白衣さんとロボ

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白衣さんとロボ(はくい-)は竹書房の刊行する月刊4コマ雑誌月刊まんがライフに連載されている4コマ漫画である。作者は。2018年7月に単行本2巻が上梓されている。

概要[編集]

Go ahead,

make my day.

この作品は、4コマの世界における王道の一つ、4畳半漫画の新しい描写に成功した漫画である。元来、4畳半漫画という作品群の多くがあふれる生活観と狭い部屋で繰り広げられる人間模様を描くことで、読者の共感をわしづかみにすることで知られている。しかし、そういった要素だけでは、過去の作品、特に植田まさし氏が30年以上にわたって作品で描き続けた光景と丸かぶりし、なおかつ、そもそも狭い空間の中での人間関係だけでは早々にネタ切れを起こしてしまい、作者の消耗が早いというのもまた、4畳半4コマでよくある話。

そういった悲劇をしかし、この作品では物語にサイエンス・フィクションを絡めることで一気にぶち破ることに成功。過去作品で培われたテンプレートがそのまま新鮮さを帯びて読者に提供されることになる。

もっとも、4畳半を舞台にじょしこーせーロボットを組み込んだ過去作はそれなりにある。ただし、この作品のように、SFと生活観を4コマの中に思う存分ぶち込んだ上で、じょしこーせーで媚びようとしない漫画はほとんどない。

ストーリー[編集]

この物語は主人公である白衣さんと彼女が作ったロボの2人の日常を淡々と描く物語である。

以上

登場人物[編集]

白衣さん
単行本2巻の表紙で苗字が白衣であることが判明した前髪パッツン女子高生。ただし、学校の描写はほとんどなし。
一応、高校2年生の可能性が高い。
天才美少女にして着るほうの白衣フェチのじょしこーせーの時点でなかなかのスキルであるけれど。
なお、4コマ的な常識を覆す意味で、家事に疎いわけではない。
ただただ、やる気が出ないだけ。
だめやん
そのため、家事をしたくないがゆえに3000円で家事を押し付けるためのロボを作るあたり、並外れたマッドサイエンティストであることが伺える。
しかしてその実態は、マッドではなくて手遅れレベルの中二病である。
たしなむ文学作品やロボットの形状など、ところどころに1950年代のアメリカ臭と昭和のかほりが強く出ているのが特徴。
つまるところ、古臭い。だがそれがいい。
平屋に1人暮らしの上、数々の食器や小間物、さらには雛人形風鈴などの季節のアイテムが家にあり、ロボを作る前にしっかり家人と生活している。
当然、中二病の責任は本人以外にもげふんげふん。
また、竹書房内諸作品における片付けない女の上位に位置するものの、モラルは完備しており、常識もしっかりと有している。
それ以上に重度の中二病である。
なお、あまりにも白衣フェチが過ぎた結果、近所から奇異の目で見られており中でも子供たちからは半妖怪みたいな扱いをされている。
○○○○○○女
そのことを知っていてなお、白衣にこだわるじょしこーせーである。
ロボ
白衣さんが作ったロボ。名前もロボ。
竹書房内諸作品における家事全般ランキングでトップ3に入るキャラクター。
人外部門があるならばレジェンド入り確実。
ほぼ3頭身で動き回る姿は、長身の白衣さんがまったく動かないのと比べることで大変に見栄えするようになっている。
なお、ロボとは名ばかりにやってることはほぼおさんどん。お手伝いさんやおかん、メイドとほぼ代わりは無いけれどそれをロボがやるだけで今までになかった表現になる。
基本、ズボラでグータラな白衣さんに振り回される役柄であるのだけれど、振り回される彼の人間味がこの物語の鍵を握っている。
昭和30年代のドラマによくあった、田舎から出てきた純朴な青年が居候した家の変人に振り回されるという光景が、じょしこーせーとロボットで繰返されていると思えば大体合ってる
つまるところ、平成20年代ではほぼ見受けられなくなった物語の間が思う存分使用されている。
ロケット工学でも4コマ漫画でも、枯れた技術の応用とは重要なテクニックである。
白衣さんのうちにいつの間にか住み着いた黒猫(一部白)。
当初、名前はねこだったのが、いつの間にかねこ太に進化。
単行本1巻の表紙に登場した結果、実はこの作品は猫マンガでじょしこーせーと猫というこりゃまた鉄板の絡みがあると想像した雑誌買ってない読者を現実に叩き落した存在。
そのため、じょしこーせーとロボと猫が出てくる某作品のパクリ扱いされる寸前だったけれど、内容はまったく違うためセーフ。
なぜなら、白衣さんほとんど猫に、興味なし。
もっとも、興味をもったら即改造の人であるため、その距離感は大事である。
ただ、画面の片隅で視線や動きを表す大事なピースであるため、それなりに登場し続けている。それなりに。

発明品[編集]

天才少女たる白衣さんの発明がそれなりに活躍するのもこのマンガの特徴である。それなりに。ただ、彼女の嗜好からか、どうしても改造の対象として家電製品ばかりが選ばれることとなり、この物語には意思を持った家電製品が大量に登場する。しかも、昭和。とことん昭和家電で攻めてくる。ただし、そのほとんどがしゃべるのみ。その後、動ける機能もつくものの、一緒にコードもついている。だめやん。さらに改造を進めて、ほとんどの電化製品がコードの範囲外まで移動できるようになるものの、結局はしゃべるだけ。あわせて、常識を有するはずのロボもロボで、白衣さんに「私に分解されたくないかしら?」と問われて顔を赤らめる時点で、もっとだめやん

なお、その代わりとしてまったくPC機器が登場しないのも作品の大きな特徴である。もちろん、研究室内に変な機械は存在する。王道である。

これは、生活の描写を大事にする4コマにパソコンもしくはインターネットをつなげられる環境を出してしまうと、とたんに生活感が薄れる、人と人とのかかわりが薄れるという弊害が出るためである。そのため、多くの生活4コマ、4畳半漫画と同じく、この物語もあえて外と積極的につながる描写をせずに内向きのみの視点で語られている。

実は[編集]

作者のブログによると、この作品には当初、他の博士やメイドロボなどのキャラクターが出演するという計画もあり、ちゃんとキャラクターも作成されている。しかし、編集部はそちらの路線ではなく、変人白衣さんと常識人のロボットの物語を重視、あはれ、幼女にしか見えない天才少女彼女のお付メイドロボはお蔵入りとなってしまう。とりあえず、どこかで見たどころの騒ぎではない設定すぎる。気がしなくは無いという言葉を使う必要すらなく、どこかで見た。

そのため、あえて誰もやらないリンゴうさぎさんを作るロボ、創造主の危機に尿瓶を用意するロボ、600mmの大型モンキーレンチに軽く欲情する主人公といった方向性に特化した編集部の判断は正しい。実際、どこぞの爆笑問題のように変人常識人に見えなくも無い微妙な存在との絡みは、確実に笑いに持っていけるテンプレが日本には存在する。しかし、たいていの場合、その変人をほかの連中と絡めさせるとろくなことにならない

作者の名前[編集]

この作品に限らず、多くの4コマ雑誌および出版社が気づいていない事実の1つとして、世の中にはインターネットによる検索を殺すワードというものが存在している。この時点ですでに何を言いたいかの90%は語られているのだけれども、ようは、作品名および作者のペンネームをおろそかにしてしまうと、後で泣きを見るのはファンであるという、大変に分かりやすい話である。

実際、うず (漫画家)だのナントカ (漫画家)だのOYSTER (漫画家)という名前が、どれだけ作品の情報拡散のスピードに影響を与えたか。特に、ウィキペディアとかいうページにおいてそれは顕著で、検索するにも記事を作成するにも、ペンネームのすぐ後ろの半角のスペースを入れた上で半角の括弧を漫画家という単語につけなければならず、死ぬほどめんどくさいなんてもんじゃない。さらに、検索エンジンを使った情報収集および拡散でも、基本的に同じ単語が存在するペンネームは情報を得るのが難しく、単行本の新刊の発売日を知りたいなんて話がまず厳しい。そして、新刊を出す際も、うずの新刊だのナントカの新刊だのOYSTERの新刊だのという文章の拡散は、その名前がゆえに恐ろしく手間取ることとなる。それが、ペンネームというものの恐ろしさである。

当たり前の話である。あの超大ヒット作けいおん!の作者であるかきふらい氏ですら、ネットの検索結果ではカキフライに押されている時点で、最初の一歩がいかに大事かということである。

そのため、どんなに作品の内容がよくても大ヒットしても、もっと他の情報を知ろうという知識欲や、そして作品を他者に伝えよう、共感しようとする際の労力が検索システムの都合によって重く厳しくのしかかる。特に、作者がブログやツイッターなどを公開している場合、検索結果のトップからはじかれるというのは、それぐらい痛い。そんなぢごくみちに2014年1月、柴 (漫画家)という項目が加わる。とりあえず、Googleの検索結果にずらり並ぶワンコの写真が、この問題の根深さを伝えてくれる。

ちなみに、このインターネット全盛の時代に検索エンジンにケンカを売るようなペンネームのほとんどは、同人誌や他の投稿サイトで使用されたハンドルネームの名残であるのだけれど、この作品の作者もpixivで漫画を投稿した際のハンドルをそのまま流用したものである。

こんな話もある[編集]

尤も、世の中には20年以上も連載していた漫画について、わざわざ検索エンジンのシステムの都合で改名したとかいう話も存在する。それは、1993年から2017年現在まで、度重なる雑誌の廃刊を乗り越えてきた竹本泉先生の代表作ねこめ~わくである。実はこの作品には名前にある波ダッシュ、いわゆる「~」のおかげで本屋で使用される検索機械にヒットしないという弊害があり、「ねこめいわく」や「ねこめーわく」、「ねこめ~わく」ではまったく検索に引っかからず、注文する際にとても苦労することでも知られていた。そのため、連載20年目の2013年に名前を「ねこめ」に改題。本屋での検索でも問題ないようにしたのだけれども、まぁ、よーやるわ。しかも、改題した上で単行本を発売する際は「ねこめ(~わく)○巻」とすることで、インターネットでの検索にも対応。新しい情報が常にトップページに出るようにするんだから恐ろしい。

無論、ここまで極端な方向に走らなくても、編集部の都合やネット環境の変遷などの理由があった場合、柔軟に対応する姿勢は大事である。

もっとも、インターネットが勃興する以前に連載が始まった作品であるため、まさかこんな話になるとは作者も編集者も編集部も予測はつかなくて当然であるけれど、だからこそおいこら2010年代

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この作品には、古き良きアメリカ文化の影響がそこかしこに仕込まれており、ロバート・A・ハインラインアイザック・アシモフ、さらにはダーティー・ハリーの名台詞まで、分かる人には分かるネタが随所に仕込まれており他の作品と大きな違いを生み出している。

逆に、それを説明してしまうと作品が殺されるので絶対に説明しない

関連項目[編集]

外部リンク[編集]