週刊少年チャンピオン

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

「俺は乙女にも読んでほしいんだ!!」
~ 週刊少年チャンピオン について、編集長・沢考史
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チャンピオンのシンボルマーク。通称チャンピオン紳士
正座してチャンピオンを拝読する紳士たち。

週刊少年チャンピオン(しゅうかんしょうねん-)とは秋田書店が発行する週刊少年漫画誌。世間一般では、「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」と並んで日本四大少年誌の一つと称されているが、単に週刊少年漫画誌が四誌しかないのでそう称されているのであり、実際は他の三大少年誌と若干離れたところで独自の戦いを行っている。2009年現在、自称発行部数は55万部[1]と、第三位の週刊少年サンデーの約7割である。発売日は毎週木曜日であるが、九州では他の三大少年誌は公式発売日に発売されるのに対して、チャンピオンだけは一日遅れの金曜日発売であり、流通業界のチャンピオンに対するどうでもよさが見て取れる。

目次

[編集] 概要

週刊少年チャンピオン(以下、チャンピオン)は1969年7月15日に創刊された。創刊当初は隔週誌であり、当時同じく隔週誌であった少年ジャンプの発売が休みの週に発売するせこい巧みな発売形態をとっていたのが功を奏したのか、翌1970年6月24日発売号からは週刊化された。しかし、この事がジャンプ編集部と大きな因縁を生んで、ジャンプで連載された『Dr.スランプ』(鳥山明)や『神様はサウスポー』(今泉伸二)で「チャンピオン」を「ちゃんぴょん」と揶揄した表現をとられた事もある。それを受けてチャンピオンは『おまかせ!ピース電気店』(能田達規)内で「週刊少年チャンプ」なる漫画雑誌(表紙は『ミドリマキバオー』もどき)をバラバラに破る意趣返しをした。

チャンピオンの第一次黄金期は1970年代後半であり、『ブラックジャック』『ドカベン』『がきデカ』『マカロニほうれん荘』などの大型連載でジャンプと一位の座を争っていた。しかし、これらの連載が終了した後は発行部数が激減し、ここから終わりのない暗黒期に突入した。暗黒期から抜け出せなかったのは『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』が連載されなかったことが一因であると考えられる。2000年を過ぎた頃からは、チャンピオンは『ドカベン スーパースターズ編』『範馬刃牙』『元祖!浦安鉄筋家族』の三本柱が終了すると雑誌が傾くと世間一般では言われる状態であった。(詳細はチャンピオンの連載漫画#三大看板漫画

しかしながら、2006年以降、それまで赤い核実験場でその敏腕ぶりを見せ付けていた沢考史が編集長に就任すると、所十三(厳密に言うと違う)、山根和俊のように三大少年誌でお払い箱になったからフリーエージェント宣言をした漫画家を投入したり、短期集中連載を山のように始めてサバイバルを行わせたり(その結果生き残ったのが『みつどもえ』)、少年ジャンプの黄金期を支えた『聖闘士星矢』の続編(車田正美)と、その過去編である『聖闘士星矢 冥王神話』(手代木史織)を同時に連載させる荒技を使ったりしたので、世間一般では「チャンピオン再生工場」と馬鹿にされて評価されている。また、他の三大少年誌と比較してもギャグ漫画は質量ともに充実しており、一時期チャンピオン読者からは、「『みつどもえ』の桜井のりおは、昔に赤塚賞(ジャンプのギャグ漫画の新人賞)をとったのを蹴ってチャンピオンに来たのだから、ジャンプがギャグ漫画家不足なら桜井のりおをノシ付けて送ってやってもいいよ」と余裕の発言さえ見られる。

これらの事から、四大少年誌を全て真面目に読んでいる漫画評論家にとっては、今こそがチャンピオンの第二次黄金期であるとの呼び声も高い。しかし、一般読者には発行部数の少なさと宣伝不足によりなかなかこの事が伝わらない上に、秋田書店上層部・販売部もこの事に全く気が付いていない。そのため、「このマンガがすごい!2008」でインタビューを受けた将来有望な漫画家の作品であっても、目に見えた結果が現れないとあっさりと終了する。特に、2008年秋に「5週連続新連載」と銘打ち、新作や短期連載を続々と投入した際に、語り継がれそうな結末となった『悪徒-ACT-』などが(始まるものがあれば終わるものがあるというのは当然ではあるが)短期打ち切りを行われ、一部急進的な漫画評論家の頭を悩ませた。今の所、(編集部的に)満を持して開始された『クローズZERO』は当然の如く売れているが、それ以外の作品がどこまでいけるかは未知数である。これらの新連載が功を奏したかどうかは不明だが、2005年度以降公称部数は50万部となっていたが、2009年には数年ぶりに上昇し、55万部となっている。また、上記の「三本柱」のうち、『ドカベン』に関してはチャンピオン内での売り上げ順位が相対的に落ち6~8位前後になっていることから、単行本が売れる作品が増えているとは言えよう。

余談ではあるが、逆にチャンピオンから三大少年誌に移籍した作家もいるものの、どういうわけか不遇な結果に終わる者が多い。中には西条真二のようにチャンピオンの連載陣として戻ってこれた作家もいるが、殆どはそのままマイナー誌に移るか業界から去ったりする。これは、「知名度の為に裏切りやがって」と言うチャンピオン読者の恨みによる物か、それともチャンピオンのレベry・・・とにかく、『コトノハ学園』終了後も読者コーナーのカットを貰っている佐藤将はこのままマガジンに移ってしまうのかが一部読者の間でかすかな注目を浴びている。

[編集] チャンピオンとその読者の傾向

チャンピオンは、ライバル誌とされているのマガジンやジャンプに比べて、編集部の作品内容に対する介入が少なく基本的に放任主義であるため、連載作家たちは比較的自由気ままに好きな作品を描いている。そのため、ときに『グラップラー刃牙』『覚悟のススメ』『鉄鍋のジャン!』『スクライド』といった強烈な個性を発揮する名作・怪作が誕生する。その一方で、あまりにも放任しすぎてしまったせいで、作者のいささか高尚過ぎる感性に読者がついていけなかった作品も多い。作品自体がオチてないお笑い漫画や、猿しか出てこない三国志[2]や、途中から浣腸バトル物に突入した漫画などが例として挙げられる。

特徴的なエロ、というのも特徴だろうか。作中の何気ないものがエロスになってしまう、という現象。逆に、狙ったエロスはどんな漫画であれ「ギャグ」となり読者の笑いを誘ってしまう。ジャンプの『To LOVEる -とらぶる-』が中学生向けの、主人公ムフフ展開のいかにもなエロスとすれば、チャンピオンは上級者向けのちょっと大人のエロスというべきだろうか。

しかしながら、こういった良い意味でも悪い意味でも強烈な個性は、マニア層を引き付けるに充分な魅力があり、雑誌自体のマイナー性もあいまって、チャンピオン読者にはマニア層が多い。彼らは「コロコロコミック」より「コミックボンボン」、「ファミ通」よりも「ゲーマガ」、「セ・リーグ」よりも「パ・リーグ」、テレビ局はテレビ東京が好きと思われる。

[編集] 連載漫画

詳細は週刊少年チャンピオンの連載漫画を参照。

[編集] チャンピオンで確認されている諸現象

[編集] コンボ現象

チャンピオンを頭から掲載順に読んでいくと、偶然なのか故意なのか、全くの別作品なのにもかかわらず前後で内容が繋がっている事がよくある。これは、チャンピオンの漫画は右ページがその週のラストページとなるため、あたかも左ページから始まる次の漫画と繋がってるように見えてしまうのも一因である。『侵略!イカ娘』の後に『鉄鍋のジャン!R 頂上作戦』のイカ料理が出るのも時間の問題と考えられていたが、その前に『釣り屋ナガレ』がイカ釣りを始めて読者は毎週ヒヤヒヤもんであった・・・・・・が、予想外の作品同士で話全体が被った。

マッハ突きとマッハロッカー締め。このような有り得ない偶然が、一誌ではなく前後および見開きで登場する。
  • 新キャラ自己紹介(舞-HiME)→「聞こえねぇっ……!!」(輪道 -RINDO-
  • 交通事故で登場人物瀕死の重傷(涅槃姫みどろ)→冒頭で交通事故が発生している(ドリル園児
  • 「くせ――――!」(樹海少年ZOO1)→味噌ラーメンを差し出してる扉絵(虹色ラーメン)。
  • 敵の恋人、トラック事故に巻き込まれて死亡(Damons)→主人公、トラックを事故らせる(椿ナイトクラブ
  • お嬢さんのエロティックな顔アップでハァハァ(ストライプブルー)→扉絵のキモ顔アップで全て台無し(LOOK UP!
  • 「アタシはこの肉(人魚の肉)食べるけどさ」(スクール人魚)→「おう!やっぱ晩メシは肉だよな肉!」(マイティハート
  • 自転車の坂越えネタ(浦安鉄筋家族)→まさかの弱虫ペダル、しかも主人公が頂上を制した所から開始
  • 丸山ポパイが十三階段ベムを殴って手がグチャグチャに骨折(浦安鉄筋家族)→マッハ突きでグチャグチャに骨折した克巳の手を咥えるピクル(範馬刃牙


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[編集] ドッキリ最終回現象

ある作品の展開が最高潮に達したときに、稀に「次週、重大告知」と予告することがある。場合によっては「次週、最終回!」とまで書く。当然、読者は大好きな作品が終わってしまうことを不安がったり悲しんだりするのだが、次号を買ってみると『来週から○○○(タイトルが変わっただけ)が連載開始!』とあってズッコける。結局、タイトルが変わっただけで最終回でも何でもない。

  • 『ドカベン プロ野球編』→『ドカベン スーパースターズ編』
  • 『バキ』→『SON OF OGRE 範馬刃牙』
  • 『浦安鉄筋家族』→『元祖!浦安鉄筋家族』
  • 『ナンバMG5』→『ナンバ デッドエンド』

[編集] タイトル変更現象

人気作品がタイトルを変えて新展開に入ることは近年では珍しくないが、チャンピオンでは特にそれが多い。前述のドッキリ最終回現象もこの中に含まれる。

  • 『ドカベン』→『ドカベン プロ野球編』→『ドカベン スーパースターズ編』
  • 『グラップラー刃牙』→『バキ』→『SON OF OGRE 範馬刃牙』
  • 『浦安鉄筋家族』→『元祖!浦安鉄筋家族』
  • 『白亜紀恐竜奇譚 竜の国のユタ』→『D-ZOIC』
  • 『鉄鍋のジャン!』→『鉄鍋のジャン!R 頂上作戦』
  •  ろうやのかぎ
  • 『覇道』→『HADOU』
  • 『無敵看板娘』→『無敵看板娘N(ナパーム)』→『無敵看板娘P(パニッシャー)』
  • 『子供学級』→『みつどもえ』
  • 『がきデカ』→『ガキ警察』
  • 『クローズ』→『クローバー』 - 月刊チャンピオンから移籍
  • 他、『O-HA-YO』、『優駿の門』など

[編集] おもしろくなってきた所で打ち切られる現象

つまらなかった作品が急におもしろくなり、いよいよこれからとなったタイミングで、打ち切られる。実はこれは考え方が逆である。真相は、事前に打ち切り通達された作者が、残り少ない話数で話をまとめようとするので、本来の構想が濃縮されて話の密度が濃くなるのである。あるいは、開き直った作者がはっちゃけ始めて、本来の能力がフル発揮されて良い意味での超展開が起こったりするのである。

合う! 辻褄が!
~ ツジツマン

当現象が起こった漫画

[編集] 打ち切りと単行本

チャンピオンの打ち切りに対する考え方はジャンプよりもシビアである。原則的に打ち切りに猶予期間は与えられない上に、機密情報保持がかなり厳重であるために、読者は前の週の予告か実際に最終回を読むまでは打ち切りの情報を得る事は出来ない。その事から、好きな連載が巻末に追いやられたり、その頃に新連載の予告が流れたりすると、同時期に「人気上昇中!」や「単行本〇巻絶賛発売中!」と書かれていても、読者は打ち切りの不安にさい悩まされてしまう。その上超展開が起こったりすると、もう打ち切り決定だと絶望に陥ってしまう。しかも、得てしてその不安はよく的中する。ちなみに、打ち切りの場合でも最終ページに「第一部・完」の文字が書いてある場合もあるが、ジャンプと同様に打ち切り号のどこかに再開時期が書いていない限りは信用してはならない。

さらに、チャンピオンの連載漫画には打ち切られた後にも恐怖が待っている。チャンピオンの場合は他の三大少年誌と違って単行本が最後まで出ない可能性もあるからだ。ましてや、短期集中連載の漫画や10週数で打ち切られた漫画に至っては、最初から単行本が出ない可能性の方が大きい。

加えて、単行本第一巻が売れなかったら二巻以降が出ない可能性も高い。このようにチャンピオン漫画の単行本化には三つの大きな壁があり、「遠足は家に帰るまでが遠足です」をもじった「チャンピオンの連載は単行本が完結するまでが連載です」の言葉もあるくらいである。そのため、チャンピオンの打ち切り漫画の読者にすれば、まさに「俺達の戦いはこれからも続く!!」である。この戦いに打ち勝つため、今日も読者達はエクストリーム単行本化待ちを行っている。なお、ジャンプのようにアンケートの一部から抽出して順位を出しているのでなく、締め切りまでに到着したアンケートすべてがアンケートの対象なので、後悔したくなかったらアンケートを出すべき。あなたの一票が、チャンピオンを変えるのは間違いない。

さらに、この方針は漫画文庫やコンビニ漫画にまでも適用されており、チャンピオンの第一次黄金期を支えた、『ロン先生の虫眼鏡』の文庫化を全5巻の予定を3巻で打ち切りにしたり、『スクラップ学園』のコンビニ漫画化を1巻で打ち切った事もあった。

[編集] 単行本打ち切りを食らった漫画

他多数……。

[編集] 未単行本化の漫画

こちらは列挙されている作品が少ないが、単行本打ち切り作品よりはるかに多い……。

[編集] 脚注

  1. あくまで自称なので正確な数字はわからない。実際は6000万部という説がある。魔界や涅槃でも販売されている、と噂されるチャンピオンならではの数字である。
  2. サル以外も出ていたが、あまりに三国志に不釣合いなサルがたくさん出ていたため、サルしか記憶に残らない。

[編集] 関連項目

チャンピオン専属グラドルの山本梓