八重洲

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八重洲(やえす)とは、東京都中央区にある地名。あらゆる交通の集まるメトロポリス東京の玄関口東京駅から見て、その西側一帯が千代田区丸の内であり、東側一帯が八重洲である。かつてはJR乗車券や定期券がなくては、丸の内と八重洲を行き来することは難しく、東京駅自体がベルリンの壁のように見做されていたが、自由通路が近年設置されて、丸の内文化がどっと流入し、八重洲は大きく変化し始めたようである。

旅行者の哀歓[編集]

日本を代表する東京駅、ここにはJRの鉄道網によって日本中のありとあらゆる人々が集まってくる。それこそ純朴な修学旅行生から、商談に忙しいビジネスマン諸氏、一家揃って遊びに来た大家族、ブランド品を身につけて練り歩くおばさまたち、もちろん日本人だけではない、観光マップをひろげる外国人の人々、そして何しに来たのかよく分からない人々、etc…。

よく目を凝らしてみると不思議な人たちの方が目につく筈である。わけのわからんウンチクをひけらかす鉄道オタクバスオタク、たまたま駅でアイドルを見つけてコーフンしているカメラ小僧アキバに行く途中の秋葉系オタク、派手なスーツに身を包みながら何だか指の数が足りない893のみなさん、JR職員に食って掛かっているクレーマー、地べたに座り込んでくーくー寝ているおっさん、落ちた吸殻を拾っているどうみてもホームレスとしか思えない人、キセル乗車している人、スリ、置き引き、万引き、ポン引き、食い逃げ、痴漢に痴女、盗撮魔、そして変なメモを配っている白髪の女、根本敬のマンガに出てくるような電波入ってるオヤジ、そして物陰に隠れるようにたたずんでいる娼婦男娼、ありとあらゆる人物を観察するにはうってつけである。学校できれいごとの教育をするより、この駅を見た方が人生勉強になるはずである。

故郷にいられなくなった一癖も二癖もある人間が集まるのが東京だが、東京駅はそれが凝縮している。特にフォーマルな丸の内口に比べ、八重洲口はインフォーマルなだけあって、カオス度が高いといえようか。そこには悲喜こもごも、人々の哀歓が満ち溢れている。人生に疲れたときはここで多様な人間を見て、ほっと一息つくといいだろう。東京駅は旅行者に優しい駅である。

それはともかく、なにしろ巨大な駅である。あまりの広さに当惑している人も多い。大体電光掲示板の標識はいたずらな旅行者がスリ代えていることが多く、7割の表示は信じないほうがよいらしい。そのまま標識に従っていくと、ドブにはまったり、天井から金ダライが落ちてきたり、そのまま某国に拉致されるようなことがあるらしい。そのためここではひっきりなしに「迷子の呼び出し」がかかっている。「子供の迷子」ならともかく、「大人の迷子」、「犬の迷子」、「猫の迷子」、「牛の迷子」、「ロボットの迷子」まで放送されるのが東京らしいところである。迷子があまりに多いので、よく踏んづけたり、潰したり、割ったりする人がいるらしいが、よくよく足元に注意をはらってもらいたいものである。

迷子も多いが落し物忘れ物もすごいらしい。1日1トンの遺失物があるらしく、遺失物保管室は地下に専用の巨大なフロアが設けられている。忘れ物ごとに部屋があり、傘、ケータイ、上着、鞄、靴、メガネなど各部屋に分かれているが、入れ歯ヅラ座薬といったものでも部屋が分けられている。たとえば入れ歯だけの部屋などはほの暗い蛍光灯のもと入れ歯だけ500個も、1000個も並んでいるのだから壮観である。

イヤよイヤよも好きのうち[編集]

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さて八重洲の名の由来であるが、1600年に豊後臼杵に漂着したリーフデ号船長ヤン・ヨーステンが、徳川家康から拝領した土地がもとになっていると言われている。「ヤン・ヨーステン」がどう読み違えられたのか「耶楊子(やよす)」と漢字を当てることになり、さらに転じて「八重洲」となったのだという。でもこの項目を読んでいるアンサイクロペディアの読者諸賢は、このもっともらしい話に胡散臭さとご都合主義を感じはしないだろうか。

特に「ヤン・ヨーステン」が「耶楊子」と読まれたところに謎が隠されている。江戸時代の古記録を紐解くと、ヤン・ヨーステンは思いのほか、女色におぼれていたことが記されている。さもありなん、オランダから日本までの長旅は、心身を疲労させるものであった。野郎ばかりで女っ気がまるでない船旅である。オランダ御自慢の空気嫁が完備してあるとしても、やはり、溜まるものは溜まるのである。そこで江戸に降り立ったヤン・ヨーステンは憂さを晴らすがごとく、乱痴気騒ぎをしまくったらしい。特に覚えたての日本語で「よ、よいではないか、よいではないか、うい奴じゃのう…ハァ、ハァ…」と迫ったらしい。この助平な紅毛人に、女どもはたまらず「イヤよ、イヤよ」と嬌声を上げたという。

こうした痴態はほどなく近所中に知れ渡り「イヤよイヤよも好きのうち」という言い回しで茶化されるようになり、江戸の人々だれもがヤン・ヨーステンを囃し立てたと言う。「イヤよイヤよも好き…」が略されて「いやよすき」→「やよす」→「やえす」となったらしい。流石に幕府公儀はこのエロい命名をのさばらせておくことはできず、「ヤン・ヨーステン」→「耶楊子」→「八重洲」になった、という説を無理やり押し通したのである。ということで、あるまじき乱行ぶりをもってヤン・ヨーステンは日本から追放され、気の毒にも1623年にインドシナで座礁して死んだという。その手には日本髪を結った空気嫁が抱きかかえられており、人々の涙を誘ったという。

日本最大級の地下街[編集]

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数多くの旅行者の集まる八重洲では、この旅行者たちの貪欲な胃袋を満たすために、巨大な地下食料品店が広がっている。八重洲地下街東京駅一番街大丸東京店の地下フロアは、はっきり言って、どこがどこから分かれているのか、素人目にははっきりしないのだが、この三つを合わせた面積は大阪クリスタ長堀の面積を軽く凌駕する。このことを大阪人に言うと、まずイヤな顔をされ「三つバラバラにしたら面積最大じゃないやろ、このボケが!」と文句つけられることは必至だが、仕方ない。この地下街に勤めている人々でも、どこがその境目なのか分からないのだから、とりあえず便宜上日本一でよいと思われる。

とにもかくにも広すぎて、実はどこまで広がっているか正確な面積を知るものはいないのである。隠し通路や開かずの扉、地下駐車場から下水溝まですべてを知っている人はいない。だいたい新規アルバイトで夜間警備の最中に神隠しに遭うのは年に10人はくだらないという。京橋や日本橋の地下鉄構内につながっているとも言うが、不気味な噂では、あの崩壊したハズの地下の大帝国のび太国にもつながっていて、のび太のすすり泣くような「たすけてぇ~どらえむぉ~ん」の声が丑三つ時に響きわたるとも言われている。

逆に言うと、この地下街をうまく使うことで、地上に出ずに生活することは不可能ではない。夏は涼しく冬は暖かい。トイレはそこらじゅうにあるから洗顔・洗髪はもってこいだし、メシが欲しくなったら大丸のデパ地下の試食品をほいほいつまんでくればいい。すなわちここは引きこもりNEETの人々にも是非お勧めしたい地上の楽園、もとい地下の楽園なのである。ただ残念なことに、ここは集中豪雨や台風が連続して襲ってきたら、土地が低いこともあって水がどんどん流れ込み、下水に飲み込まれるドブネズミのようになる可能性が高い。しかもあまり太陽に当たらないので、モグラのように目が退化する可能性も否定できないという。

二宮金次郎の謎[編集]

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やはり地下街にあまり長居していると眼が潰れそうになるので、急いで地上に出よう。八重洲の地上にはビジネスマン、特にトップクラスのビジネスマンが寸暇を惜しむように行き来している。いかにも普通のサラリーマンとは違うぞという態度が印象深い。こうしたビジネス街の一角に控えているのが八重洲ブックセンターである。向学心旺盛なビジネスマンは吸い込まれるようにこの店に突き進み、成功哲学自己啓発本を買い漁っている。中にはどう見てもトンデモとしか思えないインチキ駄本もあるが、それでも120万冊の本を収蔵しているのは圧巻である。

それより興味深いのはこの書店の前にある「二宮金次郎像」である。薪を背負い苦学して本を読み耽る金次郎こそは、高度成長期から現代を通じてのビジネスマンの輝けるイコン(聖像)である。300円払って、この金次郎像に、あらかじめ用意されてある金箔を貼ると、どんな願い事でもかなうと言われている。たとえば「社長になれますように」とか、「美人秘書との恋が成就しますように」とか、「上司が左遷させられますように」とか、「総会屋株主総会に出てきませんように」とか、「税務署が手心を加えてくれますように」とか、ビジネスマンなら誰しもが持つ願いであろう。にもかかわらず、残念ながら金箔を貼っている人を見たこともないし、そうして願いをかなえた人を寡聞にして知らない。

しかし成功哲学に詳しい人によると、もしビジネスの世界で成功したければ、人に見られない時分にさっさと金箔を貼らなければ効果はないそうである。一方ウィキペディアンのような性格の悪い人が金箔を面白半分で貼り付けたりすると、ピラッ、と金箔が剥がれ落ち、それこそ天罰覿面、金次郎が鬼のような形相で「ゴルァ!」と睨みつけるとも言っている。一週間前ぐらい前から斎戒沐浴して心身を清め、人に見られぬように注意怠りなくそそくさと事をこなせば、間違いなく願いはかなうのだという。そればかりか、金色の金次郎の像が、はははははと明るく笑いながら、そばを全力疾走していくありがたい姿も拝めるとも言われている。夜中に駆け抜ける金次郎を見たという噂は後を絶たないが、金粉を塗っただけの変なオヤジが、ただ単に八重洲界隈でマラソンしているだけかもしれない、という気持ちが、この項の執筆者には抑えきれない。

関連項目[編集]