利用者:オカメ八目/バ科ニュースの作り方2009 (2)

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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UnNews:“利息返還”実はサラ金とグルの作り方[編集]

電車で増えて来た「払いすぎた利息、取り返せます」の法律事務所の広告。ここまで来ると、何かしらのがあるように見えてなりません。司法に携わる方々にはもっと早くからグレーゾーン金利について議論していただきたかった。そうすれば払いすぎに苦しむ人は居なかったはずなのに……!?

もしもサラ金と法律事務所に癒着があったらどうだろう。利息と法律手続き料の両方が、合法的に搾取できるではないか! いや、これは妄想ですが。

しかし、法律事務所あるいは「利息取り返せます詐欺」などといった通常記事にするにはこれだけでは不十分。そこで、ニュース記事の出番となるわけです。ニュースはある1つの出来事1つの面から書くことができます。また、時系列的な流れを長く書くことができるのも特徴です。法律事務所のある一面を掘り下げ、もしサラ金と癒着があったら……という内容を深く書いて行く事にしましょう。

全体の流れ[編集]

想定としては、現実世界で「法律事務所が利息返還について何か問題を起こした」時に投稿するつもりで作っていくことにします(実際にはそうならなかったわけですが)。

今回の流れは単純です。前述の通り「サラ金と法律事務所が癒着、グレーゾーン金利も『利息取り返せます』もグルだった」ということを書きます。

しかし、ただ説明するだけでは魅力のない絵空事になってしまいます。妄想には、それ相応のしっかりしたリアリティが必要です。

007シリーズの原作者であるイアン・フレミングが書いた『わたしを愛したスパイ』(映画とは別物と思った方がいいでしょう)で、ヒロインが過去に勤めた新聞社で出会った上司の男がこんな事を言いました。

Quote1.png わたしはその記事をこう書いた。「十一番路線の車掌は、ラッシュ時の走行予定がつまりすぎていて、過重労働であると訴えている」ところがレンはその原稿にすっかり手を入れた。「人間だよ、人間、人間が書けてない! こう書くべきだ。“フランク・ドナルドスンは二十七歳の聡明な男性で、妻グレイスにビル六歳、エミリー五歳の二人の子もちだが、彼にはこういう不満がある。夏休みからこっち、夕方うちで子供の顔を見たことがないというのだ。ボルトン小路三十六のこぢんまりとした客間で彼は語った。『あたしが帰るころには、子供たちはもう寝ちまってまさあ。だってね、あたしは十一番路線の車掌で、新しい時刻表になってから一時間のおくれは毎日のこってすからね』”」レンはそこで一区切りつけていう。「わたしのいう意味が分かるかね? あのバスを動かしてるのも人間なんだ。バスなんかより人間のほうが興味を引く。さあ、行ってフランク・ドナルドスンをさがして、この記事を生きたものにするんだ」 Quote2.png

—『わたしを愛したスパイ』, イアン・フレミング著/井上一夫訳 早川書房・ハヤカワ文庫

アンサイクロペディアなりにぶっちゃけて言うと、人物を出すとリアリティが増すよ! ってことですね。架空の人物(多分、犯罪者になってしまうでしょう)の行動を通して、無味乾燥な一般論ではなく人間味のある物語を演出しようという魂胆です(作中では“月並みな見方”と言われてますが)。

形式[編集]

時事としてニュースを書こうとすると、現実世界との兼ね合いで面白みが薄れてしまうことがあります。現実にない出来事を書いた記事は、言うなればただ妄想を書き連ねたモノであるためです。“現実との接点があってこそのパロディである”という原則は通常記事でもバ科ニュースでも変わりありません。しかしバ科ニュースは現実のタイムリーな事件・出来事を題材にするというより厳しい条件がついているため、難しく感じられるのではないでしょうか。

これを解決するために、実際の新聞に手掛かりを求めてみましょう。新聞には、通常の記事以外にもたくさんの種類の内容が含まれています。一面には天声人語に代表される戯れ言に始まり、以降、投書、写真株価四コマ漫画、天気図、テレビ欄広告訂正囲碁将棋俳句、首相動静、社説、特集……いろいろな内容があります。バ科ニュースでも、速報だけではない別の形式を狙ってみるのもいいかもしれません。

今回は必要に迫られて、夕刊に付いてくる特集コラム風にしました。事件などそうそう起こりませんし。あまり知られていない事件を題材にすることの多い夕刊コラムは架空の事件を書きやすい形式です。特定の人物を追って記述するという形式も、内容にあっています。

狙って奇抜な形式をとる方法もあります。朝鮮日報のイラスト(のパロディ)が実際に書かれたことがあります。

執筆[編集]

ここまで決まれば後は書くだけ。主役の行動の一部始終を書き連ねるだけです。

気をつけるのは……

  • つかみをしっかりする。どういう事件について書くのか、ということを早い段階で理解できるように、最初に書きます。
  • 背景を詳細に。普通のニュース記事と違い、前提知識がない状態で読み始めても大丈夫なようにフォローを入れます。
  • 新聞コラムらしく小道具を。◆ ◆ ◆ ◆やロゴなどです。専用のロゴも作りましたが、センス無かったのでやめました……

序破急を意識した記述を心がけましょう。