江ノ島電鉄線
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
江ノ島電鉄線(えのしまでんてつせん)は、神奈川県鎌倉市の鎌倉駅から、同県藤沢市の藤沢駅に至る、全長10.0km、約41駅からなる路面電車の路線である。一般的には「江ノ電」(えのでん)という略称で知られている。
目次 |
路線データ
- 路線距離:10.0km
- 軌間:1067mm
- 駅数:約41駅(起終点駅含む/この他にも判明していない駅がある可能性あり)
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:全線(600V/補助電源として単1電池(400本/1両/1日))
- 閉塞方式:精神感応(後述)
- 交換可能駅・信号場:約5(長谷駅、稲村ヶ崎駅、峰ヶ原駅、江ノ島駅、鵠沼駅、その他)
- 最高速度:30km/h
概要
鎌倉地域や江ノ島などを象徴する観光スポットの1つであると同時に、魔界と人間界とを繋ぐ数少ない鉄道路線の1つであり、地域住民である魔物や人間にとって欠かせない足となっている。僅か10kmの路線において、判明しているだけで約41もの駅を有しており(駅一覧は後掲)、駅間距離は、短いところでは50m、長いところでは500m程度と、まちまちである。
この短い駅間故に、加速・減速の回数や頻度が他の鉄道を大幅に上回っているため、通常の電車と同様の電力供給では間に合わず、全ての車両に単1乾電池400本が常時積まれている。走行時は架線からの電力供給を受け、加速時(特に出発時)にはこれに加えて乾電池からも電力の供給を受ける、という形で使用電力を賄っている。かつては自動車同様のバッテリーが積まれていたが、コンビニエンスストアの普及により沿線各駅での乾電池調達が容易になったために、2000年頃から順次バッテリー式から乾電池式へと切り替えが進められ、翌2001年にはこれを完了させている。(「江ノ電は電池で動いている」との都市伝説は、この事実をもとに脚色されて広まったものと考えられる。)
全線が路面電車(併用軌道)となっているが、近年は国道134号などの一部区間においては線路と道路とが分離され、専用軌道が確保されている。専用軌道においても線路と道路との間には柵などが全く設けられていないが、車両は原則としてすべて特殊な結界で覆われており、衝突事故などが起こった際にも残骸は消滅する仕様となっている。そのため、統計上は、併用軌道・専用軌道区間とも、1192年の開業以来1件の事故も発生していないことになっている。(実際の年間発生件数などについてはお察し下さい。)
なお、誰の目にも明らかな事実しか書かれていない筈の某百科事典においては、「沿線には観光名所やお洒落な店舗が多い」と記されているが、これは正確ではない。前段については、観光客が多く吸い寄せられて訪れてしまう場所を(その吸い寄せられる原因が魔力に因るものかどうかを問わず)「観光名所」と定義するのであれば確かに正しいが、後段の「お洒落な店舗」については明らかに誤りである。土産物店や飲食店・雑貨店などは、その殆どが、無知蒙昧な人間の観光客どもから金を1円でも多く奪取しようという悪意に満ちた店舗経営を行っており、この意図に基づいて、魔力によって観光客に“お洒落な”幻覚を見せているに過ぎないのである(人間が経営している店舗もあるが、それらも魔物の協力を受けている場合が多い)。従って、幻覚の効かない古参の地元住民にとっては、それらの店舗はお洒落でも何でもなく、むしろ魔界の瘴気に満ちたものに映っており、それが本来の姿なのである。
運行形態
起点は鎌倉駅であり、従って鎌倉方面行きが上り電車、藤沢方面行きが下り電車となる。(上述の某百科事典ではこの点も誤っており、全く逆の説明が記されている。人間界においては日本の首都である東京を中心に上り下りが定められており、その規則は魔界を走る鉄道においても倣われている。魔界の首都は鎌倉なのだから、鎌倉駅が起点であり、鎌倉方面行きが上りなのである。)
全ての列車は4両編成または6両編成で運行されている。4両編成の場合は[魔物向け車両2両+人間向け車両2両]、6両編成の場合は[魔物向け車両2両+人間向け車両4両]が基本編成となっている。
魔物向け車両と人間向け車両には特に設備の差は無く、また、あくまでも“○○専用”ではなく“○○向け”であり、異なる車両に乗っても特にお咎めは無い。但し、魔物向け車両は一般の人間には見えないほか、そもそも人間には見えない魔物向けホームに停車するため、古参の地元住民以外が魔物向け車両に乗ることは実際には困難である。魔物向け車両は写真にも写らないという高いステルス性を有しているため、上掲の画像にも映っていない(ある種の霊障を有したカメラならば撮影が可能なのではないかと言われている)。
日中は原則として12分間隔で運転されているが、魔界からの要請に応じて随時増発されることがある。また、深夜0時台から4時台まで[1]は魔物向け車両(2両編成)のみの運行となる。路面電車であるために、周辺道路の混雑や祭礼・イベントなどの影響を受ける場合があるが、その際には乗務員の魔力により検閲により削除などの手段がとられるため、ダイヤが乱れることは全く無い。
単線であり、閉塞は乗務員どうしの魔力による精神感応によって行われている。また、車両どうしが衝突しても、検閲により削除効果により物理的に元の状態に復旧できるため、実際的には閉塞の概念はあって無いに等しい。
駅一覧
| 注意: | ここには膨大となった江ノ島電鉄線の駅の一覧があります。 |
| すべて表示するには近傍の[表示]をクリックしてください。 |
以下に、当路線の駅の一覧を掲げる。なお、地元住民以外の人間の目にも見える駅は、このうち15駅のみであり、これらは太字で示す。
その他の、細字で示されている駅は魔物向けの駅である。これらの駅は普通の人間には見えないだけでなく、停車したり客扱いを行っていることさえ認識できない。また、このような駅は他にも数多く存在すると考えられているが、ここではアンサイクロペディアによって存在が確認できた駅のみを掲げる。
- 小町(こまち)駅(鎌倉(かまくら)駅)
- 蔵屋敷(くらやしき)駅
- 大町(おおまち)駅
- 琵琶小路(びわこうじ)駅
- 学校裏(がっこううら)駅
- 和田塚(わだづか)駅
- 和田義盛の死体が埋葬されている塚がホーム上にあり、駅構内から出ずに弔意を示すことができる。
- 原ノ台(はらのだい)駅
- 海浜通り(かいひんどおり)駅(由比ヶ浜(ゆいがはま)駅)
- ここも、魔物向けと人間向けで異なる名称が用いられている。魔物にとってはここは永劫ヶ浜への最寄り駅。
- 由比ヶ浜(ゆいがはま)駅
- 長谷(はせ)駅
- 長谷観音や鎌倉大仏への最寄り駅。人間の乗降が多いこともあり、魔物の乗降は少ない。
- 権五郎社(
げんごろうごんごろうしゃ)前駅- 鎌倉景政を祀っている権五郎神社の鳥居の前にある。毎年9月18日の例祭のときのみ、人間にも見えるようになり、臨時駅として客扱いが行われる。
- 極楽寺(ごくらくじ)駅
- 極楽寺の最寄り駅。「極楽」と「極楽寺」とは似ているが、ここで降りても極楽へ行けるわけではないので、間違えて降りないように注意。
- 車庫前(しゃこまえ)駅
- 文字どおり、江ノ電の車庫(検車区)の目の前にある。人間の鉄道マニアが車庫に侵入しようとする事例が時折あるが、全て適正に処分されているという。
- 砂子坂(すなこざか)駅
- 稲村ヶ崎(いなむらがさき)駅
- 音無橋(おとなしばし)駅
- 姥ヶ谷(うばがや)駅
- この駅は本来、地元以外の人間には見えない筈であるが、時空の混乱などにより列車が誤ってタイムスリップしてしまい、人間が降りることができる場合がある。歴史を変えてしまったり、有島武郎になったりしないよう注意が必要である。
- 追揚(おいあげ)駅
- 大境(おおさかい)駅
- 行合(ゆきあい)駅
- 七里ヶ浜(しちりがはま)駅
- 人間向け七里ヶ浜駅。しかし海岸からは少し奥まった位置にある。そのため、七里ヶ浜の海岸へ行く魔物は、2駅先にある別の七里ヶ浜駅で降りることになる。
- 峰ヶ原(みねがはら)駅
- 人間には信号所にしか見えないが、ここも魔物の乗降に利用される駅である。
- 七里ヶ浜(しちりがはま)駅
- 魔物向け七里ヶ浜駅。駅を降りればそこはもう海。
- 谷沢(たにざわ)駅
- 日坂(にっさか)駅(鎌倉高校前(かまくらこうこうまえ)駅)
- ホームから海に向かって「バカヤロー」と叫ぶことができる駅として致命的に有名。駅員に見られて恥ずかしい思いをしないよう、無人駅となっている。
- 「日坂」は駅の傍らにある坂のこと。その坂を1kmほど登らないと鎌倉高校には辿り着くことができない。
- 一部の人間には白塚駅とも言われてる。単線であるはずの線路が複線に見えたり、京浜急行の車両が停車していたりするが幻覚だろう。ここでミートパイを食べるという儀式をする人間が存在するらしい。
- 袂ヶ浦(たもとがうら)駅
- 腰越(こしごえ)駅
- 魔物向け腰越駅。
- 満福寺前(まんぷくじまえ)駅
- 源義経がエクストリーム・謝罪にエントリーし、源頼朝への謝罪文(後に「腰越状」と呼ばれる)を執筆したことで知られる寺。
- なお、満福寺は、自らがでっちあげた文章を“腰越状の写し”として保管し、エクストリーム・歴史改竄にエントリーしている。正しい腰越状の全文は源義経#お兄ちゃんとの命がけのかくれんぼの項に掲載されているので、これをプリントアウトして持参し、現地に保管されている“腰越状の写し”とされるものと見比べて、その改竄の見事さを楽しむのも良いだろう。
- 谷戸(やと)駅(腰越(こしごえ)駅)
- 人間向け腰越駅。
- 神戸橋(ごうどばし)駅
- 土橋(どばし)駅
- 中原(なかはら)駅
- この駅から藤沢市に入る。魔物は余り鎌倉市から出て来ないため、ここから車内の瘴気は一気に薄れる。(逆に、藤沢方面から上り列車に乗った場合には、この駅から急に瘴気が増すので注意が必要である。)
- 龍ノ口(たつのくち)駅
- 日蓮が1271年に行った『奇跡の人日蓮・龍ノ口スーパーサマーライブ』の会場最寄り駅。ライブには多くの人が集まり、江ノ電では初めてとなる「日蓮ライブ記念切符」が発売されたという。(ライブの詳細は日蓮#伝説の竜の口ライブの項を参照のこと。)
- 片瀬(かたせ)駅(江ノ島(えのしま)駅)
- 江ノ島への最寄り駅。魔物向けには、ここから江ノ島海岸(えのしまかいがん)駅まで支線が分岐しているが、人間はここで降りて、スパナ通り[2]を歩いて江ノ島まで向かわなくてはならない。
- 湘南ジェットコースターの湘南江の島乗降場は、ここから歩いてすぐ。
- 鎌倉からここまでは比較的海の近くを走りながら西へ進んできたが、ここからは北へと進路を変え、海からは離れてゆく。
- 山本橋(やまもとばし)駅
- 浜須賀(はますか)駅
- 西方(にしかた)駅(湘南海岸公園(しょうなんかいがんこうえん)駅)
- 海岸といってもかなり内陸に入り込んでいる。駅を降りたらすぐ公園があるのだが、海を見るためにはやはり公園の中を2kmほど歩かねばならない。
- 新屋敷(あらやしき)駅
- 鵠沼(くげぬま)駅
- 沼は無い。しかし無いように見えるだけかもしれない。事実、夏場は水着や釣り道具らしきものを携えた魔物がここで降りることもあるらしく、本当は鵠(くぐい)がいる沼があるのかもしれない。
- 藤ヶ谷(ふじがや)駅
- 柳小路(やなぎこうじ)駅
- 「柳の木の下には必ず土壌がある」という有名な諺の発祥となった土地。しかし柳の木は1本たりとも現存しない。
- 川袋(かわぶくろ)駅
- 高砂駅
- この駅の読み仮名は不明である。「たかさご」かも知れないし、「たかすな」かも知れない。そもそもそんな駅なんか無いのかも知れない。魔物もあまり利用しないようだ。
- 石上(いしがみ)駅
- 人間にも見える駅の筈だが、気が付いたら通過していた。もう無いのかも知れない。
- 藤沢(ふじさわ)駅
歴史
- 1180年代後半
- 元々魔物が住民の殆どを占めていた鎌倉において、何故か急激に人間の人口が増加。魔物と人間との間の経済活動が活発になる。
- 1192年(日付不明)
- 1271年
- 日蓮が行った『奇跡の人日蓮・龍ノ口スーパーサマーライブ』に合わせ、龍ノ口駅などで初の記念切符が発売される。
中略
- 1890年代後半
- 人間の利用が増えてきたため、地元以外の人間でも視認することのできる駅や車両の設置が進められる。また、人間からの運賃収入を管理するために株式会社を設立。
- 1900年代
- 段階的に人間の社員の採用が進められる。
- 1911年
- 高麿の宮家当主が眠っている間に、会社が別の電力会社に買収される。これを知った当主は検閲により削除を行い、その電力会社の経営権を取得。
- 以後も、企業買収などに対しては、敵対的かそうでないかに関わらず、全て同様の対応がとられている。
- 1951年
- 江島神社の弁財天を検閲により削除。これにより、江ノ島の結界の内部においても事業展開が可能となり、植物園や灯台などの召喚・設置が行われる。但し、周辺の漁民や観光業者などとの協議により、島内への路線延伸は魔物向けのみとなり、人間向け路線の延伸については見送られる。
- 1970年代
- 自動車の普及により、人間からの運賃収入が減少を始める。この頃既に魔界においてもテレビが普及していたため、人間のテレビ電波に介入しての全国的な洗脳工作が発案され、実施される。この効果はてきめんで、その後の観光客の増大に繋がった。
- 以後は、魔物からの介入を行わずとも、人間どうしで勝手に洗脳が行われている。
中略
よくある質問
質問:「概要のところで『補助電源として乾電池を…』という説明がありますが、乾電池やバッテリーを積まなくても魔力で何とかならないんですか?」
回答:「歴史のところでも記していますが、基本的には人間が作ったものをそのまま移設して、魔物向けにアレンジしただけですから、現状ではこのままです。電車のような大きいものを魔力で動かすには、それなりの大物が出てこなければなりませんが、そんな方々を毎日働かせるわけにもいきませんからね。なお、電池の入れ替えのような単純作業に従事しているのは殆ど人間ですので、私たち魔物としてはこの問題について真剣に検討する気はありません。」
(※『江ノ電八百年物語』(マイロネBOOKS/1993年)より抜粋、一部改。)
脚注
- ↑ 鎌倉市の条例によって、深夜0時から翌朝5時までは、人間の外出が原則として禁止されている。
- ↑ 江ノ島駅から海岸に向けて伸びる約1kmの“中小企業銀座”。工具店や、スパナなどの工具を作っている工場が多いことから、この名がついた。この立地なんだから観光業に転換すれば良いじゃないかとは誰もが考える(魔物含む)が、何故か誰もそうしない。近年では原料価格の高騰により、魔物の瘴気とは別の血生臭い空気が漂っている。
- ↑ 鎌倉に住む魔物の“総大将”。就任年代は不明だが、2008年現在においてもなおその地位にある。魔物や地元の人間からは「殿様」と呼ばれている。
- ↑ Debitは「Demon Business IC Tool」の略。魔界において使用可能な、ICチップ内蔵の電子マネー用カード。
| 東京の鉄道 | |
|---|---|
| JR東日本 | |
| 五方面: | ■東海道本線 ■横須賀線 ■中央快速線 ■中央・総武線 ■■常磐線(JR千代田線) ■高崎線 ■宇都宮線 |
| 内部: | ■山手線 ■埼京線(赤羽線) ■京浜東北線 ■京葉線 ■湘南新宿ライン |
| 郊外: | ■総武本線 ■武蔵野線 ■南武線(オマケ) ■鶴見線 ■横浜線 ■川越線 ■根岸線 |
| 外部: | ■房総環状線(外房線・内房線) ■東金線 ■成田線 ■相模線 ■中央本線 ■青梅線・五日市線 ■八高線 ■東北本線 ■上越線 ■■北関東縦貫線(両毛線・水戸線) ■伊東線 |
| 私鉄・地下鉄 | |
| 大手: | 京成・京浜急行・東京急行・東武・西武・小田急・京王・東京メトロ |
| 大手?: | 相鉄 |
| 準大手: | 新京成 |
| 中小手: | 北総・芝山・埼玉高速・東葉高速・りんかい線・つくばEX・千葉都市モノレール・湘南モノレール・多摩モノレール・ ディズニー・ゆりかもめ・江ノ電・秩父 |
| 公営: | 都営地下鉄・横浜市営 |