聖マッスル

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聖マッスル(せんとまっする)はふくしま政美によって描かれた筋肉質の男性が主人公の物語である。転じてそれを元にした肉体的自己愛及び筋肉を誇示する者、主に男性を指す名称として使われている。

概要[編集]

1976年、「聖マッスル」という漫画週刊少年マガジン誌上にて連載された。連載は当時の保守的な漫画ファンからの抗議や、主人公の男性が全裸性器を描いていないにも拘らずその肉体的美しさに惚れた筋肉愛好家からの賞賛を浴びた事などが原因で短期での打ち切りとなってしまった。しかし近年軍隊式痩身術が持て囃されると、それとは関係なく以降の格闘シーンが頻繁に描かれる漫画の原典として紹介され、たちまち主婦層を中心に漫画のルネッサンス期を代表する作品として広まった感がある。インターネットが一般家庭に普及した今日では「マッスル」と「マッチョ」の間を結ぶミッシングリンクではないかという都市伝説が竹熊健太郎などによって広められた。それに伴い自己の筋肉に対する過度な愛情を「聖マッスル」と呼称するようになった。

聖マッスルの起源[編集]

「聖マッスル」は自己愛を表しているものの、その名称自体は現在では廃語になっている紀元前に良質な筋肉を讃えるために使われていたとされる「セイントマッスル」を元にしている。古代筋肉愛好家によって「セイントマッスル」の呼称が用いられていたのは、サントリーニ島アクロティリ遺跡の壁画によって明らかである。普通のマッスル(主に重量のあるものを運ぶ時、うなぎを掴む時などに使われる)に比べ格段に美しいとされるマッスルに使用していたようだが、それは主に客観的に見た他者の肉体への尊称であった。 主な使用例として

  • 「この彫刻こそセイントマッスルそのものだ」
  • 「美しく絹のような肌触り、これぞセイントマッスル!」
  • 「見よ。暁に輝くこの筋肉。まさにマッスルの中のマッスル、セイントマッスルである」
  • 「ああ。この雄の美しさときたらどうだ!私はこれに跨り、セイントマッスルの甘美な芳香に狂いたい!」

などがある。

一般への普及[編集]

この「聖マッスル」が自己愛を表す言葉として普及したのは、20世紀後半から現在に至る「運動などに使用するわけではないにも拘らず過度に筋肉増強を尊ぶ」という文化が背景にある。普及した当初はそういった風潮を揶揄する意味合いが強かった。

医学的アプローチ[編集]

医学的根拠は乏しいものの一部では精神疾患として漫画愛好家などに認知されつつある。栃木県精神科医が「このような症状を持つ者は10代前半から70代後半で、両親に愛されて育ち、平均的なIQで、学生時代には運動を好んで行い、少年漫画雑誌を回し読みしていた筋肉質な肉体を持つ男性に多く見られる」という研究結果を2008年にネイチャー誌上で発表した。このような男性は概ね感傷的で精神的には脆いところがあるとされる。

分類[編集]

現在では以下のように医学的見地から細分化する研究も行われている。

誇大妄想型聖マッスル もっとも多いとされる症例。世界を筋肉で救うという救世主願望を持っている。

男根型聖マッスル 自らの男根が美しいという妄想を持つ。

自慰型聖マッスル 自らの筋肉が性交相手に大きな快楽を与えるであろうという妄想。男根型と区別が難しい。

捕鯨聖マッスル 捕鯨は筋肉で行うのが正しい捕鯨であるという妄想に昼夜悩まされている。時に陰鬱な気分に支配される。

北斗七星の傷痕型聖マッスル 北斗七星の傷痕を持つことが聖マッスルの証であるという妄想のもと自傷行為を繰り返す。

「聖マッスル」はこのように筋肉美を誇示するナルシズムを表しているが、一般化した現在では広義に解釈され、ナルシストの男性全般を指すという傾向がある。これは「精神的マッチョ」が、今日においてより尊崇の対象となっていることが関係しているのではないかと推測される。

治療法[編集]

このような症状は女性と同衾する場合に現れる事が多いものの、本人に自覚が無く殆どの女性がその苦痛に耐えてしまうため表面化されることが無いのが現状である。そのため治療に前向きな男性は皆無であり医学的研究があまり進んでいない。これらの治療には根治が難しいものの以下の方法でその症状を抑える事が出来るという研究結果も報告されている。専門医に相談することが望ましいが、外来などでは受付の時点で帰宅を促されるか別の病気の可能性を疑われるのであまり推奨できない。

  • 薬物療法
    筋肉が無いと不安であるため筋トレを繰り返し行うという不安障害から来る行動により発症した場合に限り抗不安薬が処方される場合がある。
  • 生活習慣の改善
    • 少年漫画雑誌の講読を停止する。
    過去その因果関係が多く報告されてきたが、最近では所謂筋肉礼賛をモットーとした漫画が減少しておりあまり問題では無くなってきている。
    近年取り立たされている脳内格闘技病であるが、筋肉願望が脳内から外に出てしまう方が重い症状である。前段階での早期治療が重症化を防ぐためその原因でもあるこれらをやめることが賢明である。
  • 食餌療法
    動物性タンパク質の豊富な食品の摂取量を調節し通常時の50~60%ほどに減らすという方法が主である。これは単に筋肉量を減らすだけでなく、動物性たんぱく質に含まれるプリオンが脳になんらかの働きを行うことで自己愛的行動を起こすためである。男性が肉を食する行為が女性にとって不快なためなのではという意見もあるが確証は無い。

注意点[編集]

医学的研究が進んでいるとはいえ、一般的にはナルシストを否定的に捉えている者が多く居るため「聖マッスル」は蔑称として用いられる場合が多い。したがって筋肉の発達した者に「聖マッスル」呼ばわりすることは、その肉体の持ち主が無礼と取る場合もあり、それを知らない無知な者がそれを多用したばかりに暴力を振るわれたり侮辱罪で告訴される、といった事例も報告されているので細心の注意を払うべきである。

関連項目[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「聖マッスル」の項目を執筆しています。