名誉の戦死

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名誉の戦死(めいよ-せんし)とは、戦死した者の身内友人などに罵声を浴びないための逃げ口上である。

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ウィキペディア専門家気取りたちも「名誉の戦死」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

概要[編集]

「彼は国のために尊い犠牲となりました」「部隊を守るために体を張った、立派な死に様でした」など多彩な表現がある。基本的に「あいつ凄いわーマジでパネェっす!かなりリスペクトしちゃう。」くらい雑な表現をしてしまうと遺族らに訴えられかねないため、お堅い表現で誤魔化しているに過ぎない。どれだけ凄まじい名誉の戦死具合だとしても結局は規定どおりの手当てを配当して終わりなのだが、これは名誉だけじゃ飯は食えないということを如実に現している。

「彼は名誉の戦死でありました。国のために体を張った立派な死に様でした。」
死んだ部下 について、見殺しにした上官

戦場において死因の一部は味方からの誤射であるというのが定説だが、仮に誤射であっても『名誉の戦死』である。国のために盾となって敵から銃弾を受けたのであればともかく味方からの誤射で名誉の戦死というのは何故か。それはもちろん誤射した兵士や軍に被害が及ばないようにするためである。死んだ名誉ある戦士のよりも生きている新兵の方が大事なのはどこの国でも同じである。

責任の所在[編集]

突撃?マジかよ…

当然ながら人が死ぬにも原因というものがある。例えば最前線の指揮官が無謀な突撃命令を繰り返したとする、そんなことをすれば縦社会の兵卒が命令に違反する事などできず、突撃を敢行して死んでゆく。[1]そんな状況にあっても死んだ兵卒たちは名誉の戦死であり祖国の英雄である、無謀な指揮をした司令官も勝てば昇進し「彼らの死を無駄にはしない」とかなんとか調子に乗った事をいう。要するに兵卒の名誉を立てることによってその者が何故死んだのかという原因をうやむやにする事ができる、気がつけば責任の所在は闇の中である。名誉ってなんだ。

無謀な突撃を命じた上官達が押しなべて安穏とした余生を送り畳の上で死んだことは言うまでもない。A級戦犯として処刑されたのは10人にも満たず、彼らよりもっと酷いの(これとかこれとかこれとかこれ)は天寿を全うした。

死してなお[編集]

名誉ある死を遂げた者は本来であれば卒塔婆なりR.I.Pと刻まれた石なりの傍で眠るはずなのだが、名誉というものが厄介でなかなか寝かせてはくれない。「彼は名誉ある戦士だ」とかなんとか本人の耳に聞こえないのをよいことに、プロパガンダの材料として使い始める。これぞまさしく「死体に鞭打つ」という言葉そのものであり、死後も山車の如く引きづられ、粉々になって使えなくなるまで酷使される。名誉の戦死によって「名誉ある死」を得ても「名誉ある死後」は手に入らない場合が多い。

プロパガンダに利用された例としてはガルマ・ザビを例に挙げると非常に分かり易い、知らない人はそういう軍人がいると思って考えて頂きたい。彼は所謂名家のボンボンであり、軍の大佐であった。彼が友人の策略により死に至った際、盛大な国葬によって弔われた。ここまでは良かったが、その後国営放送で戦争の士気上昇のための演説の出汁にされたのである。「諸君らの愛したガルマ・ザビは死んだ、何故だ!」と演説の一文にあるが、どう考えても前線の指揮中に戦死しただけである。戦いに勝つためであれば死者の骨の髄までしゃぶる、戦争とはそういうものである。名誉は与えても尊厳は与えてくれない。

脚注[編集]

  1. ^ 命令どおり突撃すれば死に、突撃しなげれば命令不服従で死ぬ、完全に人生が詰んでいる。

関連項目[編集]