官僚的なソナチネ

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官僚的なソナチネ(かんりょうてき - )とは、エリック・サティのピアノ曲である。なお、官能的なソナチネではない。

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概要[編集]

この曲はあの有名なクレメンティのソナチネ(ピアノを習うとたいてい弾かされる)のパロディとして、1917年に作曲された。 ある官僚の一日が皮肉交じりに描かれている。

曲の構成[編集]

以下の三楽章からなる。

第一楽章[編集]

4分の4拍子(クレメンティは2分の2拍子)、イ長調(クレメンティはハ長調)。 アレグロ(急いで)と書かれている。 拍子が違うので演奏スピードが違うはずなのだが、同じぐらいの速さで弾かれることが多い。 行の間にこんな内容のことが書いてある。

  • そいつが出掛けている。
  • そいつは楽しそうに職場に向かっている。
  • 朝飯をかきこみながら。
  • 満足したそいつはうなずく。
  • そいつはある綺麗で品のいい女性を愛している。
  • それと、自分のペンの軸も愛している。
  • それから、自分の緑の木綿製の袖、それに自分のメイド・イン・チャイナの帽子も愛している。
  • そいつは大股で歩み行く。
  • そのまま階段から落っこちる。
  • 要するに逆方向に登る。
  • なんと言う風の吹き回しだ!
  • そいつは肘掛け付きの椅子に座り、幸せな気になる。
  • そして周囲にそれを見せつけてやる。

第二楽章[編集]

8分の9拍子(クレメンティは4分の3拍子)、ニ長調(クレメンティはヘ長調)。 アンダンテ(の〜んびり散歩する速さで)と指示されている。第一楽章から続けて演奏されるため、少し演奏者が疲れてくる。クレメンティとだいぶ感じが違うが、誰も気にしない。こんなことが書いてある。

  • そいつは昇進について妄想する。
  • もし昇進しないとしても給料はあがるはずだ。
  • そいつは次の家賃までに引っ越しをするつもりだ。
  • そいつはあるアパートにめをつけている。
  • 昇進、もしくは給料が上がりますように!!
  • また、昇進のことを妄想する。

第三楽章[編集]

8分の3拍子(これはクレメンティと同じ)、イ長調(クレメンティはハ長調)。 ヴィヴァーチェ(かなり焦って)と指示されている。第二楽章から続けて演奏されるため、かなり演奏者が疲れてくる。こんなことが書いてある。

  • そいつはペルーの古くさい歌を歌う。
  • そいつはそれをブルターニュのある耳の聴こえない方に教わったのだ。
  • 役所の隣の家のピアノがクレメンティのソナチネをちょっと弾かされている。
  • なんと悲しい音色なんだ。
  • 思いきって踊ってみる!(そいつが、だ。ピアノが踊るわけないだろ?)
  • みんなツィゴイネルワイゼンのように悲しそうだ。
  • またピアノが始まる。
  • 我らが友はできる限り好意的に自問している。
  • ペルーの歌が頭から離れない。
  • ピアノはまだ続いている。
  • あぁ、そいつは職場から帰らねばならない。この素晴らしい役所から。
  • 「ふふっ、帰ることにこんなに勇気がいるなんてな」とそいつは言った。

難易度[編集]

クレメンティのソナチネに比べれば難しいが、超絶技巧練習曲ヴェクサシオンよりは簡単なので挑戦しても生還できるだろう。それと、聞くのはそんなに難しくない。

余談[編集]

クレメンティは当時かなり嫌われていたようで、サティの親友ドビュッシークレメンティの練習曲を弾いて退屈しているガキを描写した作品を書いている。

官僚的な質問[編集]

関連項目[編集]