都営・営団戦争
都営・営団戦争(とえい・えいだんせんそう)とは、1973年から1975年までに行われた都営地下鉄(通称:イチョウの葉っぱ)と帝国光速度交通営団(現:東京地下鉄,通称東京マゾヒスト)の地下鉄戦争である。
開戦まで[編集]
1973年8月10日、9歳になったばかりの野比のび太は一人バースデーパーティーの為に花火を打ち上げることにしたのだが、 間違えて爆弾を買ってしまい、「こんなもの要らないよ!」と言ったのび太がタケコプターをつけた爆弾を投げ飛ばし、誤って丸ノ内線中野坂上駅に着弾、爆発したことが原因とされる。 よってのび太は帝国光速度交通営団(以下、営団と略)に呼び出されることになったが、 ドラえもんを盾にこれを拒否。それどころか営団路線全域に爆撃行動を起こすなどの攻撃姿勢に出た。
しかし都営地下鉄(以下、都営と略)の路線はまったくの無傷であったため、営団は陰謀論を提唱した。都営はこれを黙殺したため、戦争が始まることとなる。
戦力[編集]
70年代の話なので、都営・営団共に現在の地下鉄路線網とはかなり異なる戦力を持っていた。
戦争のルール[編集]
「地下鉄業者同士による地下鉄の戦争」という史上初の戦争だったので、当時どのような戦いが行われるかは誰も予想が立てられなかった。 しかし開戦してからは、「敵軍の路線を何らかの方法で運行不能に陥れる」と言うルールが確立し、 双方ともに地上・地下両方から破壊・妨害活動を行うようになった。
主に、
などが行われたとされる。
勿論、どちらかが先に降伏するか、または全路線戦闘不能になればその時点で決着がつくということになる。
戦争の経過[編集]
序盤 - 73年11月頃上旬まで[編集]
既に全通していた丸ノ内線の「アンダーグラウンド包囲網」により都営の乗換駅は早くも襲撃され、浅草線・三田線のそれぞれが独立して戦うことを余儀なくされた。 また千代田線と日比谷線による二重線攻撃により、付近を通る浅草線が一時完全破壊寸前にまで追い詰められた。 さらに都営の工作員が妨害の為に東西線を利用しようとしたところ、車内の反撃設備でのされたという記録も残っている。 他、車体の小ささを利用して、銀座線車両が浅草線内に入り込み(電源は車内に移した)ダイヤを乱すなどの行動も見られた。
しかし都営側の会議は、諦めずに最後まで戦うことを誓った。
中盤 - 73年11月下旬頃~74年12月頃まで[編集]
戦争に転機が訪れた。 三田線の三田~日比谷間が開業し、同時に三田駅で浅草線との連絡が可能になったのである。 また浅草線では、泉岳寺・押上両駅が復旧したことにより、京急・京成との連絡が可能になり、一気に戦線を押し戻していった。 また、度重なる地震と爆撃により地盤が疲弊してきたこともあって地盤崩落が急激に増加、浅いところを走る営団の地下鉄は徐々に運転見合わせ回数が増えていった。 この隙に都営の工作員が妨害・破壊工作などを行うと言うスタイルがとられるようになり、惰性で進軍してきた営団は慌てふためいたと言う。
終盤 - 75年1月頃~同年7月7日まで[編集]
都営側はダイヤ改正により浅草線・三田線ともに列車を大増発し、旅客需要がうなぎ昇りになり業績を上げた。 一方営団側は地盤崩落からの復旧に手間取り、旅客輸送どころではなくなり業績を下げていった。 その間にも都営による巧みな妨害工作により、日比谷線は東武・東急との連絡を絶たれ、 逆に千代田線と東西線では、都営の宣伝活動により国鉄の需要が急激上昇。 乗り入れによる乗客の激増で車両が破裂したり脱線事故を起こしたり遅延が常態化するなどの致命的状態に陥った。
そしてついに1975年7月7日、都営側から講和が持ちかけられ、それを承諾した営団との間で8月15日に講和会議が行われた。
講和条約[編集]
1975年8月15日、三田駅にて都営主導の講和会議が開かれた。 条約の主な内容は以下の通り。
- 都営への賠償金10億円の支払い
- 営団路線の初乗り運賃の値上げ
- 山手線内の営団の主要施設の撤去
- 営団側の戦争首謀者の公開裁判の要求
しかし23区の復興には都営も率先して協力し、戦前よりも美しい都市が完成した。 戦争首謀者は裁判にかけられ死刑を宣告され、80年に処刑された。
現在の都営と営団[編集]
都営は2007年4月現在、浅草線・三田線に加え新宿線・大江戸線が加わり、京王との相互乗り入れが開始された。
一方営団は2004年に東京地下鉄(東京マゾヒスト)に民営化し、2007年4月現在有楽町線・半蔵門線・南北線・副都心線を加え、広く他社線との直通輸送を行っている。
現在目黒~荒金高輪間は三田線と南北線の共用区間となっているが、事実上南北線が占領しており、 三田線担当の職員から事件が発生しても不思議ではない状況にある。 東京の地下鉄に関する調査会の中では、近い将来都営が宣戦布告するのではと言われている。 仮に都営と東京マゾヒストで再び戦争が勃発した場合、都営・東京マゾヒストどちらも路線が大幅に増えたので、その勝敗は全く予想がつかないとされる。
関連項目[編集]
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