵が現れるやいなや背負った大太刀を抜いてその鞘を投げ捨てる。その様子を見た武蔵は「小次郎敗れたり!」と叫ぶ。武蔵の屁理屈としては勝つ積りならば帰る時に太刀を納める鞘が必要。それを捨てたのは勝つ積りが無いからだ。ということであった。
ここで「いや、お前の身体に太刀を刺して鞘にするよ、そのまま新しい太刀を作るからもういらねーんだよ」とか云えば良かったのだが、一休さん並みの頓知が無かった為によりカッカしてしまい本来の技量が出せない形となった。 SNKのゲームでいうならば挑発で気力ゲージが減少して秘剣燕返しの威力が減少した状態である。
此れに対し、二刀流などを標榜していた癖に二刀どころか、一刀も使わずに舟の櫂を削ってトンでもなく長い木刀を作った武蔵は「やっぱりリーチの差が勝負だよねー!♪」と小次郎の大太刀、長刀よりも長い木刀を持参。ジリジリとお互いに間合いを計って勝負は一閃。 太陽を背にして武蔵は跳びあがり小次郎の目を眩ませる。対して小次郎は海に足を踏み入れ袴を濡らし、機動力を失った状態で此れを迎え討つ。 小次郎は燕返しで武蔵の鉢巻を切り落すも致命傷を与えることは出来ずに、武蔵の櫂の長木刀を眉間に受けて倒れる。暫く倒れたままの小次郎であったが、半身を起こしライフゲージ1ドットで最後の超必殺技の真燕返し?逆袈裟斬りを繰り出すも一寸の見切りで武蔵は此れを避わし、小次郎に非情のダウン攻撃。 巌流 佐々木小次郎は落命する。 周辺住民は小次郎を哀れみ以後、舟島を巌流島と呼ぶこととなった。 また武蔵はこれに懲りたのか、以後命を賭けた真剣勝負を辞める。(でも出世したいから合戦には出陣している)
[編集] 歴史的な考察を踏まえた佐々木小次郎とは?
そもそも歴史とは勝者が作るのは自明の理であり、負けた小次郎サイドには明確な情報もなにも無いといっていいのが現実である。 伝承の一種によれば小次郎は身長175cm程の巨漢であり、別段 美青年ではなかったともいう。 武蔵サイドが小次郎を「天才剣士、剣豪、天下一」と褒め称えているのは理屈で言うなら「アイツはズゲー強かったんだよなぁ~でも俺はソイツに勝ったんだからもっとスゲーんだよね~」という解り易い理屈であり小次郎リスペクトなど全くない。 小次郎が修行したのは中条流、ないし漫画喧嘩商売で有名な富田流であるという。師匠は鐘捲自斎(鐘巻自斎)という弟子の伊藤一刀斎に負けたある意味悲劇の剣豪説と(漫画バガボンドはこの説を採用)富田流開祖の富田勢源の二説が主流である。
富田勢源は室町時代~戦国時代の剣豪であり、小太刀術の名手であった。晩年は目を(白内障で?)病み、薪で梅津某という武芸者を自身がめくらであるにも関わらずボコボコに撲殺したエピソードがある人物である。(このエピソードを引用しつつ漫画のシグルイは小次郎を富田勢源の弟子としている) もし小次郎が勢源の弟子であるならば巌流島の決闘の時点で小次郎が青年ということはなく、若くても60歳前後ということとなる。 現代でも老人の武道家がいくら強くても若者が老人に喧嘩試合で勝つのは当たり前という風潮があるので、小次郎が本当に勢源の弟子であったとしても世代にワンクッション置いて、勢源の弟子の達人の鐘捲自斎の弟子という設定になる可能性は講談として面白みを出す意味で充分にある。尤も鐘捲の弟子である可能性も否定できないのだが・・。
陸軍戸山学校で軍刀剣術師範をしその後、抜刀道という武道で実際に日本刀で物を斬ることに拘った剣士、中村泰三郎は著書の中で武蔵が長い木刀を櫂を削って作ったことは不自然と指摘しつつ、巌流島での決闘時 小次郎の年齢は70歳と言い切っているが、まったく何処まで本当かわからない。戦時中に朝鮮人捕虜を43人斬首したという鬼のような剣士だったというのでご神託でもあったのかもしれない・・。本稿とまったく関係ないがこの中村氏が愛用した刀剣の一振りの中に巡りめぐって三島由紀夫が割腹したときに使用した関の孫六があるというのでなんか凄いものを感じる。以上余談である。
ビートたけしは昔、巌流島の決闘の詳細が不明なことをネタに 「夜中に小次郎達が穴掘っていたら、何かにぶつかって見たら隣りで武蔵も弟子と一緒に穴掘っていたりしてなぁ~」と罠(落とし穴)の仕掛け合いを笑い話にしていたが案外それが事実かもしれない。
[編集] 何故 大太刀(長刀)の遣い手なのか?
師匠の勢源らの小太刀術は短い刀(脇差)をメインに戦う剣術なのであるが、小次郎は大太刀の遣い手として一貫して描写されている。 日本刀を遣うという点では共通の基本はあったと思われるが、小太刀と大太刀はやはり同じ刀でも長さであまりに差があり、全く異なる武器といっていい。小次郎が勢源門下であったにも関わらず大太刀の名手となった其れらしい理由としては…当時戦闘の主流であった槍や薙刀、大太刀などのロングリーチの武器を制する目的で、勢源が修練する小太刀術の稽古相手に高弟の小次郎が選ばれ、勢源と組太刀をしている内に皮肉にも大太刀術が得意となった。というものがある。
また勢源の修行した中条流自体は小太刀術のみの流派ではないので、小次郎が勢源門下であってもなくても大太刀の遣い手になる可能性は充分にある。
まあそんな事よりも武蔵サイドからすれば、短い刀を持った達人の爺さんよりも長い刀を振り回す青年に勝った方が宣伝効果は大きかった。(だろうねぇ)
後に、武家諸法度が江戸幕府によって制定され、武士が帯刀する刀は二尺三寸五分までとなり大太刀を小次郎のように持ち歩くのは違法となる。
[編集] バガボンド、Fateなどの現在の人気作品での佐々木小次郎
漫画バガボンドの佐々木小次郎は聾唖という斬新な設定が採用され、作中では「あ~」「うー」「あうあ~」といった サザエさんのイクラちゃん並みの台詞しか喋れない。 が宍戸梅軒の顔面を割ったりと剣の腕前は抜群であり天才美青年剣士という従来のお約束設定は守られており作者の井上雄彦は小次郎が武蔵に負けたら本作を終わりにすると明言している。本作の小次郎は木の枝で人を殺すぶったまげスキルを発動させた。
2004年に発売されヒットし、現在もアコギに商売を続けているTYPE-MOONのFateシリーズではよりお約束の天才美青年剣士でキザという性格で登場する。
Fate/stay nightの小次郎はアサシンの偽サーヴァントとしてキャスターに召喚され、山門を守る・・というか山門を拠り代として存在するしか能が無い役立たず?という形である。江戸時代の無名の剣士が「なんかよく解んないけど俺が小次郎に近いから現世に呼び出された」という理不尽な状態でキャスターからDIOの肉の芽みたいなものを埋め込まれ使役されている。 この作品では他の英霊と違い魔力も何もない刃渡り五尺のごく普通の?日本刀しか持っていないのだが剣技はセイバーよりも上であり、あるシナリオルートで最後の最後で彼女を阻止する形で登場する。 人々が勝手に持った「主人公に負ける天才美青年剣士という妄想が具現化したのが自分」という青年の主張を叫びつつ次元空間を無視した三つの太刀筋を同時に繰り出す秘剣燕返しを宝具として操る最強のKYとして存在していた。
[編集] 佐々木小次郎さんの意義
これ等の現在の創作物での佐々木小次郎描写も含めて、正に小次郎道とは(肝心な処で)死ぬ(負ける)事と見つけたり。である。