浦和良

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浦和良(うらわりょう)とは、1990年代に一時代を築いた超有名少女漫画(アニメ)『美少女戦士セーラームーン』の登場人物。

概要[編集]

アニメ版初代の第27話・第41話・(イメージとしてのみ)第45話に登場したゲストキャラクター。

セーラーマーキュリーこと水野亜美のファンの多くにセーラームーン内最邪悪生物、最暗黒存在とまで呼ばれた存在である。


水野亜美は、心優しく、落ち着いていて、少し世間からズレた言動のギャップ萌えの天才少女という美少女キャラクターで、当時絶大な人気を誇っていた。

そんな水野亜美に浦和良という男友達ができた。かくして水野亜美ファンは阿鼻叫喚、アンチ浦和良活動を繰り広げたのだった。そういうところも含めて水野亜美の声の人大きなお友達って揶揄されてるんじゃないのかって? うーん。

詳細[編集]

浦和良は、良くも悪くも属性過多なキャラクターである。

設定的には、味方の最強のマジックアイテムであった銀水晶の欠片である黄色の虹水晶で封印された妖魔軍団のかつての最強の戦力であった最強妖魔七人衆の一体を併せ持ち、光と闇が両方そなわり最強に見えるキャラクターである。

物語的には、予知能力を持っており、敵が何を目論んでいるかも全部知っており、挙げ句、出て来る回によっては自分で未来を書き換えるために足掻く。という、エスパー系SF作品の主役みたいな奴である。

また、本人は非力な民間人ではあるが、ここぞというところで敵を撹乱して、ここぞというところで味方を勝たせる。そういう等身大で頑張るサポートキャラクターという側面もある。

まあ、ということで、要するに脇役なんだけどな。


これだけならひょっとしたらカッコいいキャラクターになれたかも知れないのだが、作中ではかなりはっきりと、「一見カッコ悪いキャラクター」として描かれている。

主な原因は、一つには風貌にある。

ぶっちゃけ、ごく普通の日本人の内気な少年の顔であり、初回の作画は相当クセが強く、二回目も前回とはまた別の意味で相当クセが強かったため、美麗な風貌とは到底言い難いところである。


主な原因として、もう一つには、性格がある。こちらの方がより重要かも知れない。

自分の中に化け物がいる。悪い奴らが狙っている。逃げ場はない。そういう追い詰められ方をしているせいか、こいつは隙を見ると直ちに味方に殺してもらおうとしたり、敵と刺し違えて果てようとする。実に困ったやつである。

そうでなくても、第27話では敵に抗うが手も足も出ない陰キャラであり、第41話では汚い手を使って足掻いて敵を撹乱する策略家である(しかも時々陰キャラの素に戻る)。

ということで、あまりパッとしないオーラなのがおわかりいただけただろうか。


さらに妖魔態である「ブンボー」も人間態とは似ても似つかぬメカ系の怪物であり、しかも名前から分かるように予知は無関係の文房具の化け物である。普通に予知能力者なら水晶玉など占い関係モチーフの怪物にされなきゃ変だろ!?


大きなお友達にとってみれば、「何でわれわれのアイドルがこんな男とイチャイチャしているんだ。許せん」と言いたくなっても仕方のない感じではある。

これが後々、最邪悪生物だの最暗黒存在だの呼ばわりに続くのかと思うと、つくづくパッとしたオーラって大事ですね。

「バトルヒロインと、外見的な魅力に乏しい、屈折した陰キャラが仲良くなると、大きなお友達がキレることがある」という教訓は、その後も様々な分野で長く尾を引くこととなる。

考察[編集]

丁寧に設定や描写を拾っていくと、浦和良は決してただの陰キャラではない。

妖魔の凶暴性を人間としての理性ひとつで一時的に支配して戦況を変える。内向的ではあるが、月野うさぎとギャグ会話が出来るほどには外向的でもある。また、「水野亜美とセーラーマーキュリーは別人として接しなければならない」という公私のけじめを重んじる繊細な気遣いもある。かと思えば、恐るべき戦況の中で動けるだけの蛮勇に満ちたところもある。

そんな、両面性と成長性を併せ持つ、高度に複雑な性格の持ち主として描かれていた。


これが、一時期の藤田和日郎とか雷句誠とか冨樫義博とか和月伸宏とか、ああいう系のドス黒さを帯びた少年漫画でだったら、「屈折した青臭い陰キャラが、裏で英雄的行為をやる、悲壮感のある名脇役」路線として、それなりに活躍出来たのかもしれない。

が、『美少女戦士セーラームーン』アニメ版初代は、(終盤の展開を除いて)基本的には陽キャラの極み乙女である月野うさぎが主人公の、恋愛・友情・成長・戦闘が絡み合った少女漫画(アニメ)の物語である。

そういう意味では、「そもそもお前、出て来るジャンルを、根本的に間違えてるんじゃないのか」という思いを禁じ得ない。


ひょっとしたらアニメスタッフには「少女漫画(アニメ)に少年漫画要素をスパイスとして加えて風味に冴えを出す」という狙いがあったのかもしれない。シチューにカレー粉を入れるように。

そういう意味では、こいつはカレー粉であり、保有していた黄色の虹水晶と同様、戦隊物でいうとイエローであり、要するに脇役にはなれても、主役にはなれない、そんなキャラクターであると言える。


そして、最終的に、スタッフはこのスパイスの持ち味をイカすことは出来なかったようだ。

浦和良のその後[編集]

『美少女戦士セーラームーンR』以降、浦和良は姿を消す。

そして、『美少女戦士セーラームーンS』外伝映画『亜美ちゃんの初恋』で、ついにこいつは公式に、恋の対象としては存在しなかったことにされたのだった。めでたしめでたくもなし。


少女漫画(アニメ)でこの手のキャラクターの持ち味をイカすのは、やはり難しかったのだ、ということなのかも知れない。

そういう観点で振り返ってみると、『美少女戦士セーラームーン』の、そして魔法少女戦隊物の黎明期の試行錯誤の中に咲いた、これも一つの徒花だったのかも知れない。


それでも、「屈折した青臭い陰キャラが、裏で英雄的行為をやる、悲壮感のある名脇役」路線そのものは、その後も様々な人々の手によって試みられた。

2019年12月30日現在、この路線は、『めだかボックス』の大ボスの一人・球磨川禊において、ある意味一旦の結実と一定の評価を見ることが出来たとも言えよう。めでたしめでたし。


…いや、それ、少年漫画だからうまくいっただけなのでは?

少女漫画(アニメ)でうまくやる、という話、要は解決出来とらんやんけ。じゃあダメじゃん。

やっぱり、作品のテイストとは異なる新キャラクターによるテコ入れ、難しいね…

関連項目[編集]


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