ツン読

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ツン読(つんどく)とは、「ツンデレ読書」の略で、購入した書籍に向けて行われるツンデレ行為のこと。またはそれを行う人。「積読」「積ん読」などと表記する場合もある。

概要[編集]

人間の行動は常に他者に向けられているものではない。「物に八つ当たりする」「偶像崇拝」といった言葉からも分かる通り、ある特定の「物」に向けられている行動も存在し得る。そして、物に向けられるツンデレの代表的なものが「ツン読」なのである。

我々は通常、書籍を購入した後すぐにそれを読み始める。そして、読み終わった後も大切に保管し、書籍から学んだ知識をあらゆる場面で活用する。こうした行為は、その書籍にとっては紛れもなくデレ行為に相当する。逆に、書籍を汚したり、破いたりする行為はツン行為に相当する。ツン読とは、ある一つの書籍に対してこのような「ツン」と「デレ」を両方行うことである。

ツン読の流れ[編集]

ツン読の人が本を購入し、放置し、読み終えるまでの流れを説明しよう。

  1. まだ買ってもいない本を酷評する(ツン)
    1. ケータイ小説なんてスイーツ(笑)の読みもんだろwww。まあ、世間で騒がれてるからちょっとは気になったりするけど、こんなのバカバカしくて読んでられねーよwww。
    2. ライトノベルってオタクの読み物だろ? 小説の中のキャラクターに「萌え」とか言ってるのなんてキモすぎだろ。まあ、本屋で見た表紙の絵は少し可愛かったけど…。
    3. この漫画、○○のパクリじゃん! 絵もストーリーも稚拙で、こんなの見てもお子ちゃましか喜ばないわ。最近アニメ化されたから試しに見てみたけど、こんな厨二アニメ誰が見るんだ、って感じだったし。
  2. 何やかんや言いながらも本を購入する(デレ)
    1. 勘違いしないでよね! 友達がしつこくこの本を薦めるから、仕方なく買っただけなんだから! 別に、この本が気になっていたとか、一度読んでみたかったとか、そんなことは全く思ってなかったんだから!
    2. 勘違いするな。俺は別にこの本を読みたかった訳じゃないぞ。この本が世間でここまで騒がれてるもんだから、自分のブログに酷評でも書いてやろう、と思っただけだ。嫌でも一度は読んでみないと感想が書けないからな。
    3. まあ、世間には「食わず嫌い」って言葉もあるからなあ…。友達と話を合わせるためにも、まあ少しだけでも読んでみるか。面白くなかったらブックオフに売り飛ばせばいいし。
  3. 読まずに放置する(最も重要なツン)
    1. ああ…。勢いに任せてこんな本買ったのが間違いだった。数ページだけ読んでみたけど、何この小説! ごめん、これ、やっぱり自分には合わないや。
    2. 元々こんな本買いたくなかったんだから、読むのも読まないのも俺の勝手だろ。第一、俺は仕事が忙しいんだ。こんなどうでもいい本に費やす時間など、一秒たりとも残ってないんだよ!
    3. まあ、少しは読んでみたい気はするけど…。時間は無限じゃないからなあ…。こんな漫画よりも、もっと面白い漫画があるなら、当然そっちを優先して読むべきだろ。
  4. 何やかんやで結局読み始める(デレ)
    1. 困ったなあ。友達がしつこく感想を求めてくるし、読まないわけにはいかないな。すでに購入してたことすら忘れかけてたのに…。仕方ない、流し読みでいいからさっさと読んでしまおう。
    2. ようやく仕事が一段落ついたか。休日にやる事が無くなってしまったから、暇つぶしにあの本でも読んでみるか。言っておくが、あくまでも「暇つぶし」のためだぞ!
    3. もう読むべきものが無くなってしまったな。次は何を読もう。まあ、あの漫画を騙されたと思って読んでみるのも悪くないか。

そして、ツン読者が本を読み終えると、行動は3種類に分かれる。

  1. やっぱり本を好きになれずに、これまで以上に本を酷評するケース。これまではただ漠然とした批判しか出来なかったが、実際に読み終えたことでその批判は具体的なものへと変化し、さらにヒートアップする。
  2. 読み終えたことでその本の良さに初めて気づき、その本の熱烈なファンになるケース。長らく続いたツンデレが完全なる「デレ」に変化し、その本の信者に成り果てる。
  3. その本の良さに気づいたが、それを認めたくなくて素直になれないケース。「た、確かにこの箇所は良かったけど、でも…」と言って、その本の粗探しを始める。要するにまだツンデレが続いている状態。

ツン読の種類[編集]

書籍の種類によってツン読の内容や発生頻度が大きく異なる。以下では、書籍の種類別にツン読の実態を見てみよう。

参考書
各出版社から多種多様の参考書が発行されている事に加えて、読む事自体が苦行以外の何物でもないため、最もツン読に陥りやすい書籍とされている。ツン読に陥ることなく一つの参考書を熟読することが好ましいとされる。
ライトノベル
そもそも地雷が多いことに加えて、読む分量(巻数)の多さなどから、こちらもツン読に陥りやすい書籍と言われている。しかし、一度読み終えるとたちまちデレに変化するケースも多く、こういった高揚感を求めてあえてツン読を行う者もいるという。
文学作品
分量の多さや内容の難解さからツン読に陥るケースが多い。特にフョードル・ドストエフスキー三島由紀夫などの書籍でのツン読が多く見受けられる。しかし、こういう書籍はそれなりの覚悟がある人しか購入しないので、ツン読者数自体はそれほど多くないと思われる。
専門書
ページ数の分厚さと内容の密度は、前述の文学作品の比ではないことが多い。最大の違いは、文学作品は読者に読ませることを前提にしているのに対し、専門書は大学教授が書いて学生に売りつけるために純粋に学問のために書かれており、酷い例では学生に洋書を翻訳させて自分の名前で出版するとか学術に求められる内容の正確さを優先しているため、概して読めたもんじゃない読みにくい。哲学心理学法学関連、化学物理学など枚挙がいとまがない。文章の可読性で誤解が生じかねない言語学ですらツンが出ているという深刻な事情もある。しかし読まないと非常にまずいことになることが多く、ツン読者は多くはない。
新書ビジネス本
一般人でも理解できるように分かりやすく書かれているのでツン読になるケースはあまりない。しかし、内容の支離滅裂さ、もしくは、あまりの香ばしさのために途中で投げ出すケースはある。
電話帳
日本で最も積まれている本。内容の価値は認めるし1行2行なら読む事もあるが、読破する気にはなれない。
夏休みの宿題
これはツンデレというより、本人のやる気の欠如によるものが多いが。

関連項目[編集]