利用者:かぼ/鉛筆の取り扱い説明書 (の作り方)

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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鉛筆の取り扱い説明書はいかにして生まれたか、これから解説していきたいと思います。折角なので、秀逸な記事を作るということに着目して述べていこうと思います。ただし、これから述べる内容について、必ず他の記事に応用できるとは限りませんので予めご了承ください。この駄文を読むのに要した時間について私かぼは一切補償したしません。また、この文章を電子レンジに(以下略)

秀逸な記事を作る[編集]

この手の記事は、秀逸な記事を狙えるか、あるいは完全に滑るかのどちらかです。自信がない諸君は、3つか4つの節からなる5000バイトクラスの記事を無難に仕上げたほうがよいでしょう。しかし記事執筆者ならばいずれは秀逸な記事を作ってみたいもの。そこでこういったちょっと特殊な記事が生まれてくるのです。

神記事と呼ばれるものは、実はひとつのユーモアから成り立っていることが多い、ということは知っておいたほうがよいかもしれません。あああああああああ!君は牛を二頭持っている。読みにくい文章ひよこ陛下。いずれも核となるユーモアはひとつだけです。だからこそ、核となるものは強烈なパンチでなければなりません。しかし強烈なパンチは一発で読者をKOします。そして一撃でやられたという印象が、その記事を神記事たらしめるのではないでしょうか。

もちろん、手数で稼いで秀逸な記事を作るやり方もあります。考えようによっては、一般の記事作りの延長で作っていけますが、これはこれで難しい作業です。秀逸な記事を作りたいなら、一発の鍛えられたパンチを繰り出すことを考えたほうがよいでしょう。なお、へなちょこなパンチでは目も当てられない結果になることは覚悟しておきましょう。

箇条書き[編集]

この記事の特徴は箇条書きである点が挙げられます。秀逸な記事を作るには、まず知名度を上げなければなりません。そのために重要なのが、加筆可能性を残すことです。読み手に、自分も加筆したいなあと思わせればよいのです。そこで威力を発揮するのが箇条書きというわけです。

ただし、秀逸な記事には完成度も求められるのです。なぜイチローが秀逸な記事に選ばれないのでしょう? それはまず設定がネタありきになっていることと、個々の記述やその分類が洗練されていないからです。秀逸な記事を目指すには、テーマを吟味すること、そして個々の記述をある程度のものにすることが必須となります。

鉛筆の取り扱い説明書は、現実に発生しうるクレームと、過去に起きた馬鹿馬鹿しいクレーム、それに他のネタをちょっと混ぜています。これらを加筆していくには、「イチローの一振りでシスの暗黒卿が吹き飛んだ」よりは多少頭を使います。いや、ちゃんと記事を書ける人には大差ないのですが、「ぼくのかんがえたもうそうをかかないとしんじゃうよ病」に罹っている人にはこの差は大きいのです。

ところで執筆時には気付かなかったのですが、この記事の特徴として、加筆すればするほど風刺の色が強くなるということも言えそうです。これがまた、加筆可能性を高め、かつ加筆によって記事の質を落とさなくて済んだ理由と言えそうです。

ネタ探し[編集]

ではネタ探しです。秀逸な記事というのは、多くの人が共感を得られる記事でもあります。東方projectを知らない人には笑えない記事ではよくありません。だから多くの人が知っているネタを選ぶ必要があります。

というと少し語弊があるかもしれません。君は牛を二頭持っている。というジョークはアンサイクロペディアに来るまで知らなかったという人もいるでしょう。でもいいんです。君牛のジョークは簡単な説明で理解できます。そして理解したら、個々の記述を楽しむことができるのです。ですから上の説明は、多くの人の笑いのツボに合うネタを探すと言い換えたほうがよいのかもしれません。

鉛筆の取り扱い説明書は訴訟社会アメリカを風刺していますが、ニュースに関心がある人ならばアメリカの現状を知っています。そしてまた、日本人ならば多くの人が馬鹿馬鹿しいと捉えているのです。ですから成り立つユーモアと言えましょう。

一発ネタは一瞬ではできない[編集]

いよいよ核心部分です。一瞬の閃きでは優れた一発ネタは生まれないのです。この記事のポイントは2つ。以下でそれぞれ解説していきましょう。

取り扱い説明書[編集]

訴訟社会を皮肉る方法は幾通りもあります。簡単な例では、訴訟や判例を並べることが考えられます。

  • Aさんはマクドナルドで出されたコーヒーが熱すぎて火傷して訴えて3億円せしめた
  • Bさんは猫を電子レンジに入れて乾かそうとして猫が死んでしまったので電子レンジ製造者を訴えた
  • Cさんは任天堂ゲーム機のやりすぎで手に豆ができたので任天堂を訴えた。任天堂はゲーム機に手袋を付属させるようになった

しかしこれではストレートすぎます。そして一番の問題は、記事の中で統一が取れなくなってしまうのです。それに相応の知識が求められるので、加筆可能性という点でもマイナスです。ではどうすればよいでしょう? それは訴えられる側に立てば良いのです。そこでこんな記事を書いてみます。

マクドナルドに寄せられたクレームの数々

  • コーヒーが熱すぎる
  • マクドナルドに通っていたら太った
  • スマイル0円と書いてあるのにスマイルをくれなかった
  • 氷が溶けてコーラの味が薄くなった

さきほどよりはだいぶマシになりました。しかしこれではアメリカ人から本当に訴えられているようでいい気分はしません。だんだん腹立たしくなるか鬱陶しくなってきます。風刺には一歩退いた視点が必要なのです。

そもそも我々は日本語版アンサイクロペディアにいます。では日本人が日本人視点で訴訟社会を皮肉る方法はないのか。そう考えると答えは出てきます。訴えられはしないかとビクビクしながら訴訟社会アメリカに乗り込んでいく日本メーカーの視点です。設定した視点が我々読者と同じなので、読みやすく、書きやすいのです。

鉛筆[編集]

もうひとつのポイント、これは鉛筆であることです。この記事を作る際に考えた点は以下のとおりです。

  • 日常生活で使うもの
    • とくに子どもやお年寄りでも使うもの
  • 普通は取り扱い説明書などついていないもの
  • 危険なものと認識されていないもの
  • 構造が簡単なもの
  • 実はいろいろ書けそうなもの

まず、日常生活に使うものでなければなりません。給水所の取水弁とか、化学研究所の白金るつぼとか言ってもおもしろくないでしょう? それにレジャー用品では、レジャーに行かない人には疎外感が感じられます。子どもやお年寄りでも使うということは、本当に日常に使うものなのです。おまけに子どもやお年寄りが使うということは、安全と思われるものでもあるのです。

次に、今でも取り扱い説明書が付属しているようなものはダメです。これでは風刺にならないからです。そして危険なものと認識されていない、これも重要です。包丁の説明書を書いたって、もともと危ないのは分かっているのだから面白くありません。

構造が簡単なもの。さらに制約をつけました。いろいろな部品、いろいろな材質からなる複雑怪奇な製品は、潜在的にいろいろな危険を孕んでいそうです。単純な構造のものほど安全度が高そうに感じます。また、できれば小さなもののほうが良い。大きなものというのはそれだけで危険が大きいように見えます。人間の心理でしょうね。それに大きなものだと、ぶつかる・落ちるということだけで危険な場合もあります。

そして最後に重要な点です。上でいろいろな制約をつけましたが、あまりに安全すぎるものは、今度は加筆が難しくなってしまいます。よくよく考えてみると危険がありそうだというものがよいわけです。

鉛筆というのは、以下の条件を満たしています。

  • 子どもが学校で使う。もちろん大人もお年よりも使う。
  • 取り扱い説明書などついていない。危険だとも認識されていない。
  • 木の真ん中に芯が通してあるだけのごく単純なつくり。手で握れるサイズ。
  • 削るという行為、書くという行為が危険を生む可能性がある。そして黒鉛、木、塗装それぞれで何かしら書けそう

決して、何でもいいやと思いつきで鉛筆にしたわけではないのです。

余談ですが、ひよこ陛下というのも「ひよこ」であるが故に成立したユーモアです。ためしに「ライオン陛下」とか「ヤドカリ陛下」とか「マグロ陛下」とかやってみると分かります。

執筆[編集]

この記事のメインは箇条書きの部分ですが、ここである程度方向性を示さないと、記事として成功しません。

この記事では、鉛筆から連想されるあらゆるクレームに先手を打つことがミソとなります。鉛筆使用者が鉛筆に出会ってから鉛筆とおさらばするまでを網羅しなくてはなりません。おまけに、取り扱い説明書自体の危険にもあらかじめ触れておかなければなりません。そこで、「本取り扱い説明書を読む際」「購入時」「使用前」「使用後」などの節を作り、できる限り危険を網羅するようにしました。

ですが、完成しすぎてしまうとそれはそれで問題です。他の人による加筆が期待できなくなるためです。そこであえて中途半端な状態で初版を投じました。

個々の説明については、難しい解説を伴うようなものは極力排除しました。ごく常識的な動作、常識的な発想の中で、クレーマー視点に立って危険を探すようにしました。この記事ではあくまでも、普通の行為に対してクレームをつけられないように予防線を張る、という点が重要だからです。

真面目すぎるのも問題です。記事全体として「訴訟社会アメリカの風刺」という壮大なテーマがあるわけですが、いざ読んでみて真面目な記述ばかりだと、次第に読む気が失せてしまうからです。ですからところどころに茶目気を入れます。ただし羽目を外しすぎると記事の品格が失われるので、米村でんじろうさんあたりに協力してもらうことにしました。

最後に[編集]

この鉛筆の取り扱い説明書の記事は、実は構想5年以上かかっています。そう、アンサイクロペディアが出来る前からの自分の持ちネタだったのです。これもまた、一発ネタは一瞬には成らずということの証左じゃないでしょうか。

そういえば私かぼは箇条書きが得意なようです。風が吹けば桶屋が儲かるを書いたのも私だったりします。イチローのメンテナンスをしているのも私です。ですがチャクウィキへ参加しようと思うことはありません。うーん、なんでだろう。

質疑応答[編集]

ご質問はこの下にどうぞ。

Q. 鉛筆の取り扱い説明書の記事について。引用が広範にわたっている一方で、実際の説明書が500ページにも及ぶのは整合性がとれない気がします。引用のレベルを見る限り、さらに詳細な内容が記載されているとは想像しがたく、印象ではせいぜい50ページ。残された可能性は、とんでもなくフォントサイズが大きいことくらい。

この点がひっかかったため、「鉛筆の取り扱い説明書」が秀逸な記事とは思えませんでした。この記事は、「引用を基とした記事」ではなく「転載」だと感じたからです。

当該記事で引用されていない、さらに詳細な内容について、何かご存知でしたら教えてください。

A. ご質問いただきありがとうございます。さて、「引用のレベルを見る限り、さらに詳細な内容が記載されているとは想像しがたく」とのことですが、実際にはさらに詳細な内容が記載されています。また、実物はさらに様々な注意事項や留意点が網羅されています。
たとえば「この製品を医療器具の代用としてはならない」旨だけで12ページ相当あります。また鉛筆の塗料についても記事中で少し触れられていますがさらに詳しい説明書き(アレルギーへの注意や塗装むらなど)が22ページ相当が充てられています。このほか、法律が改正された際の取り扱いに38ページ相当、知的財産権の取り扱いについて41ページ相当が割かれています。合衆国の法令関係については、記事中で言及するにはマニアックすぎるため、記事ではあえて触れていません。
ほかには、説明書には図表もたくさん使われています。さらに図表の見方(投影法、実物との違い、印刷上生じる歪みについて、など)についても注意書きがあります。というわけで、実際500ページに及んでいるのです。--かぼ 2013年6月13日 (木) 00:27 (JST)