2013年のアルビレックス新潟・エピローグ

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2013年のアルビレックス新潟・エピローグ

アルビレックス新潟のファンというものは、主に関東圏から西のクラブのファンとは大きな違いが存在する。それは、雪国を生きる人間の特徴であるを待つことに特化した精神を持った結果、やけに精神的な耐久性が高いのと同時に、その耐久性の源には最悪を常に想定して行動しているという一文が存在している。そして、そこを乗り切りさえすれば、何とかなるということをファンが確信しているということはすなわち、乗り切るための手段を数多く取り揃えていないと微妙に不安になっていくことを意味する。

レギュラー選手が欠けても控えの選手の成長を見守り、キープレイヤーが故障しても、即座に若手でその穴を埋めることが当たり前であると考えている。で、問題は、そういった話が埋まらない緊急事態の際に、精神的に追い詰められるという話である。特に、2011年。その中でも、ホーム柏レイソル戦。

結局、チーム全体としてバックアップの人員が足りていないと動揺が広まるのはどこのチームでも当たり前だけれど、アルビレックスの場合はファンもチームもスタッフもバラバラにほどけ始める。将来には投資できるけれど、無策には足を運ばない。実にドライな一面がそこにある。そのため、事前の準備さえしっかりとしていれば、J屈指の打たれ強いファンであることにかまけて、展望なきまま2011年を勢いのまま乗り切って、2012年につまずいた結果、数千人単位でファンが減少。

弱いことに失望したのではなく、そういった事態を想定してなかったことが一番厳しいという話である。結局、怪我人が続出してバックアップな人材が尽きたことでチームは崩壊。黒崎久志監督の辞任からその後の柳下正明監督による建て直しまで、アルビレックスというチームはとんでもないほどいい経験をすることになる。死にかけるレベルで。

こういった地元ファンの心理を読めるかどうかが多くのクラブチームにおいて運営の大きな鍵を握る。と同時に、アルビレックスの関係者がそういったことを見越して2013年を飛躍の年にしたことは大きな成長である。とりあえずアルビファンは、2013年の躍進の最大の原因は各選手の活躍もさることながら、選手の怪我を極力避ける体制が整ったことであるとみなしており、そして、しっかりと各ポジションのバックアップ体制が整ったことに安心している。特に、毎年若手が成長し、各クラブで控えに甘んじていた選手がアルビレックスで再生する様を心から喜び、中でもアルビ再生工場という言葉に大きな誇りを持つ。

同時に、どうしても避けられない、避けることのできない移籍について、心を痛める。わずか新聞の1行で来シーズンの編成から何から全て不安になるのだから、費用対効果の高すぎる話である。そして毎年最後の最後に、そんな話がやってくる。なお、似たような話が新潟県には存在している。

それを、という。

12月[編集]

アルビレックスというのはいまさらながら面白いチームである。2013年、チームの歴史に残るベストシーズンを送ってきた結果、最低最悪な移籍シーズンを迎えることになるのだから。

というわけで、ここまでの9ヶ月間は長い長い前フリです。全国の皆さん、新潟県民の絶叫をお楽しみください。新潟県民の皆さん。特にアルビレックスファンの皆さん。移籍する選手たちのこれからの活躍を祈りましょう。あわせて、移籍してもマトモな起用をしやがらない上に移籍直後の選手の生活のケアやチームになじむまでのバックアップに無頓着な連中が没落することを心からお祈りしましょう。

あわせて、目次表記の都合により、この記事のみ項目の順番を時系列ではなく最終戦と戦績、その後に選手の移籍について記載する。

最終戦 ホーム名古屋グランパス[編集]

12月7日、アルビレックス史上最高のシーズンが終わる。柳下正明監督が「終わるのがもったいない」とまで言うレベルで完成されたチームも、この試合が最後となる。いや、ならなければそれでいいのだけれど、サッカーというゲームがそういうものである以上仕方ない。なお、この試合に勝利すれば、新潟の順位は7位となり賞金1000万円を獲得する。さらに、チーム記録の5連勝、ホーム9連勝がかかった大事な試合の上、さらには新潟の歴史を支えてくれた内田潤選手にとってアルビレックス最後の試合となる。

また、そういう日に名古屋の中心選手である田中マルクス闘莉王選手にジョシュア・ケネディ選手、さらには玉田圭司選手までもが欠場という、新潟史上空前絶後の幸運な状況で最終戦を迎えることになる。もっとも、名古屋には永井謙佑選手という怖い怖いスピードスターが控えており、さらには、本当に本当に守備力が怖い矢野貴章も控えている。んがっ、新潟と名古屋の関係は、お互い内弁慶すぎて怖くなるぐらいホームチームが勝利することで知られており、2012年悪夢の非得点能力全開時ですら、アルビレックスの大勝記録となる5-0で勝利するんだからワケワカラン。そのため、どこをどう考えても新潟が負けるわけがないという、ある意味、フラグにしか思えない状況で試合が始まる。

その結果、GK東口順昭選手が神様だという話になるのだから、本当にフラグというものは恐ろしい。試合開始直後からとことんアルビレックスがハイプレス&ショートカウンターで名古屋ゴールを脅かすものの、最後の精度を欠いてネットを揺らすことができず、逆に名古屋のカウンターで永井選手がアルビのDF陣をぶっちぎってアルビレックスゴールに襲い掛かるんだから。

とにもかくにも、アルビDF陣の後ろを狙う永井選手が恐ろしい。けれど、東口選手が1対1をことごとく防ぎ、バーにも助けられて何とか永井選手を封じると、試合はそのまま落ち着くことになり、0-0のまま前半を終了する。

となれば、これからはアルビレックスのターンである。

後半突入後、アルビレックスのハイプレス&疲労で徐々に名古屋の中盤のパス制度が落ちていく中、続々とアルビレックスのチャンスが増えていき、そして後半20分、ついにそのときがやってくる。レオ・シルバ選手からのスルーパスに反応した川又堅碁選手がPA手前で痛恨のトラップミス、しかし、名古屋の阿部翔平に当たったボールが再度、川又選手のところに戻ってきたところをミドルシュート一閃

一っ閃


1-0。これで、川又選手は2013年シーズン23得点目、トップを走る川崎フロンターレ大久保嘉人選手まで残り3ゴールとなる。この得点で俄然勢いづいたアルビレックスは、ゴール直後の後半21分にいつもの選手交代で田中達也選手と鈴木武蔵を入れ替え、前線に強フィジカルでボール保持できる選手を投入することで、前掛かりで来る相手のボールを相手方のエリアで長くキープ。そうすることで、貴重な時間が稼げる稼げる。本当に、洗練された戦術だと思う。そして、新潟のペースを保持したまま相手がよりへばったところをさらにプレスカウンタープレスカウンタープレスプレスプレス。えーっと、このチーム&この戦術、普通に海外に通用しますぜ。てゆうか、このチームの総年俸で、この戦術が可能になるって、はっきり言えば奇跡ですぜ。

その後、試合の焦点もファンの興味も、残り20分少々で、いかに川又選手にゴールを取らせるかが主になる。そのチャンスは意外にも早く訪れ、後半38分、中盤でボールを奪った田中亜土夢選手がカウンターを仕掛け、PA内の川又選手にラストパス、シュー・・・と見せかけて、川又選手はなんと田中選手にリターン。完璧に虚を突かれた名古屋DF陣をあざ笑うかのように、そのまま田中選手のシュートが糸を引いてゴールに吸い込まれる。2-0。この瞬間、新潟の勝利がほぼ確定すると同時に、川又選手の得点王の可能性が完璧に失われる。

けれど、自身の得点王の可能性よりもチームの勝利を重視したということで、新潟ファンは大喝采。

試合はその後、後半43分にイエローをもらっていた成岡翔選手と本間勲選手を交代。試合の零封を決定付けた後、後半ロスタイム。アルビレックスを7年半もの間支えてくれた内田潤選手がビッグスワンのピッチに立った瞬間、スタジアムを大歓声が包む。そらそうだ。後、こういったことができる試合展開って、本当にありがたいことだ。そして、試合はそのままタイムアップ。新潟の2013年シーズンもたいむあっぷ。2-0。大きな、本当に大きな勝利である。

なお、この試合と同じ時刻で行われていた鹿島アントラーズサンフレッチェ広島の試合は、0-2で広島が勝ち、そして川崎フロンターレ横浜・F・マリノスの一戦は、1-0で川崎が勝利したため、大逆転でサンフレッチェ広島がJリーグディヴィジョン1の連覇を果たすことになる。森保一監督及び千葉和彦選手、本当におめでとうございます。あわせて、アルビレックスが前節を含めてマリノスに2勝した上、サンフレッチェに2敗したことを考えると、ものすごく横浜に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになると同時に、2013年に、その横浜からアルビレックスに来た三浦文丈コーチとのめぐり合わせというものについても考えたくなる。何よりも2013年3月のビッグスワンでの広島戦、千葉選手のオフサイドゴールの誤審がなかったら、広島の優勝はなかった。とりあえず、本当に世の中は面白い。本当に、面白い。

あわせて、アルビレックスの本当の戦いはこれから始まる。賞金1千万とチーム記録の5連勝&ホーム9連勝という様々な要素を、いかにアルビレックスのフロントが活かしてくれるか。敵は強大である。嫌になるほど、強大である。でも、まぁ、昨年よりはマシ。

2013年のアルビレックスの戦績[編集]

最終節、名古屋グランパスとの一戦で勝利を収め、2013年のアルビレックス新潟の戦績が確定する。

17勝4分13敗勝ち点55、得点は48、失点が42。得失点差は+6という結果は昨年度降格寸前のチームとしては大躍進である。また、個人の成績では川又堅碁選手が23ゴールで得点ランキング堂々の2位に食い込むとともに、アシストも含めると軽く半分以上の得点に絡む大活躍。脅威のDF能力でJリーグに衝撃を与えたレオ・シルバ選手とともに、2013年Jリーグのベストイレブンの有力候補に名乗りをあげることになる。

なお、この数字が12月8日の各種スポーツ紙に載る際、隣かもしくは上あたりに、新潟県民が卒倒するような情報が載っていなかったら、ストーブリーグでまず1勝である。載っていたら、絶叫である。

悪夢ですか?いいえ、移籍です。[編集]

今年のアルビレックスは本当に幸運である。なぜなら、事前に内部関係者によるリークのおかげで、覚悟する余裕が生まれる移籍ばかりだから。けど、幸運なはずなのにもだえ苦しむのはなぜだろう。

2人の選手と契約終了[編集]

というわけで、淡々と。

12月3日、アルビレックスの右サイドで鋭いクロスを上げ続けた村上佑介との契約満了を発表。ついで、12月6日にFC町田ゼルビアにレンタル移籍しているアンデルソン・ゴンサガ選手との契約についても、2014年シーズンの契約を結ばない旨を発表する。2011年の夏に柏レイソルから尾移籍して来た村上選手は、当時、アルビレックスが苦しみぬいていたFWの得点能力の低さを埋めるため、右サイドからガンガン押し上げるスタイルを新潟にもたらし、数多くのチャンスを作ったことで知られている。

それを決めなかったFW陣については何も言うことはない。そして、2012年の件については、もう記憶にない気にしない。今後の村上選手の活躍を心から祈るとともに、あの鋭いクロスを川口尚紀選手が受け継いでくれることをもっと祈る。

あわせて、村上選手と同じく2011年の夏にウルグアイダヌービオFCから移籍したアンデルソン・ゴンサガ選手については、ただひたすらに、ケガが惜しいの一言に尽きる。本当に、ケガさえなかったら。結局、アルビレックスでの活躍は、2011年の夏にアルビ待望のセットプレイのキッカーとしての活躍だけに終わってしまったのが悲しい話であり、2012年にJ2ファジアーノ岡山にレンタルした際も、膝の大怪我でほぼ1年を棒に振るのだから、悲しい話である。つくづく、2013年のケガをしない体制を整えたアルビレックスでどのような活躍を見せたかが気になる選手の1人である。彼の今後のサッカー人生が、そんな話に彩られないことを望むものである。

ちよたんだ![編集]

運命の12月8日。

幸いなことに、2012年のように最終節が終了後即選手の移籍発表ラッシュ、とかいう悪夢が再現されることはなかったものの、しっかりときっかりとGK東口順昭選手に対するガンバ大阪からの移籍話が進行中という、考えたくもない話が。

しかし、よくよく考えてみると2013年のガンバ大阪のメンバーと、2013年のアルビレックスのメンバーを比較すると、選手の高齢化と代表選出に苦しむガンバと比べれば、2014年の展望はわずかながらアルビレックスのほうが上であるため、選手のサポートの体制とチーム戦力の比較からかんがみても、まだ、何とか、ぎりぎり、諦めないでいられる。もちろん、資金力の差は圧倒的な上、東口選手が移籍したらガンバがあっという間に上に立つ状況であるけれど。

そして、東口選手の代理人がガンバ大阪にべったりのJSPであることも認めるけれど。

そんな寒々とした空気の中、少しだけほっとできる話が、同日に行われたJ1昇格プレーオフからもたらされる。なんと、京都サンガ徳島ヴォルティスの間で行われたJ1昇格決定戦で、元新潟の千代反田充選手が所属するヴォルティスがサンガに2-0で勝利した上、決勝点がなんと千代反田選手のヘディングで決まるという素晴らしさ。2014年シーズンの再会が今から楽しみであると同時に、四国初のJ1チームとなった徳島ヴォルティスの今後の活躍を祈るものである。

もんのすごく厳しい道で、しかもアルビレックスともやりあう道であるけれど。

なんにせよ千代反田充選手おめでとう! テレビ中継で一番名前を呼ばれてたんではなかろうか。なにしろゴール決めるは跳ね返すは。なお、来季のアルビレックス戦ではこれよりも多少弱めた活躍か、もしくは相当に弱めた活躍を心より祈るものである。などというフラグを立てたせいで、2013年のホームでの大分トリニータ戦が信じがたい大爆笑ゲームになった気はしなくもないけれど、一応。

かわまた!![編集]

12月9日、今シーズンのJリーグを総括する2013年Jリーグアウォーズが開催され、見事、東北電力スタジアムビッグスワンがベストピッチ賞を受賞する。これが、前フリ。

そして、優秀選手賞32名が発表され、アルビレックスからはMF部門でレオ・シルバ選手、そしてFW部門で川又堅碁選手が選ばれる。これもまた、当たり前の話。で、問題はマルシオ・リシャルデス選手以来となる、2013年J1ベストイレブンにアルビレックスの選手が選ばれるか、という話になる。

まぁ、ここの項目名を見れば一目瞭然なんだけれども。

なお、今年のベストイレブンのフォーメーションは3-4-3となっていて、MFにセレッソ大阪で今期、日本代表で大活躍した上、J1で21ゴールもあげた柿谷曜一朗選手が選ばれた段階で、そらあリーグ7位の新潟では、レオ・シルバ選手の選出は厳しいのは仕方ない。もっとも、それはすなわち、FWとして柿谷選手を選出するのが厳しかったことである。となれば、今期のJリーグで活躍した3人のFWの中に選ばれないわけないぢやないか。

というわけで、川又選手が見事2013年のJリーグベストイレブンに選出される。なお、票数を確認するとFW部門で3位というギリギリの数字であり、柿谷選手がFWだったら高確率で落選していたという、かなりギリギリの状況だったのだけれども、23ゴールもたたっこんで選出されないというのも考えられない以上、3位といってもそれは当然の結果である。けれど、普通の年だったらぶっちぎりで得点王であるはずなのに、2013年の川崎フロンターレ大久保嘉人選手の残した26ゴールという数字がすごすぎてすごすぎて、ものっそく悲しくなる。けれど、にいがたらしくていいぢやないかこんちくしょう。それに、川又選手を抑えてFW部門2位に食い込んだ鹿島アントラーズ大迫勇也選手も代表での活躍とリーグで19ゴールをあげた実績をこめれば、川又選手よりも上でしかるべき数字である。そう思えば、超えるべき壁、山がそこにあることが分かっただけで大きな収穫である。そして、実現可能なでかい目標があったほうが今とこれからを楽しめるってもんだ。

そういう意味でも、おめでとう川又選手。そして、なんらまったくぜんぜんとにかく関係のないあんさいくろぺでぃあから2012年に川又選手の1回目の覚醒に深く関わったファジアーノ岡山FCの関係者の皆さんに深く感謝するものである。

なお、これから先の項目名が、果たして「ひがしぐち!!!」となるか「ひがしぐち・・・」になるかはアルビレックスのフロントに全てがかかっている。

レンタル移籍選手が続々と帰還[編集]

12月15日、かねてより不安のあったアルビレックスの守備陣の層の薄さについて、ようやく安堵できる情報がもたらされる。2012年から湘南ベルマーレへ期限付き移籍をしていた大野和成選手のレンタルが終了し、2年4ヶ月ぶりに古巣新潟へ帰ってくる。ベルマーレのJ2昇格とJ1での奮闘に多大な貢献を果たして経験をつんだ大野選手は、2013年の守備陣に競争をもたらすことは確実であり、なおかつ、お金をかけないで層を厚くするというアルビレックスの根本的思想に合致した移籍である。

あらためて、新潟のフロントの手腕の高さが伺われる。

そして翌16日、今度は2012年から愛媛FCにレンタル移籍し、2013年に大活躍した加藤大選手が満を持して新潟へ帰ってくる。マルシオ・リシャルデス選手が移籍してから、新潟には相手の脅威となるセットプレイのキッカーがいなかった中、今期、愛媛でFKやCKでチャンスを演出しまくった加藤選手の帰還がどれだけチームに厚みを持たせるかは想像に難くない。

あわせて、こういったいいニュースが飛び込んできた直後に、ちーむもふぁんもじごくにおとすようなはなしがちょくげきするのがあるびれつくす

ひがしぐち・・・[編集]

12月16日。ついにこの日がやってくる。2010年の春に発生したうれしい楽しいGK連続大怪我事件の後、名もない大卒第三GKでしかなかった一選手が、なぜだかどうしてだか、めぐりめぐって日本有数のGKにまで成長するさまをアンサイクロペディアで書くことになった奇縁が、この日、ついに終わる。

東口順昭選手、ガンバ大阪に移籍。移籍金はGKとしては破格の1億円。そして年俸はアルビレックスではほぼ不可能に近い額である5000万円でしかも複数年契約。この段階で、ガンバ大阪がいかに本気であったかという話であると同時に、ただひたすらにぢっと手を見る。見たくなる。

なお、一報を聞いた瞬間に思わず口から出た言葉が、ばかあ。だった件については秘密だ。

とりあえず、アルビレックスにとって、2010年にマルシオ・リシャルデス選手が移籍して以来の衝撃である。しかし、それと同時に、あまりにも、あまりにも予測可能な悲劇であったところが別の意味で悲しい。なお、本当に予測できない悲劇だった場合、ばかあああああああああああああ、レベルで叫ぶのが多くのJチームファンの常識である。

あわせて、今回の予測された悲劇&逃げられぬ悪夢について11月23日の報道以前からすでにチーム内部ではきっかけとも言える動きが存在しており、チームの控えGKの座をそれまでの黒川貴矢選手から渡辺泰広選手へと代えた段階で多くのアルビファンがいらぬ覚悟をしていたのは事実である。そして、いらぬ覚悟がやっぱり必要だったことも事実である。本当に、ファンの精神が鍛えられているということはチームにとって大きな利点である。そのため、来シーズンについては再度、2013年の川口尚紀選手のように、アルビファンが身を焦がしながらやきもきする姿が見られる可能性が高いけれど、2012年の左サイドのように、何もない荒野から半年かけて希望を見出すなんて話になるよりよっぽどマシである。

ただし。アルビレックスの懐具合の点から考えると、実は今回の悲劇もベストである。なぜなら東口選手については2014年シーズンで契約が切れることがすでに報道などで分かっており、そのため、再契約の際に、丸様のごとくに最終シーズンでアルビレックスの契約金の上限を上回る=フロントにお金がない=即、他チームへ無料で移籍とかいう、悪夢どころの騒ぎではない話もまた目に見えていたため、しっかりと移籍金、しかも高額の移籍金を獲得するためには2013年しか機会は無かったことも確かである。

世知辛すぎて書いてて嫌になる。後、こんな話でも書いておかないと精神的にやばい。

なんにせよ、これからの東口選手の活躍を祈るものである。4年間、ありがとう。あなたの鬼気迫るセービングがなかったら2012年の残留は難しかった。あわせて、ガンバ大阪のフィジカルコーチおよびメディカルスタッフの今後、より一層の努力をお願いする。

敵に塩を送る[編集]

そんな新潟県民の心に重くのしかかる移籍の3日後。12月19日に、今度は新潟では珍しい双方のファンから歓迎される移籍が実現する。

その結果、過去の経緯とその他いろいろについてけっこー重いものが去来してきた話に一区切りつくことになる。というわけで、2011年から2013年7月まで新潟のDF陣を支えた菊地直哉選手が、レンタル移籍していたサガン鳥栖へ完全移籍。柳下正明監督との軋轢や新潟のハイプレスに特化した戦術との隔たりから、J1で屈指のDFであるにも関わらず出場機会に恵まれなかった菊地選手だったけれど、7月にレンタルで移籍した鳥栖で、これまでの鬱憤を晴らすかのごとく大活躍。前半戦ボロッボロだった鳥栖の紙のごときDFラインを見事に再生させ、見事にJ1残留に貢献。さらに天皇杯でも大躍進するきっかけとなるなど、もはやサガン鳥栖に無くてはならない選手となる。

そして、そんな菊地選手と鳥栖の関係を笑顔で後押しするわれらがあるびれーっくす。うわーい、なんていいちーむなんだろう。けれど、これで2014年にめちやくちや苦労することも確定である。ただでさえ資金力不足な上、選手層の薄いチーム同士だってのに、こういう話をやりまくるからアルビレックスは強いチームのファンからバカにされる。けど、勢力均衡がリーグ全体のレベルを押し上げ、円満移籍が選手にもファンにも大きな財産になることを考えれば、新潟の姿勢はなんら間違ってはいない。いないんだけど、越後の英雄上杉謙信が天下なんぞに目もくれずに独自路線を突き進んでいた姿と思いっきりかぶるのが、新潟らしくて仕方ない。本当に、苦労しない道を選ばない。本当に、選ばない。

今後の菊地選手の活躍を心より祈るとともに、3年間本当にありがとうございました。

躍進[編集]

12月23日、サッカー皇后杯決勝が行われ、2年ぶりに決勝に進出したアルビレックス新潟レディースはINAC神戸と対戦する。この試合が行われる前の段階で、実はアルビレックス新潟レディースの評価は実に低くまったくとにかく低く、本来であれば女王INACの順当勝ちが当然だと思われていた。しかし、なでしこリーグについては降格ラインギリギリの8位で終えたアルビレックスだったものの、アメリカの女子リーグNWSLに所属するワシントン・スピリットから10月1日にレンタル移籍してきたティファニー・マッカーシー選手が大爆発。あれよあれよという間に強豪日テレベレーザ岡山湯郷Belleらリーグ上位チームを撃破し、決勝の舞台に臨むことになる。

この段階で奇跡だというのに、さらに素晴らしい日程というオマケつき。なんと、12月21日に準決勝、中1日おいて決勝という、実に素晴らしいクソ日程の結果、両チームともコンディション的に厳しい、つまり、まともにやったら戦力差が大きい新潟にとってかなり有利な状況で試合が始まることになる。すると、効果は覿面に現れINACは試合開始直後から新潟を押し捲るものの、決定的なシュートを入れることができず、逆に前半42分、弱小新潟がどこぞの川又堅碁選手張りにティファニー選手が前線で相手DFからボールを奪取、そのまま独走してゴールを決めると、新潟の看板選手である上尾野辺めぐみ選手もまた、まるでレオ・シルバ選手のごとくに大活躍。男子チーム顔負けの前線からのハイプレス戦術でINACにボールキープをさせず、そのまま前半は終了する。これはジャイアントキリングもあるか、と思われた後半はしかし。

男子チームと同じ話がやってくるんだよなあこんちくしょう

後半20分、近賀ゆかり選手がせっとぷりゃあからDFラインの裏に抜け出して得点。しかし、1-1でも中1日、消耗しきった状態でのハイプレスは、かけるほうは元よりかけられるほうもつらい。というわけで、消耗に消耗しきった状況で試合はそのまま延長戦に突入。直後、これまたすえっつとぷりえいで、失点するんだからもう。延長前半3分、CKのボールを新潟のGK一谷朋子選手が痛恨のキャッチミス、そこをすかさずチ・ソヨン選手が押し込んで、INACが逆転。

誰か、どなたか、お願いです。新潟に、セットプレイのコーチを導いてください。それ以上に、セットプレイに関する思想を芽生えさせてください。

しかし、新潟も粘る。延長後半6分に、再度ティファニー選手がスーパーゴールをぶち込んで、同点に追いつくと。試合はそのままPK戦に突入。相手?日本代表が2011年にW杯を制覇したときのGKである海堀あゆみ選手ですが、何か?

それでも、新潟はPK戦の1本目、ゴーベル・ヤネズ選手のシュートを弾いて、INACにプレッシャーを与える。しかし、アルビレックスは3本目、4本目と連続で失敗し、逆に2本目から連続で成功したINACは、最後のキッカーである川澄奈穂美選手も冷静に、小憎らしいほど冷静にネットを揺らし、アルビレックスの夢は後一歩のところで潰える。潰えてしまう。

けど、グッドゲームであり、王者INACを最後の最後まで追い詰め、さらに延長後半にPKを取られてもおかしくはないファールをスルーされたことも含めて、アルビレックス新潟である。失礼、アルビレックス新潟レディースである。あわせて、この大躍進の立役者であるティファニー選手のレンタルが、2013年12月末までという点についても、ほんっとうに、あるびれっくすである。

とりあえず、大当たり外人の短期移籍の結果、こういった話になるということを多くのチームが学習したことは、来年以降、INACの1強時代に大きな風穴を開ける可能性が高い。そして、このプレイスタイルを突き詰めれば、上尾野辺選手の2015年のW杯出場にも大きく前進することは間違いなく、何より2014年シーズンの大きな一歩であることも間違いない。

・・・移籍さえなければ

行く人来る人[編集]

正直、記憶を改鋳したい東口選手の移籍から続々と選手の大移動が起こるのがストーブリーグの醍醐味であるとともに、あるびれつくすのぢごくでもある。そんなわけで、一気に。

12月25日、浦和レッズからレンタルで移籍していた濱田水輝選手が1年間の修行を終えて浦和へと帰還する。リーグ終盤、ホームベガルタ仙台戦で見せた活躍から十分にJ1でやっていける実力を持つことは確かなんだけれどもいかんせん、浦和というチームが鬼のレギュラー固定スタイルと広島型特殊フォーメーションに特化しまくっている時期でのレンタル解除であるため、ものすごく不安になるのが悲しい。本当に、いい若手が育たない環境の強豪チームというものは心苦しい。でも、それもまたサッカーチームというものである以上、仕方ない。

同日、村上佑介選手の愛媛FCへの移籍が決定。レンタルから復帰した加藤大選手とほぼ入れ替わりの形ができたことで、アルビレックスとのパイプが出来上がりそうな雰囲気である。もちろん、たった1人でファジアーノ岡山との友好関係を築きあげた川又堅碁選手のように今後の大活躍を期待するものである。

そして、最後に黒崎久志前監督が鹿島アントラーズから引き抜いてきた小谷野顕治選手の水戸ホーリーホックへの移籍も決定。アルビレックスが柳下正明監督に代わってから、プレイスタイルが超絶にスタミナ&マンマークディフェンスに特化していった関係で、菊地直哉選手とともに割りを食ってしまった小谷野選手であるけれど、鹿島仕込の確かな技術力は健在であり、どうか移籍先で新潟で得た何かをもってしてレギュラーの座を獲得してもらいたいものである。それぐらい、新潟のやってることは他のJチームと違っており、人と違う経験というものは、大きな武器となるわけだから。

などという選手への別れの言葉が立て続けに続いた後の12月28日、待望の、てゆうかやらないと死ねるGKの補強が行われる。京都サンガに所属し、2013年にカターレ富山へレンタルした後に即レギュラーを奪った有望株、守田達弥選手が新たにアルビレックスに加入。その結果、ベテランである黒川貴矢選手に地元出身の期待の若手の渡辺泰広選手、さらにJ2とはいえ1年間活躍した実績の光る守田選手と三者三様の競争が始まることになる。日本代表にも選ばれ1強状態だった東口選手の後釜を争うという点で、大変にいい環境である。

で、問題はだ。

あるびれっくすがこんなごくごく普通の移籍だけで済むようなチームではないということなんだな、うん。

きゃぷてんがいなくなっちやつた[編集]

12月30日、アルビレックスにとってはいつもの話かつアルビファンにとってもいつもの話、ということはすなわちクソろくでもない話がもたらされる。

アルビレックスのキャプテンで、ごっついスタミナからボランチや右サイドバックなど複数のポジションで徹底的にボールを追いまわし、DFの要としてチームになくてはならない存在で、特に2013年の後期の横浜・F・マリノス戦では、日本代表である齋藤学選手を封じ込める活躍を見せた三門雄大選手、その横浜・F・マリノスへ移籍決定との報道がなされる。

なお、移籍金は入らない模様。繰り返す、昨年の石川直樹選手、2年前の千葉和彦選手、3年前4年前の数多くのレギュラー選手と同様、移籍金は入らない模様。

ほんと


ばかあ


まぁ、でなけりゃ、借金まみれの横浜が三門選手を獲得しねえわなあ。その結果、2013年の秋に行われたコンバートでキャプテンに右SBのポジションを明け渡すことになった川口尚紀選手への期待がさらに高まるとともに、アルビレックスは新たなキャプテンを見出すという、大変に困難な作業を強いられることになる。とりあえず監督のプランを正確に選手に伝え、チームの戦術バランスと精神的なバランスを整え、失点してもチームの動揺を押さえ叱咤激励し、さらにチームやファン、さらにはスタッフやメディアなどからの信用を勝ち得るような選手は、うん、まぁ、なんだ。アルビレックスにいねえや。

かくて2014年は再び本間勲前キャプテンがチームをゆっるーく見守ることが確定になると同時に、チームの顔である川又堅碁選手の精神面での覚醒が必須となり、チームバランスを統括するレオ・シルバ選手の日本語能力の向上が急務となり、さらにチーム年長者かつ柳下監督と昵懇である成岡翔選手が監督と選手とのパイプ役になることが期待される。って、そうでもしないとチームがバラッバラになっちまう。基本、本間選手がいるから何とかなるとはいえども、こういったピッチ上でクラブハウス内でチームをまとめる手腕という話が見えてこないチームがどうなるかというと、2013年のジュビロ磐田のようになる。一度バランスを崩すと立て直せないという話になる。それは本当に怖く、そしてまずい。

あわせて、新潟ファンにおける今回の移籍の総評が、まだなんとかなるであるところが少し悲しく、実際、上記のように、思いつく限りではぎりっぎりまだ何とかなるところが悲しい。特に、まだ残留できるという強烈な確信が逆の意味で心を強く揺さぶるものであると同時にむしろこの程度の移籍で済めば新潟としては上等という実感が心苦しい。残りあとわずかとなった2013年、悪夢の移籍が絶対的な守護神とキャプテンだけで済むようであれば、相当な成功と言える。

普通のチームであれば悪夢であることは認める。けれど、新潟ではこれが大成功の部類である。

とりあえず、三門選手の今後の活躍、特にアジアチャンピオンズリーグにおける活躍を心から祈るとともに、スタミナ特化、守備専門の選手を上手に使って平均年齢の高いチームを上手くまわしてくださいてゆうかそうしないで控えに回したらチームがったがたになるでよといういらん話を横浜サイドにぶん投げる。心をこめてぶん投げる。

内田潤選手、アルビレックスアカデミーコーチに就任[編集]

12月30日、アルビレックス広報よりかねてからその去就が噂されていた内田潤選手の現役引退とアルビレックス新潟アカデミーのコーチに就任することが決定する。このことで、いろいろなことが邪推できるので邪推する。つまりその、30代半ばを過ぎてケガ明けの状態だった内田選手を獲得することが、チームの戦力的な上昇にはつながらないとJ2やJ3のチームが判断したのは致し方ないとして、貴重な、本当に貴重なサイドバックの攻撃参加に関する思想を持ったコーチに大金を出そうというチームがいなかったのかしらん、という話が見えてくる。無論、各種環境の違いによって契約にいたらなかった可能性もあり、アルビレックスが内田選手にコーチ就任をお願いした上で各クラブからの要請があったとしても、それはそれで難しいことは間違いない。

けれど、その、育成環境への投資判断がちょーと弱い気がしなくもない。特に、実績のある選手のコーチ就任、もしくは選手兼任コーチの就任については、多くの場合において金はかかるけれどもチームの財産足りえる話であり、何よりも選手を通じてJ1チームとのつながるパイプが獲得できる大変重要な機会でもある。そのため、2013年のストーブリーグで多くの日本代表経験者がフリーになった中で、今後、J2、J3の各チームがどのような動きを見せるかが注目される。無論、J1でも十分通用する話である。

情報を制するものは世界を制すではないけれど、人間関係を構築するものは、ある程度先の話もまた構築できる。さて、どうなるか。

まとめ[編集]

なお、以上のような悪夢を経てもなお、2013年の12月は実に平穏無事に時を過ごしたと実感できるのがアルビレックスの悲しい事実である。中心選手の移籍の結果、来シーズンの勝ち点が10は失われ、キャプテンの移籍によりチームがバラバラになる危機であるにも関わらず、降格の危機は避けられそうな状況であることに、多くの新潟県人はほっとしている。そのため、これはアルビレックスにとってはあまり良い状況ではない。つまり、対戦相手が少しほっとできるアルビレックスであるからこそ、チームのスカウティングや戦術の研究などが手控えられ、その結果、2013年後期の躍進につながっていることを考えれば、他チームから恐れられる強豪チームとしてのアルビレックスが果たして強豪チームとして生きていけるかどうかが大変に不安になる以前に、相次ぐレギュラーの移籍でそんな話がなくなるんだからまったくもう。

結局、弱いというイメージはチームの強さとまったく関係がない以上、そんな話でも使いこなして利点にすることが新潟の強さの秘訣でもあるのだから、12月1月の悪夢についても翌シーズンへの種まきだと考えるほかない。思いっきり言ってしまったけれど。そのため、来シーズンに向けて、このままの状態で降格を回避できる安心の中を生きるよりも、それとも毎年恒例で、1月に中心選手を引き抜かれて降格の不安の中、チームを1つにして来シーズンの各チームの油断を招くことを優先するか。大変に大きな問題である。

が、どうせ後者だな、と。後、こうでも言っておかないと2014年の12月が本当にきつい、という話でもある。

関連項目[編集]