俺たちの領域

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動先: 案内検索
Wikipedia
ウィキペディア専門家気取りたちも「俺たちの領域」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

俺たちの領域(おれ-りょういき、The World is Lover's)とは、ナルシストの口説き文句である。

概要[編集]

「うるさい! ……そんなの、しょせんは精神病の一種に過ぎないんだから!」
恋愛 について、涼宮ハルヒ

人間、恋をすると好きなあの人以外はまったく見えなくなってしまう。というのはよくあることであり[不要出典]、恋愛感情が高まるあまり自分自身さえも見失ってしまった結果、いろいろな意味において自身の黒歴史を刻んでしまうことが少なくない。そしてそれは、地球の弧を歪めるのも崩すのも思いのままと豪語する自称「カルラ王」たる冥界三巨頭の一人、天雄星(ガルーダ)のアイアコスにあっても、例外ではなかった。惚れた女(バイオレート)は目の前にいる(それは別に偶然な巡り合わせでも千載一遇のチャンスでも何でもなく、単に彼女がアイアコスの部下だったからである)。しかしこの想いを素直に打ち明けるなんて、この「カルラ王」のプライドが許さない。しかし、このまま何も行動を起こせないというヘタレぶりも、やはり「カルラ王」たるプライドにかけて自分を許せない(カルラ王はとても誇り高いのである)。しかし、フラれてしまったら「カルラ王」としての威信にかかわる。他の部下からもバカにされてしまうかも知れない。あぁ、どうしよう……と、そんなくよくよと恋に悩む自分の姿さえも「カルラ王」のプライドが許せなかったため、さしあたってアイアコスは行動に出てみることにした。とりあえず彼がやってみようと思いついたのは、彼女にポエムを贈ることであった。

発動[編集]

そんな事があった、ある日の戦陣。いつもであれば、事務的にバイオレートの腰を抱え込み、そこからおもむろに必殺「ガルーダフラップ」(要は「人力の人間魚雷」)によって彼女を戦場へと発射し(そのまま高速度で地面に叩きつけられた彼女が少なからずダメージを受けている事についてはまったく意にも介さない)、あとは飛空挺(ナントカと煙は高い所が大好きなのである)の士官室でのんびり酒でも飲みながら彼女の帰投を待つ(一騎当千なる彼女のこと、どうせ勝利するのはわかっているため、彼が聞くのは戦果だけである)のが日課であったが、その日のアイアコスはちょっと様子が違った。彼はその日その時その瞬間、全知全能全身全霊を注ぎ込んで練り上げた、必殺ポエムを彼女のハートに叩き込んだのであった。

「顔をあげろ、バイオレート。風を感じて己の舞台を見ろ。地上にへばりつくものには決して見えぬ世界の姿を!!俺たちの領域だ!!」
俺たちの領域 について、アイアコス

……その瞬間、間違いなく世界は凍りついた。あなたがいて、がいて、他の人は……いっそ消えてしまいたかった。間違いなくその瞬間、世界は二人だけの領域であって欲しかった。たとえお誘いを受けたとしても、むしろ全力でご遠慮申し上げたいところである。つまりひとことで言ってしまえば、そのフレーズは「とても寒かった」のである。

こんな口説き文句で吊れる女など……

効果[編集]

想いは通じたのか。

……まさかいたのである。そこにどんな空気が流れていたのか知らないが、他ならぬバイオレートはこの一言でアイアコスに心酔してしまい、文字通り死ぬまで身も心も奉げて戦い続けることになった。って言うかその戦いでバイオレートは戦死するのだから、あながちでもないのである。いわば死亡フラグ、愛を告白された(orした)瞬間、一瞬だけ浴びせられたスポットライトの輪の中で、かませ犬はとっととフェイドアウトするのが少年漫画のセオリーなのである。しょうがないのである。むしろバイオレートとしてもアイアコスの存在を憎からず想っており[要出典]、最後の最後に(それがどんなに婉曲な表現であろうと)愛を告白されたのは、それまでずっと戦士としてしか扱われなかったバイオレートがただ一度だけ「女性」として認められた最高の瞬間だった筈[要出典]である。誰が何と言おうと、あの瞬間において世界は二人だけの領域だったのである。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]