哲也-雀聖と呼ばれた男
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
『哲也-雀聖と呼ばれた男』(てつや じゃんせいとよばれたおとこ)とは、原案:さいふうめい、漫画:星野泰視による麻雀漫画。1997年から2004年まで週刊少年マガジンに掲載されていた。後に裏社会に君臨するアカギや「あンた、背中が煤けてるぜ…」の竜、「御無礼」と卓を囲んだならトンでしまうだろうといわれるほどの常人。麻雀漫画というよりサマを見破り、テクニックで撃破するという手法がとられている。ちなみに平和やチャンタなんかより国士無双の出現率が高い漫画。
[編集] 概要
主人公は実在した無頼の作家、阿佐田哲也(色川武大)がモデル。この漫画は、実話をもとに『麻雀放浪記』・『ドサ健ばくち地獄』といった阿佐田哲也の妄想紙芝居をベースに描いている。そのため著者の脳内に生息するキャラクターも数多く登場する。
[編集] 主な登場人物
- 阿佐田哲也(あさだ てつや)(声優:色川武大)
- 表向きの主人公。通称:「坊や哲」。人並み以上の「天運」を持つ凄腕の玄人で、後に麻雀界において「雀聖」と呼ばれるまでの存在になる。しかしあくまで人間の中の範囲内での「雀聖」であり、後の裏社会の君臨するアカギはおろか、アカギ唯一の萌キャラであるワシズさまにさえ「天運」はかなわないと見られる。同じ状況下で素人であるゴールドマンに振り込んだ哲也に対し、アカギは老獪であるワシズに何年もの間、振り込んではいない。
- 房州(ぼうしゅう)(声優:大塚周夫)
- 「積み込みこそ芸術」の信念のまま天和で死す。
- 印南善一(いんなみ ぜんいち)(声優:戸谷公次)
- 何もしていないのに牌が透けて見える能力を得ながらも誤ロンで死す。
- 後にセモという偽名を使い高校生麻雀生活を送っている。
- 神保(しんぽ)
- 八連荘をあがりすぎて、玄人として死す。
- 近藤(こんどう)
- 横須賀で稼いだり、議員になったり、国士無双をあがったり、廃人になったりする人。
- ドサ健(ドサけん)(大塚明夫)
- そろいもそろって特になし。
- 赤木しげる
- この漫画の本当の主人公。童貞。本名が赤岸ゲルというのはここだけの秘密だ。初登場時は13歳(現在の130歳)であり、当然ランドセルが取れたばかりであった。そのため「天」に登場するアカギとは違い、幼いところも所々ある。例えば放課後に友達と車で断崖絶壁から飛び降るかけっこをしたり、友達と些細なことで喧嘩して拳銃で足を打ち抜いてしまったりもするところだ。座右の銘は「倍プッシュ」。これは彼の行動理念となっており、彼の起こす行動一つ一つに現れている。しかも昭和40年の倍プッシュは現在の10倍プッシュに値する。例えば彼の家には明かりがついたことがない。これは彼が電灯のスイッチを倍プッシュしてしまうからである。このため、彼の家は常に闇に閉ざされている。タイトルの「闇に降り立った天才」というのはここから来たものだ。また老齢になっても彼はこの規則を守り通した。彼がamazonを利用するとき必ず同じ本が2冊届いた(現在の20冊に値する)。これはもちろん、同じ商品のボタンを倍プッシュしてしまうからである。金が二倍にかさもうとも自らの信念を守り通した彼の姿は麻雀界の伝説として今なお残っている。このことから麻雀界では「ダブルクリック」を「倍プッシュ」と呼ぶのが鉄の掟となっている。
[編集] この漫画の凄いところ
- フリテンだけどすり替えて何事もなく和了
- これだけ聞くとちょっと凄いテクニックが必要なように思えるが、実は意外と簡単なイカサマであり、素人でもちょっと頑張ればできてしまう。特に点3・点5のフリー雀荘では食い入るように自分の手牌だけを見ている人が多いので、捨て牌を整理するフリをしてすり替えたところで殆どの場合は気付かれもしないだろう。この程度のことをさも凄いことのように描ききるのがこの漫画の凄いところである。
- 連続天和は当たり前
- 16000オール×2回で32000+100(積棒)の払い。恐らく配給原点が25000だろうから東1局で全員トビ終了。毎局これができれば20年間無敗も夢ではない。
- 「ツモ リンシャンのみ」
- 現実的にこういった和了もあり得なくはないのだが、そもそも阿佐田哲也が玄人として活躍していた時代は完全先付けルール(ナシナシルール)が出来た頃であり、嶺上開花のみの和了が許容されていたのかどうかは甚だ疑問である。時代考証?何それ?美味しいの?
- 「小龍がはじめて緑(一色)以外で和了った…」
- そもそも緑一色という役がアメリカから輸入された役であるのに、中国系の小龍がそれに拘ることに違和感が残る設定である。また中国の麻雀と日本の麻雀では全くルールが異なるため、日本人と中国人の麻雀は普通は成り立たない。余談だが中国の麻雀は日本以上にローカルルールが多く、場合によっては中国人同士でも対局が成り立つかどうかに不安が残る。
- はじめから聴牌してる
- 積み込みの基本だがこれが案外難しい。しかし、某麻雀漫画だとちょっと本気を出すだけで配牌聴牌のみならず地和までたぐりよせたりするのでそこまで凄いことではないように感じてしまう。
- オープンリーチからは逃げられない
- たまにこの漫画に影響されたのか「オープンリーチだ」なんてカッコつけてリーチかける人がいるけど、今どきオープンリーチを採用してる店とかそんなに多くないから。恥かかないようにね。
- 「四千、二千。早く出せよ」
- 流し満貫を成立させた哲也の台詞だが、面白いのはこの流し満貫に誰一人気付いていなかったということだ。現役の玄人が集まって誰一人流し満貫を防げなかったというこの情けなさには思わず泣けてくる。
- 巨大な種金の差があるなら全て燃やしてしまえ!
- どうだ明るくなったろう?
- チョンボ2回と天和で逆転
- チョンボで散々場の流れを乱した後にイカサマで勝利する。これが玄人のやりかたである。汚いなさすが玄人きたない。
- 動かなかった右手が麻雀してたら治っていた
- 麻雀で手・指先のリハビリを行う、いわゆる健康麻将(けんこうまーじゃん)である。実際に多くの老人ホームで行われているリハビリ方法であり、その効果はお察し下さい。
- 5秒で山を積める
- 5秒というのがまたリアリティがあるようなそうでもないような微妙な数字であり、凄いのか凄くないのかよくわからない。ダンチが驚いてるから凄いんだろうけど。
- 三家同時リーチでも関係ない
- これは凄いようで実は凄くない。何故なら、三家からリーチがかかった場合終局までオリきるのはかなり難易度が高いからである。2人までなら13枚の手牌に何かしら安全牌があるものだが、3人になると完全安全牌は殆どなくなる。よって、4人リーチでの流局もしくは真っ向勝負を目指して危険牌を叩き切るのは実は正統派の戦術である。玄人のくせにこの程度の戦術しかないのかと罵って良い。但し、リーチ者3人全員に対して故意に危険牌を切って三家和で流局にしてしまうとなるとこれは凄い。文句なしに凄い。
- 黒の塗り牌についた指紋を見てガン牌する
- ひろぽんってすげー!
- 投牌のコントロールがよい。電球を壊せたり、鳥を打ち落とせたりできる
- 一流の玄人は一流のハンターである。
- 四暗刻単騎がよく出る
- 相手との点差が開くと四暗刻単騎を狙わざるを得ない。これは字牌を警戒されてしまうほかの役満と違い、四暗刻単騎が相手の放銃を狙いやすい役満だからである。このような理由から四暗刻単騎がよく出るのは仕方ないのだがそれにしても出すぎである。有難味も何もあったものではない。
- 七対子ドラ2は満貫
- マガジンの読者が25符2翻なんてわかるわけないだろ常識的に考えて。
- メンホントイトイに四暗刻または三暗刻すらつかない。
- いやほらメンホンって高いじゃん。指3本折れるしもうこれ以上役とかいらなくね?
- 字一色・七対子・北の地獄待ち×2
- 「こういうこともあるんですね!」「牌は4枚あるからね」
- 国士ダブロン
- 2人が国士なんてやってたら誰かしら食いタンとかでアガリそうなものだが、国士に怯えてだれもかわし手に走らない。ある意味空気の読める打ち手が揃った凄い展開である。