2014年のアルビレックス新潟・第六部

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2014年のアルビレックス新潟・第六部

悪夢の夏の移籍をすぎてから、ほとんど新チームとして始動せざるをえない秋を迎え、右往左往四苦八苦七転八倒する実にいつものアルビレックス。しかし、よくよく考えてみれば、このメンバーが2015年の新チームのまんまになる可能性が高く、そもそも、ようやく資金がある程度そろった状態で迎えられる冬なわけで。逆に言えば、他のチームがこれから一度バラバラになる中で、アルビレックスはほぼ現在のチームのまま、ある程度の上積みが期待できる。

と思わないとやってられない秋と冬である。

11月[編集]

いつもよりも早い時期に残留争いを抜け出し、着々と中位王の立場を鮮明にするアルビレックス。後は、冬の移籍に向けて云々というのが毎年恒例のパターンであったのだけれども、いかんせん、夏の移籍がすごすぎた結果、大規模な移籍はさすがに難しい状況になる。無論、大金を置いての移籍は十分にありうるのだけれど、それだと絶叫ではなくて心からの感謝とその後の活躍を祈るだけの話であり、まったくニュースになりゃしない上、その程度のショックでは新潟ファンの琴線にも届かない。そのため、川又堅碁選手とキム・ジンス選手という超優良物件が抜けた新潟は、2014年の冬の移籍ではほぼ凪の状況が予想される。

もっとも、莫大な金が動けばその限りにあらず。

反町監督おめでとう[編集]

1日1夕ごとに秋も深まる中、話題不足のスポーツ紙ではいつものように2015年に向けたホラが始まることになり、そして続々とアルビレックスの冬の移籍の話が表に出てくる。曰く、浦和レッズレオ・シルバ選手とフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手の獲得を狙っているだの、レオ・シルバ選手については柏レイソルその他のチームも獲得を狙ってるだの、ついでに日本代表に指宿洋史選手のサプライズ召集もありうるだの、こういった話になれてない新潟ファン初心者が動揺してもしょうがない情報が続々新潟県民のもとにもたらされるものの、実にまったく「いつもの秋」の一言で解決できてしまう。

そもそも、指宿選手についてはようやくチームになれた状況であって、日本代表のサッカーになれるには時期尚早である上、柳下正明監督もまだちょっと早いと言っている。そのため、サプライズ召集にびっくりはできても、活躍を期待できるかというと、さすがに厳しいわけで。あわせて、うだうだと語られる冬の移籍については、そもそも、地獄の夏移籍を経験したあとでは、もはや心も冷めきったどころの騒ぎではない。そのため、あーはいはいン億円の収入バンザーイだの、0円移籍しか取らない浦和じゃ無理だのという話で落ち着く落ち着く。

むしろ、11月1日にJ1に昇格した松本山雅の話題のほうが、よっぽど新潟ファンの心を動かしている。とりあえず、弱小チームを引っ張ることにかけては日本一の反町康治監督におめでとうという話と、11年前のビッグスワンのあの熱狂と、これから松本が歩むぢごくみちについて、心から、本当に心から、覚悟しときやっちゅう話になる。

疲れてからが勝負 ホーム鹿島アントラーズ[編集]

11月2日、前節の川崎フロンターレ戦を前に、再度、優勝を争うチームがやってくる。ただでさえ強豪の鹿島アントラーズが、それも優勝争いに絡んだ中で目の色を変えてビッグスワンにやってくるのが世の中というものである。なお、この試合は開始の笛が鳴る直前、新潟市を豪雨が襲い、ピッチがびしゃびしゃパスワークぼろぼろ、セットプレイの精度もズルズルという、実にまったく、鹿島不利の状況の中で始まることとなる。あわせて、こういう試合において、強スタミナ強運動量を武器にボール奪取後即攻撃につなげるアルビレックスの手数の少ない攻撃がはまるからこそ、鹿島相手に相性がいいといわれる所以である。とりあえず、反町監督の残した大きな遺産であると同時に、サガン鳥栖にも見られるような、金が無いチームが技術もつたない選手をどうやってJ1で活かすか、という大きな問題についての答えがそこにある。

晴れた場合は聞くな。一応、晴れてても、川又堅碁選手のようにカウンターからのクロスにあわせることに特化した選手がいれば何とかなるけれど、そういう日本人選手は、川又選手のほかはJ1には鳥栖の豊田陽平選手ぐらいしかいない。

そんな形でアルビレックスペースで進む試合は、前半42分。右サイドで松原健選手が奪ったボールを指宿選手にパス、即座に鈴木武蔵選手へとボールが渡ると、あの、鈴木、選手が、PA内で、DFを、交わして、ゴール。1-0。なお、前期でも鈴木選手は、鹿島を相手に相手DFのオウンゴールを誘うパスを出したこともあり、よっぽど相性がいいのか、それとも鹿島相手に活躍するからその他のチームで活躍しないという契約を悪魔と結んだかのどちらかである。

けれども後半。その悪魔があざ笑うかのように雨足が弱まると、鹿島のあれがやってくる。いつものアレがやってくる。後半18分、中央右サイドからのFKで小笠原満男選手の蹴ったボールは綺麗な弧を描いて左サイドの中村充孝選手のもとへ飛んでいくと、その・まま・ズドン。しょう・が・ない。1・-・1。その直後、いつもの交代で鈴木選手が下がり、田中達也選手がピッチに入ると試合は膠着。優勝を狙う鹿島にとっては厳しい時間帯が続くことになる。そこをカウンターで狙うアルビレックスはしかし、最後の最後で決めきれない。だとしたら、悪魔が微笑んでも仕方ないじゃないか。後半41分に昔懐かしき西大伍せんしゅがするするとPAにしんにゅう、そのまま決められて1-2。春のガンバ大阪戦以降、あるびれっくすの失点パターンすぎていやになる光景である。やはり、専門職ではない小泉慶選手の左SBは、疲れる時間帯にどうしても狙われる傾向にあるという話と、ほぼ専門職の大野和成選手の怪我が痛いシーンである。もっとも、この試合経験がどれだけ小泉選手にとって有益かもまた事実なんだけれどもさ。試合はそのまま鹿島の大逆転でしゅーりょー。くそどちくしょう。実にまったく来年度の松本にとっても大変に参考となる、いつもの鹿島戦である。本当にいつもの、疲れてからが鹿島戦である。本当に、弱点を的確に攻めてくるんだからもう。

次の試合は11月22日にアウェイでFC東京戦である。

松原選手、日本代表に再選[編集]

11月5日、豪州およびホンジュラスを迎えて行われるキリンチャレンジカップに出場するサッカー日本代表選手の選出が行われ、アルビレックス新潟からは松原健選手が再選出されることになり、同じく新潟出身の東口順昭選手や酒井高徳選手も選ばれることとなるものの、サプライズ選出が噂されていた指宿洋史選手の選出は今回は見送られることとなる。

なお、松原選手は前回の選出の際は試合には出られなかったものの、代表合宿に参加することで強烈なモチベーションのアップと決定的なクロスの増加、さらには右サイドからの失点の減少という3つのプラス材料を手に入れており、今回の再選出により、さらなる飛躍が期待できる。で、来年どうしよう。本当に、どうしよう。ちなみに、松原選手のレンタル元である大分トリニータは、5日の時点でJ1昇格プレーオフ圏内の6位をキープしており、仮に2012年度よろしく大逆転でのJ1復帰を果たしたとしたら、そらあもうそらあもう。どうしようもないほどの笑顔で送り出すような気がしてならないのがあるびれくすといういきものである。もちろん、ここで心を鬼にして大分から買い取るという話になればいいのだけれども、いかんせん、選手の移籍については仏のあるびれつくすすぎて悲しくなる。

もちろん、昇格プレーオフ戦線に敗退した大分に帰る可能性もあるけれども、それについては買い取りオプションの発動が大分の資金面でのバックアップにつながるため、多分、気にしなくていい。で、それ以上に怖いほんとうにおそろひい他チームからの強奪の可能性については、幸いなことにレンタル選手の代表選出という来年度のストーブリーグの際の超々目玉商品としてマスコミが騒いでもおかしくはない中、まったく取りざたされていない、記事になってないということはつまり、新潟との買取契約が結ばれている可能性が高い。であるからして、後は大分がどうなるか、である。

ちなみに、選出された段階で、左腕の怪我の影響で出場が危ぶまれていた内田篤人選手の控えという話がよーく分かっていたため、その内田選手が14日に行われたホンジュラス戦に出場した段階で、今回の代表選出についても、試合出場はちょと厳しいかなということは多くのアルビファンは感じていた。けれど、その内田選手が欠場することが決まったオーストラリア戦、もしかしたら出場かと思ったアルビレックスファンの期待もむなしく、松原選手はベンチのまま試合終了。仕方がないとはいえ、やはり実力不足である。けれど、そこで得られた経験は確実に今後の試合運びに役立つものであり、なおかつ、

大分からの移籍金が跳ね上がる要因でもあるんだよなあああああああ。実にこまつたはなしである。

もらえるパイの大きさは[編集]

11月10日、珍しくアルビレックスにとって都合のいいサッカー協会による現状の制度改革が行われる。これは、それまでJリーグに所属するチームに一律で配布していたクラブ分配金を、優秀な戦績及び集客力で大きな数字を残したクラブに対して、配分の率を高めることで、より浦和レッズ横浜・F・マリノスを強力にしましょう、ビッグクラブを作りましょうという、ある意味、あからさますぎるシステムである。もっとも、それまでJ1で1チーム当たり2億2千万円(18チーム、合計39億6千万円)、J2で1億円(22チーム、22億円)の分配金を配布していた結果、チームの内情を改革せずに自動的に大金が手に入ることで、クソ完璧に経営のやり方を間違えたチームが続出。その結果、J2下位のチームには、現状維持に特化してたせいで人脈形成や若手育成、さらにはフロントの情報発信力に難のあるチームが雁首そろえていたことも確かであり、ケツに火がつかないと改革も始められないという状況が多く散見された。

その点、毎年毎年降格の危機であるアルビレックスは、今できる改善を積み重ねないと軽く死ねる状況の中で、11年間改善を積み重ねた結果の今である。0円移籍のおかげで若手育成に特化せざるをえず、代理人の暗躍で地獄の淵を垣間見て、秋春制導入に血の涙を流して反対を続けた中、ファンもフロントも鍛えに鍛えられないわけがない。そして、ようやくまともな運営を可能にした中で分配金が増えるというのはこれまでの経営努力に対する正当な対価である。

とりあえず、地元新聞との積極的な交流やミニコミ誌への優遇、ラジオの地方局との提携に地元の最先端スポーツ医療機関及び最新のスポーツトレーニングや新知識の導入に深く関わる地元大学のスポーツ学部との提携、スポンサーへの顔出しなどなどサッカーを地域に根付かせるための種まきは終わることがない。むしろ、なーもしねえで大金が手に入る環境だと、一スポンサーのご意向でチームの運営が左右され、その結果、フロントが発狂レベルで劣化。大きくチーム力を落とすことになりかねない。

具体的に言うと、2014年のセレッソ大阪。心から言う。2014年のセレッソ大阪の、夏の移籍。

それとは逆、できることをなーもかも、やれることを全てやるようにするからこそ、チームは向上していくわけで。無論、やるべきことをやることで、いつの間にかチーム力が急上昇したという話もある。口をすっぱくしてでも繰り返すけれど、2014年にJ1昇格を果たした松本山雅の躍進の影には、地元の熱狂的な応援とそれに伴うスポンサーの開拓、さらにはメディアとの良好な関係が存在している。さらに2011年の松田直樹選手の死の際に、チーム内部の医療システムのひどさが明らかになっており、そこを徹底的に強烈に意識改革した結果、地元医療機関との密接な連携を行うことになり、それがそっくりそのまま選手の怪我の少なさにつながっている。そして、レギュラーに怪我人が続出したジュビロ磐田を、怪我人の少なさという利点をもって夏に突き放し、そのままJ2を2位で昇格。という話を、心から伝えたいチームがいっぱいある。ありすぎる。そのため、しっかりとやるべきことをやらないと死ぬという話を鮮明にした今回の制度の変更は、大変に非情ではあるけれど、ある意味、正しい。

まぁ、問題はなすべきことをなしてなお、死ぬチームが出てくるという話だけれども。

いつもの[編集]

11月13日、スポーツ報知横浜FC山口素弘監督の契約を満了とのニュースの文字が躍ったとき、新潟がJ1に昇格する原動力となった山口氏の今後を憂慮するアルビファンはそこそこ存在し、まぁ、横浜をやめても氏のネームバリューと実績から、即座に次の就職先が見つかるに違いないという結論が得られた翌日の14日。

同じくスポーツ報知に新潟の柳下正明監督が今期で退任、後任に山口氏がリストアップとかいう話が出てくるんだからたまらない。そうくるかー。そうきますかー。

いや、山口氏の選手時代、前述の通りJ1昇格及びビッグスワンへの集客うんぬんでアルビレックスの躍進にとんでもない貢献したことは確かであり、アルビレックスの次期監督という話になるのは当然でかつ必然。ですけれど、現実問題として柳下監督が新潟でやっているサッカーと横浜FCのやっているサッカーが余りにも余りにも違いすぎて、とてもじゃないけれど報道に信頼性とかいうレベルではない。いや、柳下監督の去就という話と、山口氏の今後という話はもちろんつながるのだけれど、肝心の柳下監督について、報知では退任後に、どこどこのチームに就任という話がない以上、読み手を信用させようったって無理がある。無論、実は柳下監督には体調面に不安うんぬんとかいう話があれば別だけれども、んな話はまったく無いわけで。

そのため、今回の急報について新潟ファンは、山口氏はあくまでも柳下監督の次の監督という話であって、2015年シーズンは現状のままの可能性が高いという認識で一致。むしろ、森保一サンフレッチェ広島監督のように、次期監督としてヘッドコーチとかいうほうがよっぽど理解できる。まぁ、んなことをすれば確実に横から掻っ攫われえるだろうけれど。それぐらいが新潟では調度いい。

あわせて、もし柳下監督が退任するなら、という仮定をもとに氏の実績を鑑みて次の就任先を考えると、基本、ジュビロ磐田コンサドーレ札幌といった柳下監督と強烈なパイプを持つチーム以外では、強固な経営基盤を持つJ1上位チームでなければまずアルビレックスを退任してまで就任とかいう話は難しいわけで。幸い、それらの強豪の監督にほとんど交代の気配がない状況&肝心要のジュビロの新監督としてに名波浩氏が就任&コンサドーレはJ1昇格も経営も微妙に厳しい&アルビレックスの中位もほぼ確定という時点で、さすがに退任報道を信用するのは難しい。

結局は、今回の報道はいつもの飛ばし記事の可能性が高い。けれど、それはすなわち、毎年恒例のアルビレックスの冬の移籍の話題がなくなったせいで、ついには監督まで話題の俎上にあげるかー、そうしますかー、という話であり、だからこそ逆にアルビレックス名物の冬の移籍のゴタゴタが少ないこともまた物語っている。

即座に[編集]

11月19日、例年になく質の悪いスポーツ新聞の飛ばし記事に対し、即座にしっぺ返しを食らわせるのが経験を積んだ(積まされた)サッカーチームのフロントというものである。というわけで、どこぞのスポーツ報知をあざ笑うかのように、アルビレックスのフロントは柳下正明監督との契約の更新を発表、2015年シーズンも新潟は柳下監督の指揮の下でチーム運営が行われることになる。うぉいくぉらそこのサッカー担当、もうちょい報道の質何とかせい、という言葉をぐっと飲み込みつつ、改めて柳下体制というものを振り返ると、もちろん、2014年シーズンの謎の戦術の固定や夏の移籍のゴタゴタ、直後の攻撃陣の崩壊、さらにリーグ戦はもとよりナビスコ杯天皇杯などのカップ戦での低迷など、数字だけ見れば文句を言いたくなる話が十分そろっているものの、逆に柳下監督でなければ悪夢悪夢の夏の移籍でチームが崩壊することを防げなかった可能性が高く、また、監督の指導により若手アルビレックス選手から2年連続で国の代表に名を連ねる選手を輩出したこと、さらにジュビロ磐田ルートから獲得した選手が2014年のアルビレックスを支え続けたことなどを総合的に考えると、チーム方針の継続と転身については、もはや天秤にかける必要すらないぐらいの状況であり、2年半で培った柳下体制が相当に強固であることが分かる。むしろ、ここまで固まっている体制を一気にひっくり返したら、春先にジュビロ磐田ルートで獲得した選手たちや若手有望選手たちが一斉に引っこ抜かれる可能性すらある。

そのため、よほどのバカでなければ一定の成果を上げている監督の交代なんて話はない

けれど、世の中には正直よく分からない監督の交代というものが毎年行われ続けており、2013年のJ1で最後の最後まで優勝争いに加わった他、天皇杯を獲得する原動力となった横浜・F・マリノス樋口靖洋監督がリーグ戦を3試合残した状況で、今シーズン限りの退任ときたもんだ。そもそも、翌2014年においてアジアチャンピオンズリーグと選手の超高齢化の影響によりリーグ戦で低迷したわけで、戦績の低迷を理由に監督が退任するというのでは、さすがに理由としてはおかしいのだけれど、イロイロとフクザツなジジョウが働いた結果、なぜだか成績の低迷を理由に退任を決断とかいう話になる。いや、うん、その、気持ちは分かるけれど、どうしてフロントは引き止めなかったのか、もしくは引きとめられなかったか、という話になる。さらに、マリノスのフロントは来期の監督について、提携するマンチェスター・シティFCの協力により、2015年シーズンの監督は欧州ルートから選任する意向を表明。

この段階で、ようやく透けて見えるマリノスの現実が存在し、すいません、どう考えても、どう鑑みても、走れなくなりかけているベテラン勢を無碍に放出するかもしくはベンチへ追いやるか、ともかくも、貧乏くじを引く監督を外部から招聘するようにしか見えないんですが。その上、2015年シーズン、Jリーグでは日本に支社を持つ外資の参入を許可する運びになっていることから、まさにマリノスが大きく変化する第一歩となる可能性があるため、そのためにまず、チーム体制の一新および、大荒れに荒れるファンとの折衝という難しいミッションが待っていることが予測されるのですが。

無論、日本サッカー界のレジェンドであったとしても、いつかは選手の幕引きを行わざるをえない上、そういった役どころを監督が担うのも仕方ないのであるけれど、もっともファンおよび選手への説得力に富んだ樋口監督ではなく、いきなり外部の監督にその役割を押し付けるということは、チームとしては危っ険どころの騒ぎではない。けど、まぁ、経営に不安のあるマリノスが外資を呼び込むには、そういったチーム事情を変える必要があり、残り3試合+冬の移籍の際に早め早めに手を打てばファンを納得させることも可能であるけれど、果たしてマリノスが日本のチェルシーFCになるか、それとも若返りに失敗したインテルになるかは、なってみないと分からない。

とりあえず、毎度毎度、こういった複雑に絡み合った交代劇があるのがサッカーの世界というものである。そして、そういった大人の事情に触れれば触れるほど、少なくとも、アルビレックスのような契約更新が重くなるわけで、理由ある低迷であるならば、たとえシーズン開始前に立てた目標を達成できなくてもしょうがないしょうがない。むしろ若手育成に関する一定の成果とさらにはフロントとファンとの信頼関係を重点において、監督の契約を更新=チームの未来を計画するというのは十分すぎるほどの理由である。あわせて、アルビレックスでもマリノスと同じように30代の選手が増えていく中で、将来に向けていろいろといろいろと筋道を立てておかないといけない話である。まぁ、その第一弾が本間勲元キャプテンなわけだけれども。

祝、レノファ山口J3参入[編集]

11月19日、アルビレックスとけっこー関係の深いチームにけっこーな動きがでる。夏の移籍で小塚和季選手がレンタル移籍したレノファ山口がJFLで16勝8敗8分の4位に入ることが確定し、その結果、Jリーグ機構の定めるJ3入会条件を辛くもクリア、見事、念願のJの舞台へと立つこととなる。なお、JFLとJ3は同じカテゴリであり、決してJ3に昇格ということではない。あわせて、肝心の小塚選手はレノファ入団直後からレギュラーとして活躍。後半戦においてレノファが9勝2敗2分と躍進する原動力となったものの、あと1勝でJ3という状況の中で2戦連続でドロー、最終節で1-0というギリギリ勝利することでギリギリのJ3という、ある意味、どっかの2012年のアレとよく似たいーい経験を、レノファ山口の関係者の皆さん及び小塚選手が積み重ねたことは幸いである。

もっとも、JFL5位のソニー仙台FCとは得失点差で大きく離していたため、ほぼ4位は確定していたんだけれども。

あわせて、もう1人、アルビレックスとかかわりの深い人物が今回のJ3入会に関係しており、元新潟のユース監督で2012年に黒崎久志監督が辞任した後、柳下正明監督が就任するまで監督代行を務めていた上野展裕元アルビレックスユース監督が2014年よりレノファの監督を務めており、就任1年目での大仕事をやってのける。とりあえず、上野監督の持つ人脈と、最終盤における経験が生きたことは確かであるけれど、それが2015年のJ3でどう活かされるかについては未定のままである。もっとも、上野氏は隣県にあるJ1屈指の若手育成チーム、サンフレッチェ広島の元ユース監督として多くの人材、それも後の日本代表に選ばれるような選手の育成に従事したほか、さらには現役時代はもとよりアルビレックス時代でも森保一監督と一緒に働いた時点で、若手育成の手腕および人脈という点においては相当に強いなんてえもんじゃない。その上、こりゃまたJ1屈指の名監督である小林伸二徳島ヴォルティス監督の下でもコーチとして働いたことがあるなど、ツテという面で見ればこれほど強いツテをもつ監督というのも早々いない。もっとも、こういった話を生かせるかどうかは、あくまでもレノファ山口のフロントに掛かっているのだけれども。

とりあえず、上野監督とレノファ山口の今後に期待である。

分かりやすい凪の中で アウェイFC東京[編集]

11月22日、2014年シーズンで最大の注目、最高の環境で行われた天下分け目の一戦、浦和レッズVSガンバ大阪の試合で思う存分元アルビレックス東口順昭選手の好セーブを堪能し、2年連続で優勝が懸かったチームが0-2で敗れるさまを見届けた1時間後、特筆すべき何かと言われても微妙に困るアルビレックスとFC東京の試合が始まる。この試合はDF陣の要であるフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手がカードの累積で欠場、大野和成選手がCBを務めると同時に、日本代表に選ばれた松原健選手も直前に負傷、川口尚紀選手がスタメンに名を連ねるなど、DFラインに不安を残す試合となるものの、逆に言うとアルビレックスにとって来年度の試金石とみるには十分な内容である。なんせ、先発に田中達也選手、ベンチに鈴木武蔵選手とラファエル・シルバ選手が名を連ねる時点で、後半勝負と思わないほうがおかしいわけで。

試合は開始直後から異様な雰囲気に包まれる。なんと川口選手が左サイドバック、小泉慶選手が右サイドバックという、ある意味、奇襲のような形で始まり、直後に失点。うおおおおおい。とにかく、失点。奇襲というのはつまり、自分とこのチームに対するもんでしょうか。とりあえず、前半7分に左サイドからエドゥー選手がPA内に侵入、クロスを上げると河野広貴選手が押し込んで先制、1-0。はえええよ。後、やっぱり松原選手の存在が大きすぎるんよ。

しかし、来年度の試金石がこのままではいけないとばかり、その後は新潟がバッコンバッコンシュートの雨あられを東京ゴールにけりまくるものの、いつものアレいつもどおりの景色というわけで、好セーブにはばまれーの枠外にはずれーのと、実にまったく生みの苦しみというものを体感させてくれるくれる。しかし、とはゆうても、いつまでも外れ続けるなんて話も確率的にありえないわけで。前半32分、田中亜土夢選手のスルーパスに反応した指宿洋史選手が綺麗にDFの裏に抜け、冷静にゴールにたたきこんで1-1の同点。身長の高さ以上に指宿選手の前線におけるユーティリティプレイヤーっぷりがいかんなく発揮される。

試合はそのままアルビレックスが若干押し気味で前半が終了。っして迎えた後半、FC東京は日本代表の武藤嘉紀選手を中心にアルビレックスゴールに迫るものの、舞行龍選手の代わりに出場した大野選手が活躍、攻撃の芽を摘み取りまくると、後半12分、田中達也選手と交代でラファエル選手が入った後はほぼアルビレックスペース。本当に、運動量のあるFWというものは貴重な戦力である。けど、入っていきなりのイエローだけは勘弁な。そして、後半24分に絶好の位置でFKを獲得すると、キッカーのレオ・シルバ選手の放ったシュートは見事な弧を描いてFC東京ゴールにズドン。新潟が勝ち越すことに成功する。1-2。後は順調にいつも通りに東京の攻撃をいなすいつもの新潟の姿となり、さらに後半33分、一瞬の隙をついて、またしても田中亜土夢選手のキラーパスがゴール前に走りこんだ山本康裕選手の足元にどぴったりと入り、後は流し込むだけ触るだけのシュートがFC東京からACLの夢を無残に刈り取って1-3、ほぼ試合を決定づけることになる。

後は、同時刻に行われている地獄の残留争いを楽しむ楽しむ。なお、サンフレッチェ広島に快勝したヴァンフォーレ甲府は勝ち点39に到達、見事に残留を決めるものの、残る4チーム、清水エスパルスベガルタ仙台は惜しいところで勝ちきれずにドロー、それでも勝ち点35、あと1勝でほぼ残留という場所までこぎつける。しかし、勝たなければいけない大宮アルディージャは敗北で勝ち点32、そしてセレッソ大阪も引き分けて勝ち点は31ということになり、両チームとも残り2試合を勝利しつつ、上位2チームの連敗か引き分けを祈るしかないところにまでおいつめられてしまう。無論、そういう状況でうっちゃったアルビレックスのことを思えば両チームのファンとも決して頭を下げてはいけないのだけれど、いかんせん、普通社長が逃げ出すかあ。逃げ出すのかあ。というわけで、2014年のセレッソ大阪の記事制作は確定することになる。確定せざるをえなくなる。

あわせて、すべての残留争い対象チームが勝ち点に見合わぬ闘志と意欲をむき出しにしており、心から、アルビレックスが当該チームとの試合を残しておかなくて幸運であると感じる試合ばかりだったりする。まぁ、大変によくわかる話である。なお、意欲という点では凪でも、試合運びについては順風満帆なFC東京との一戦はそのままアルビレックスが無難にFC東京の反撃をいなして1-3で勝利。勝ち点を44まで伸ばすと同時に、連勝すれば賞金圏内が見える場所にまでたどり着く。次節は11月29日にアウェイで横浜・F・マリノスとの試合である。

そうくるかあああそうきますかああああぐあああああ[編集]

11月20日、FC東京との一戦の前に、またぞろアルビレックスに関わる情報が一部スポーツ新聞をにぎわすことになる。けれど、それは基本、刺身のツマのような話であったため、ちょいと大変だけれども、とりたててアンサイクロペディアに書くほどのネタではないなーと華麗にスルーした4日後の11月24日。アルビレックスにとってちょいときつい話がくそろくでもない話へと進化、呆然としながらネタにするのが世の中というものである。

それは、最初はJ2残留が決定することになったアビスパ福岡が新監督として柏レイソルのヘッドコーチである井原正巳氏を招聘するとかなんとかいう話に、なぜだか、強化部長として、アルビレックス新潟の国内スカウト担当である鈴木健仁氏の就任が決定的とかいうニュースであったのだけれど、この段階でならごく普通のステップアップであり、へー、すごいなー、これでアルビの人脈も広がるなあ程度の話だったのだけれど、そこにヘッドコーチとして三浦文丈アルビレックスコーチへ就任を打診とかいう話になると、ちょっと待て。いいから待て。という話になる。いきなりJリーグ屈指のフロントとして評判の新潟から2人も人材を引き抜かれるという話は、正直、シャレにならないのと同時に、両名の持つツテが無くなることは正直、シャレにならないどころの騒ぎではないのである。そもそも、アルビレックスで培った経験が、こういう形で一本釣りされるというのはサンフレッチェ広島森保一監督以前にも何度もあった話であるのだけれど、今回の話は新潟の生命線である新人獲得に深く関わるため、血の気が引くなんてレベルではない。

ちなみに、今回の引き抜きについては、鈴木、三浦両氏とも1990年代の横浜・F・マリノスで井原新監督とともに切磋琢磨した間柄であり、むしろ、井原氏の知己から有望なスカウトとコーチを引っこ抜けるからこその監督就任という可能性のほうが高い。そして、鈴木、三浦両氏とも、自らの経験をもとに強化部長やヘッドコーチという新しい職務に挑むという話は、今後のサッカー人生において有益すぎるほど有益な一歩であるため、本来であれば大変に素晴らしい話なのだけれども、問題は、送り出す側のアルビレックスが新しくコーチとスカウトと人脈を育てなければいけないという話と、関東圏へのツテの大部分がものの見事に断ち切られてしまった点につきる。そして、三浦氏の有していたマリノスのジュニアユースおよびユース経験者を獲得するツテを失うということはつまり、小泉慶選手のような元マリノスジュニアユース出身かつ関東圏の有望高卒選手獲得のための大きなツテを福岡に奪われたに等しく、同時に、鈴木氏が国内で培ったサッカーに関する人脈を新たに構築しなければいけないということはつまり、アルビレックスの生命線である新人発掘が、2015年度については大きな支障が出る可能性が高いということになる。

ちなみに、元マリノスのジュニアユース(中学生)および元柏レイソルジュニアユース出身者とのツテがなぜ大事になるかというと、両チームともジュニアユース出身選手の関東のサッカー強豪高への浸透っぷりがハンパないことになっているためである。基本、マリノスとレイソルのジュニアユースからユース、およびユースからトップチームへの昇格についてはおっそろしく厳しく、必然的に関東圏のサッカーの才能にあふれた子供達がふるい落とされて、各地のサッカー強豪校に進学。そこで一気に隠された才能が開花してブレイクしたところを、美味しく獲得するのがJリーグのトップチームにおける冬の風物詩となっていて、アルビレックスにはそういった人材を引き抜くコネもツテもルートもなかった中、2013年に元マリノスジュニアユースコーチである三浦氏がアルビレックスのコーチに就任したことで大きく状況が変化。その年の秋に、本間勲元キャプテンの高校時代の恩師が指導する流通経済大学付属柏高校に、元マリノスのジュニアユース所属で、荒削りだけれど大変に才能のある選手がいるという話があり、国内担当スカウトの鈴木氏が尽力した結果、見事、元マリノスコーチの三浦氏のところへ自称本田圭祐選手を送り込むことに成功。その結果、どこのチームも獲得を打診していなかった小泉選手はアルビの戦術を瞬く間に吸収、本職であるボランチ以外でもサイドハーフやサイドバックをこなすなど、中盤におけるユーティリティプレイヤーとしてとんでもない成長を見せると同時に、他チームのスカウトが歯噛みをするレベルでアルビレックスの新しいコネとツテが大きな実を結ぶ結ぶ。で、これから先、関東の有力選手を獲得することが可能になるなあ、育成型チームとしては大きな一歩だなあとその大成功を喜んでいたら巡り巡ってこうなりますかそうですか。

やべでぐで。けれどもしかし、涙を流しながら三浦、鈴木両氏のステップアップを心から喜ぶものである。と同時に、再度、関東圏への新人発掘ルートを構築しなければいけない。たまらない。

木暮郁哉選手との契約を満了[編集]

11月28日、2015年シーズンを迎えるに当たりどうしても避けられない話がやってくる。

この日、アルビレックスの広報は2014年シーズンで木暮郁哉選手との契約を満了すると発表。2008年から若手育成に切り替えたアルビレックスの運営方針の中でもっとも最初にレギュラーの座を奪った若手選手が、悲しいかな、J1の壁に阻まれてチームから去ることになる。年代別のU代表の常連として将来を期待され続けた木暮選手もすでに25歳、サッカー選手として若いといえない立場になる中、残念なことに最後までMFとしての本間勲選手の壁を突き崩せなかった。また、本人も自覚する、食べても食べても太れないというフィジカル的な問題で、徐々に同期入団選手たちと差を縮められ、そして追いつかれ、最後には突き放されてしまうことになる。川又堅碁選手に大野和成選手、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手といった同期たちと比べても遜色のない実力を持ちながら、最終的に2013年に水戸ホーリーホックへレンタル移籍、そこでも怪我で出場機会を失うと、2014年にはJFLのアスクラロ沼津へとレンタルされることになる。

悲しいけれど、それがJリーグというものである。

幸い、2014年にレンタルで移籍したアスクラロではレギュラーの座を獲得、同じくアルビレックスからレンタルで移籍している西村竜馬選手とともに試合経験を積んでおり、次の移籍先については引く手あまた、とは言いがたいものの、獲得の申し出が途切れるような状況ではないことも確かである。そのため、木暮選手のこれからの活躍を期待しつつ、少々の寂しさと小腸、ついでに胃、ひっくるめて内臓の強さを持つことがいかにスポーツ選手として大事であるかを、後世に伝えなければいけない。

昨年と同じ風景 アウェイ横浜・F・マリノス[編集]

11月28日、2013年とまったく同じ、最終節前のアウェイ横浜・F・マリノス戦。この試合は、直前に行われた浦和レッズサガン鳥栖の試合が引き分け、ガンバ大阪ヴィッセル神戸戦でガンバが快勝したことから、得失点差でガンバが首位に浮上するとともに、社長が発狂したセレッソ大阪鹿島アントラーズに惨敗しJ2に降格、いろいろと楽しいというかすさまじい状況の中で、静かに始まる試合である。もちろん、両チームにとって賞金圏内を目指すために大事な一戦である。

なお、最終節直前に首位にたった上、ナビスコ杯制覇、サッカー天皇杯も決勝進出という実績を踏まえた結果、ガンバ大阪ファンの間ではGKの東口順昭選手が新潟に引き続いてガンバでも神様の座に昇格。まったく間違いではなく、むしろ遅すぎる話なのだけれど、本当に神様なのは、1年間、怪我がちだった東口選手を無事に試合に出し続け、なおかつ、そのほかの選手の怪我も相当押さえ込んだフィジコの吉道公一朗氏とチームのトレーナーの皆様方である。それぐらい怪我人の少ないチームというものは躍進するという話である。まぁ、前半戦16位という話は宇佐美貴史選手の怪我せいなんだけれどもさ。

というわけで、マリノス戦。この試合は、前節FC東京を一蹴した右SB小泉慶選手、左SB川口尚紀選手、CBに大野和成選手を置く布陣を踏襲。それが見事にはまり、2013年と同じくアウェイでのマリノス戦を押し気味に進めるものの、そこに落とし穴が待ってるからこそのあるびれつくす。前半22分、小泉慶選手が負傷。急遽、松原健選手と交代するアクシデントが発生すると、ヒザの怪我の影響からか、松原選手の動きが悪く、しだいにマリノスペースへと持ち込まれてしまう。しかし、守護神、守田達弥選手の好セーブなどで前半は0-0で終了。ならば、いつもの交代だ。

というわけで、いつものゲームプラン、いつものアルビペースと思われた試合はしかし、いつものアルビレックスの不運でひっくり返る。後半14分、アルビレックス右サイドからDF奈良輪雄太選手がクロスを上げると、それに反応したレオ・シルバがボールを弾いたらばしかし、ものの見事なFW伊藤翔選手へのアシストとなってしまい、これがほんとのごっつぁんゴール。1-0。ぶはっ。いや、うん、レオ・シルバ選手はこの試合でも八面六臂の活躍を見せており、彼の存在が新潟の失点を20以上も防いでいるため、1度のミスぐらいでなんら評価は変わらないのだけれど、ぶふぁっ

よく考えたら、2013年の同じくアウェイマリノス戦での先制点、なぜだかノーマークだった川又堅碁選手のところに弾かれたボールが飛んでいった光景を思い出したんですが、まぁ、偶然です。

その直後、新潟のいつもの交代が始まるんだけれど、その直後、横浜もごく普通に引いた陣形に移行。だからあ、そういう話はきついんですって。これがもし、前半だったら、もしも松原選手の怪我が軽かったら、後、鈴木武蔵選手にこの事態を打開できる特別な力があったら、と思いたくなるのだけれども、現実は非情である。ただでさえ硬いことで知られるマリノスのDF陣にゴール前を固められてしまえば、アルビレックスのなんちゃってポゼッションではたとえ残り時間が30分、さらに50分あったとしてもこじ開ける可能性は少なかった。

結局、試合はそのまま、1-0でマリノスが勝利。マリノスは昨年度のリベンジを達成すると同時に、改めてアルビレックスの不運をかみ締める試合となる。なして、あのとき、あそこにボールが飛んでいくんだろうか。まぁ、決めた伊藤選手がミスをしなかったという話である。

次節はついに2014年のシーズン最終戦、12月6日にホームで柏レイソルとの一戦である。と同時に、優勝争いも残留争いも熾烈どころの騒ぎではない。心から、優勝争いに加わりたかったと同時に、心の底から、残留争いから抜け出られたことを喜ぶものである。ちなみに、セレッソの降格が決定すると同時に、ベガルタ仙台がついに降格圏から脱出。残る15位の清水エスパルスは勝ち点35、得失点差-18、対する16位の大宮アルディージャは勝ち点32で、得失点差が-18という時点で、シャレにならないなんてもんじゃねえ。無論、エスパルスのほうが有利なのだけれど、それでもシャレにならない。

12月[編集]

開幕前の夢と希望にあふれた状況と、12月の現実の差が激しすぎて悲しくなるのが世の中というものである。しかし、とはいうても前に進まなければならないことも確かである。前に進むための準備をし続けなければいけないことも確かである。そんな話をしたくなるのも、アルビレックスがネタにあふれたチームであるためで、なおかつ、不運にまみれたチームであるためである。で、どうしてこういう使い古されたネタを再確認するかというと、

2014年どころか、アルビレックスの歴史の中でも屈指の不幸に襲われるためである。

けど、それでもなお、2014年の最大の不幸ではないってのが恐ろしい。

雪雪ふるふる ホーム柏レイソル戦 中止[編集]

12月6日、本年度最後となるJリーグ公式戦第34節。優勝争いも残留争いも大詰めとなる中、とりたてて語ることも特にない、なくなってしまった12位のアルビレックスの試合。もちろん、アジアチャンピオンズリーグ進出を狙う5位柏レイソルにとっては重要どころの騒ぎではない。さらに、Jリーグ三冠(リーグ優勝、ナビスコ杯、天皇杯)を勝ち取ったネルシーニョ監督の最後の試合となる大事な一戦であり、またアルビレックスにとっても昔懐かしき、てゆうか、アルビ戦のときに大活躍しまくるんで正直あんまり思い出したくない鈴木大輔選手との再戦、という話が、当日の朝になくなる。消滅。ロスト。

分かりやすく言うと、降雪のため、試合中止。繰り返す、

試合、


中止。


分かりやすく言うと、新潟県上空に強い寒波が流れ込んだせいで市内を中心におよそ40年ぶりとなる12月中の大雪に見舞われ、明け方までに30cmの積雪が観測されると同時に、当然のことながらビッグスワンのピッチも真っ白。観客席ももっこもこ。屋根からの降雪で怪我人も予想され、当然、駐車場も雪で埋まって道路も渋滞だらけ。除雪が追いつくはずもなく、実にまったく大混乱。そらあ、中止しますわな。しかも、7日にかけても降雪が見込まれるため、代替開催の予定すら立たないときた。

さぁ、困った。本来であれば、この日全てのJ1の日程が終了しないといけないのだけれど、そいつが不可能になりました。しかも、12月9日には2014年のJリーグを振り返るJリーグアウォーズの開催があるため、それまでに何としてでも全ての日程を終了させる必要があるのだけれども、すいません、どう考えても無理です。いや、新潟県民ならば十分対応できるんですが、全身完全防備の上スタッドレスタイヤを付けてスタックの際に脱出できるようスコップを常備して積もる雪を落とすための設備も車に積んで、といった話を柏ファンにお願いするなんてことは到底無理なわけで。その結果、Jリーグは22年目にして初めてとなる、最終節での試合中止が決定すると同時に、Jリーグアウォーズの開催すら危ぶまれる事態となる。

その結果、取り立てて語ることもないはずだったアルビレックスの最終戦が、違う意味で、日本サッカーファンの注目の的となる。まぁ、筋金入りのアルビレックスファンは、こういった事態にさして驚きはしないとともに、Jリーグ機構がこういう緊急事態でどう対応するかをじっくりと注視するものである。なぜなら、こういう緊急事態ほど、化けの皮が剥がれやすくなるもので、それが組織のどの部分で現れるかを確認するだけで、後々の対応が可能になるためである。

あわせて、開催に関するもろもろの抵抗の結果、当日の発表が8:00にずれこんだことに対して、柏レイソルファンの皆さんに深くお詫び申し上げるとともに、こういう事態を協会のほうでは絶対に想定してなかったんだろうなあ、という話についてもいろいろと。そらあ、八百長疑惑のある人物を代表監督に迎え入れても仕方ない、W杯の惨敗の責任を協会が取らないことも仕方ない、ただでさえ日程が詰まっているのに、2015年から前後期に分けてさらに日程を削る暴挙を選択するのも仕方ない仕方ない。

とりあえず、ファンもチームも関係者も県民もまとめて不運なれしてるとこういう非常事態に本当に楽なことは確かである。

代替開催決定[編集]

12月6日、J1の優勝チームがついに決まり、見事ガンバ大阪がシャーレを掲げることになり、あわせて清水エスパルス大宮アルディージャの残留争いもクビの皮一枚差で清水が勝ち残り、大宮残留伝説もまた終了。残るイベントは7日のJ2昇格プレーオフと天皇杯決勝、というサッカースケジュールのエアポケットの中にすっぽりと入り込んだアルビレックスと柏レイソルの2チーム。ここでもし、緊急事態やら非常事態に強い日本サッカー協会の行動力とやらを見せ付ければ、それなりに国民からの支持も広がろうという話なのに、見事にやってくれる。とてつもなく、見事にやってくれる。とりあえず、二度と秋春制の話はするな、レベルの失態なんだけれども、まぁ、アルビレックスとしてはどうしようもない。

というわけで、12月6日に行われる予定だったアルビレックス対レイソルの一戦は、12月8日月曜日夜7時茨城県鹿嶋市にあるカシマスタジアムで開催されることが決定しました。これは、翌日に行われる予定のJリーグアウォーズに全ての試合結果を間に合わせるためのもので、なんと朝日新聞のサッカー担当のお墨付きで、リーグ機構がJ1の試合が開催できるスタジアムに対して8日の試合をねじ込めるかについて片っ端から声をかけた結果、なんとかスケジュールをあけることができたのがカシマスタジアムただ1つという状況だった結果、世にも珍しい最終節の代替試合の開催が、アルビレックスにとって最悪な環境で決まることになる。

なお、カシマスタジアムの日程では8日に新日鐵住金鹿島製鐵所長杯が行われることになっており、改めて急遽行われることとなったJ1の試合に向けて準備してくださるカシマスタジアムの職員の皆さんと、日程をずらすことを了承してくれた新日鐵の皆様に深く感謝すると同時に、こういう事態をまったく想定していなくて順延のための施設をとっておかなかったサッカー協会のバカヤロウ及びJリーグ機構のクソッタレという心からのメッセージを送るものである。あわせて、ファンよりもイベントのスケジュールを大事にする協会の姿勢を見せてくれてありがとう。心からバカにできます本当に。そして、天皇杯の代替施設を今から準備しておかないと、同じような悲劇が繰り返されることも絶対に想定してないだろうな、と。

あわせて、自分たちは悪くないのにこういう悲劇に見舞われるからこその新潟!もしくはアルビレックス!!という思いもちらほらと。実にまったくろくでもない。

とりあえず、今回の試合については様々な形でアルビレックスにとってダメージを与えることになっており、まず浦和レッズのサポーターがやらかしたように人種差別発言で無観客試合、とかいうバカ話とはまったく関係ない中、ホームゲームをほぼ無観客試合で行わなければいけないというのが1つ。とりあえず、最終節3万人を越えるサポーターが平日の夜7時、しかも茨城県の鹿島市という日程と距離の暴虐によって観戦を諦めねばならなくなる、という話が2つ。つまり、およそ3万人分の入場料がパー。とりあえず、保険をかけていなかったとしたら、数千万円を越えるシャレにならない損害である。

なお、代替地を用意していなかったサッカー協会であるからして、保険をかけていない可能性もあるのだけれども、もし今回の代替開催による損失を全てアルビレックスが補填しなければいけないなんて話だとすると、Jリーグ機構を訴えたら勝てるレベルの失態である。まぁ、そんなことはないだろうけれどもさ。きっと

と同時に、どう考えても距離的に見てレイソルファンのほうが多いという話と、彼らは試合後に家に帰ることがギリギリ可能という話があるため、完全に不可能という新潟ファンは泣きたくなるどころの騒ぎではない。さらに、スタジアム使用料金としてスタジアム管理者である鹿島アントラーズに臨時収入がどばっと入るという話と、アルビ関連の各種グッズの通常販売がほとんど無理という話、そして雪が降らないとはいえ、12月の夜7時、カシマスタジアムの気温はだいたい3度少々とかいう現実が待っている。で、そこから新潟に帰る手段は、徹夜覚悟で車を運転し続けるほかない。まぁ、あれだ。笑うしかねえや。ちなみに、当初の予想では、雪のない関東近郊のJ2のスタジアムや交通の便がいい埼玉のスタジアム、さらには、あくまでもホームゲームとして雪解けを待って水曜か来週の土曜に開催とかいう予想が立てられたものの、まさか、月曜開催でしかも夜7時、その上J1屈指の交通の便の悪さで知られるカシマスタジアムたあ想像できるわけがない。

なお、分かりやすくいうと、通常だと新潟から電車で5時間、帰りの汽車に乗るには午後7時までに試合が終わる必要があり、さらに車だと8時間強かかる距離とのこと。もちろん、雪が降ればさらに所要時間は増える。あわせて、そのほかにも様々な悲劇が存在し、当日のチケットは全席自由席でオール1000円、シーズンパスは当然無効、さらには新潟からのバスツアーなんてものは存在しないという話があり、どう考えてもアルビレックスの収入になりそうな話はなし、さらにさらに2014年の最終セレモニーについても、カシマスタジアムでやるほかないってところがまったく。正直なところ、クソ・タマ・ラン。いや、実にまったくとってつもなく信じがたいほどむしろ美を感じるレベルでアルビレックスらしいんだけどもさ。

とりあえず、にこやかにはれやかに笑顔で2015年からは最終節の代替開催地ぐらい準備しとけやクソ協会、という話になる。

ラストワン 中立地(カシマスタジアム)柏レイソル[編集]

12月8日、最悪の事態に対する想像力が欠けた協会のおかげで、何がかなしゅうてホーム最終戦を茨城県で戦わなければいけないのだろうか、という思いをぐっとこらえての柏レイソル戦inカシマスタジアムの平日午後7時。どう考えても協会が新潟を殺しに来てるとしか思えないこの仕打ちについて、一応、今回の順延によって蒙る損失については、リーグが補填するということであり、いきなりアルビレックスが数千万円の被害を受けるとかいう悲劇は回避されたものの、だとしても、距離的に見ればほぼアウェイの状態で大事な大事なホーム最終戦だった試合を戦わなければいけないってところが実にまったくアルビレックス。しかも、強敵柏レイソルと。ただでさえ、魔境ビッグスワンを舞台に2万人の歓声の後押しを受けてようやく互角よりちょい下ぐらいだというのに。あわせて、ネルシーニョ監督の最終試合で。ACLの出場のためには2-0以上の勝利が必要という試合で。アルビレックスとの相性が最悪の鈴木大輔選手がいる中で。

とりあえず、泣きたくなるようなこの緊急事態でもしっかりとスタジアムを整備し、売店等を準備してくださったカシマスタジアムの職員の皆さんに心よりの感謝を申し上げます。

実際、アルビレックスの応援団の人数はレイソルのそれと比べてほぼ2分の1以下、どう考えても、ACLに出場した日本チームが中央アジアのウズベキスタンのチームと対戦する際の応援団レベルしか現地へと赴くことができなかった。けれども、それでもよくもまあ、あのクソ対応でここまでの人数が現地に来れたのがすごい、という話であるけれども悲しいことに変わりはない。

むしろ、両チームともよくもまあ、2104人もの入場者を集めたものだという気がしなくもない。ちなみにJ1の歴史上でワースト3位となる入場者数であり、浦和の無観客試合を除けば2位という話である。さらに、この試合の結果、アルビレックスの2014年のJ1平均入場者数は4位にまで転落。リーグ戦の戦績およびホーム収容者数で分配金を代ようとかいう制度にしようってときにこれである。踏んだり蹴ったりどころの騒ぎではない。

で、試合はそのまま何かしら寒さを感じる試合となる。前半、両チームとも試合の入りを慎重に進めた結果、立ち上がりはほぼ互角。両チームとも惜しいシュートチャンス自体をつぶしまくり、中盤でのプレッシャーの掛け合いだけで十分にファンからお金がもらえる試合を形成。一進一退の攻防のまま0-0で前半は終了。

問題の後半である。普段の新潟であれば、大応援団の後押しで、他を引き離す出足とスタミナ、さらには気迫で圧倒するものの、いかんせん、その後押しが。むしろ、協会への不満で出足が鈍るレベルである。そのため、柏よりも先に新潟のほうがスタミナ切れから出足が遅れ始めるのだから悲しいなんてもんじゃない。後半21分、センターラインを少し超えた当たりで、鈴木大輔選手から放り込まれたロングボールが大野和成選手とのマッチアップに勝利したレアンドロ選手に拾われてーのシュートを突き刺されーのでゴール。0-1。

一度でいいから見てみたい。ああいう動きをするアルビ。分かりやすく言うと、名指しで鈴木武蔵選手。

しかし、ホーム最終戦を敗北で終わるわけにはいかないと攻勢を強める新潟は後半35分、田中亜土夢選手がPAに侵入、GKの桐畑和繁選手と1対1のチャンスを作り出すと、思いっきりPA内で倒されて、おっしゃPKと思ったらば立ち上がってそのままシュート、それがバーを叩くと、そのままプレーは継続。そのまま倒れれば一発レッドの上にPKでしょうがあああああ!という思いはしかし、まぁ、アルビだし。の一言で収束。そして、後半47分。2014年のアルビレックスを象徴するかのごとく、最後の試合の最後の最後、柏レイソルのCKのこぼれ球を鈴木大輔選手にたたっこまれて終了。0-2、よりによつてすずきせんしゆですかこれわ。

・・・


・・・


ぎゃあ。


なお、鈴木選手にやられまくりの2014年ということについては、伊達に新潟のDFの動きを熟知してるわけではない、という話である。けど、クソ大事な一戦において最後の一歩が出なかったという話がことのほか重く、原因がクソ協会のクソ対応だと思うと、なおのこと重い。お願いだから、ファンがサッカーが嫌いになるようなことはするな、サッカーのトップを信頼できなくなるようなことはするな、日本バスケットボール協会みたいなことは絶対にするな、という思いを強くするどころの騒ぎではない。結局、試合はそのまま0-2で敗北。柏レイソルは2015年シーズンを4位で終了することになり、天皇杯でガンバ大阪が優勝すればACLへの出場権を得ることになる。対する新潟は順位が12位のまま、連敗で2014年シーズンを終えることになる。

2014年の最終結果と2015年の展望[編集]

J1第34節の結果、2014年のアルビレックスの全ての試合が終了。2014年シーズン、アルビレックスは12勝14敗8分、得失点差-6(得点30、失点36)という結果に終わり、開幕当初の目標であるACL出場の出来る順位にはかけ離れた12位という結果になる。もっとも、あの夏の引き抜きを経てよくもまあ立て直しに間に合ったという話であると同時に、とにもかくにも、選手とチームがより密接に契約について話し合えるよう、アルビレックス専門の仲介人の用意を急がないことには話にならない。

なお、確実に2015年については、代理人に代る仲介人の質が各チームの鍵を握ると思われる。

幸い、2014年のアルビレックスはJ1昇格後からコツコツと返し続けた借金の返済がほとんど終わり、無事にJ1のライセンスも獲得。2015年からは爪に火をともすような選手起用ではない、より攻撃的な移籍を行える環境が整えられた、かーもーしーれーなーいーので、今まで以上に選手間の競争を促すような移籍が求められる、と同時に、川又堅碁選手の移籍で全てが砕け散った得点力の建て直しのために、FW陣の改革を断行しなければいけない。なんだったら川又選手のようにJ2での覚醒を期待してのレンタル移籍も可能性に含む形での大ナタが求められる。

あわせて、大分トリニータからレンタル移籍をしている松原健選手の去就問題も含めて、サイドバック育成王国新潟に新たなサイドバックの人材の発掘、導入が求められる。というのも、2015年はオリンピックのアジア予選のため、鈴木武蔵選手他、U-23の代表に選ばれそうな人材として川口尚紀選手に小泉慶選手と、まさにアルビレックスの成長エンジン2人が欠ける試合の激増が予測されるため、てことは、2011年の悲劇再びという話である。そのため、事前に対応しておかないとまずいどころの騒ぎではない。

ま、そんな予測は全て、最終戦が終わった翌日に絶叫が響き渡るかどうかで決まるんだけれどもさ。

Jリーグアウォーズ[編集]

12月9日、幸いなことにスポーツ新聞などにはアルビレックスの選手の移籍情報は掲載されず、サガン鳥栖ベガルタ仙台から響き渡る絶叫を聞く冬の一日が始まる。そして、来年度からは木曜日にと切に願わざるを得ないJリーグアウォーズ横浜市で開催され、2014年度のJリーグに関する様々な表彰とベストイレブン、MVPの選出が行われる。なお、事前に選ばれていた2014年の優秀選手賞にはアルビレックス新潟からはただ1人レオ・シルバ選手が選出されており、大方の予想どおりにそのままベストイレブンにも選出。しかも、選手や監督といった関係者からの投票数については、MVPを獲得した遠藤保仁選手の144票を越える155票を獲得するという、まさにぶっちぎりの選出である。その結果、よっぽどのことがないかぎり、それこそガンバ大阪が各種カップ戦、リーグの賞金を突っ込まない限りはまず獲得が厳しいレベルにまでレオ・シルバ選手の移籍金がアップ、2015年も多分大丈夫という状況が作られる。と思いたい。

なお、そのほかのアルビレックス関係者の動向として、東口順昭選手と西大伍選手が優秀選手賞を獲得、西選手については、2014年シーズンのベストゴールまで記録しており、ある意味、アルビレックスの若手サイドバックの1つの目標である。あわせて、アルビレックス新潟はJ1フェアプレー賞も獲得。守備的なチームでもカードを少なくすることで、500万円というバカにならない賞金を獲得できるという話である。なお、今回のJリーグアウォーズでは、それまで毎年獲得していたビッグスワンのJリーグベストピッチ賞については、さすがに3日前の30cmの大雪があった以上、いくら良コンディションを維持していたとしても獲得は厳しく、改めて不意の大雪がこんなところにも影響を与えてしまう。

というわけで、この日をもってアルビレックスの2014年シーズンがほぼ終了。そして、第2ラウンドの始まりである。

平穏とそれゆえの不安と[編集]

方々から阿鼻叫喚の聞こえるストーブリーグの中、平穏な冬のひと時を迎えているあるびれーっくす。それでも、12月13日にスカウトの鈴木隆仁氏がアビスパ福岡の強化部長に就任することとなり、再度、選手獲得のツテの構築を図らなければならなくなるものの、代わりとして寺川能人アルビレックススクールコーチがスカウトに就任したということはつまり、元所属選手としてこりゃまたしっかりと横浜・F・マリノス関係者との人脈、すなわち関東圏へのコネを維持するところがまったくもっての二枚腰。もっとも、それ以外のツテについては今後、時間をかけて再構築せねばならないためやはりダメージは大きいといわざるをえない。

なお、そんな冬のしじまの中、同じく12月13日に行われた天皇杯決勝でも見事にガンバ大阪モンテディオ山形を破って優勝。見事、東口順昭選手が3冠を獲得すると同時に、その結果、鈴木大輔選手の所属する柏レイソルがACLへの出場権を獲得。

改めて、アルビレックスの若手育成能力が素晴らしいって話と同時に、なぜだか冬が寒くて心が痛い。

けれども、そんなしゃーない現実の中、実はU-21日本代表の東南アジア遠征に鈴木武蔵選手と松原健選手が選出されており、見事タイバングラデシュを相手に快勝。2016年のリオデジャネイロオリンピックに向けて着々と経験を積んでいるのだけれども、それはすなわち2015年のリーグ戦においてレギュラーをがっつり代表に持ってかれてやばいという話につながりかねず、それを回避するためにさっさと補強しなければいけないということになる。のだけれども、こればかりは大分トリニータとの交渉次第であるため両チームのフロントに任せるほかないわけで。

その動きは選手の移籍に関しても強く現れており、12月18日の新潟日報における記事では、なんと18日の時点で他のクラブからオファーが来ていないという実に素晴らしい話が存在。これだけでレオ・シルバ選手の残留すなわち2015年シーズンのJ1残留という簡単な図式が完成する、のだけれども一足飛びに海外とかいう話も十分にあるため、まだまだ油断はできない。そして、松原選手の動向以前に、五輪予選で選手が足りなくなることが懸念されている両サイドバックへの無体な移籍が回避されただけでも十分な成果である。

そのため、現行の戦力の上積みをどうするかという話になるのだけれども、残念ながらユースからの昇格および新潟県内の有望な高校生選手の登用についてはさっぱりという状況であり、元新潟ユース所属の平松宗選手の獲得だけが唯一の新加入選手の情報である。無論、夏に補強した現有戦力が徐々に回りだしたため、半年後だけを見るならばさほど怖くはないものの、それから先、2016年シーズンの姿を考えると、微妙に怖いという話である。

まぁ、アルビレックスへの加入情報については毎年こんなもんであり、しかも2014年は夏に緊急的かつ場当たり的な獲得が続いたため、2015年を見据えて、もしくは2016年を見据えての選手の獲得については微妙に難しいという話でもある。そして、レンタルで移籍した&移籍してきた選手の動向もあるため、やはり松原健選手を大分と新潟のフロントがどう考えるかが今後の争点になる。

ちなみに、2016年に移籍する可能性のあるレギュラー陣を数えるだけで、泣けて叫べて喚けて死ねる状況であり、冗談抜きに小泉慶選手の移籍をどうやって阻止するかを考えないといけない。逆に言うと、そういう可能性のある選手、ということがうれしいのだけれど。

悲しいことに、この不安の原因がそこにある[編集]

12月22日、かねてより懸念されていた三浦文丈コーチの退任及びアビスパ福岡のコーチ就任が確定すると同時に、木暮郁哉選手のアルビレックス新潟・シンガポールへの移籍が広報より発表され、ようやくアルビレックスのトップチームに動きが出る。けれども、いかんせん、三浦コーチの退任と木暮選手の離脱は事前に決定していた話であるため、そのほかの動きやら移籍の話が無さすぎて、別の意味で怖くなる。具体的に言うと、最終節の損失がシャレにならなかった影響ではないかという懸念が出てくる。出てきてしまう。まぁ、考えすぎかもしれないけれど。

もう1回。常に最悪を想定していなかったアホのJリーグ機構が天気予報でリーグ最終節に大規模な寒気の南下が予報されていたにも関わらず、試合中止の危険を予測しなかった結果、順延の際の日程と代替開催の会場の確保を失念。そのため、ものの見事に大雪のために試合が中止となって急遽カシマスタジアムでの最終戦を無理やりに開催したものの、J1屈指の人気チームであるアルビレックスにとって超ドル箱であったホーム最終戦の収益が全部ふっとんでしまい、そのため、貧乏なアルビレックスにとって、億の金が動く機会がガッツリ失われたなんて話は、そのままアルビレックスの経営へ大打撃を意味することになる。そのため、2015年の移籍資金にまで影響が及んでしまった可能性がある。そのため、異常なほど動きの無い冬の移籍シーズンになってしまったのかもしれない。

などという実に適当な話を書くだけで、なぜだか心が痛くなる。

まぁ、リーグから代替開催による損失が補填されるという話になっているため、経営危機とかいうことにはならないはず。実際のところは、その金額とその振り込み時期がいつになるかについてもアホのJリーグ機構は失念していて、基金の取り崩しやら保険会社からの支払いにもどうしたって時間がかかるということである。そのため、リーグが金を用意してその金をアルビレックスに振り込むまで、手元に巨額の損失しかないアルビレックスが動けない動かないのはどうしようもない仕方ない。

などという適当なダボラが若干の真実味を帯びてしまうのが激しく悲しい。もっとも、最大の原因はスカウトの鈴木氏の引き抜きだろうけれどもさ。

あわせて、三浦コーチと木暮選手のこれからの活躍を祈るものである。とてつもなく厳しい道であるのが分かるからこそ。でも、まぁ、それでもなお両チームともアルビレックスよりは幸運だと思いますがね。

+2-1[編集]

12月24日、滞っていたアルビレックスの移籍情報にようやく一筋の明かりが見えてくる。というわけで、いつものというと語弊があるものの、いつもすぎる柳下正明監督のツテ、ルートが今回も発揮されることになりジュビロ磐田に所属するFW山崎亮平選手のアルビレックスへの移籍が、各種新聞の紙面をにぎわすことになる。なお、山崎選手は新潟県南魚沼市(旧大和町)出身でアルビレックスに所属していない新潟県出身の有名選手として、一部のアルビファンでは有名な選手であった。けど、実際は幼少のころに千葉県に引越しているため、あくまでも出身が新潟県であるという話なわけだけれども。

もっとも、今まで他のチームの動きを横目で見ながらまったく動いている気配のないアルビレックスのフロントがようやく表に出した情報であり、しかも新潟県に関係する選手であったことから、ファンが喜ぶ喜ぶ。さらにその直後から、まるで堰を切ったかのように続々と移籍の話が出てくる出てくる。翌25日には鹿島アントラーズ所属の左SB前野貴徳選手と交渉を進めているという話が表沙汰になった時点で、2014年のアルビレックスの弱点であった前線でのスキルとサイドバックの層の薄さを埋める的確な移籍であったため、アルビレックスの補強は今年も的確に行われているという、ごくごく当たり前な話が、なぜだか心に沁みる。

けれども、選手の移籍による補強という話は、そのままポジション争いに敗れた選手がチームを去ることも意味する。

というわけで、同じく25日に岡本英也選手の大分トリニータへの完全移籍が発表され、FWの席に一つ空きが用意されてしまうのはどこのスポーツクラブにとっても仕方ない避けることのできない現実である。2013年、川又堅碁選手とともにJ1で革命を起こしたアルビレックスのハイプレス&ショートカウンター特化型戦術が、まさかまさか2014年になっていきなり川又選手の怪我で立ち行かなくなるとは夢にも思わなかった。と同時に、だからこそ、選手を選ばない遅攻、即ちポゼッション戦術を柳下監督が選択するのも仕方なく、そもそも、シーズン開始前の時点で確実と見られていた超カウンター特化型である川又選手の移籍のことを考えれば、その選択は決して誤りではない。けれども、川又選手を支える形でカウンター大好きだったFW陣が割りを食ってしまい、見事に得点源が壊滅。何も考えずに前へ、相手DF陣が戻りきる前に枠内へシュートとかいう話から、DFとの駆け引きや選手間の連携、さらには攻撃後の守備意識といった要素を詰め込んでいくには2013年の成功はあまりにまぶしかった。

結局、2014年に岡本選手がリーグ戦32試合で1ゴールしか上げられなかったというのは、開幕初戦における川又選手の負傷という大不運と、中心選手がいなくなった後のチーム方針との食い違いを埋めることができなかったという2つの要因がある。けれども、こういった失敗を糧にして、選手もチームも成長していくわけで。2015年シーズンにおける岡本選手の活躍を祈るとともに、世の中、一瞬の不運でチーム方針が入れ替わるということをありうることを覚悟しなければならない。

あわせて、続々と契約更新情報も出てきており、FWの生き残り競争を勝ち抜いた指宿洋史選手や鈴木武蔵選手が来年度もオレンジのユニフォームに袖を通すことになる。また、そのほかに25日までに加藤大選手と酒井高聖選手の契約が更新されており、続々と2015年のアルビレックスの姿が固まりつつある。

仏のあるびれつくす[編集]

12月27日、大分トリニータに期限付き移籍をしていたCB増田繁人選手がJ3の町田ゼルビアへこりゃまたレンタルで移籍することが発表される。2011年の加入以降、これで3チーム目となるレンタル移籍であるけれども、いかんせん、大井健太郎キャプテンに、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手、さらには新潟県出身の大野和成選手と、トップ3が強すぎるため、本間勲元キャプテンと同じく割りを食うのも仕方ない。けれども、その3選手を超えさえすれば、J1でも十二分にやっていけるため、後は若干の幸運よりも本人の努力にかかっている。

そして、そんなレンタル移籍に関して、改めて仏のアルビレックスを見せるのが実にまったく新潟らしく、12月31日に湘南ベルマーレへレンタル移籍をしていた藤田征也選手の完全移籍が発表される。うん、まぁ、事前の予想通りなんだけれども、J1の各クラブがJ2上がりのチームから中心選手の引き抜きに加え、レンタル選手の延長、もしくは完全移籍を突っぱねることでシーズン開幕前に降格チームを確定させるのがいつもの光景となっていた中、実にまったくあるびれっくす。快く、藤田選手を送り出すことで1人の選手の更なる成長と2015年のJ1を面白くさせるという2つのミッションに成功すると同時に、また今年もファンをやきもきさせるさせる。まぁ、アルビレックスらしい話だからしょうがない。

で、同じく12月31日、懸案だった三浦文丈コーチの代わりとして茶野隆行氏がトップチームコーチに就任する。元日本代表のサイドバックとしてジェフ千葉ジュビロ磐田で活躍した氏は、過去に利き足が右であったにも関わらず、3バックの左として活躍したことがあるため、今後、3バックの導入や、左サイドバックで右足が利き足の選手を指導する際に、相当に有利になる、可能性がある。あわせて、思いっきり柳下正明監督の人脈である。問題は、J1でのコーチ歴というものが無く、学習院中等科でコーチをしていた人物がいざアルビレックスでどういった指導を行うかがまったく予測できないところにある。それでも、ジェフに所属していた時代にイビチャ・オシムというJリーグでも屈指の理論派監督の下で薫陶を受けたことが、氏のサッカー人生に大きな影響を与えたように、個人の技術や思考とは別の、チームとしての思考と戦術といった視点での育成を、任せられる、かもしれないことは大きい。ま、分かりやすく言うと、サイドバックの指導方法以外、どういった指導になるかさっぱりわからないけれど、オシム監督の思想がアルビレックスにどう活かされるか、もしくは活かされないかが、いろいろとファンは楽しめるということである。

あわせて、12月31日までに小泉慶選手、成岡翔選手、大井キャプテンに大野和成選手、黒河貴矢選手、田中達也選手、舞行龍選手が契約を更新している。実にまったく、例年とは違いすぎて怖くなるアルビレックスの12月である。

総括[編集]

本文には書けない話が世の中には存在する。

というわけで、アルビレックス新潟2014年のアルビレックス新潟に分割する際に、あえて隠すかのごとくに2014年シーズンの総括を差し挟む。というのも、2014年のアルビレックスを振り返る際に、どうしても川又堅碁選手を手放したかという話になる以上、そこを詳しく説明するともんのすごく他のチームにとっても有益な情報になりかねず、そんな話を正々堂々本文に掲載するというのは、少しばかり危険なためである。

というわけで、2014年シーズンを振り返ると、全てはアルビレックスの攻撃に掛かる時間について行き着くこととなる。それは、川又選手という存在が、とてつもないほど時間をかけずに相手ゴール前に飛び込むこととクロスにあわせることに特化した選手であり、その結果、戦術川又を駆使することで2013年のアルビレックス新潟は相手のDF陣に戻る時間もラインを整える時間もマッチアップをする暇すら与えない攻撃のスタイルを作り上げた結果、ズタズタという四文字がよく似合うゴールを獲得しまくることに成功。もちろん、その裏側には戦術レオ・シルバというハイプレス&ショートカウンターに特化したアルビレックスの守備的戦術があり、その2つが見事に合致したという側面がある。しかし、2014年は相手もよくしたものでちゃんと、その時間をかけない相手DF陣の混乱を招く川又選手をつぶす方法を編み出すんだから、実にJ1のスカウト陣はおっかない。具体的には、ラインを上げすぎず、川又選手が飛び出す裏のスペースをつぶしつつ、ガッツリマンマーク。無論、そういった戦術の変更を見越して、キム・ジンス選手による左サイドの突破という、こりゃまたDF陣への混乱を招く動きと後ろから突っ込んでくる川又選手&鋭いクロスへの対応という、並のDFではほぼ無理な動きを相手DF陣にけしかける戦術があったものの、これもまたキム・ジンス選手のドイツ移籍の結果、6月の時点でガラガラと崩れ去る。

そらあ、アルビレックスにとってもチームにとっても柳下正明監督にとっても、それまでの戦術川又のプレイスタイルがほぼ不可能になったことが分かった以上、何より、そういった変化に即座に対応しきれないことが分かった以上は今までのやり方とは違う対応をお願いせざるをえないわけで。

けれども、川又選手にとっては、それは厳しいということも確かなわけで。だったらば、試合に出せないのも仕方なく、移籍するのも仕方ない。けれども、本心から代理人のバカやろうという話もまた事実である。

その後、アルビレックスは相手の下がったDFラインを崩すための攻撃を模索し続け、最終的には指宿洋史選手の高さとタッチの柔らかさ、足元の上手さで下がった相手DFの間を一瞬で切り裂く方法を選択。しかしそれは、川又選手のような一点豪華主義の特化型というわけではなく、どこのチームでもやっている方法だったわけで、結果、得点自体激減するのも仕方ない仕方ない。そして、問題の鈴木武蔵選手についても、基本は川又選手と同じく強フィジカルを武器に相手DFとのマッチアップ(1対1)ではなく、一瞬のスピードで裏を取ることで相手DFを混乱させるまではいいのだけれど、一瞬の判断ミスおよび一瞬のテクニックミスの結果、相手DFに捕まることまでがほぼデフォルトという時点で困ったもので。

まぁ、基本、アルビレックスの選手が相手DFの股下を抜いてのシュートを選択するようならこんな苦労はしない。

しかし、11月になって以降、こういった戦術の変更も徐々に活きることになり、後はいかにして2013年の幻想もしくは川又選手のきらめきをファンもチームも選手も忘れるかが今後の課題となる。もちろん、相手チームごとに戦術を変えて、あるときはハイプレス&ショートカウンター、またあるときはガチガチにDFラインを固めたヴァンフォーレ甲府のようなチームを相手に個人技で崩すといったやり方ができればいいのだけれども、残念ながら、2014年はそういうわけにはいかなかった。けれども、2015年については、何とかなる、かもしれない。

結局は、各選手がどう成長するかにかかっている。どう連携していくかにかかっている。あわせて、2015年については何としてでも川又選手の幻想から抜け出さないといけない。過去の成功とは、それぐらい恐ろしい怪物になる。

関連項目[編集]