鳥のオリンピック

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鳥のオリンピック(英:Bird's Olympic Games)とは、国際鳥のオリンピック委員会によって開催された総合競技大会である。2006年に第一回大会が行われた。

経緯[編集]

世界的な競技大会にはオリンピックの他にも、障がい者の選手のためのパラリンピック、性的少数者のためのゲイゲームズワールドアウトゲームズなど、人権に配慮したものが催されている。しかし、これらはいずれも人間が主体となる競技であり、人間中心主義的な考えから脱していないとする意見が哲学者を中心に存在した。

そこで、日本鳩レース協会会長の「次はトリノ五輪やから、ちょうどええやないか。」という発案の元、世界中の鳥獣競技団体が集まり国際鳥のオリンピック委員会が迅速に組織された。競技の主体として鳥が適していた理由には次のような理由が考えられる。

  • 鳥を用いた競技は世界中で行われている。
  • 競技の知名度が低く、大きなイベントが必要という共通意識があった。
  • 競技のバリエーションがある。
  • 人間が介さず、鳥が主体となる競技が多い。

そして2006年、記念すべき第一回鳥のオリンピックがイタリア・トリノで開催された。

主な競技[編集]

鳩レース(Pigeon Racing)[編集]

鳥の帰巣本能を利用した競技。競技参加者を競技会場に集めスタートの合図で一斉に飛び立ち、どれだけ早く巣に戻れるかを競う。競技会場とそれぞれの巣との距離は異なるので、実際には平均速度で競う。

かつては伝書鳩が重要な通信手段だったこともあり、世界各国からの出場があった。

鷹狩(Falconry)[編集]

あらかじめ獲物を放った競技フィールドで、指定時間までに獲得できた獲物の種類と数を競う。選手の体格によって階級分けがされている。

ライトフェザー級
ハイタカなど
フェザー級
オオタカなど
スーパーフェザー級
クマタカ・ハヤブサなど

ヨーロッパの貴族の間で流行したことなどからか、比較的知名度は高い。現在は中東諸国での人気がある。

鵜飼い(Cormorant Fishing)[編集]

魚を放ったいけすで、どれだけ多くの魚をとらえたかを競う。

日本の伝統漁法でもあるが、中国やギリシャ周辺でも行われている。

闘鶏(Cockfight)[編集]

3メートル程度の円形のフィールドで選手を1対1で戦わせる。動物愛護の観点から、脚にはシリコン製のカバーをつけることが義務付けられた。

オリンピックではあまり目立たない、東南アジア諸国の健闘が目立った。

問題点[編集]

鳩レース[編集]

鳩レースは選手たちがスタート地点から四方八方に散らばるため、中継にヘリコプターを用いても数羽程度しか追うことができない。また、自国の巣に帰らなければならないので、日本を始め、イタリアから遠い国の選手が出場できなかった。

スポンサー不足[編集]

現代のオリンピックは費用がますます増加しており、スポンサーを集められるかどうかがポイントとなっている。当初はケンタッキーフライドチキンがスポンサードすると表明していたが、「鳥を見ながら鳥を食べるなんて悪趣味」というクレームがあり、取りやめとなってしまった。

まだ人間中心主義を脱していない[編集]

鳥が競技を行うだけでなく、鳥が運営し、鳥が鑑賞しなければ真に人間中心主義を脱したとは言えないという意見が哲学者を中心に存在する。彼らは解決策として鳥人の存在を仮定しているが、その実現は疑問視されている。

観客[編集]

トリノオリンピックのチケットを取れなかった人を中心に、多くの観客が集まった。しかし鳩レースは飛び立つ瞬間しか見れず、鷹狩も何が面白いのかわからなかった。一方、闘鶏と鵜飼いは高評価だった。

第一回大会後[編集]

大会運営は予想を超える大赤字であった。大口スポンサーがおらず放映権の販売も思わしくなく、なによりも全く話題にならなかったためである。そのため、世界的にも鳥のオリンピックが行われたことすら知らない者がほとんどである。日本鳩レース協会会長も「全然もうからへんかった。あの時はどうかしとったわ。」と語っている。

その後、国際鳥のオリンピック委員会は解散し、二度と鳥のオリンピックについて語る者はいなくなった。

関連項目[編集]