空耳ケーキ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

空耳ケーキ。一見ただの普通のケーキにしか見えないが、実は麻薬入りであり、食べると強い幻聴・幻覚をおぼえる。
これ(麻薬)を入れることで『空耳ケーキ』が完成する。

空耳ケーキ(そらみみけーき,英語:drug cake)とは、食べると強い幻聴幻覚症状を起こしてしまう、麻薬入りケーキのことである。アニメ「あずまんが大王」の主題歌の名前に使われたことで一躍存在を知られることとなった。

目次

[編集] 概要

ケーキの中に麻薬を混ぜ込んだ「空耳ケーキ」は、20世紀初めには南アメリカでわずかに登場していたものの、世界的に普及するようになったのは、人々の航空機による移動が活発になった1970年代以降のことである。

1960年代は、ベトナム戦争によるアメリカ兵士の麻薬の乱用と、自尊心を失ったアメリカ国民の麻薬の乱用を契機に、世界中で再び麻薬の使用が盛んになっていった時代である。そのため、世界中の旅客航空機で麻薬の運び人による麻薬の輸出が行われるようになったのだが、一方で、この頃から航空会社の麻薬検査も厳格化され、麻薬の運び人達は従来の方法では麻薬を運ぶのが難しくなってきた。

そこで考案されたのが、麻薬ケーキの中に隠す方法である。航空会社や警察もケーキの中に麻薬が入ってるとは思いつかないだけに、この方法は非常に効果的であった。また、麻薬をケーキに混ぜ込んで口から摂取することは、非常に口当たりがよく美味であることから、空耳ケーキは1990年代を境にアメリカの薬物乱用者の間でも広がっていった。(もちろん、端から見て"わかりにくい"ことも大きな要因である。)

その後、麻薬入りケーキの存在が警察や航空会社にも知られるようになり、今では機内へのケーキ持ち込みは禁止されている(※実話)のだが、依然、アメリカコロンビアなどにおいて空耳ケーキは根強い人気を誇っている。

とはいえ、日本では2001年頃までほとんど知られていなかった。知られるようになったのは、日本のアニメ「あずまんが大王」の主題歌のタイトルに使われた2002年のことである。

[編集] 日本での知名度向上~アニメの主題歌として

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登場人物の『空耳ケーキ』を食べたことによる異常行動の例

2002年、深夜アニメ「あずまんが大王」のオープニングテーマ『空耳ケーキ』(歌手:Oranges & Lemons)は、「薬物中毒者達の幻覚・幻聴状態を表現した楽曲」として、アニメファンのみならず一般社会でも大きな話題となった。

人は、薬物を乱用すると妙なハイテンション状態になり、異常行動を起こす。そして、実際には居もしない人や物体が目の前にいるように錯覚したり、鳴ってもいない音がしつこく聴こえてくるものである。この曲は、そんな状態を歌詞やサウンドを駆使し的確に表現している。

また、アニメのオープニングでは、右の画像のように登場人物らが明らかに異常な行動をとっているが、これも薬物乱用による幻覚から来る「異常行動」の一種である。制作側は公式に発表こそしていないが、薬物乱用状態と見て間違いない。

ただ、あまりにも薬物乱用状態の幻覚・幻聴を的確に表しすぎていたことから、楽曲の製作者(作詞者の畑亜貴と、作曲者の伊藤真澄)は薬物乱用を疑われることとなってしまった。[1]。この曲を聞いたことの無い人も、一度聞けばすぐに薬物乱用状態を題材にしたことがわかるであろう。特に曲の最後の「窓に天使のコーラス 君には空耳? 好きだよ好きだよの声 」は幻覚・幻聴をストレートに表した歌詞であると言えよう。

なお、空耳ケーキが「空耳ケーキ」という名称で呼ばれるようになったは「あずまんが大王」以降であり、それまでは単に「麻薬入りケーキ」「ドラッグケーキ」としか呼ばれていなかった。また、現在のアメリカで「ケーキ」が麻薬の隠語を指すのも、あずまんが大王や『空耳ケーキ』が欧米でも広く知れ渡ったことによるものである。

なお、薬物中毒者達の幻覚・幻聴状態を表現した他の有名楽曲に、酒井法子碧いうさぎ(1995年発表)がある。「碧いうさぎ」もまた薬物乱用による幻覚・妄想であり、酒井法子が2009年に薬物乱用で逮捕されたことから、これを予言した形となっている。

[編集] 空耳ケーキの作り方

  1. 卵を用意し、卵白と卵黄に分け、混ぜ合わせる。
  2. 麻薬の粉を混ぜ合わせる。
  3. 生地が出来たらクリームを塗って出来上がり。これを食べれば「天使のコーラス」といった幻聴や幻覚が聴こえてくるでしょう。

[編集] 脚注

  1. ミュージシャンが薬物乱用時に"ラリった曲"を出すことは多い。有名な例として、槇原敬之が覚せい剤取締法違反で逮捕される2ヶ月前に「Hungry Spider」を出したことが挙げられる。曲もPVも非常にラリっており、当時の槇原の幻覚・幻聴状態が曲を通じて伺える。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク