コロンボ

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コロンボ、すなわちフランク・コロンボは、イタリア系のロサンゼルス市警察(通称ロス市警)の殺人課刑事。階級は警部と周囲に言わせているが実際は警部補にすぎない。また、イタリア系だけあってイタリア語がペラペラと半ば自慢しているが、料理評論家ポール・ジェラード事件の捜査中しか話していない。

一方、数多くの難事件を解決に導き、世界的な映画監督を逮捕したことで世界中に名が知られるが、実態は職権乱用と違法捜査をゴリ押ししたものであるといわれている。犯人に目星をつけた瞬間から執拗につきまとい、尋問中に罠にはめて連行しようとするその捜査手法は、のちに古畑任三郎ら数多くの刑事たちに影響を与え、中には神の如く信奉する者も現れるほど熱狂的な信者が多い。現在だと、ストーカー規正法に引っかかるレベルである。また極度に妄想、虚言癖が多く、捜査のたびに「ウチのカミさんが」などと切り出し愛妻家ぶりを演出するもカミさんの姿を確認したものはいまだかつていない。

目次

[編集] 生い立ち

幼い頃から人を困らせることで悦びを感じる性癖があり、車のマフラーにイモを詰め込むなどの軽犯罪並な悪戯を日ごと行なっていたようである。

その後、転校先では、同じクラスの気になる女子に、消しゴムのカスをわざと当てて欲求を満たし、その嫌がる表情を数十年後も詳細に語るなど、相当に屈折した一面を持つ。幼い頃は極貧であったとされる。その際、母親が金策のため訳アリで外出し家事が出来ないこともあり、父親が手料理を作っていた。そのためか、現在でも主食が安いチリ・ビーンズにインスタントコーヒーである。

青年時代、朝鮮戦争に従軍したことを誇らしく語り、その影響で南北戦争などの戦史にも造詣が深いなどの教養を示すも、実際は炊事場の見張りをやっていただけで、いちども前線に赴いていなかった。M★A★S★Hの4人が聞いたら、うっかり手術中に大動脈を切断したくなりそうな話である。このように、青年期を迎えても彼の虚言癖が治ることはなかった。

1962年、ロス市警に配属。この年、警察官として最初の事件において、不倫がバレて妻を殺害した高名な精神科医犯人ロイ・フレミングを逮捕。これがなぜか社会現象となり、彼の活躍が舞台にまで上演されることとなる。よほど嬉しかったのか、彼はこの当時、捜査で着ていたトレンチコートを終生着用し、また有り金はたいて購入した自称・外車1959年式プジョーを数十年にわたって乗り続けるなど、周囲からは考えられない執着心をあらわにする。そのせいで、1959年式プジョーには異常なプレミア価格がついているほどである。

[編集] 実績と捜査手法

1971年以降78年までのあいだ、延べ45件の殺人事件を解決。だが、その内情といえば型破りなもので、連行中、あろうことか逮捕した犯人にアルコール(白ワイン)を振舞ったかとおもえば、尻尾を出さない犯人とみるやシンクタンク所長マーシャル・ケイヒルの息子をわざと逮捕し、ケイヒルに無理やり自首を迫ったりするなど、通常考えられない違法捜査を連発。これらの多くは、彼の勝手な単独行動によるものであり、しばし警察組織をも困惑させている。その点では、ホレイショ・ケインと習性が酷似している。また囮捜査を得意としホームレスに変装するなどして、その完璧さから誰からも刑事とは思われないほどの腕前を誇っていた。

だが、幼少期の性癖をそのままに勤務中であるにもかかわらず、以下のような特異な奇行や言動も多かった。

[編集] 特異行動

  • メモをとろうとペンを拝借してそのまま持ち帰ろうとする。
  • 飲食店では食い逃げを画策し、不可能な時は警察署名義で領収証を切らせる。
  • またあるときは、部下に支払いを任せてその場を逃げる。
  • 犯行現場には常に空腹で現れ、ついさっきまで殺人が行なわれたであろう凄惨な現場においても、殺害された被害者の食べ残しを見つけては味を堪能し興奮する。
  • 無理やり重要参考人宅のテレビの修理を買って出るも却って破壊する。
  • 凶器に使われた鉄棒で持参したゆで卵を割って興奮する。
  • 扉を閉めた後、ほぼ100%の確率で聞き忘れたことを思い出す。
  • 自分の所有する犬を捜査現場に連れてくる。しかも、名前がドッグ

このようにな形で職権を乱用したりして現場を荒らしたり、おおよそ警察官らしからぬ振る舞いが多いが、それでも、成功者を貶めるその捜査方法を絶賛する階級の人々の裏回しにより、彼が問題視されることはなかった。そして、この異常な捜査手法は、海外においても炸裂し、メキシコでは著名な地元の闘牛士を、ロンドンではビー球を傘に仕掛けて無理やり舞台俳優夫婦をムショ送りにした。

更には上院議員選挙に立候補した政治家やコロンボの上司のロス市警次長、某国のアメリカ総領事代理に母国の英雄である有名な将軍など目上の地位にある人物の逮捕に異常な執念を燃やす傾向が激しく、時代が時代なら反体制的な人物として危険者リストに載ったとしてもおかしくはないレベルである。

こうした手法が災いし、コロンボを現場から遠ざけようとした、あるいは犯人たちが引っかからなくなった、などの影響からか1980年代に入ると全く事件を解決する事が出来なくなり、完全に出世コースからも脱落する。加えて、規則に違反し拳銃不携帯、射撃訓練をサボる、警部補なのに警部だと階級を詐称、政敵であるテオ・コジャック警部補を陥れようとニューヨークまで署の経費で行ったことがバレて停職処分になった、など噂が飛び交った。この直後、コジャックは警部に昇進しているが間もなく消息を絶った。

しかし、90年代以降になると突如カムバック。甥の結婚式直後の初夜、花嫁の寝室をのぞこうとした際に、彼の先を越した変態に花嫁を誘拐されたことにマジ切れし挙句には職権乱用で射殺を命じるなど自己中ホットガイ的な一面も見せたほか、2003年の事件では、犯人が用を足したと思われるトイレの便器に手や顔を突っ込むなどしカラダを張った奇行もとい捜査で周囲を呆れさせた。なお、どう考えても定年退職だろうという大勢の識者からのツッコミを華麗にスルーしたことも忘れられない。

[編集] その後

2008年、彼は全てを忘れることによって、その長い警察人生に終止符を打つことになる。80過ぎの老人に何を求めればいいのやら。実際、奇声を上げながら町を徘徊する姿を多くの住民に目撃されているし、財産管理をめぐって、彼の家族がバトルを繰り広げている。

むなしい話だ。

[編集] 実生活

一見、愛妻家を演じ「ウチのカミさんがね」などと言っているが、実際は独身説も囁かれるほど実生活は謎に包まれており、カミさんの正体は誰も知らない。長年の相棒であったウィルソン刑事は、コロンボのヒミツを握ってしまったゆえ有名マジシャンのサンティーニを逮捕した直後から消息を絶った。また、不動産仲介業者ヴィヴィアン・ドミートリー事件の際には、カミさんを死んだことにして仮の葬式まで行うなど、あまり愛を感じさせない行為も目立つ。しかし、その結果、ヴィヴィアンをムショ送りできたので、もしかしたら彼にとっては、家族愛よりも逮捕のほうが精神的に上位に位置するのかもしれない。

一方で、カミさんなどおらず、全て異常性愛に餓えたコロンボの妄想上の人物であるとの噂もある。信用させるためわざわざカミさんと電話で「こっちは仕事だから、切るよ。しゃべっててもいいけど、切るよ。」などと話すパラノイアな自作自演も行なったが、電話の向こうの声は誰にも聞こえていないため、その疑惑を一層色濃くするものとなった。さらには、有名人に会った場合も「カミさんが喜ぶから」とサインをねだる口実に利用している。また、電話で話す相手はカミさんだけにとどまらず、義弟と称する人物とも話していることから、多重人格者の傾向もある。しかし、の存在だけは確認できている。

豪華客船でカミさんと旅行した際も、コロンボとカミさんが一緒に歩いているのを見たものはいない。船長が見かけたコロンボのカミさんの姿というのは、実は変装が得意なコロンボがわざわざ女装して歩いた姿であるというのが専らの噂である。そして、誰が何と言おうとも、ミセス・コロンボなんてものは存在しない。

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