赤いスイートピー
ヨシフ・スターリン同志が
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ソビエト社会主義共和国連邦閣僚評議会付属国家保安委員会認可
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赤いスイートピー(あかいすいーとぴー)とは、1982年に発表された歌謡曲である。 若者への共産主義の啓蒙を目的に制作されたが、現在ではその枠を超えた不朽の名作として認知されている。
概要[編集]
1980年代に入り、共産圏では資本主義諸国との経済的な格差が露見しつつあった。日本国内でも古くからのマルクス主義活動家たちは高齢化しつつあり、ベトナム戦争が終結して以来これといった宣伝活動が滞っていたころからも、一種の起爆剤が求められていた。
そんな状況下、1982年、本作は共産主義の啓蒙活動のために制作された。作曲を依頼された松任谷由実は当初楽曲の提供を拒否したものの、ペンネームを使用することを条件に引き受けたと言われている。
男性ばかりでなく女性からの人気も確立し、絶頂を謳歌していたアイドル松田聖子が歌うことで、若者への共産主義の普及を狙ったものであった。松田聖子自身は共産主義者ではなかったが、「歌詞の真意に気付くことなく歌ってしまっていた」と後年になってコメントしている。ことの真相については、事務所自体に誰も気付く者がいなかった、関係者のひとりが共産主義者であって、その事実を隠しながら制作を進行してしまったなどと言われているが、その実際は現在では不明である。
共産主義者による自己礼賛が目標ではなく、歌の普及により、何も知らない若者の間で知らず知らずのうちに共産主義が受容されうる基礎が構築されることを狙った楽曲であり、共産主義の象徴を恋愛の描写に重ねるように描くことで一見しては共産主義との関連性は分からないように作られている。結果として、幅広い支持を集めることに成功し、年間12位のセールスを記録した。
現在でも、綾瀬はるか、水樹奈々、徳永英明ら、多くのシンガーによってカバーされるなど、知らず知らずのうちに日本国民全体に浸透している楽曲のひとつであり、この歌の制作の当初の狙いのひとつは達せられている。共産主義思想の宣伝としての効果はあまりみられなかったというのが通説だが、真の狙いを歌詞のなかに巧みに隠蔽したあまり共産主義者にさえその意図が理解されなかった、共産主義思想の流布に実際には成功しており我々はそれに気が付いていないだけだ、などとその評価は一定していないのが現状である。
この歌の影響を受け、共産主義者有志により実際に赤いスイートピーが品種改良により制作され、社会主義国家日本が誕生した日には、桜や菊に代わり、国花となることが確実視されている。また、本作を国歌としようとする動きも、共産党女性議員を中心に広がっている。
歌詞[編集]
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JASRAC届出済
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- 春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ
- 皆が春色になれる思想を海外へ広げていこうよ。
- 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから
- 危険な香りもするけれどずっとついていきます。
- 何故、知り合った日から半年過ぎても、あなたって手も握らない
- 何故、知り合って半年過ぎても、仲間って認めてくれないの。(手を握る=仲間になる)
- I will follow you あなたについていきたい
- 私はあなたについて来るでしょう。と二回繰り返すほどついていきたい。
- I will follow you ちょっぴり気が弱いけど、素敵な人だから
- 私はあなたについて来るでしょう。私は気が弱いですが、それでもあなたは素敵な人だからついていきたい。
- 心の岸辺に咲いた、赤いスイートピー
- 私の心には赤いスイートピーが咲いています。(あなたとの門出と今までの思い出との別れを意味する。)
この後もこんな感じである。詳しくは下記の解説をお読みください。
解説[編集]
「赤」は共産思想のシンボルであり、スイートピーの花言葉が門出・思い出・別離であることから、「今までの人生から別れ、共産主義者として新たに出発すること」を意味している。
1番の歌詞は共産主義革命者としての出発を踏もうとする主人公の女性と、すでに出発をしている先輩の革命者が登場し、革命者であることが非常に魅力的であるように描かれている。
「春色の汽車」は共産主義社会の比喩である。人力による投炭が必要な蒸気機関車がイメージされている。投炭は労働者のシンボルであり、労働者によって社会が動いていることを示している。「海」は無限大に広がる世界を表しており、共産主義が水平線を越えて世界中に拡散する様が描かれている。
「煙草の匂いのシャツ」は労働者階級の象徴である。カール・マルクスが葉巻たばこを愛好したことでも有名であり、その影響も窺い知ることができる。
「何故、~」は多くの人たちが共産主義を知ってはいるものの、興味を持っていない実情を描いた一節である。本当は内心興味を持っているし、共産主義社会の到来を待ち望んでいる自分がいることを露わにしようとしている。
「ちょっぴり気が弱い」のは「煙草の匂いのシャツ」の男性ではなく、ついていこうとしている女性であると考えられる。新しい人生への不安を描いているものと思われる。
「赤いスイートピー」は共産主義者としての出発を意味しており、「心の浜辺に咲く」ことは決意・決心を意味している。
2番の歌詞はすでに共産主義革命者(いわゆる革命戦士)として出発した主人公の女性を中心とした描写になっている。革命者としての活動が充実したものであることを示し、目を転じて大衆に革命者たらんことを示そうとしている。
「雨」は共産主義革命に対するいくつもの苦難を象徴している。「駅」は縁語として(1番の)「汽車」を連想させ、「ベンチ」は短時間の休息を表している。「4月」はメーデーを控えており、「ベンチに2人で」居るのは活動の準備をしていためと捉えることができる。
「他に~」では現状の日本で、共産主義運動に共鳴する人物が少ないことを主人公の女性は嘆いている。
「時計を見る」(時間を気にする)のは、メーデーまでの時間が短くなってきているからである。主人公はメーデー準備の充実した時間が残り少ないことを悲しんでいる、あるいは人が思うように集まらないことに焦りを感じているなど後半部分の解釈には諸説がある。
「翼の生えたブーツ」では共産主義で空を翔けることができると主張している。 「ブーツ」は労働者の象徴のひとつでもあると考えられる。
「線路の脇のつぼみ」はこの歌を聴いている若者たちを表している。まだ「汽車」には乗っていないけれど、共産主義者としての出発を経て大きく咲くことができることをイメージしている。
2番までは隠喩を多用する表現が目立っていたのに対し、最後のサビではかなりストレートな言い回しになっている。共産主義革命者となった主人公が自分の人生を振り返り、「共産主義革命者となることを決意した日に私は幸せになった」と思いを馳せているのである。
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