郵便

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郵便 (英:Mail) とは、日本郵政が提供を行っている国内メールサービスである。

概要[編集]

送信ボックスであるポスト

2007年までは日本国政府が直接運営するサービスであったが、2007年の郵政民営化によって日本郵政がプロバイダとなり、現在に至る。

「国内メールサービス」をサービス内容として挙げており、日本全国どこからでも送受信を行えることを特色としている[1]

送信者側は保存したメールを郵便ポストと呼ばれる送信ボックスに移動することにより、郵便局と呼ばれるメールサーバへと転送される。なお、この転送は郵政カブと呼ばれる巡回ボットにより定期的に行われる[2]。また、郵政カブの転送速度を下げないために、容量の大きい添付ファイル付きのメールはポストに移動できず、郵便局に直接持ち込むシステムを取っており、メール伝達の定時性確保に努めている。

郵便局は各地域ごとに割り振られており、郵便局に届いたメールは郵便番号と呼ばれる管理上のタグによって届ける郵便局を機械的に判別し、ネットワークを通じて各郵便局に届けられる。更に各サーバに駐在する郵便局員と呼ばれるボットが届け先ごとにフォルダリング・ソートを行い、再び郵政カブによって各メールボックスにメールが届けられる。

受信者側は所定の手続きを経て住所と呼ばれるドメインを取得しなければ、受信ボックスを持つことができず、メールを受信できない。一方で、IDを取得しない場合においても、私書箱と呼ばれる各郵便局の受信ボックス宛に送られたメールについては受け取ることが可能であるが、住所を取得していないと郵便以外のさまざまなサービスも受けられないため、ドメインを取得することが推奨されている。

歴史[編集]

郵便は公用通信 (いわゆるダイレクトメール) として始まった経緯を持ち、人から人へのメールは郵便を介さず直接手渡しで行われていた (手渡しのメールについては手紙矢文伝書鳩などを参照)。

記録に残っている最古の郵便サービスは大化の改新時に定められた「大化の駅制」と呼ばれるもので、伝達にはが用いられた。当初の郵便システムは網状ネットワークではなく、移動元アドレス (朝廷)から各移動先アドレスまでが直線的に結ばれたハブ型ネットワークに近いものであった[出典]。また移動元と移動先の間には複数のとよばれる中継サーバが存在したが、律令制の崩壊によりいくつかの駅がサービスを終了してしまったため、駅制は廃れた。

鎌倉時代になると、馬に頼らず飛脚と呼ばれるボットを運用することにより郵便サービスが再開された。中継サーバは宿と呼ばれ、馬よりもボットの方が運用コストが低く[要出典]メンテナンス性に優れるため、駅よりも低い対負荷性能しか持たない小規模なサーバであっても宿のサービスを行うことが可能となり、飛脚制度は全国に広がった。

また江戸時代に入る頃には飛脚屋・飛脚問屋と呼ばれるサービスが開始し、大名武家町人などさまざまな階級の人が郵便を送れるようになり、人から人へ、という近代的な郵便制度の基礎はこの頃に誕生したと考えられている。

一方で、飛脚借りのサービスは「公から民へのメール伝達システム」のソースを引用しているだけの状態であり、これとは別に「民から民へのメールサービス」を所望する声は多くあった。そこで1870年前島密郵便制度の設立を持ちかけ、翌1871年に正式なサービスを開始した。最初に設けられた郵便局は東京京都大阪の3か所であり、各メールは最寄りのサーバに転送された後、直接、各アドレスへと転送された。また郵便ポストについても62か所設置されていた。

料金体系[編集]

郵便料金については送信側に課金される。これは他のメールサービスが受信側からもパケット料を徴収していることとは異なった特色といえる。

また従量課金制である、メールと添付ファイルの重さによって決まった金額を払う必要がある。

メール送信料金は原則として1通ごとに前払いしてからでないとエラーにより送信されない仕組みとなっている。料金を支払われているメールかどうかについては切手と呼ばれるプリペイド式のギフトカードに、タイムスタンプを押すことによって認証しており、送信者はこの切手を郵便局やコンビニエンスストアなどであらかじめ購入しておく必要がある。

評価と問題点[編集]

日本初のメールサービスという歴史的な側面においては重要なサービスである。また利用料金に際しても割安で、受信用ドメイン取得料を考慮しなければ送信料金は割安である。更にポストは全国で10万か所以上存在しており (2018年現在) 投函の手間もさほどかからず、電波が届きづらい地域においても比較的安定して送受信が可能である[3]ため、敷居は低いといえよう。

一方で、近年多く存在するフリーメールとの対比では、メールのやりとりに料金がかかるという点はデメリットである[4]。しかし、添付ファイルの自由度に関しては郵便に分があり、追加料金なしで解像度が理論上無限大の画像ファイルを送ることが可能であったり、人間の可聴域以外の音も含む未圧縮音源ファイルなども工夫次第で送れることは特筆に値する。

なお運営上の問題点も存在している。先程の郵政カブや郵便局員と呼ばれるボットはしばしばメンテナンス不備が指摘されており、実装側の要求するメンテナンスサイクルよりもはるかに長いサイクルでしかメンテナンスが行われていない、という専門家の指摘もある[要出典]。更にサーバ間の転送プロトコルにも問題があるとされ、メールが少ないときにはメールをあまり載せずに転送したり (空輸も参照のこと) 、逆に繁忙期には転送可能上限を超えた転送によるオーバーロードなども発生しており、遅延の発生などがたびたび問題となっている。

脚注[編集]

  1. ^ 日本の領土かどうかを韓国と争議している竹島 (韓国名:独島) についても郵便局 (竹島簡易郵便局) が設置されている[1]。また北方領土においても2015年までは郵便局が存在していた (紗那郵便局・択捉島)[2]。一方で、尖閣諸島においては郵便を送受信することが不可能となっている[3]
  2. ^ なお、ポストごとにメールが回収される時刻は異なる。また、これらの時刻を一括で参照するためのポストマップ (外部リンク)と呼ばれる有志のサイトが存在する。
  3. ^ なお、離島宛の場合は便の関係で通信遅延が発生することに留意する必要があるほか、添付ファイルなどの料金が変化する可能性がある。
  4. ^ とはいえ、どのようなフリーメールであってもパケット料が発生するため、見えないところで課金が発生していることもまた事実である。

関連項目[編集]

Wikipedia
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外部リンク[編集]