学連選抜

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学連選抜(がくれんせんばつ)とは、学校単位で出場することが定められている団体競技において、特別の事情により学校単位ではなく複数の学校の選手を寄せ集めて作る混成チームのことである。この項では主に箱根駅伝において、シード校とならず、予選会でも出場校から漏れた学校の選手によって構成されるチームについて述べる。

概要[編集]

技量の高い選手はたいていの場合総合的なチーム力が高いチーム、つまりある程度以上の技量を持つ選手が集まった学校に所属しているケースがほとんどであったために、学連選抜は「選抜」とはいうもののその中に傑出した技量を持つ選手が含まれることはほとんどなく、長年最下位に近いところが定位置であった。ところが近年の駅伝のスピード化の影響からか、調整の失敗や突然の体調不良などで有力チームといえど万全の状態で本番に挑めるとも限らず、寄せ集めぶっつけ本番の学連選抜チームが優勝争いに絡めるケースも出てきた。

問題点[編集]

団体競技においても、特に近代スポーツにおいては、戦術はシステム化されていることが多く、個々の技量が高いものが集まった方が、技量に劣るが(精神的な繋がりという意味での)チームワークで勝るチームよりも強い筈である。ましてや駅伝においては、競技形態は個人競技の連続、即ち実際に同時に競技しているのは一人であり、チームワークの発揮どころが存在しないのである。
しかしながら、スポーツに過剰に精神修養的なものを求める日本において、駅伝は特に他のスポーツからまで「チームワークの象徴」とみなされてしまいがち[1]であるように、なんとしても「苦労を共にしてきたチーム」>「高い技量の寄せ集め」でなければならないとされていた。現実的にも上述の通り、これまではその理屈が通用してきたのである。ところが、2008年の箱根駅伝において、学連選抜チームは総合4位となり、寄せ集めチームでも十分に上位を狙えることが明らかになってしまったのである。

困惑したのはスポーツ教育界である。これまで個人競技にさえ「チームの和」を強要し選手の発言力を抑え込むために都合よく駅伝を引き合いに出してきたのだが、それが通用しなくなってしまう恐れがでてきたのである。現在、学連選抜チームの存続について、スポーツ指導者の間で密かに議論が行われている[要出典]

歴史[編集]

学連選抜チームはかつては「オープン参加」であり、お客さま扱いであったが、現在では正式参加チームとして認められている。これは、箱根名物の「寄せ木細工」、すなわち元々は全く別のものを組み合わせることによって単体では得られない価値を生み出す、ということに由来しているとも言われる[要出典]

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  1. ^ 長野オリンピックのスキージャンプ団体における原田雅彦の「みんなでタスキをつないでね…」発言にもそれが顕著に現れている。

関連項目[編集]