2012年のガンバ大阪

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2012年のガンバ大阪とは、逆の意味での奇跡を勝ち取った逆の意味での栄光のチームである。

概要[編集]

2012年12月1日、Jリーグのシーズン最終節が各地で行われ、その中で日本サッカー史上、いや世界のサッカーの歴史においても類を見ない大記録が達成される。それは、Jリーグ屈指の強豪として知られた元アジアチャンピオンチームであるガンバ大阪が、シーズンを通しての得失点差が+の状態で、しかもJ1リーグ戦最多得点(67ゴール)を獲得したチームであるにも関わらず、J2へ降格。これはサッカーの常識を覆す偉大な業績である。しかも16位とかいうギリギリの順位ではなく、ブービー。残留する気が全くなかったコンサドーレ札幌が存在していた為、実質的最下位である17位という言い訳すらきかない状態で。これは、普通にサッカーをしたならば絶対にありえない話であるため、確実に世界中のサッカーファンがガンバ大阪というチームを知るきっかけとなる。主に、「世界のサッカー笑い話」において、確実に一項目が作られる。

というわけで、この記事では世界中のサッカーファンが驚いたガンバの2012年についてを語るものである。

JSP[編集]

2012年のガンバ大阪の浮き沈みに最も深く関わったと思われるもの。それは、JSP(Japan Sports Promotion)という選手の代理人を勤めるマネジメント会社である。

多くのJリーガーと代理人契約を結ぶこの組織は、多いチームで6人程度の選手の契約更改を取り仕切っており、Jリーグの中でも屈指の代理人ビジネスに関わっている会社でもある。彼らの主な仕事の内容として、代理人として選手の契約の際の手伝いをすること以外に、有望すなわちになる選手をより大きな金となるJリーグのトップチームへと斡旋したり(契約金が増えれば、その分の報酬も上がる)、なおかつ実力が落ちてきた選手についても、現状を維持させるか、もしくは別のJ1チームへと移籍させることで、少しでも年俸を維持させることが主な仕事内容となっている。そのため、金額の大きい裕福なチームとのコネが強ければ強いほど、代理人の得る報酬は跳ね上がることになり、世界中で有名選手及び有名チームとのコネを確保する代理人ビジネスが横行。スポーツの世界で一つの大きな市場になっていく。最終的に、マネジメント会社の持つ力が大きくなり、多くの選手と契約を結べば結ぶほど、選手の契約金の数%を報酬として得る代理人達は、選手、さらには各種スポーツチームより大きな果実を得ることができるようになる。これは代理人ビジネスという世界では当たり前のことである。

が、マネジメント会社が得るものが大きいほど、各チームには負担となるため、場合によっては特定の代理人と関わる選手の獲得を拒否するなどというケースも出てくる。

しかし、これはあくまでも選手と代理人の問題であり、そういう意味ではチーム運営とはまったく関わりがない、むしろ関わってはいけないというのがスポーツビジネスと言われるものの本来の姿である。けれどもしかし、2012年のガンバ大阪では、そのシステムが大きく姿を変える。

ガンバとJSP[編集]

2012年のガンバ大阪の凋落を調べると、そこにチーム編成におけるとんでもない偏りが出来ていることに気づく。それが、JSPとガンバの癒着とも思えるような関係で、なんとJリーグの中ではそれまで見られなかった、チーム内で16人もの選手が一つのマネジメント会社と契約する状況となってしまい、その結果、ガンバというJリーグにおける一つのブランドとそこに集う選手のコネクションが一企業によってほぼ独占される。そして、マネジメント会社がチームの選手獲得方針にまで影響を与えうる存在となってしまい、選手の移籍について偏向が顕在化していく。

特に代理人ビジネスという仕事に含まれる、トップチームに有望選手を紹介するという話が、ガンバ大阪では厳しくなっていく。なんせ、JSPからの推薦以外のルートがないわけだから。これは、自分とこのシマに勝手に手を出すような輩がいたら、ガンバ組から即破門じゃけえのう。という、いわゆるヤクザの論理に近い話と、市場をほぼ独占するに至った企業の持つ話とほぼ同じ。ようはカルテルである。

まぁ、こういった話はスポーツの世界でも芸能の世界でもよくあるよくある。それにこの状況は、JSPが、いわゆるコネをガンバ大阪の関係者に形勢し続けたことで獲得した果実である。それは、潤沢な移籍金を持つチームに有能な選手を、有望な選手の多くを独占したマネジメント会社に巨額の利益をもたらす関係であることは間違いないけれど、ときに、チームの方針を超えた形で選手を押し付けるような笑い話、弊害につながるなんてこともよくある。

しかし、2012年のガンバはそういった話のさらに上をいく。なんと、ガンバに選手を送る伝手とガンバ関係者へのコネがJSPによって独占された結果、欲しい選手をチームに呼べなくなる。これは、たまたまJSP所属選手の中にガンバの要求する選手がほとんどいなかった結果、独占企業の弊害が露出。どこぞの北朝鮮のような独裁国家に見られるような破綻を招いたという話である。一部の人間とのコネを重視して食料を援助してもらってたら政変によってそのルートが瓦解。結果、人民に飢餓が。なんて話と大変によく似ている。

それに、ガンバへの選手供給ルートを独占することで、JSPだけ儲かる仕組みを作り上げられたら、他の代理人はガンバへ選手を供給するルートを締めていく。なぜなら有望な選手を紹介してもコネの獲得ができないから=見返りが少ないから

そのせいかどうかは微妙であるけれど、実際、ガンバ大阪というチームはものすごく、怪我をしないでレギュラーをはった状態の選手の移籍が少ない。いわゆる強奪と呼ばれるような話は海外への移籍かJSP以外の選手の移籍ぐらいしかない。そのくせ、大怪我をしたレギュラーを即座に放出する、しまくるんだからろくでもない。その結果、ガンバから移籍した選手が移籍先で活躍することも少ない。そもそも、怪我明けの状態でいきなり移籍てあーた。それ以前に、チームにフィットした選手でも怪我でポンポン移籍させれば、所属選手の怪我の申告にまで影響が出そうな話だってのに。

そういえば、最終戦で何か面白いことがあったような気が。

こういった話の積み重ねの結果、ガンバのフロントはチームがどういった選手欲しがっているか、必要かすら分からなくなる。そこに、移籍市場からの売り込みがなくなることが重なればどうなるか。とりあえず、2012年に大変楽しい状態になった。全国のサッカーファンがガンバの弱点を知っている中、ガンバ大阪だけ、その弱点を埋めることが出来なかった。どうしてこうなった。とりあえず、ああしてそうなった。

すべてはここから始まった[編集]

2011年12月、突如としてガンバ大阪は10年間ガンバ大阪のディフェンスを支え続けてきた山口智選手をジェフ千葉に放出。新たに日本代表である今野泰幸選手を獲得するという暴挙に出る。これは、長年にわたるガンバ大阪の弱点であるディフェンス力の強化のために行われたものであるけれど、実際は、対人能力に強い今野選手とラインコントロールに長けた山口選手では、ディフェンスにおける仕事もチームに与える影響も違っており、ガンバの存在価値である超攻撃的なスタイルを維持するためのディフェンスに必須だった要素、「ディフェンスリーダー」が、がっつりチームから消えてしまう。

ちなみに、山口選手はガンバで数少ないJSP以外の代理人と契約していた選手だった。

しかも、今野選手の移籍により、ガンバのディフェンス陣には2つのトップが出来てしまう。2012年、センターバックで一番の年長者である中澤聡太選手は、今野選手と同学年であり、そのほかのレギュラー陣は軒並みレギュラー獲得から1年程度の選手がほとんどだった。そのため、いきなりガンバ大阪で培ったチームのディフェンスと、今野選手のディフェンススタイルとの間で齟齬が生じ、公式戦開幕直後からガンバの持ち味である得点に結びつくディフェンスが破綻。ディフェンスからの攻撃が得点にも失点にも結びつくというアンバランスな状態となってしまう。

その結果、ディフェンスの硬いチーム相手の戦績がとんでもないほど悲惨なことになる。分かりやすいデータで言うと、2012年のガンバ大阪は、リーグ戦で3点以上取った試合でないと勝利していない。これはつまり、2012年を通してゲームを組み立てる段階で、常に0-2で負けた状態から始めないといけないという、相当キビシイどころの騒ぎじゃないムリゲーを強いられていた。ディフェンスを強化するには、ある程度の時間が必要であるとはいえ、あまりの体たらくに、Jリーグ関係者一同、リーグ戦開幕直後から、今年のガンバは弱い、という印象であった。しかも、それで正解だった。

けれど、それは普通なら前半戦だけの話となるはずであった。普通ならば。

信じがたい夏。何も言えない夏[編集]

開幕直後から降格圏をさまようガンバであったけれども、を前にようやく今野選手とディフェンス陣もフィット。なんとかチームが立ち直りかけた直後、今度はレギュラーの怪我が頻発。しかも、ディフェンス陣が長期離脱者だらけという悲劇が襲い掛かる。まず、センターバックの中澤選手が大怪我で長期離脱。さらには右サイドバックの加地亮選手も大怪我でシーズンをほぼ棒に振り、チーム帯同から半年ばかりの今野選手が若手のディフェンダーを指示しなければならないという状況におちいる。結果、まともに指示できないという状況におちいる。

とりあえず、何が恐ろしいって、上に出てくる全ての選手がJSPと契約した選手であるというのが恐ろしい。すなわちガンバがまともなディフェンスを行えないという事態になったのは、JSPがチームのことを考慮して選手を派遣したわけではなく、単に給料がよくなるから派遣したせいと言われても仕方ないレベルの崩壊である。

もちろん、代理人ビジネスとしてはおかしくはない。ただ、チーム編成においてはおかしいどころの騒ぎではない

さらなる悲劇として、ガンバにおけるJSPと契約していない選手はほとんど若手か、もしくはレンタルで外に出ていた選手で占められており、丹羽大輝選手のようにある程度、J1で経験をつんだ選手でも、レンタル移籍から6シーズンぶりにガンバに復帰という状況では、もはやガンバのディフェンスにおけるアンバランスな状況に手をつけることが出来ず、放置されても仕方なかった。

その上、こういった大問題はすでに2012年の3月の段階で明らかになっていたにも関わらず、夏の移籍で獲得したDFは、やっぱりJSPと契約していた岩下敬輔選手をレンタル。それだけ。オンリー。これでは、チームの運営がメタクソと言われても仕方ない。むしろ言わせてください。なんせ、怪我で2人のレギュラーが欠けた状態なのに、1人しか補強しないという時点で、なっていうか、もう。

ディフェンス以外の補強[編集]

恐ろしいことに、上記のようなアンバランスすぎるディフェンスの話と裏腹に、2012年の夏の移籍におけるガンバ大阪はむしろ成功の部類に入っており、一時降格圏を脱出するまで躍進している。けれども獲得したのが、以前ガンバに所属していたFWレアンドロ選手と、やはりというかなんというか、JSP所属のMF家長昭博選手という段階で、普通のサッカーチームとはかけ離れた話になる。

とりあえず、JSPは儲かったはずである。実際、獲得したレアンドロ、家長両選手の活躍により、超攻撃的なガンバのサッカーは超々攻撃的となり、対策が取られるまでJ1の固い硬い守備陣もものともしない試合運びを見せ付けていた。が、1ヶ月で対策が取られた結果、秋の訪れとともに降格圏へと順位を下げ、そのまま浮上することはなかった。J1チームのスカウティング、恐るべし。って、こんなのは当たり前すぎる話である。

最終的に、ガンバ大阪のディフェンスの穴は65失点という、リーグ屈指の破壊力ならぬ自壊力を見せ付けることになる。けれども、もしリーグ67得点という破壊力から10点ほど差し引いて引き分け狙いに徹していたら、こんなことにはならなかったかもしれない。が、そんなのはガンバではない。そんなのはガンバではない

正直なところ、ガンバのチームカラーというものがある意味、2012年の一番の呪いだったかもしれない。

なお、ジェフ千葉に移籍した山口選手は、チームの躍進に貢献。千葉の悪癖である不用意な失点を激減させ、最終的にチームをJ2のプレーオフに導いている。その分が、全てガンバに来たような気もしなくはないけれど、これは流石にガンバのほうが悪い。

ディフェンダーの補強以外の問題[編集]

2012年のガンバ大阪には、上記の問題以外にも様々な問題が山積。それら全てが結びついて、史上稀に見る降格争いを勝ち抜いたという真実がある。なお、降格争いという言葉は、何も間違ってはいない。

とりあえず、桃太郎電鉄において決められた年数でどれぐらいの借金を負うかを競うゲームのような面白さが、2012年のガンバ大阪には存在する。てゆうか、そうでも思わないとやってられないレベルでのチーム運営である。

GK[編集]

2012年のJリーグでは、あまりにもひどすぎる&ネタにあふれすぎる&それを繰り返しすぎるガンバ大阪の試合を見たサッカーファンにより、一つの言葉を生み出されている。それは、2011年のアルビレックス新潟が試合終了間際の失点の多さでボロボロになったことから、試合終了寸前の失点、しかも精神的にキツイ失点を示す「潟る」という言葉から派生したものである。

しかも、これがたった一人についての言葉だってところが実にろくでもない。

というわけで、ガンバ大阪の正GK藤ヶ谷陽介選手の失点の多さ、および枠内シュートのセーブ率の悪さ、何よりもときたまにやらかす強っ烈な凡ミスによる失点から生まれた言葉「ガヤる」は、夏以降、ガンバ大阪の失点全てにおいて表現されるようになる。けれど、最初のうちは笑い話で済んでいたこの言葉が、徐々に、ガンバ大阪に深く刻まれた因習を意味するようになる。なぜなら、この言葉についてもやはりJSPと深い関連があるのだから。

実際、2012年の藤ヶ谷選手のパフォーマンスは本来のものとは程遠く、あまりの失点の多さから5月の段階で一時ガンバ大阪の正GKのポジションを2番手だった木村敦志選手(JSPに所属してない)に明け渡すほどだった。そして、即座に木村選手がガンバの失点数を激減させチームも向上させるものの、なんと6月になって大怪我により長期離脱。再び藤ヶ谷選手がガンバの正GKのポジションに就くことになる。

しかし、実はその前にガンバは3人目のGKとしてこれまたJSP所属の武田洋平選手を清水エスパルスからレンタルで獲得しており、彼は2011年のアルビレックス新潟で降格の瀬戸際に立ったチームの危機を救い、ぎりぎりの残留を果たす立役者になっていたという実績がある。にも関わらずに、選手がプレッシャーでガッチガチになっていく残留争いにおけるシーズン終盤においても試合に出されないまま時は過ぎ、ガンバは藤ヶ谷選手の起用で試合を落とし続ける。これは、明らかにおかしい話であるけれど、代理人ビジネスという点では納得がいく話である。つまり、給料が多い選手が試合に多く出てくれたほうが、代理人が受け取る額が大きい。

けれど、まさか、それが、藤ヶ谷選手が肋骨を負傷した直後、しかもJ1残留がかかった最後の試合ですら武田選手は出場できず、しかも監督がじきじきに藤ヶ谷選手の出場を明言するなどという話になると、正直なところ、正気を疑うレベルである。

そもそも、新しい言葉が出来るほど調子の悪い正GKの問題を放置して、チームがそのまま降格街道まっしぐらというだけでもおかしい。普通に考えれば、リーグで一番悪い数字を残している上、残留争いを経験をしたことのない正GKよりも、カップ戦のみ出場であるけれど、残留争いの空気を経験しているGKと入れ替えるだけでいろいろと解決するはずだったのに、結局は破滅願望にとり付かれたかのように、キーパーの変更を最後の最後まで拒否。で、J2へ降格。本当に、全国のガンバファン以外のサッカーファンが、ガンバファンでなくてよかったと思えるような信じがたい采配だった。ガンバファンだったら、1994年のW杯で、自殺点によりチームの予選敗退を招いたコロンビア代表戦手が、帰国後にファンによって射殺される気持ちが分かるぐらい、だったと、思われる。何より、第3GKだった武田選手はナビスコ杯天皇杯にしか出場しないままシーズンを終えたのだけれど、彼が出場した天皇杯では、見事に決勝に進出。惜しくも準優勝という結果に終わったけれど、J2に落ちたチームにはとても大きい5000万円もの賞金を獲得。反面、チームはJ2へ降格した結果、予算規模はン億円規模で縮小することになる。

が。んが。そんな結果を残した武田選手が2013年にセレッソ大阪へ移籍する。そして、藤ヶ谷選手がガンバに残ることになり、武田選手の穴はユース出身の田尻健選手が埋めることになる。

とりあえず、世の中には、JSPに所属していないGKがいる。沢山いる。にも関わらず、ガンバフロントが動く気配すらない時点で、何かがおかしい。確実にガンバのフロントは選手の移籍うんぬんについてJSPの言いなりであることは間違いない。間違うわけがない。

最終的に、藤ヶ谷選手は2012年のJリーグで17試合以上出場したGKとしてワーストとなる防御率2.07(1試合につき2.07の失点)という数字をたたき出し、1シーズンで58失点という個人としてもワーストの数字を残すことになる。無論、長年ガンバ大阪を支え続けてきた藤ヶ谷選手を切るに切れないことは確かであるけれど、チームとしても個人としても代理人としてもそれでいいのか、という話になる。

無論、これは単なる結果論であるけれど、明らかに代理人ビジネスがチーム編成に深く関わる弊害を示している。結局、一番悪いのは、代理人の言うがままに動いて穴を埋める選手を獲得する伝手を失っていったガンバのフロントである。これは、残留を争った大宮アルディージャセレッソ大阪アルビレックス新潟といったチームが、監督の伝手や以前に所属した選手の伝手、さらにはチーム事情をよく知るフロントからの要請などから、それぞれのチーム事情に合った選手を獲得した結果、史上稀に見る残留争いを勝ち抜いたことと好対照である。好対照すぎて嫌になる。

ちなみに、オーナーがチーム事情を無視して監督を更迭した結果、チームがバラバラになって降格したヴィッセル神戸とは、一方向からの過剰な押し付けがチームを瓦解させるという点で大変に似ている。

監督その1[編集]

なお、そんなガンバ大阪が、JSPの暴走を止められなくなったのには理由がある。

前年まで10年間ガンバ大阪を率いてJ1優勝のほかアジアチャンピオンズリーグ制覇など、数々の偉業を成し遂げてガンバをJリーグ有数の強豪にまで押し上げた西野朗監督を、ガンバ大阪のフロント及び上層部は、たかだか高年俸だの新しい血の導入だのを理由に2011年末で切る。ついでに、JSPと関係のない選手も切る。そして、よりJSPが口出しできる選手を移籍させることで、その後、チーム編成に口を出せる人間がいなくなってしまうと同時に、西野監督の実績を慕って移籍してくる選手もいなくなる。そして、西野監督の持つ人脈、伝手も無くなる。これはでも仕方がない。問題は、それ以降の監督に、そういった新しい伝手や実績、さらにはガンバが10年来培った戦術を理解し、かつ運用できる人材がいなかったことである。

その上、ガンバフロントには監督人事にすら口を出せる人間がいなかった。むしろ、Jリーグの監督に就任できる人間をちゃんと選択できる人間すらいなかった。

そのため、ガンバフロントは西野氏の後任監督として、当初はブラジルの下部リーグで監督に就任していた元日本代表の呂比須ワグナー氏を、まっっったくガンバとは無関係だったにも関わらず、元日本代表でワールドカップに出場したブラジル人選手という知名度のみを優先させ監督として招聘するものの、即座に、日本での監督業に必要なS級ライセンスを保持していないことが問題化。リーグがじきじきに監督として不適格であると通達する時点で、このチームのフロントがおかしいことがあらわになる。

しかも、ガンバのその後の対応もまたひどいもので、慌てて、ワグナー氏の知人で「30年で40クラブの指導歴」を持つジョゼ・カルロス・セホーン氏を監督として迎え入れ、ワグナー氏をヘッドコーチとして就任させるものの、そもそも、両氏にとってJリーグなる外国チームの指導など晴天の霹靂どころの騒ぎではない話である。準備不足とかどうとかいうレベルですらない。無論、事前に連絡が行っていたとしても、監督ライセンス問題を棚上げして招聘する段階で、とてつもなくチームとして問題があったことは明らかである。

この段階で、どこぞのゼリコ・ペトロビッチ氏をフロントの意のままに動く手ごまとして招聘した2011年の浦和レッズと同じ雰囲気が漂い始める。しかも、浦和の場合、それでも自チームのプレイヤーとして活躍した選手だったのに、今回のガンバ大阪はそういったつながりすらなかったわけで。

その結果、2012年5月にヴィッセル神戸が西野氏を監督として就任させた段階で、ガンバからJSP以外の選手を獲得するルートの最後の一つ「西野氏に頭を下げて戻ってきてもらう」が潰える。いや、別にJSP以外の選手獲得ルートなんていくらでもあるのだけれども、チームの穴を埋めたり、チームの戦術を一変させるような選手を見出す目利きを獲得する術が、完っ璧にガンバから消える。

(無論、ここの部分は適当な想像で書いている。ただ、2012年の夏の補強で、ガンバ大阪が意味が分からない補強に終始したことも確かである)。

5試合でさようなら[編集]

このように就任時のゴタゴタからファンと選手、そして日本中のサッカーファンから、今年のガンバはおかしい、もしくは面白いと思われた直後に、ガンバ大阪はキャンプイン。そして、そこからあっという間に混乱。それまでの西野体制がいかに強固なものであったかを見せ付けてしまう。実際、セホーン監督は、西野氏が育てた繊細な攻撃的サッカーをわずか1ヶ月で破壊。正確に言うと、ディフェンスラインを統括できる体性さえ整えばまったく問題はなかったのだけれど、いかんせん自分の知らない選手たちをわずか2ヶ月で把握してそこから戦術を組み立てようとしたとき、まさかガンバにとって最も大事なディフェンスラインのコントロールを一手に引き受けていた山口選手がいなくなっていたとは。しかも、その代わりとなるような選手が育っていなかったし獲得してもなかった。しかも、一から育てようにも、そのポジションに日本代表選手がレギュラーとして入ることが決まっており、ガンバのディフェンスの統括者が誰もいなかった。

さらに、ガンバにとっては不運なことに、ACLの日程上、通常のキャンプよりも短い期間でチームとして出発せざるをえず、1ヶ月程度のキャンプ中ではディフェンスの穴、総じてガンバの戦術の大穴が塞がれることのないまま、アジアの強豪たちと戦わざるをえなかった。その結果、開幕から敗北街道をまっしぐら。

けれど、この頃まではまだ笑い話であり、修正は可能だった。可能なはずだった。最終的に、ACLを含めた公式戦で5連敗を喫した時点で、セホーン監督および呂比須・ワグナーヘッドコーチは解任される。けれど、もしこのとき、新しい血を導入していたらば、2012年のアルビレックス新潟のようにギリギリで生き残れた、かもしれない。

監督その2[編集]

ガンバ大阪の不運。それは、同じ失敗を繰り返したことにある。

というわけで、2012年3月26日、ガンバ大阪はまったく全然とにもかくにも試合に勝てないセホーン監督とワグナーヘッドコーチを解任し、ユース監督だった松波正信氏をガンバ大阪の10代目の監督として就任させる。ガンバ大阪一筋に選手生活もコーチ生活も続けた氏の経歴は、まさしくガンバ大阪ファンにとっては最高の人材と言えた。けれど、残念ながら、他チームの選手を獲得するための伝手や海外選手を引っ張るだけのネームバリューといったものが培われていなかったことが、その後のガンバに大きくのしかかっていく。

一応、監督交代以降、以前のガンバの戦術を知っている監督の就任で若干持ち直したガンバだったけれども、ゴールデンウィーク®を境に再び勢いが落ち始める。けれども、僅差での敗北を繰り返して、ときたま大勝するという、実にアンバランスな戦績の残しつつ、ガンバがこのまま終わるわけないと思う人々が大半だった。そもそも、こういった強豪かつ金が有り余っているチームの多くが、夏の移籍期間で持ち直すというのがJリーグの常識だったのだから。

訂正。2012年までのJリーグの常識だったのだから。

そのため、夏の移籍期間でガンバがどんな補強をするかを誰もが注視していた中、ガンバ大阪が大金を払って獲得したのが、レンタル移籍を除けばガンバ関係者しかいなかったという段階で、とりあえず、ガンバ大阪という日本のトップチームですら、新しい血を導入しないと、ろくな目にあわないということを多くの人間に知らしめる。

なお、2011年末に西野監督を切って新しい血を導入したはずなのに、なぜかチーム動脈に血栓が多発しているのは、フロントという肝臓がボロボロになっていて、マトモな血を入れられないせいである。本当に、本当に伝手というものは大事だと思う。人と人とのつながりを増やしていくというのは大切だと思う。なんせ、ガンバのライバル中のライバルであるセレッソ大阪は、夏の補強の際に元セレッソ所属の代理人、ジウマール氏の伝手で、イタリアの強豪、ASローマ所属のファビオ・シンプリシオ選手を獲得し、その後、前監督であるレヴィー・クルピ氏に頭を下げて戻ってもらうという荒療治の結果、チーム状態は劇的に改善。ロンドン五輪前後に中心選手を引き抜かれまくったにも関わらず、最終節ギリギリの残留を果たすことになる。

確かに、セレッソに比べるとガンバは外人選手の獲得においては海外へのネットワークが弱い。実際、外国人選手の補強についても、同じJリーグから優秀なブラジル人を引き抜くのがいつもの話だったのだけれど、それでもいつもの年ならばまったく問題はなかった。けれども、2012年、Jリーグにはガンバが欲するようなブラジル人選手がいなかった。そもそもブラジル人のディフェンダー自体ほとんどいなかった。そのため、高額のレンタル料を支払って移籍の目玉となるレアンドロ選手を獲得したものの、本来の補強対象であるDFについてはまったくの不調のまま。JSPに所属する代表戦手の獲得に動いてみても、夏の移籍にディフェンスの要を移籍させることに同意するようなチームがあるわけがなく、なおかつ、移籍させそうなチームだって、残留を争っているチームがレギュラーを同じ残留争いしているチームに渡すはずがない。特に、激烈な残留争いを続けていたアルビレックス新潟に所属しているGKやDF陣は軒並みJSP所属だったけれども、さすがに、そんな移籍が成立するわけがない。

そのため、なんとかかんとか清水エスパルスから日本代表に選出されたことのある(試合出場はなし)岩下敬輔選手をレンタルで獲得したものの、ディフェンスラインに関する補強はこれで打ち止め。バックアップの補強、なし。ついでに言えば、守備的なMFの獲得もなし。

正直、気が狂ってるとしか思えないけれど、先に選手獲得の伝手と、自チームに必要な選手を見出す目を放棄したのは、ガンバのほうだから仕方がない。

その結果、ガンバ大阪にはさらにJSP所属選手が増えて大金が動き代理人が大もうけして、なおかつ新選手が加入したのに試合のアンバランスさが直らずに、降格圏から一時脱出しても、即座に再降下、そのまま一歩たりとも脱出できないという状況に陥っていく。そらそうだ。残留を争う他のチームだって補強してるんだから。しかも、ちゃんとした思想に立った補強をしてるんだから。それだって、足りないポジションの穴埋め程度の話である。けれど、足りないポジションの穴を埋めてないチームよりもちゃんとした補強である。

天皇杯でさようなら[編集]

2013年1月1日、リーグ戦でまったく手を入れなかった戦術を大きく変えた松波監督は、なんと天皇杯を勝ちあがってついに決勝に進出。柏レイソルを相手に接戦を演ずる。しかし、やはりというかなんというか、硬いディフェンスを誇る相手には新システムをしても歯が立たず、最終的に1-0で準優勝。それでも、GKを入れ替えただけで躍進したという事実が、ガンバ大阪の次のシーズンを明るく照らしているように見えるのは気のせいではない。

ただ、GKが武田洋平選手だってところが、少しだけ、涙を誘う。いや、まぁ、戦術を4バックから5バックにしたのもすごいけれどもさ。ただ、控えメンバーにDFが1人も残ってない段階で、絶対にチーム編成がおかしいと思うんだわな。

最終的に、この試合を最後にしてガンバの松波監督は監督を退任。2013年のガンバ大阪は、元清水エスパルス監督の長谷川健太氏の指導の下で動いていくことになる。多分。きっと。どっかの組織が暗躍しなかったら。後、フロントが足を引っ張らなかったら。

絶対降格しない病[編集]

なお、こういったわけがわからん補強の話は、いわゆる強豪チーム特有のものであり、自分たちは絶対に降格しない病が発病した結果である。多くの場合、それでもぎりぎりで降格を回避するのだけれど、ガンバの場合、不運なことに、自分たちよりも弱いチームが一つしかなかった。正確に言うと、最後の最後まで、まともなチーム運営が出来ていなかった3チームにガンバ大阪も含まれていた。実際、弱小チームが夏前から降格への危機感で右往左往するのに対し、夏が終わった段階で残留争いのままであったにも関わらずに、心の奥底ではなぜだか降格しないと関係者全員が考えるのは、ある意味、強豪チームらしいといえる。けれど、残り1ヶ月を切っても降格圏内にいる状況でなお、根拠無いまま降格しないと思ってくれるなんてのは、弱小チームにとって最高のアシストでしかない。

そのため、2011年の浦和レッズみたく10月末になってから監督を変えて戦術もメンバーも変えてディフェンス力を強化。最終的に勝利ではなく、引き分けによる勝ち点1で残留争いを生き残るなんて話は、J2降格経験のない=プライドの高いガンバには厳しかったといえる。

選手、監督、フロント、ファンが一体になって残留から逃れようと足掻くチームは、勝てない試合でも全力で引き分けに持ち込む強さを持つけれど、残留すると思い込んでいるチームではそういう足掻きが難しい。これは、ある意味、ガンバがそういった無様な姿をさらすのを気にするぐらいの強豪だったことが災いした。最終的には、どれだけ無様な姿をさらしてでも勝ち点を獲得するかが大事になるのに。

とりあえず、そういった話については、大宮アルディージャが本当に参考になる、なりすぎる。監督をシーズンに2回変えて、移籍も頻繁に行い、仕舞いには、同じ残留を争うヴィッセル神戸から選手をレンタルしてまでチーム編成の穴を埋めるのにこだわった結果、レンタルした選手が大活躍とかいう奇跡につながる。どれだけ、チームとして足掻く引き出しを持っているのやら。流石としか言いようがない。

恐るべきガンバの修正力[編集]

このように、2012年のガンバ大阪をJ2降格の憂き目にあわせた弱点を例えるなら、「修正力の無さ」という言葉で表現していいと思う。そしてそのチームを修正する力は、実は降格した後も全然直っていなかったりもする。

とりあえず、2013年になって新たにガンバ大阪が始動するにあたり、懸念材料であったDF及びGKの補強がなされると誰もが思っていたにも関わらず、ほとんどまったく昨年のままという、何がなんだかよく分からない話が存在する。2013年1月20日現在、本当に、ガンバ大阪は補強についてほとんど動いていない。一応、MFやFWについては特に問題はなく、また、GKについても第2GKの木村選手の目処がついているため思った以上の問題とは言えないのだけれども、しかしDFについてはとてつもなくまずい。

てゆうか、確実に正気の沙汰じゃない。

一応、ロンドン五輪で韓国代表だったサイドバックのオ・ジェソク選手を獲得したのだけれど、代わりに中澤選手が川崎フロンターレへ移籍してしまい、プラスマイナスで言えばゼロである上、2013年に日本代表への召集で長期にわたって不在となることが分かっているセンターバックの今野泰幸選手の穴を埋める術について、代わりとなる選手の獲得が為されていない。むしろ、補強すら考えてない気もしなくはない。よく分からない。

ちなみに、2013年はコンフェデレーションズ杯の開催年にあたり、6月15日から30日にかけてブラジルで試合が行われる。そして、その直前に行われるW杯の最終予選と代表の合宿を含めると、およそ4試合から5試合ほどの間、ガンバ大阪の中心選手である遠藤保仁選手と今野選手がリーグ戦から離脱することがほぼ確定している。

本来なら、こういった事前に予測しうる話について冬の移籍等でバックアップ用の人材を獲得、開幕前のキャンプである程度の戦術の徹底を行うべきであるのだけれど、JSPおよび長谷川健太新監督、そしてガンバのフロントが動いた形跡が見当たらない。一応、長谷川監督については、元エスパルスの監督という立場からレンタル移籍だった岩下選手を完全移籍で獲得することに貢献があったものの、それ以外の選手の獲得がまったく行われなかった結果、選手の代表選出及びケガ人が出たときの際のバックアップ用の人材が不足する。

けれども、J2という一つ下のリーグでは、J1ほどではなく若手主体の既存のDF陣でも十分かもしれない。けれど、それは結局、2012年の弱点をそのままにするという意思表示でもある。そもそも、誰がラインコントロールを行うのか。GKとの連携はどうなるのか。JFLに降格した町田ゼルビア相手に天皇杯で2失点したんだけれども、今のままでそれで本当にいいのか。こういった疑問はサッカーファンであるなら誰でも即座に思いつくものである。けれども、ガンバ大阪は黙して動かない。

ま、そのせいでJ2に降格したんだけれども、さ。

長谷川監督のスタイル[編集]

なお、長年清水エスパルスを率いてJ1を戦った長谷川監督の指導方法は、実はガンバの超攻撃的スタイルとは相反する最初にディフェンスを固めてから試合を組み立てる、というものであるため、昨年、何も分からないままにめちゃくちゃクセのガンバを指揮せざるをえなかったセホーン監督よりも難しい立場に立たされたといえる。向こうは分からないから壊したけれど、こっちは分かってるけど壊さざるをえない、かもしれない。

無論、一度壊れたチームである以上、チームを解体する作業は必須であるのだけれど、それを許すファン及び関係者であるかどうかが実に微妙であり、さらにはチームのバランスが結構どころでないほど悪い。場合によってはJSPとフロントにケンカを売るレベルでレギュラー陣にメスを入れなければならないかもしれず、そもそも、代表戦を見越して、日本代表選手2名がいない状況でのチーム編成を春のうちから計画しておかないといけない。レギュラー陣2人が1ヶ月離脱することが分かっている状況でのチーム編成というものも相当に難しい話である。

こういったことから、百戦錬磨の長谷川監督でもガンバのディフェンス問題を中心としたチームのもろもろの大穴を整えるのに苦労しそうな状況となっている。

もっとも、ガンガンいこうぜが主流のガンバというチームが鹿島るレベルで試合運びを覚えるきっかけたりうる年であると考えれば、それはそれでいいのかもしれない。さらなる飛躍か、もしくは変わらないまま苦しむか。長谷川監督の手腕が試される。

フロントの能力が試されるとき[編集]

1月26日、新生ガンバの門出となるキャンプが吹田市にあるガンバ練習場で始まり、初日に行われたガンバのトップチームとユースとの試合で、DFである加地亮選手と岩下敬輔選手が負傷。早速、ガンバのフロントの力が試されるときが来てしまう。とりあえず、岩下選手はハムストリング(太ももの裏の筋肉)の肉離れということなので3月の開幕までには不安は多少あるけれども挽回は可能であるのに対し、加地選手は右足首の靭帯を痛めたらしく、歩行が困難な状態で開幕までに間に合わせることが難しくなる。

とりあえず、両名ともに全治不明。まぁ、運が悪いときはいつだってこんな状況だ。

これで、9人を登録した2013年のDFのうち、2人が初日でいなくなってしまう。これにより、30日に開幕するガンバのグアムキャンプでは試合形式の練習では、どちらかが3バックにならざるをえない状況になる。もしここでガンバのフロントがいきなり目覚めてグアムキャンプまでにDFを補充できるようだと、今年のガンバの未来は明るいのだけれど。

なお、Jリーグの冬の移籍期間は3月29日までとなっているので、頭数をそろえるだけならまだまだ余裕である。問題は、もしDFを獲得するとして、チームとしての戦術をいかに理解できるかが焦点となる。獲得すれば、の話であるけれど。もちろん、獲得しそうにないことを見越して書いているけれど

その後もガンバ大阪では負傷者が続出。新加入のDFオ・ジェソク選手がアキレス腱痛で離脱するとMFの二川孝広選手がわき腹を痛め、さらにはFWの平井将生選手も左肩を脱臼。なんていうか、その、キャンプの段階でチームが崩壊していく。無論、これはJ2という舞台と若手選手の底上げという視点で見ればまったく問題はないのだけれど、チーム運営という段階では確実に何かが狂っている。

とりあえず、2月の段階で「2013年のガンバ大阪」というリンクを整備するものである。まぁ、昇格したら無意味なリンクになるわけだけれど、キャンプ中にレギュラーが5人怪我をするようなチームだと思うと、用意するに越したことはない。

昨年度の反省[編集]

なお、アンサイクロペディアで2011年の浦和レッズの抱えた諸々の問題について、選手、監督、フロント、親会社などなど、事細かに一つ一つ事実を列挙し続けて笑いを誘っていたら、2012年になってそれらの問題を一気に修正、チームが躍進したなんて話があるため、せっかくなので、ガンバの問題については深く切り込まないことにする。

もっとも、話は単純でガンバがJSP以外の選手獲得ルートを構築しない限り、すなわち、チーム内のJSP派閥を解消しないかぎり、ディフェンス陣の問題が解消する気がしない、ただそれだけの話である。

そして悲劇は始まった(1~15節)[編集]

まずはACL、ホームでの浦項スティーラーズ戦である。早速ホームで新生ガンバを見せてやりましょう。

ACL ガンバ大阪 0-3 浦項スティーラース

やらかした。9101人という(ACLのグループリーグ初戦にしては)大観衆の前でやってしまった。 まあいい。くよくよしている暇はない。こんなもんいくらでも逆転できるし、それにもうすぐJリーグが始まる。俺たちの戦いはこれからだ!

・・・と、ガンバ関係者のみならず国民のほとんどが思っていた。

第1節 ガンバ大阪 2-3 ヴィッセル神戸

・・・い、いや、次は長いこと負けてないセレッソ大阪との大阪ダービー。負けない。絶対負けない。

第2節 セレッソ大阪 2-1 ガンバ大阪

ぐはっ。

ACL アデレード・ユナイテッド 2-0 ガンバ大阪

4連敗。くそ、次は磐田戦か。ちなみに前田遼一がいまだにノーゴールだ。なんとかこいつだけには得点させたくない。


前半23分、山本康祐に先制される。しかしもうそんなことはどうでもいい。怖いのは最前線にいる背番号18である。

後半15分、磐田PK。蹴るのはもちろん、エースの

前田遼一。

ああ、前田遼一。

守るキーパーは、藤ヶ谷陽介

主審が笛を吹いた。

ピーッ

…お察し下さい

後半39分、倉田秋が1点を返すが、そんなことはどうでもよかった。

第3節 ガンバ大阪 1-2 ジュビロ磐田

これで公式戦5連敗となるが、そんなことはどうでもいいのだ。 J2降格が決定したことを受け、フロントはセホーンを解任、松波正信を新たに召喚する。

さあ新体制、もしかしたら前田の呪いを終わらせることができるのかもしれない。その日を信じて、まずは初勝利。いや、まず勝ち点が欲しいところだ。

第4節 アルビレックス新潟 1-1 ガンバ大阪

やった、やったよ。勝ち点が増えたよ・・・! これで勢いがついた。このままJもACLも制覇だ!!

ACL ガンバ大阪 3-1 ブニョドコル

祝・シーズン初勝利。

ちなみにこの日は終了間際に失点(藤ヶ谷の無駄な飛び出しさえなければ・・・という点もあるが)し、テレ朝のアナウンサーから「今日完封というわけにはいきませんでした」とか言われたが、誰も気にしなかった。ちなみにガンバのシーズン初完封がずっと後になるのも誰も気にしない

第5節 サンフレッチェ広島 4-1 ガンバ大阪

あまり深く追求しないでやってください。しかし4失点か。こんな調子じゃ次も・・・

第6節 ガンバ大阪 3-2 川崎フロンターレ

(゚Д゚;)

祝・リーグ戦初勝利。次は清水戦、いや、その前にACLだ。相手はこの前勝ったブニョドコル!

ACL ブニョドコル 3-2 ガンバ大阪

もう笑う気力も起こらない。

第7節 ガンバ大阪 3-1 清水エスパルス

(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;) いける・・・行けるぞ!!!次は鹿島戦だ!!!気合入れていくぞ!!!!!

第8節 鹿島アントラーズ 5-0 ガンバ大阪

この試合の詳細は書いてて可哀想なので、キーボードが涙で滲んで書けません。詳しいことはここにかいてあるので、そっちを見てください。

ACLである。次、負けたら終了である。 大事な試合に、松波監督はGKに木村敦志を起用(理由はわかるよね)。敵地で体を張ってプレーし、PKも止めるなど大活躍した。


ACL 浦項スティーラーズ 2-0 ガンバ大阪 \(^o^)/

ただ、木村の頑張り(鹿島戦の藤ヶ谷と比べたら一目瞭然である)は認められ、次から正GKは木村、ということに。

第10節 大宮アルディージャ 1-0 ガンバ大阪

割愛。

第11節 ガンバ大阪 1-1 ベガルタ仙台

勝ち点が1増えた。以下割愛。

ACL ガンバ大阪 0-2 アデレード・ユナイテッド

割愛。

第12節 横浜F・マリノス 0-0 ガンバ大阪

やったね!初完封!!引き分けだけどね!!!次は鳥栖戦だよ!!!!

第13節 ガンバ大阪 2-3 サガン鳥栖

2点差をひっくり返される。ちなみに鳥栖は前節、瓦斯屋さんに全く同じことをされていた。憂さ晴らしに使用されるガンバ。

第14節 ガンバ大阪 1-2 浦和レッズ

また逆転負け。でも次は札幌戦。テレビカメラに向けたサポーターのコメントが早くも「絶対残留します。」に変わっている札幌戦。

第15節 コンサドーレ札幌 0-4 ガンバ大阪

祝・初完封勝利。

そう、完封勝利は今季初めてなのだ。勢いに乗ってきた。次は名古屋戦。

と、そこに訃報が。

木村、


負傷。


もっとも、怪我の程度は6週間というものであって、治ったら、復帰すると思ってたんだ。けれど、なぜだか彼はその後、試合に出なくなる。なぜだか武田洋平がベンチ入りし、天皇杯を唯一全試合出場し準優勝に貢献しただったらリーグ戦から使えよ。

そして、夢は、終わる。(延期9~34節)[編集]

第9節 ガンバ大阪 2-2 名古屋グランパス

うん。よくがんばった。精神的支柱を欠きながら。藤ヶ谷も藤ヶ谷にしてはよく頑張った。次は戦。この状態を維持できるといいけど。

第16節 ガンバ大阪 2-6 柏レイソル

何だそれ。どうやったらそうなるんだ。教えてくれ。こんなんじゃ次の瓦斯戦も(ry

第17節 FC東京 3-2 ガンバ大阪

第18節 ガンバ大阪 1-2 横浜F・マリノス

第19節 ヴィッセル神戸 1-1 ガンバ大阪

もういいだろう。この辺は・・・。

第20節 ガンバ大阪 3-1 大宮アルディージャ

やったぁ!4勝目!!次はダービー、なんとか1勝して「大阪」の面目を保ちたい。

第21節 ガンバ大阪 2-2 セレッソ大阪

・・・まあ、いいか。いまさら感もあるしな。

第22節 名古屋グランパス 0-5 ガンバ大阪

ええええええええええええええええええええ!!!!!!!???????

これはガンバが良かったのか、それとも名古屋が悪かったのか。

第23節 ガンバ大阪 7-2 コンサドーレ札幌

ああああああああああああああああああああああああああああああああ(ry!!!!!!!???????

これは・・・ガンバが(以下同文)

第24節 サガン鳥栖 4-1 ガンバ大阪

・・・ちなみに、これが鳥栖のシーズン最多得点となることを彼らは知る由もなかった。

天皇杯 ガンバ大阪 3-0 関西大

ですよね。これぐらい勝ってもらわないと困りますよ。

第25節 ガンバ大阪 1-1 アルビレックス新潟

もう言うこともない。

第26節 浦和レッズ 0-5 ガンバ大阪

え(ryえ!!!!!!!!!!???????????

これは(ry

しかしこういうのを序盤からやってれば今頃首位を独走していただろうに。どうしてこうなった

第27節 ガンバ大阪 2-2 鹿島アントラーズ

第28節 ベガルタ仙台 2-1 ガンバ大阪

この辺も割愛。

天皇杯 ガンバ大阪 1-0 水戸ホーリーホック

もうちょっと点取れよ。サブメンバーとはいえ。

第29節 川崎フロンターレ 2-3 ガンバ大阪

勝てるじゃないか。君もやればできる。これなら次の広島、優勝争い真っ最中の広島にも!!

第30節 ガンバ大阪 1-1 サンフレッチェ広島

やりおった。ほんとにやったぞ。引き分けでも頑張ったぞ。追いつかれたんだけど。

第31節 柏レイソル 2-2 ガンバ大阪

・・・そろそろ勝っておかないとやばくないか?あと3試合だぞ?

第32節 清水エスパルス 1-3 ガンバ大阪

勝った。いける。残留できる。

次のF東京戦、勝てば残留圏内への浮上の可能性もあるが、勝てなければ新潟以外の5チームに残留確定の可能性を許し、状況によってはG大阪自身の降格決定の可能性もある。というよくわからないものであった。

第33節 ガンバ大阪 2-2 FC東京

ヤバい。そろそろヤバい。

最終節は、「勝利の場合はC大阪の敗北または神戸の引き分け以下で残留、引き分けの場合は神戸が敗れ新潟が引き分け以下の場合は残留、敗北の場合は無条件降格」というさらにややこしいものであった。まあとにかく負けちゃダメなんだ。

そして相手はジュビロ磐田。

あの磐田。

前半5分、エリア内の混戦の末、加地亮がラインギリギリでクリアするも、このクリアボールがあの選手に当たった。

前田遼一。

前田、


得点。

前半はそのまま終了。ヤバいな。うん。新潟札幌相手に2-0だって。

現在、ガンバ17位。


後半8分、追いつく。


後半40分、磐田、あの人とのワンツーから小林裕紀。


第34節 ジュビロ磐田 2-1 ガンバ大阪

ガンバ、


終、


了。


なお、天皇杯については割愛する。

2013年のガンバ大阪[編集]

2012年の悪夢を振り払うかのごとく、ガンバ大阪はごく普通の補強若手の育成、さらにはDF陣の建て直し選手の怪我を予防する取り組みを行い、戦力を強化。春の段階でJ1の昇格を決めることになり、そのまま秋まで独走し、そしてJ2優勝を果たす。とりあえず、長谷川監督はいい仕事をした。しかし、失点はJ2で3位となる46に抑えたものの、J2でも下位相手に取りこぼしが見られたように、DF面での不安が最後まで解消されないシーズンとなる。

で、その一番の原因であるJSP所属のGK藤ヶ谷陽介選手の契約をシーズン終了後に即解除して、同じくJSP所属であるアルビレックス新潟の絶対的守護神東口順昭選手を獲得する段階で、JSPの暗躍がいまだに収まっていないことも露呈する。無論、的確な補強であるのだけれど、いかんせん東口選手の怪我の多さを考えると、これもまた博打に近い補強である。とりあえず、2014年の春のキャンプが開始された後、即座に別メニューに入らなければならないほど膝の状態が芳しくない。そして、その話は新潟に所属していたころから言われ続けたぐらい、基本、無理は禁物な状態である。

そのため、2014年もまたガンバ大阪はDF面での不安を抱えるシーズンとなることが確定。無論、2013年シーズンにレンタル移籍したヴァンフォーレ甲府で正GKの座を争った河田晃兵選手との併用も考えられるものの、どうしたって戦術面での浸透の遅れを覚悟しなければいけない。のだけれど、まぁ、その、チームカラーとしてその覚悟ができなかったからJ2へ降格したわけで、いかにしてファンを含めたチーム関係者が自チームの不備を我慢できるかが焦点となる。あわせて、その不備について、さっさと対応に動けるかも重要であるのだけれども。

だけれども、2014年に向けた補強がことごとくGKに負担をかける攻撃的なサイドバックの補強に終始。ジェフユナイテッド千葉から攻撃力が魅力の右サイドバック米倉恒貴選手を獲得し、これまた攻撃的な左サイドバックでJ2で急成長した藤春廣輝選手とあわせて、ガンバのこうげきりょくはとてもじゃないがてがつけられない。ただし、GKは泣いていい。

とりあえず、長谷川監督の胃を心配するものである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]