燃料の逐次投入

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ウィキペディア専門家気取りたちも「燃料の逐次投入」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

燃料の逐次投入(ねんりょう - ちくじとうにゅう)とは、ネット上における炎上の燃料を時間を置いて少しずつ投入していくこと。古来より、指導者や為政者が行ってはならない典型的な愚策とされている。

概要[編集]

ネット上での炎上を誘発する失言・不祥事・不謹慎行為など(これらをまとめて燃料と呼ぶ)を一気にまとめて投入すると、投入直後の火の勢いは極めて激しいものになるが、その勢いはすぐに弱まり鎮火へと向かう。一方、少量の燃料を繰り返し投入していった場合には、投入するたびに火の勢いが強まり炎上が長期にわたって継続する。一般に、投入された燃料の総量が等しくても、燃料を逐次投入した場合の方が、より炎上継続時間が長くなり、炎上範囲も広くなるとされている。

そのため、「炎上の拡大を防ぎたい」「早く炎上を鎮火させたい」と考えている場合には、燃料の逐次投入は決して行ってはならないとされる。逆に、意図的に炎上を広げようと画策する者にとっては、最も効率よく目的を達成することのできる手段であると言えよう。実際、エクストリーム・謝罪上位入賞者の多くが、燃料の逐次投入によって多くのポイントを稼いだ者である。

原因[編集]

古来より多くの研究者が「なぜ燃料の逐次投入により炎上が拡大するのか」について考察を行ってきた。その疑問に対する答えとして最も広く受け入れられている仮説は、次のようなものである。長年の研究により、ネット上での炎上の勢いは、

  • 投入される燃料の悪質度
  • 不謹慎行為に対する世間の許容度
  • 世間からの注目度

という3つの要因によって決まることが分かっている。例えば、Twitterで失言が投下された場合を考えてみよう。この時、単なる言い間違いレベルで済まされる失言なら炎上の勢いは小さいが、殺害予告や差別発言など、失言が悪質度が高いと炎上の勢いは大きくなる。また、たとえ悪質度の低い失言であっても、震災や天皇崩御の直後など、不謹慎行為に対する許容度が極端に低くなっている時には、激しい炎上が発生する場合がある。さらに、同じ失言であっても、それがごく普通の一般人によって発せられるか、フォロワーのたくさんいる芸能人によって発せられるかによって、炎上の勢いは大きく異なる。いくつかの例外はあるにせよ、芸能人、プロのスポーツ選手、大手企業の役員、政治家など、世間からの注目度が高い人ほど、炎上の勢いは強くなる傾向にある。

ここから、次のような事実が推測される。すなわち、一度炎上が発生すると、その発生元にマスコミやネットユーザーの目が集まり、そこが一時的に「世間からの注目度」が高い状態になる。そのような状態で、さらに燃料を投入するのは、まさに火に油を注ぐのと同じことであり、火の勢いはますます強くなるのである。これは、台風のせいで地盤が緩くなってる地域では少しの雨でも土砂災害の危険性があるのと同じ原理である。

模式図[編集]

燃料を一度にまとめて投入した場合(a)と、数回に分けて投入した場合(b)とを比較した図。横軸が時間t、縦軸がtにおける炎上速度vを表す。燃料を逐次投入した場合の方が炎上面積(水色で示した部分)が広がっていることが分かる。

右図は、燃料を一度にまとめて投入した場合(a)と、数回に分けて投入した場合(b)とを比較した図である。横軸が時間t、縦軸がtにおける炎上速度vを表している。赤線は関数v=f(t)を示している。黒の矢印は、燃料が投入された時点を表している。

図aの場合、瞬間的な炎上速度(つまり、炎上の勢い)は大きいが、時間と共に炎上速度は急速に低下していく。一方、図bでは、初期の炎上速度こそ小さいが、燃料を投入するたびに炎上速度が上がり、速度減衰も緩やかになるため、炎上が長く続くことになる。

関数v=f(t)をtについて積分すると、ある時間における炎上面積(図中の水色で示した領域)が得られる。図aよりも図bの方が炎上面積が大きくなっていることが見て取れる。この事実から、燃料の逐次投入によって炎上被害が拡大することが模式的に理解できるであろう。

数学的解析[編集]

燃料を一度にまとめて投入した場合(c)と、2回に分けて投入した場合(d)とを比較した図。2回目の炎上では、炎上継続時間が2倍になる。

燃料の逐次投入によって実際にどの程度炎上被害が拡大するのかを、数式を用いて簡易的に算出してみよう。

はじめに、燃料を全部まとめて投入した場合について考えよう。ここでは、話を簡単にするために、関数v=f(t)の燃料投入後の傾きが一定であると仮定する。すなわち、関数v=f(t)を右図cのように書き換える。そして、燃料投入直後の炎上速度(初速度)をV、炎上速度が0になるまでにかかる時間(炎上継続時間)をTと置く。すると、炎上面積S1は、底辺×高さ÷2で、次のように表せる。

次に、同じ量の燃料を2回に分けて投入した場合を考えよう。ここでも、話を簡単にするために、1回目の炎上が完全に鎮火した後に、2回目の炎上が起こったと仮定する。さらに、2回目の炎上では、炎上継続時間が2倍になると仮定する。すると、右図dに示すように、高さが半分になった2つの三角形ができる。この時の炎上面積S2は、次のようになる。

同様に、燃料投入を3回に分けた場合には、炎上面積S3は、

となる。これを一般化し、n回に分けて燃料を投入した場合の炎上面積Snを求めると、次のようになる。

等差数列の和の公式を用いて、上式を整理すると、

となる。ここで、SnとS1の比を求めると、

という関係が導かれる。すなわち、燃料をn回に分けて逐次投入した場合、同量を一度に投入する場合と比べて、(n+1)/2倍だけ炎上面積が大きくなる。例えば、燃料を5回に分けて投入した場合、同量の燃料を1回で投入する場合と比べて、3倍も炎上面積が大きくなるのだ。

もちろん、これは話をかなり単純化したモデルであるが、nが十分に大きい場合には、n=1の場合と比べて、おおよそn/2倍炎上被害が大きくなるということが分かる。

具体例[編集]

PCデポ
インターネットについてほとんど何も知らない高齢者を言葉巧みに騙して高額な使用料・解約料を請求したとして炎上。その後、店舗の不誠実な対応や内部告発など、燃料が次々に投入され炎上範囲が拡大した。
長谷川豊
透析患者に対する差別的なブログ記事をupしたとして炎上。その後、謝罪を求められてもそれを拒否し、言い訳を並べた記事を立て続けにupし、炎上がみるみるうちに拡大していった。
Nemurineko.jpg この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って下さい。(Portal:スタブ)

関連項目[編集]