統合整備計画
〜 統合整備計画 について、バンダイの社員
統合整備計画(とうごうせいびけいかく)とはバンダイが機動戦士ガンダムの商品展開の都合上で行ったプラモデルの製造方針、及び後付け設定のこと。
概要[編集]
第一次統合整備計画[編集]
統合整備計画が明るみに出たのは機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争であるが、バンダイは既に機動戦士ガンダムΖΖの時点で統合整備計画を実施していた。機動戦士Ζガンダムの不振により、バンダイはプラモデルの生産コストを下げることを迫られた。バンダイは旧モデルの金型を流用することでこの問題を解決することにした。これが第一次統合整備計画(金型を統合)である。
- 第一次統合整備計画によって開発されたガンプラ
- アイザック - ハイザックを流用。手抜き。
- ザク・マリナー - 高機動型ザクIIを流用。凝った手抜き。
- ディザート・ザク - ザク・デザートタイプを流用。さりげなく手抜き。
- ドワッジ - リックドムを流用。手抜き。このシリーズでは最も出来が悪い。
- ガザD - ガザCを流用。ネーミングすら手抜き。
- リゲルグ - ゲルググキャノンを流用。手抜きだが小麦色の肌の美女、イリア・パゾムを搭乗させさりげなく販促。
- ガズR/L - ガルバルディβを流用。両方揃えるには2個買ってね!
※ザクI、ザクII、ゲルググ、アッガイ、ズゴック、アッグガイ、ゴッグ、ガザC、キュべレイもアニメに出てるから買ってね!
第二次統合整備計画[編集]
機動戦士ガンダム0080では機動戦士ガンダムのモビルスーツが出渕裕によりデザインをリファインされた。ザクII、リックドム、ゲルググ、ゴッグ、ズゴックなどが凄まじくかっこよくなったが、これがいけなかった。「どうみても別のモビルスーツだろ!」「このスペックのザクがガンダムに勝つなんてありえねぇ!」など発売前から懐古厨(俗に言う1st原理主義者)や設定厨(俗に言う設定マニア)と呼ばれるマニア達から猛反発を受けたのである。プラモデルの販売に影響すると見たバンダイは、「0080に登場するジオン軍のモビルスーツはマ・クベ中佐(当時)が提唱した統合整備計画により改良されたものである」という設定を付加した。これが第二次統合整備計画(スペックを1stに統合)である。無理な設定ではあったが(計画以前の機体の方が明らかに簡略化されている、マ・クベ自身はオリジナリティ爆発規格外の機体に搭乗していてその気がないなど)、提唱者が架空の人物にされている点でまったく抜かりのないものとなっている。
- 第二次統合整備計画によって誕生したモビルスーツ
- ザクII改
- リック・ドムII
- ゲルググJ
- ハイゴッグ
- ズゴックE
- ケンプファー
※共通しているのはマニピュレーター(手)だけである(ハイゴック、ズゴックEを除く)。
第三次統合整備計画[編集]
ガンダムの設定は機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY、機動戦士ガンダム 第08MS小隊を経てより混沌とする。1999年、バンダイはバラバラになった設定を纏め上げるべく、カトキハジメによりデザインを合理化リファインした1/144サイズのプラモデル、HGUC(昔よりはハイグレードな宇宙世紀)を展開する。これが第三次統合整備計画(カトキハジメデザインに統合)である。これにより数多くのモビルスーツが立体化されているように見えるが、マイナーチェンジ、色違いのキットを販売するなど、その目的は第一次統合整備計画と大差ないものである。
- 第三次統合整備計画によって登場したモビルスーツ
- ザクI 黒い三連星仕様
- ザクII FS型(ガルマ・ザビ専用機)
- リックディアス(クワトロ・バジーナカラー)
- ガザC(ハマーン・カーン専用機)
- ギャプランTR-5(フライルー)
- バウ(量産型)
- リック・ドムII ライトグリーンバージョン
- ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)
※これらより購買者が発売して欲しいと望んでいるモビルスーツは山積みなはずである。ガンダムMk.IIIとかゲーマルクとか・・・・・・。