四畳半神話大系

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四畳半神話大系(よじょうはんしんわたいけい)とは、森見登美彦によって編纂された四畳半神話の大系である。

概要[編集]

四畳半神話とは、四畳半に住む「私」による一人称の神話である。 ギリシャ神話やローマ神話、そのほかの神話のように三人称が語る語り口をしていないのがこの神話のもっとも特徴的なところである。 同一人物が書けるはずのない違うサークルに入った場合の話が四つ存在している。 これは創作であることの証であるが、他の人生を生きてみたいと思うものに先んじて教えを説くためである。 中に出てくる唯一の神「かもたけつぬみのかみ(樋口清太郎)」がいかに絶大な影響力を「私」に及ぼしたかが克明に描写されてれている。 神としての生活形態に関する記述が見受けられ非常に興味深い。 「ふしぎの海のナディア」の原作となったことで有名なジュール・ヴェルヌ原作の「海底二万海里[1]」をは愛読し影響を多大に受けている。

四畳半神話における神の概念について[編集]

四畳半神話においては神であると名乗ったものが神なのであり、神であると名乗ったのは樋口清太郎しかいないため唯一の神[2]である。 「かもたけつぬみのかみ(樋口清太郎)」は縁結びをしており[3]、非常に多忙であるということになっている。 一神教にあるような悪魔との戦いも城ヶ崎との間で繰り広げられており、神の代理であるイエス・キリストの代理として聖書を著したものの代理の代理などという世界で繰り広げられる戦いの構図がこの神話においても見られる。 これは、ゾロアスター教に見られるアフラマズタとアーリマンとの戦いと系統を同じくしている。 一神教においては神は多くの制約や規則を設けるが、樋口清太郎にはそれがない。 しかし、意味のない貢物や奇異な行動を求める、それが儀式であり教義である。 アンサイクロペディアオスカー・ワイルドのそれに似た教義に従っているため分派の一つではないかとの推測がなされている。

収録されている神話は以下の通り。

  • 四畳半恋ノ邪魔者 映画サークル「みそぎ」に入っている。 
  • 四畳半自虐的代理代理戦争 樋口清太郎の弟子となっている。実は「自虐的代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理代理戦争」であるという。
  • 四畳半の甘い生活 ソフトボールサークル「ほんわか」に入っている。
  • 八十日間四畳半一周 秘密組織「福猫飯店」に入っている。八十日間の四畳半サバイバルである。

いずれも共通部分が存在しており、エンドレスエイトあああああああああ!を彷彿とさせるがそれを良しとしている。 筆者に編集者が許したのではないかと思われるが真相は定かではない。

登場人物[編集]

樋口清太郎(ひぐち せいたろう)
「かもたけつぬみのかみ」という名前の物語では唯一の神である。能力はかなりのもの[4]である。
私(わたし) 
神に翻弄される人物として自分を語っている。「黒髪の乙女」に尋常ならざる執着を持ち、不毛な努力を何よりも得意とする賢人。
小津(おず) 
神に仕える人物である。暗闇で逢ったならば十名中八名がもしや妖怪かと驚き、残りの二名はやはり妖怪だと納得する容姿を持つ。工学部の電気電子工学科に所属している。
明石(あかいし)さん 
「私」と恋愛関係になる。工学部の建築工学科に所属している。
羽貫(はぬき)さん
窪塚歯科医院の歯科衛生士である。鬼のように酒癖が悪く、同席した全員を悪夢のエンドレスナイトに落とす特技を持つ。
城ヶ崎(じょうがさき)氏 
映画サークル「みそぎ」の主将、院生である。おっぱいとラブドールを愛する風流人。
香織さん 
城ヶ崎の彼女である。
老婆 
道端で占いをしている。

アニメ化疑惑[編集]

2010年4月から7月にかけて、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送された「四畳半神話大系」にタイトルと登場人物と背景が酷似している。 台詞やコンセプトが全く異なってしまっているため同じ作品としてしまうのはどうかという意見が多数に上った。さらに最終二話まで話がほぼ同じなのでエンドレスエイトより酷である。それでも演出方法や最終二話の完成度の高さからメディア芸術祭最優秀賞を受賞した。

関連項目[編集]

Wikipedia
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脚注[編集]

  1. ^ ふしぎの海のナディア」においては原作はジュール・ベルヌ原作でタイトルは「海底二万マイル」であった。
  2. ^ 他の神との会合の話もあり唯一神ではないことも明らかではあるが、四畳半神話においては一人しかいないこともあり唯一神としての威光を放っている。
  3. ^ 角川文庫版15~16ページにそういった記述がみられる。
  4. ^ 「その千里眼は祇園の雑踏から意中の乙女を見つけ、その地獄耳は疏水へ桜花の降り散る音も逃さず。洛中にあまねく神出鬼没、天地間を自在に往還す。神州におよそ知らざるものなく、恐れざるものなく、従わざるものなし。彼こそは樋口清太郎。来たれ、仙才を秘めたる若人よ。四月三十日、時計台前にて集合。電話番号なし」と「弟子求む」のビラには書いてある。