石橋を叩いて渡る

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この石橋、どう対処するべきか。

石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)とは、エンジニア(技師)とリスクマネージャー(安全管理責任者)に課された永遠の命題である。

ここで言う「叩く」とはつまりエンジニアによる確認と検査の事である。また、ここで言う「渡る」とはつまりリスクマネージャーによるリスク管理と可能性の検証による結果の事である。

石橋を渡るということは[編集]

石橋を渡るということは、すなわち何かリスクがある物(河かもしれないし、谷かもしれないし、場合によっては人生と言う名のタイトロープに付き物のアレかもしれない)に石でできた橋をまたがせて、そのリスクを回避しようとすることである。

しかしながらそこには常に、強度不足による石橋の崩壊という危険がつきまとう。橋が壊れればそこを渡っている人が転落することは容易に想像でき、それはリスク回避が求める結果とは明らかに異なる。従って、石橋が十分な強度を持つかどうかは、リスク回避にとって最も重要な要素の一つである。

いかにして石橋の安全性を検証するか[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「非破壊検査」の項目を執筆しています。

真の強度を知るためには破壊検査が理想であるが、破壊検査は文字通り石橋を破壊してしまうため、そこを渡る可能性を捨てることとなってしまう。従って、渡ることを前提とした検査は非破壊検査で行うべきである。

「叩く」、と言うように打検が全ての基本であるが、打検士は非常に少ない事が問題視されている。

検査[編集]

  1. 打検:まず、打検による反響音から使われている石の材質、硬度、設置からの経過年数などの情報から、強度に関しておおよその見当をつける。この時点で何らかの問題が発見されることもある。
  2. 文献:様々な基礎情報が入手できる可能性があるが、文献は文献であり、その正確性には一定の疑問が残る。これは避けられないことである。特に近年のカツラコレクターによる構造計算書偽造問題などもあり、構造計算書の過信は禁物であるため更なる検査を行う必要がる(むしろハナからカツラを信用しない方が良いかもしれない)。
  3. 加重検査:何らかの方法で大きな加重をかけ、石橋がどの程度変形するかを調べる。この場合、橋の材質(材料強度を含む)、構造形式、支持地盤の状況などの情報が欠かせない。その橋が正常であると仮定した場合に、紙の上で算出される変形(たわみ)量に対し、実際に加重をかけた場合の変形が過度に大きければ、その橋は明らかに危険である。なお、加重検査と称して「実際に渡ってみる」という方法はお勧めしない。
  4. 放射線:放射線を当てて調べる。X線またはγ線は透過能力が大きいため、ついでに肺の検診も行うと良い。クラックなどが綺麗に写るので多用したいが、専用のX線フィルムがきちんと糊で貼付できない部分の検査は難しい。とくに石橋は芸術性の高いデザインが多い。場合によってはフィルムをキッチリ張るためにアロンアルファを用いるか、あきらめて超音波を用いる方が良い。
  5. 超音波:超音波を当てて、その反響から微細なひび割れなどを調べる。打検よりもさらに詳細な検査ができる。ウッカリ波長の設定を誤って共振を起こせば、トンでもない事になる。さらに、あまりにも強い音波を当てると石橋が崩壊しかねないので注意が必要。音量にも気をつけないと、鼓膜が破れかねない。
  6. 浸透探傷検査:ぶっちゃけ初心者によるガンプラの墨入れである。まず、墨をぶっかけて拭く。傷などの溝に墨が残るので傷が分かる。墨で手が汚れないように気を付けたい。最近は専用の検査液も販売されており、こちらのほうが確実であるが、高価である。

総合的な強度[編集]

上記の基礎情報から、総合的な強度を割り出す。その結果を、これから石橋を渡るべき人(あるいは物)と比較し、十分な強度を持っているかを検討する。

その際、安全率は無視できない要素である。検査の結果には一定の誤差が生じるものであり、特に非破壊検査の誤差は無視できないほどである。従って、その石橋の状況と検査方法に応じた適切な安全率を見込み、算出された強度から差し引くべきである。

また、渡るべき人(あるいは物)が重要であるほど、その下にあるリスクが大きいほど、安全率は大きく見込むべきである。この設定はリスクマネージメントの中でも重要な部分に属する。

いかにして石橋を渡るか[編集]

様々なルートの検証

この章のタイトルは少し語弊があるかもしれない。問題はリスク回避であって石橋を渡る事では無いからだ。だが、少々我慢して欲しい。

さて、強度に関する情報が集まったら、本当に石橋を渡るべきかを判断する。石橋を渡らないで前進できる可能性があるなら、それによるリスクやデメリットをも盛り込んで、渡るか渡らないかを選択する。

しかし多くの場合、石橋を渡らざるを得ない(石橋を避けることによるリスクやデメリットが大きすぎる、あるいは、そもそもそれしか選択肢がない、など)だろう。この場合、全てのリスクを100%回避するのは不可能と言える。

ならば、リスクを覚悟して石橋を渡り前方に進むという事が持つリスクと、石橋を渡らずに前方に進む、あるいは渡らずにその場にとどまる場合のリスクとの比較を、データから論理的に解明し、必要で有ればその大小を証明しなくてはならない。その結果によって、取るべき行動が決定されるのであり、これこそがリスクマネージメントの真骨頂である。

しかしながら、「渡らない」すなわち「現状維持」に潜むリスクは、しばしば、その評価は大変に難しい。「渡った」場合との単純比較でリスクを評価する方法もあり、これが有効な場合もあるが、必ずしも正確とは言えない。

(超中略)

そして最終的には、皆、このような結論にたどり着くと思う。

結論[編集]

「渡りたければ渡ればいい」

……石橋を叩きすぎて壊れないうちに渡りたい。というか今の時代石橋をバズーカで撃ってできた隣の新しい橋の上をジェット機で渡るくらいの心構えがないと生きていけない世の中となっている

関連項目[編集]