売れ残り

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売れ残り(うれのこり)とは、なかなか売れない本記事のお題。

お題[編集]

返答[編集]

ケンタッキー勤めのタスーリン

タスーリン[編集]

売れぬなら殺してしまえホトトギス
講評
「売れないモノがあってはいけない」という赤い原理粛清という論理でもって体現した一句。同様の原理をなよなよしい者たちが「どんなに売れなくても人間を排除なんかしちゃ駄目」と包摂的に解釈して無駄なモノをまるで排除できなかったのとは対称的に、タスーリンの句は赤い現実世界に展開された豪放なる作戦を想起させており、ロシア人以上にロシア人的と評されるタスーリンの人を寄せ付けない苛烈な剛胆さをこの上なく引き立てている。

建前竹田[編集]

売れぬなら売れるようせよホトトギス
講評
商人の建前が体現された一句。たとえ「安いよ!」が口先だけであろうとも、賞味期限をごまかそうとも、食べ物に食べ物用の段ボールを混ぜようとも、売れ残りを詰め合わせセットの中に混入しようとも、安物を高級品と偽装しようとも、とにかく何としてでもモノを売ろうとする商売人のモノを売り付ける意地をみてとることができる。人間の事例でみるなら、「早く売れるようなれ」と準備不足の三流芸人を客前へ連れ出すのは、正しくその者を永久に売れなくして永久追放するための巧妙な策といえよう。その謀略を跳ね返せる芸人は決して三流ではありえない。

狸川徳将[編集]

徳将を一喝する将軍様
売れぬなら売れるまで待てホトトギス
講評
自力で物を売るのを諦めた商人の本音が代弁されている一句。商品宣伝をマスコミなどの他者に頼り、自分は大手本店から委託された物品を気軽に置いているだけである。もちろん、マスコミの報道で売れ残りが急に売れ出したという事例などマスコミで報道される程ごく少数の例外に過ぎない、自分では宣伝行為を打てる権限があってもそうしない。こうした商人は、江戸幕府の初代将軍をやたら持ち上げる傾向にあるが、実のところその将軍様が「売れるまで待って」何もしなかったということはなかった。こうした姿勢を続けていれば、やがては在庫品に囲まれ、店は赤いインクで覆われるだろう。

売心清子[編集]

売れぬなら笑顔で除けホトトギス
講評
商品の売り方をよく知りつくした一句。この句を詠んでいる清子は、声も顔もたいへん清らかで、何の精神汚染もないかのようだった。そうした排斥行為など商人として当然と言わんばかりの爽やかな表情だった。正に清子には、蚊を平然と叩きながら動物愛護や動物の人権を訴えているような雰囲気が漂っていた。その凛とした顔は、タスーリンが体系づけた社会主義リアリズムを生きる女性労働者の顔と瓜二つであり、本来なら対立するはずの資本主義と共産主義の共通点をこの上なくみる思いがした。

総評[編集]

詠み人たちの顔は皆、普段は見られない真剣そのものの表情だった。売れ残りのモノを眺める精神にこそ、商人の本性が最も現れるといえそうだ。

関連項目[編集]